きっと、君が一番好き

ざっく

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クリスマス3

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「と、いうわけで!」
「なにがだ」
「ミニスカサンタです!」
じゃああぁん!
食事が終わった後、まだ帰るのは早いと、良平の部屋へ来た。
そこで、浴室でさっきミニスカサンタに着替えて出てきたのだ。
「どこから出てきた」
ソファーに座って、また飲んでいる良平が、呆れ顔で見上げてきた。
む。反応が良くない。
「良平さん、この服嫌い?」
ありきたりのミニスカサンタだ。某雑貨ショップで売っていたので買ってしまった。
ストッキングなどは全て脱いで、下着の上に、このワンピース型のサンタ服だけを着た。

「いや、決してそんなことは無いがな?どこから出てきた?」
苦笑しながら、持っていたグラスをテーブルに置いて、膝を叩く良平に、やっぱり好きでしょ~?と満面の笑みを浮かべながら近寄ると、手を引かれた。
そのまま良平の膝の上に向かい合うように乗っかった。
ミニスカートが少しずり上がっているが、体がほてっているので問題ない。
「そこのクローゼットに入れてた」
広いリビングにある収納を指させば、「気がつかなかった・・・」と、呆然とつぶやいていた。
「私のお泊り道具も入ってるよ?急なお泊りも大丈夫!」
今日は泊まりたい!と暗に言えば、「明日も仕事だぞ」と、諦めたように返答があった。
「だって、クリスマスだもん。サンタコスでえっちしたい」
唇を尖らせると、良平がニヤリと笑った。
「へえ?じゃあ、サンタさん、プレゼントはこれかな?」
いきなりショーツの中に指が入ってきて、蕾をつままれた。
「ひゃあぁ!んっ、ちょっといきなり、はっ・・・!」
突然の刺激にぴりっと痛みが走るが、それに快感が上回った。
「ん?もう準備できているだろ?」
良平の言葉を裏付けるように、すぐに濡れた音が響いた。
蕾から襞の間を通って、蜜を溢れさせる根源へと辿り着いた指が、中へもぐりこんだ。
ほとんど抵抗もなくぐちゅっと、良平の指を飲み込む、自分のその場所が歓喜でうごめくのを感じる。
「ああぁっ。あん・・・、んっ・・・りょ、へぇさぁん」
良平の肩を掴んで、急な快感に耐えながら体を良平に寄せていくと、すぐにキスをされた。
部屋に、唇同士が合わさるぴちゃぴちゃという音と、良平が私の秘所をいじる水音だけが響き渡る。
「ん、んん・・・良平さん、ね、お願い」
指の感触がもどかしくなってきて、ねだると、良平が眉をあげて私を見た。
「もう?早いだろう?」
「だって、気持ちいい。・・・んっ、もっと・・・欲しいんだもの」
膝立ちになって、良平の頭を胸に抱え込んで頭に頬ずりをした。
整髪料を付けることのない良平の髪はさらさらで、とても触り心地がいい。
膝立ちになった途端、ショーツがするっと膝までおろされる感触がする。
濡れた秘所に空気があたってひんやりとする。
「しょうがないな・・・サンタさん?下着を取って?」
胸の中で、良平のくぐもった声がした。
首元から良平の手が入ってきて、ぱちんとブラのホックが外された。
良平に言われるがままに、ブラの肩ひもだけを腕から外して、胸元からブラを引き上げた。
ソファを降りて下着を取ろうとすると、ソファを降りるのはダメらしいので、その場で立ち上がってショーツを片足から抜いた・・・・・・。
「ああっ!」
ショーツに意識がいっていた私の隙をついて、良平の舌が秘所を辿る。
座った良平の目の前で立ち上がれば、そりゃあ、舐めやすい場所にくるだろう。
ショーツから足を抜くために片足を持ち上げたところで、その足を良平に捕まれ肩に担がれてしまった。
「ふあっ・・・あっ、あっ・・・!待って、だめえ」
片足を良平の肩にあげて、お尻を両手で持ち上げられたので、力が入らなくてもその恥ずかしい体制は変わらない。
「見せつけるように、目の前に濡れたここさらして、こうして欲しかったんじゃないのか?」
下着取ってって、良平が言ったのだ。
ソファーから降りるのも、良平が阻止した。
だから、見せつけるつもりなんてなかったけど・・・・・・。
「うぅ・・・あぁん、んっ」
して欲しくなかったわけがない。
執拗に襞の間を前後に辿る舌が、時々思い出したように花芽をちゅっと音を立てて吸う唇が、頭の中を真っ白に染め上げていく。
私がそうなったのを分かったかのように、良平が蕾に軽く歯を立てた。
「ふぁっ・・・!ああああぁぁぁっ」
あまりの快感に、良平の肩を固く握りしめて、首をのけぞらせた。
腰をしっかりと支えてくれていたから後ろに倒れてしまうことは無かったけれど、本気で足に力が入らなくて、がくがくと震えてしまった。
「ああ、この体勢で無理させすぎたか」
足の震えに気がついた良平が、私の体を抱えあげて床に下ろしてくれた。
ラグのない床は、ひんやりと冷たくて、ほてった体に気持ちが良かった。
くたっと横になった私の腰を、良平が持ち上げる。
「んっ・・・・・・」
スカートがまくれ上がって丸出しのお尻が、高く持ち上げられて明るい室内ですべてをさらす。
「ん~、そろそろ新しい画像欲しかったんだよな」
上半身を床に押し付けて、お尻だけを高く上げている姿を良平に見られている。
そのことに興奮を覚えている自分の変態度が心配だ。
「サンタさん、こっち向いて?」
足元にいる良平に顔を向けると、スマホを構えたまま、嬉しそうに笑う良平がいた。
そうして、シャッター音がする。
そのシャッター音のたびに感じて、あそこがひくついている。
ああ、こんな写真撮られて悦ぶなんて、何て変態なの。
そう思うのに、良平が私を見て興奮していることが分かるから、恥ずかしいけど恥ずかしくない。
嬉しい。
素直に気持ちいい。
「りょーへ・・・さん、さわってぇ」
「うん?」
だけど、やっぱり直接の刺激も欲しくて、おねだりしてみると、なんと、意地悪い笑顔が返ってきた。

「サンタさんはさ、みんなにプレゼント届けなきゃだよね?」
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