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恋の駆け引き11
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「やあぁ!アレクシオ様っ、恥ずかしいっ」
左右の足を捕まえられているので、両手で秘所を隠した。
アレクシオの裸体ならば明るいところで見たいが、リオの体を見られるのはよくない。
「ん。可愛い」
恥ずかしくて隠しているのに、アレクシオはリオの両足を支えたまま、秘所を隠した手にキスをするだけだ。
時々、いたずらのように内股にキスされて、そのまま、舌で辿ってリオの手の上にやってくる。
リオの手を退けるわけでもなく、舐めたり噛んだりを繰り返す。
リオが、そこを隠しているからだが、直接触ってもらえなくて、もじもじと腰が揺れ始めてしまう。
ぎゅっと、押し付けるように手の甲にキスをされて、手が自分の秘所に触れた。
それだけで、びくんと体が反応するのに、アレクシオはそれ以上はしてくれない。
リオの手にキスはするけれど、アレクシオ自身がその手を積極的に退けようとしてくれないのだ。
手を退けてとも言ってくれない。
・・・・・・手を、退けたい。直接触って欲しい。
だけど、何も言われていないのに、隠しているはずの秘所を自分からさらけ出すだなんて。
机が濡れる心配をするなんて、今更だと思えるくらいに、とろとろと染み出ていっているのが分かる。
足なんて、もう押さえられていなくても、閉じないことは力の入り方で分かるはずなのに、アレクシオは気にした様子もなく、リオの手の甲だけにキスを繰り返す。
「あれくしおさま・・・」
懇願に似た響きをもって、リオの声がアレクシオを呼ぶ。
アレクシオは、顔をその位置に伏せたまま、視線だけを上に向けてリオを見た。
べろんと、秘所を隠した手の指の股を舐められた。
もう、我慢できない。
リオが羞恥に耐えて、そっと両手を外した。
なのに、同時に、アレクシオが立ちあがり、一歩離れた。
信じられない思いで、アレクシオを見上げるが、リオはもう隠そうとはしなかった。
足を広げて両手を後ろについたまま、執務机に座るリオを、アレクシオはゆっくり、全身を舐めまわすように眺めた。
その視線にさえ感じて、リオは体を震わせた。
「おねがい」
目に涙をためてアレクシオに懇願の視線を送るリオを満足げに見てから、
「言わないと分からないよ。どうして欲しい?」
意地悪なことを囁く。
こんな格好で「お願い」しているのだから、分からないわけがない。
意地悪される原因が分からないわけではないが、許してくれたのではなかったのか。
思わず恨めしく睨み付けてしまった。
そんなリオさえ、嬉しそうに眺めた後に、だけど、今日は譲る気はないらしい。
「どうして欲しい?」
耳に直接吹き込まれた言葉に、リオは我慢できずに吐息交じりに答えた。
「さわっ・・・て、ください。いっぱい、触って欲しいの」
恥ずかしくて、目を閉じたままつぶやいた言葉は、しっかりとアレクシオに届いたらしく、すぐに望んだ感覚を得ることができた。
「ふぅ、ん、ぁっ」
けれど、くちゅくちゅと水音をさせて秘所をいじる手が、それ以上には動くことがない。
段々物足りなくなって見上げれば、意地悪な表情があった。
「あれくしおさまあ」
「次は?」
「~~~~だってえ」
恥ずかしくて言えない。だけど、もっとして欲しい。
「言って?リオ、なんでもしてやる」
いつもみたいにして。
そんな抽象的な言葉じゃ、きっと、頭でも撫でられて終わりだと思う。
意地悪く笑う顔がそう言っている。
「いじわるっ」
すでに物足りなくなってしまった緩い快感がずっと与えられ続けて、もどかしくて仕方がない。
すぐそこに、大好きな手も唇もあるのに。
して欲しいこと・・・リオはレディコミのエッチなシーンを思い浮かべて、そのセリフを使った。
「ゆびぃ、いれて。ぐちゃぐちゃにかきまわして。それからっ、アレクシオ様の舌で、すすって、舐めて」
びっくりするようなセリフが出てきた。
左右の足を捕まえられているので、両手で秘所を隠した。
アレクシオの裸体ならば明るいところで見たいが、リオの体を見られるのはよくない。
「ん。可愛い」
恥ずかしくて隠しているのに、アレクシオはリオの両足を支えたまま、秘所を隠した手にキスをするだけだ。
時々、いたずらのように内股にキスされて、そのまま、舌で辿ってリオの手の上にやってくる。
リオの手を退けるわけでもなく、舐めたり噛んだりを繰り返す。
リオが、そこを隠しているからだが、直接触ってもらえなくて、もじもじと腰が揺れ始めてしまう。
ぎゅっと、押し付けるように手の甲にキスをされて、手が自分の秘所に触れた。
それだけで、びくんと体が反応するのに、アレクシオはそれ以上はしてくれない。
リオの手にキスはするけれど、アレクシオ自身がその手を積極的に退けようとしてくれないのだ。
手を退けてとも言ってくれない。
・・・・・・手を、退けたい。直接触って欲しい。
だけど、何も言われていないのに、隠しているはずの秘所を自分からさらけ出すだなんて。
机が濡れる心配をするなんて、今更だと思えるくらいに、とろとろと染み出ていっているのが分かる。
足なんて、もう押さえられていなくても、閉じないことは力の入り方で分かるはずなのに、アレクシオは気にした様子もなく、リオの手の甲だけにキスを繰り返す。
「あれくしおさま・・・」
懇願に似た響きをもって、リオの声がアレクシオを呼ぶ。
アレクシオは、顔をその位置に伏せたまま、視線だけを上に向けてリオを見た。
べろんと、秘所を隠した手の指の股を舐められた。
もう、我慢できない。
リオが羞恥に耐えて、そっと両手を外した。
なのに、同時に、アレクシオが立ちあがり、一歩離れた。
信じられない思いで、アレクシオを見上げるが、リオはもう隠そうとはしなかった。
足を広げて両手を後ろについたまま、執務机に座るリオを、アレクシオはゆっくり、全身を舐めまわすように眺めた。
その視線にさえ感じて、リオは体を震わせた。
「おねがい」
目に涙をためてアレクシオに懇願の視線を送るリオを満足げに見てから、
「言わないと分からないよ。どうして欲しい?」
意地悪なことを囁く。
こんな格好で「お願い」しているのだから、分からないわけがない。
意地悪される原因が分からないわけではないが、許してくれたのではなかったのか。
思わず恨めしく睨み付けてしまった。
そんなリオさえ、嬉しそうに眺めた後に、だけど、今日は譲る気はないらしい。
「どうして欲しい?」
耳に直接吹き込まれた言葉に、リオは我慢できずに吐息交じりに答えた。
「さわっ・・・て、ください。いっぱい、触って欲しいの」
恥ずかしくて、目を閉じたままつぶやいた言葉は、しっかりとアレクシオに届いたらしく、すぐに望んだ感覚を得ることができた。
「ふぅ、ん、ぁっ」
けれど、くちゅくちゅと水音をさせて秘所をいじる手が、それ以上には動くことがない。
段々物足りなくなって見上げれば、意地悪な表情があった。
「あれくしおさまあ」
「次は?」
「~~~~だってえ」
恥ずかしくて言えない。だけど、もっとして欲しい。
「言って?リオ、なんでもしてやる」
いつもみたいにして。
そんな抽象的な言葉じゃ、きっと、頭でも撫でられて終わりだと思う。
意地悪く笑う顔がそう言っている。
「いじわるっ」
すでに物足りなくなってしまった緩い快感がずっと与えられ続けて、もどかしくて仕方がない。
すぐそこに、大好きな手も唇もあるのに。
して欲しいこと・・・リオはレディコミのエッチなシーンを思い浮かべて、そのセリフを使った。
「ゆびぃ、いれて。ぐちゃぐちゃにかきまわして。それからっ、アレクシオ様の舌で、すすって、舐めて」
びっくりするようなセリフが出てきた。
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