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第一章 黒い悪魔の逃亡
第十五話 古から悪い子へのお仕置きは決まっている
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カトリーヌ親子はシェリアと話しをするためザックス達はガレックを止めるためそれぞれの思いを胸に走っている。
走ってる最中、突然銃声が聞こえ全員が足を止め銃声が聞こえた方角を見る。
この中で一番城内のことを知るジョルジュが呟く。
「あの方角は使用人の部屋があるだけで特に重要な部屋はないはずだが・・・」
「私が様子見に行くよ」
「こらっ、トトリ」
ザックスが呼び止めるがトトリは「行くからね」っと笑顔を返すだけで止まらずに銃声の聞こえた方角へ駆けていった。
「私も付いて行きます」
そう言ってレオナがトトリの後を追った。
「止めなくていいのか? ジョルジュ」
「トトリが付いてるから安心だよ。だが、万が一に備えて待機しよう」
そう言ってザックス達はトトリ達が戻って来るのを待った。
通路手前を曲がった先の通路で銃撃戦が行われていた。
トトリは鏡を出しレオナと一緒に通路先の様子を見る。
通路奥の曲がり角に隠れ近衛兵が二部屋先を撃っている。近衛兵の銃が止むと部屋の中から銃が放たれる。
強固な壁が両者の銃撃を防ぎ膠着していた。
「あの近衛兵達、誰と戦ってるのかしら?」
「うぅん、マリアちゃん達かな」
「どうして?」
「腕の紋章見たでしょ。あの二人がいなくなったのはガッ君に召喚されたからだよ。それにこの銃声。この銃声は私とガッ君が共同開発したグリフォンと同じ音だからね。グリフォンは作ったばかりで、まだ二丁しか存在しないの。ガッ君が自分の武器として持ってる物と、C・H社に持っていく物」
「トトリは持たないの?」
「銃はあまり好きじゃないからね。さて、両方私達に気付いてないみたいだから回り込んで倒そう」
レオナは頷き、マリア達が銃を撃ち始めるとトトリ達は行動を開始した。
通路を進み二つ目の角を曲がり奥へ進む、T字の手前で足を止め鏡を使い左側にいる近衛兵を確認する。近衛兵は一人だけだった。
「レオナ、射撃の腕は?」
「トトリと一緒で銃はあまり好きじゃない」
「そう、じゃあ私が後方から魔法で援護するから突っ込んで」
そう言うとトトリはカードを抜き楯を出した。
「楯?」
「普通の楯だけど無いよりマシでしょ。一応防御力は高いよ」
レオナは小さく溜息を吐く。
「仕方ないか」
レオナは楯を受け取ると細剣を抜き、トトリは魔力を込める。
近衛兵が銃を撃ち終えるとレオナは突撃した。
近衛兵が慌てて振り返ると、トトリが身の丈と同じ大きさの古い杖を構え魔法を放つ。
「敵を撃て、ファイアボール!」
複数の火の玉が近衛兵を襲う、近衛兵は魔法式自動拳銃をホルダーに収めレオナに対抗するために剣を抜き火の玉を恐れず突っ込んだ。レオナは重い楯を近衛兵に向かって突き捨て近衛兵は楯を避けた。避けた所にレオンは細剣で攻撃するが近衛兵はそれを読んでいてあっさり防がれ、レオナと近衛兵は剣を交える。
レオナの剣は鋭かったが相手はシンフォニア最精鋭の兵、王の敵ならば誰であろうが容赦しない本気の殺気、戦場に一度も立った事がないレオナとは一撃一撃の重みが明らかに違っていた。
近衛兵と違いレオナは、わずか数回の打ち合いで息を切らしていた。
トトリは援護しようとタイミングを探してたが、すぐに諦めカードを抜き放つ。
「レオナ! 退いて! 飛び立て、スパロー!」
レオナは言われた通り退くが近衛兵が追い掛ける。しかし近衛兵は突然現れた小鳥達によってすぐに足止めされた。
「何だこいつらは!?」
怒った近衛兵は小鳥を斬った。
斬られた小鳥はすぐに爆発し周りの小鳥達も誘爆された。
四方からの爆撃を受け近衛兵は倒れた。
「こんなのあるなら最初から使いなさいよ」
「数が限られてるからあまり使いたくないんだよ。作るのめんどくさいし」
爆音が聞こえ警戒しながらアリスが顔を出し様子を窺いトトリ達に気付くと安堵して声を掛ける。
「トトリさん。レオナさん!?」
アリスが警戒を解いた事とトトリ達の存在を知りマリアも警戒を解きアリスと共に部屋から出る。
「マリアちゃん、アリスちゃん」
「二人共無事ね」
トトリの言葉にマリアが返事をした。
「はい。心配おかけしました」
「どうして召喚されたの」
マリアは自分達がいた部屋を見て言った。
「あちらの部屋に監禁された女性達がいます」
「「監禁!?」」
姉妹の話しを聞いてトトリ達は驚く。
「ガッ君はどうしたの?」
「分かりません。ただ、ご主人様に、自分の代わりに彼女達を安全な場所まで連れて行くよう言われています」
「そう、取り合えずお父さん達と合流して彼女達をどうするか決めましょう」
トトリから話しを聞いたザックスとジョルジュは驚き、ザックスは少し考え込んだ。
ここから先、部下はいない方がいいか。
「よしお前等、彼女達をフェニックス城まで護衛し待機しとけ。ジャックも安全のためフェニックス城へ行っとけ」
「分かりました」
こうしてジャックと傭兵達はフェニックス城へ向かった。
女性達の護衛を傭兵達が引き継いだので姉妹はやる事が無くなりマリアが尋ねた。
「あの、私達はどうしたら?」
「ガッ君の従者なんだから彼の悪行を阻止しないと。一緒に来て!」
「「はいっ!」」
姉妹の返事を聞きザックスが言う。
「行くぞ!」
ザックス達は走り出し謁見の間に辿り着いた。
ドアを開け謁見の間を見ると、まるで廃城のように床や壁が抉られ、剣の破片や使わねぇが散らばっている。
その中央でガレックとフェリスが距離を置いて睨み合っている。
二人共ボロボロで所々血を流し魔力を空にしている。
ガレックは魔剣が全て尽き代わりに大剣レオンハルトを持ち、フェリスの剣も一振りだけだった。
「ここまでとは思わなかった」
「お互い様だ。なんだあのデタラメな攻撃は」
「よく言うよ。僕と同じ事したくせに。それじゃあ行くよ!」
フェリスが最後の力を振り絞って走り出す。ガレックもフェリスに向かって走り出す。
お互いの剣がぶつかり合い、フェリスの剣が折れた。
「僕の負け、か。降参」
そう言ってフェリスは武器を落とし両手を挙げた。
「潔く死ぬか?」
「うぅん。ガレックと戦って満足したし、もうどっちでもいいや」
「そうか。だが俺は美女は殺さん。これで許してやる」
そう言うとガレックはフェリスの唇に軽く口付けをした。
フェリスは眼を大きく開いて驚き固まった。
うわぁあ、うわ、うわぁぁあ!
そして生まれて初めて顔を赤くした。
それからガレックは大剣レオンハルトを仕舞い、自分が突き立てた大剣に向かって歩き出しザックス達に言う。
「お前等、ここまでよく来たな」
妙な動きをしたら捕らえる、ホーキンス親子はそう睨んだ。
「ガレック、大人しく帰るぞ」
「そうだよ、ガッ君。どうあがいたって勝ち目ないんだから諦めなよ」
「そうだな。でもその前に守護の短剣を抜かないと」
そう言ってシェリア達の足下を指差した。
同じ物を持ってるトトリは頷く。
ガレックは大剣を抜きヨロヨロとシェリアの下に向かって歩き出す。
そしてシェリアの目の前に来て、ニヤリと笑った。
大剣の剣身が一気になくなりガレックの全ての怪我と体力、そして魔力が回復する。
そしてガレックは、驚くミシェルを結界から追い出し自身が結界の中に入った。
「やった。やったぞぉ! 遂に、遂に念願の、女王の処女を奪えるっ!」
全員驚愕の表情を浮かべた。
シェリアが顔を真っ赤にして怒る。
「あ、貴方! 自分が何を言ってるか理解してますの!?」
「お前こそ、自分が何をしたか解ってるのか? いっぱい悪い事してるだろ。そうだ。この際纏めてお仕置きしてやる」
そう言ってガレックはシェリアを肩で担いだ。
「ちょっと何すんのよ!」
ガレックは玉座に座って言う。
「古から悪い子へのお仕置きは決まってる。お尻ペンペンだ!」
そう言ってガレックは見せつけるようにお尻を叩いた。
パシィィン!
「痛いッ!」
「当たり前だ。痛くしてるんだから、さあ、罪を告白しなさい。まずはレオナ誘拐の罪だ」
「そんなの知らないわよ!」
パシィィン!
「痛いッ!」
「嘘を吐くともっと痛くするぞ」
「えぇっ!?」
「度が過ぎれば牢屋の女達のように鞭打ちだ」
シェリアの顔が青ざめる。
「どうして、それを・・・」
「さあ、どうする? 鞭打ちか、告白か?」
「・・・・・・告白します」
「そうか」
パシィィン!
「い、痛いッ! 何で叩くの!?」
「俺が楽しむためだ。お前が全ての罪を告白し終えるまで叩き続けてやる」
「えぇっ!?」
それからシェリアはお尻を叩かれ、泣きながら罪を告白した。
大小様々な罪を告白しシェリアはすっかり従順になっていた。
パシィィン!
「あっあぁん! もう、もう、全て告白しました!」
「そうか。じゃあメインディッシュだ」
ああ、遂にこの時が来た。
緊迫する中フェリスが手を開いたり、閉じたりして自身に残る力を確かめていた。
一振りくらいなら大丈夫か。
「エドガー。短剣ちょうだい」
「ああ」
フェリスが魔力を込めると剣が白銀に輝く。
「我に斬れぬモノはない。一閃!」
フェリスが結界を斬る。
「「今だっ!」」
トトリがカードを投げつけザックスがそのカードを斬った。
カードが爆発し、結界が破壊される。
「クソッ!」
ガレックは命取りだと知りながらもマントを使い、爆風に巻き込まれ傷付かないようシェリアを庇った。その隙だらけの所をザックスに殴り飛ばされる。
殴り飛ばされたガレックをミシェルと親衛隊が囲む。
全員銃を抜き、狙われたガレックは身動きが出来ない。
「捕らえろ!」
ミシェルの命令でガレックは捕らえられた。
走ってる最中、突然銃声が聞こえ全員が足を止め銃声が聞こえた方角を見る。
この中で一番城内のことを知るジョルジュが呟く。
「あの方角は使用人の部屋があるだけで特に重要な部屋はないはずだが・・・」
「私が様子見に行くよ」
「こらっ、トトリ」
ザックスが呼び止めるがトトリは「行くからね」っと笑顔を返すだけで止まらずに銃声の聞こえた方角へ駆けていった。
「私も付いて行きます」
そう言ってレオナがトトリの後を追った。
「止めなくていいのか? ジョルジュ」
「トトリが付いてるから安心だよ。だが、万が一に備えて待機しよう」
そう言ってザックス達はトトリ達が戻って来るのを待った。
通路手前を曲がった先の通路で銃撃戦が行われていた。
トトリは鏡を出しレオナと一緒に通路先の様子を見る。
通路奥の曲がり角に隠れ近衛兵が二部屋先を撃っている。近衛兵の銃が止むと部屋の中から銃が放たれる。
強固な壁が両者の銃撃を防ぎ膠着していた。
「あの近衛兵達、誰と戦ってるのかしら?」
「うぅん、マリアちゃん達かな」
「どうして?」
「腕の紋章見たでしょ。あの二人がいなくなったのはガッ君に召喚されたからだよ。それにこの銃声。この銃声は私とガッ君が共同開発したグリフォンと同じ音だからね。グリフォンは作ったばかりで、まだ二丁しか存在しないの。ガッ君が自分の武器として持ってる物と、C・H社に持っていく物」
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「銃はあまり好きじゃないからね。さて、両方私達に気付いてないみたいだから回り込んで倒そう」
レオナは頷き、マリア達が銃を撃ち始めるとトトリ達は行動を開始した。
通路を進み二つ目の角を曲がり奥へ進む、T字の手前で足を止め鏡を使い左側にいる近衛兵を確認する。近衛兵は一人だけだった。
「レオナ、射撃の腕は?」
「トトリと一緒で銃はあまり好きじゃない」
「そう、じゃあ私が後方から魔法で援護するから突っ込んで」
そう言うとトトリはカードを抜き楯を出した。
「楯?」
「普通の楯だけど無いよりマシでしょ。一応防御力は高いよ」
レオナは小さく溜息を吐く。
「仕方ないか」
レオナは楯を受け取ると細剣を抜き、トトリは魔力を込める。
近衛兵が銃を撃ち終えるとレオナは突撃した。
近衛兵が慌てて振り返ると、トトリが身の丈と同じ大きさの古い杖を構え魔法を放つ。
「敵を撃て、ファイアボール!」
複数の火の玉が近衛兵を襲う、近衛兵は魔法式自動拳銃をホルダーに収めレオナに対抗するために剣を抜き火の玉を恐れず突っ込んだ。レオナは重い楯を近衛兵に向かって突き捨て近衛兵は楯を避けた。避けた所にレオンは細剣で攻撃するが近衛兵はそれを読んでいてあっさり防がれ、レオナと近衛兵は剣を交える。
レオナの剣は鋭かったが相手はシンフォニア最精鋭の兵、王の敵ならば誰であろうが容赦しない本気の殺気、戦場に一度も立った事がないレオナとは一撃一撃の重みが明らかに違っていた。
近衛兵と違いレオナは、わずか数回の打ち合いで息を切らしていた。
トトリは援護しようとタイミングを探してたが、すぐに諦めカードを抜き放つ。
「レオナ! 退いて! 飛び立て、スパロー!」
レオナは言われた通り退くが近衛兵が追い掛ける。しかし近衛兵は突然現れた小鳥達によってすぐに足止めされた。
「何だこいつらは!?」
怒った近衛兵は小鳥を斬った。
斬られた小鳥はすぐに爆発し周りの小鳥達も誘爆された。
四方からの爆撃を受け近衛兵は倒れた。
「こんなのあるなら最初から使いなさいよ」
「数が限られてるからあまり使いたくないんだよ。作るのめんどくさいし」
爆音が聞こえ警戒しながらアリスが顔を出し様子を窺いトトリ達に気付くと安堵して声を掛ける。
「トトリさん。レオナさん!?」
アリスが警戒を解いた事とトトリ達の存在を知りマリアも警戒を解きアリスと共に部屋から出る。
「マリアちゃん、アリスちゃん」
「二人共無事ね」
トトリの言葉にマリアが返事をした。
「はい。心配おかけしました」
「どうして召喚されたの」
マリアは自分達がいた部屋を見て言った。
「あちらの部屋に監禁された女性達がいます」
「「監禁!?」」
姉妹の話しを聞いてトトリ達は驚く。
「ガッ君はどうしたの?」
「分かりません。ただ、ご主人様に、自分の代わりに彼女達を安全な場所まで連れて行くよう言われています」
「そう、取り合えずお父さん達と合流して彼女達をどうするか決めましょう」
トトリから話しを聞いたザックスとジョルジュは驚き、ザックスは少し考え込んだ。
ここから先、部下はいない方がいいか。
「よしお前等、彼女達をフェニックス城まで護衛し待機しとけ。ジャックも安全のためフェニックス城へ行っとけ」
「分かりました」
こうしてジャックと傭兵達はフェニックス城へ向かった。
女性達の護衛を傭兵達が引き継いだので姉妹はやる事が無くなりマリアが尋ねた。
「あの、私達はどうしたら?」
「ガッ君の従者なんだから彼の悪行を阻止しないと。一緒に来て!」
「「はいっ!」」
姉妹の返事を聞きザックスが言う。
「行くぞ!」
ザックス達は走り出し謁見の間に辿り着いた。
ドアを開け謁見の間を見ると、まるで廃城のように床や壁が抉られ、剣の破片や使わねぇが散らばっている。
その中央でガレックとフェリスが距離を置いて睨み合っている。
二人共ボロボロで所々血を流し魔力を空にしている。
ガレックは魔剣が全て尽き代わりに大剣レオンハルトを持ち、フェリスの剣も一振りだけだった。
「ここまでとは思わなかった」
「お互い様だ。なんだあのデタラメな攻撃は」
「よく言うよ。僕と同じ事したくせに。それじゃあ行くよ!」
フェリスが最後の力を振り絞って走り出す。ガレックもフェリスに向かって走り出す。
お互いの剣がぶつかり合い、フェリスの剣が折れた。
「僕の負け、か。降参」
そう言ってフェリスは武器を落とし両手を挙げた。
「潔く死ぬか?」
「うぅん。ガレックと戦って満足したし、もうどっちでもいいや」
「そうか。だが俺は美女は殺さん。これで許してやる」
そう言うとガレックはフェリスの唇に軽く口付けをした。
フェリスは眼を大きく開いて驚き固まった。
うわぁあ、うわ、うわぁぁあ!
そして生まれて初めて顔を赤くした。
それからガレックは大剣レオンハルトを仕舞い、自分が突き立てた大剣に向かって歩き出しザックス達に言う。
「お前等、ここまでよく来たな」
妙な動きをしたら捕らえる、ホーキンス親子はそう睨んだ。
「ガレック、大人しく帰るぞ」
「そうだよ、ガッ君。どうあがいたって勝ち目ないんだから諦めなよ」
「そうだな。でもその前に守護の短剣を抜かないと」
そう言ってシェリア達の足下を指差した。
同じ物を持ってるトトリは頷く。
ガレックは大剣を抜きヨロヨロとシェリアの下に向かって歩き出す。
そしてシェリアの目の前に来て、ニヤリと笑った。
大剣の剣身が一気になくなりガレックの全ての怪我と体力、そして魔力が回復する。
そしてガレックは、驚くミシェルを結界から追い出し自身が結界の中に入った。
「やった。やったぞぉ! 遂に、遂に念願の、女王の処女を奪えるっ!」
全員驚愕の表情を浮かべた。
シェリアが顔を真っ赤にして怒る。
「あ、貴方! 自分が何を言ってるか理解してますの!?」
「お前こそ、自分が何をしたか解ってるのか? いっぱい悪い事してるだろ。そうだ。この際纏めてお仕置きしてやる」
そう言ってガレックはシェリアを肩で担いだ。
「ちょっと何すんのよ!」
ガレックは玉座に座って言う。
「古から悪い子へのお仕置きは決まってる。お尻ペンペンだ!」
そう言ってガレックは見せつけるようにお尻を叩いた。
パシィィン!
「痛いッ!」
「当たり前だ。痛くしてるんだから、さあ、罪を告白しなさい。まずはレオナ誘拐の罪だ」
「そんなの知らないわよ!」
パシィィン!
「痛いッ!」
「嘘を吐くともっと痛くするぞ」
「えぇっ!?」
「度が過ぎれば牢屋の女達のように鞭打ちだ」
シェリアの顔が青ざめる。
「どうして、それを・・・」
「さあ、どうする? 鞭打ちか、告白か?」
「・・・・・・告白します」
「そうか」
パシィィン!
「い、痛いッ! 何で叩くの!?」
「俺が楽しむためだ。お前が全ての罪を告白し終えるまで叩き続けてやる」
「えぇっ!?」
それからシェリアはお尻を叩かれ、泣きながら罪を告白した。
大小様々な罪を告白しシェリアはすっかり従順になっていた。
パシィィン!
「あっあぁん! もう、もう、全て告白しました!」
「そうか。じゃあメインディッシュだ」
ああ、遂にこの時が来た。
緊迫する中フェリスが手を開いたり、閉じたりして自身に残る力を確かめていた。
一振りくらいなら大丈夫か。
「エドガー。短剣ちょうだい」
「ああ」
フェリスが魔力を込めると剣が白銀に輝く。
「我に斬れぬモノはない。一閃!」
フェリスが結界を斬る。
「「今だっ!」」
トトリがカードを投げつけザックスがそのカードを斬った。
カードが爆発し、結界が破壊される。
「クソッ!」
ガレックは命取りだと知りながらもマントを使い、爆風に巻き込まれ傷付かないようシェリアを庇った。その隙だらけの所をザックスに殴り飛ばされる。
殴り飛ばされたガレックをミシェルと親衛隊が囲む。
全員銃を抜き、狙われたガレックは身動きが出来ない。
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