63 / 66
第三章 抗う者達
第十話 どんな場所にも溶け込み反映する繁栄する 下
しおりを挟む
「しかし、日本人が異世界人だとはね」
話が終わりトトリの言葉にガレックが応える。
「ああ、考えてみれば当然だな。シンフォニアとバルセ・ルナの間に黒目黒髪の特殊な言語を使う民族。しかも奴らは独自の神を信仰している」
「太陽神アテラスだっけ?」
「天照大神だ」
「よく覚えてるね」
「常識だろこれくらい」
ガレックに常識を問われ話しを聞いていたリッカとガレシアそして夜煌以外がショックを受けた。
ちなみに天照大神の名を知るのは日本人の末裔以外だとキャンベルに住む者達とアルバ帝国の神官とその家族くらいである。それ以外は太陽神という事は知っていてもアテラスやアラスなど名前を間違っていたり性別を間違っていたりする。
「っていうか普通知らないでしょ。他国の神なんて」
「自分が知らなかったからって文句言うなよ。アリス」
ニヤニヤして言うガレックにアリスはムッとして言う。
「知ってるわよ。天地開闢において神代七代の最後に生まれたイザナギとイザナミの間に生まれた三貴神の一柱、天照大神」
「よく知ってな。三貴神って事は他にもいるのか?」
「当然よ。月神である月読命と海原の神、素戔嗚尊。日本人は全ての物に神が宿るという八百万信仰があるため全ての神の名を上げる事は不可能」
「他国、それも異世界の神の事をよく知ってるな」
ガレックに言われ少し調子に乗ったアリスはつい秘事を洩らしてしまう。
「当然よ。建国皇ガレイク様の父カオス・ゼロ様は元人間で三貴神の力を借り神を殺した日ノ本最後の英雄、紅月玲司様よ」
「紅月玲司・・・」
名前を呟くとガレックに何かの記憶が流れ込んできた。
太刀を構える黒く巨大なロボットと槍を構える白いロボットそして両手に銃を持つ蒼いロボットが黒い世界を飛んでいる。
その三体の前に同じようなロボットや化け物などそれらを載せる麩ね、その中心にこの場にいる全てを上回る大きさの竜がいた。
「この負け戦、さてどうするか?」
狭い空間に座る黒髪に紅い眼をした青年が笑みを浮かべてそう言った。
「どうするかではなく勝たないと死にます」
スクリーンに夜煌の顔が映ってそう言うとすぐにその隣に白い髪に紅い眼をした青年が映って言う。
「その通りだ。俺達に負けは許されん。勝つしかないんだ」
「共存は無理。戦力は絶望的。いやはや、もう笑うしかないな」
そう言って笑みを浮かべる青年に釣られ二人は苦笑いを浮かべる。
白髪の青年と夜煌の間に黒髪黒目の青年が映ってい尋ねる。
「この絶望的な状況。どないする玲司?」
どうすると問われ黒髪に紅い眼の青年、紅月玲司が答える。
「突っ込んで親玉の首を刈る」
「さすが首刈り隊長。ほなトドメは任せるで」
話しを聞き白髪の青年が口を開く。
「斬り込みは任せろ。いいな優弥」
横一列のスクリーンから黒髪黒目のショートヘアーをした少女が映りスクリーンは上下左右の二列に変わり少女が言う。
「はい。兄さん」
「バックアップは任せるぞ。隼人」
「了解。ボス。ほな行こか!」
蒼いロボットが両手に持つ銃と両肩両腰から固定した大砲を撃ち放ち、多くの機械や化け物を撃ち倒していく。
白いロボットが槍を上段に構え矛先が魔力を帯び大きく輝くと白い髪の青年が言う。
「道を切り開く。全てを照らす日の光! 戦闘機神陽皇! いざ参る!」
白いロボットの正式名称を名乗ると白いロボット、戦闘機神陽皇は白く輝き槍を突き出すとそのまま一気に巨竜へと向かい、その後ろを黒いロボットが付いて行く。
やがて輝きを失い陽皇が失速すると黒いロボットは飛び出し単独で巨竜へと向かった。
「道案内、御苦労! 死ぬなよ。大和!」
「テメェこそ。しくじるなよ!」
そう言うと陽皇は取り囲み始めた敵と戦うが先程の突進により動きが鈍く陽皇は防戦に徹した。
黒いロボットが巨竜の目の前に来ると玲司が言う。
「さて、本気を出すとするか。夜の闇を斬り裂く光! 戦闘機神夜煌! 推して参る!」
そう言うと戦闘機神夜煌は紅く煌めき先程とは比べものに成らないキレとスピードで巨竜に斬り掛かった。
ここまでだ。ったく、ここを思い出すのかよ。まぁ、しょうがねぇ。アリスは後でお仕置きだな。
「どうしたの?」
急に片手で顔を覆ったガレックにアリスは怪訝そうに尋ねた。
「いや、何でもない」
何だ今のは? 戦い? 夜煌? 戦闘機神?
考えても仕方ないので話しを聞き気になったことを尋ねる。
「それで紅月玲司だったか。何で名を換えたんだ? 神になると換える必要があるのか?」
「言霊対策よ」
「言霊?」
「えぇっと、力ある言葉」
「何だよ。力ある言葉って」
言いよどむアリスをリッカが助ける。
「言霊、力ある言葉、神言とも言うわね。まぁ簡単に言えば言葉で相手を支配するって事ね。でも神に至った人物が言霊対策するなんて紅月玲司って魔力の操作が苦手だったのかしら?」
「はい。異世界は魔力が少ない世界だったらしく魔法文明が発達しないで科学文明が発達した世界だったらしいです」
「両方発達したこの世界とは大違いだな。魔力が関係するって事は言葉に魔力を込めるのか?」
ガレックの確認にリッカが答える。
「ええ。でもやっても無駄よ。言霊は殆ど成功しないから、成功率を上げるには相手の名を知る事と相手の嫌がる事をしない事、そして何より相手より格上である事」
「格上ってどれくらい?」
「最上位種と下位種」
「つまり使うのって・・・」
「魔神くらいね。だから悪戯で使おうとしても無駄よ。それどころか強く言わないといけないから失敗した時恥ずかしいわよ」
「・・・失敗したのか?」
リッカは顔を赤くして何も言わなかった。
「誰に何て言ったかは聞かないでやるよ。しかし日本か。行ってみたいもんだな」
「そうね。魔法が無く科学が発展した世界。面白そうね」
トトリの言うことにガレックは頷いた。
世界は無数にあり未だ日本への道は見つかっていない。ましてや一度滅んでしまった世界。ガレックの言った言葉はレイジの言った言葉だと使徒であるリリカは実現させると静かに使命感を燃やした。
話が終わりトトリの言葉にガレックが応える。
「ああ、考えてみれば当然だな。シンフォニアとバルセ・ルナの間に黒目黒髪の特殊な言語を使う民族。しかも奴らは独自の神を信仰している」
「太陽神アテラスだっけ?」
「天照大神だ」
「よく覚えてるね」
「常識だろこれくらい」
ガレックに常識を問われ話しを聞いていたリッカとガレシアそして夜煌以外がショックを受けた。
ちなみに天照大神の名を知るのは日本人の末裔以外だとキャンベルに住む者達とアルバ帝国の神官とその家族くらいである。それ以外は太陽神という事は知っていてもアテラスやアラスなど名前を間違っていたり性別を間違っていたりする。
「っていうか普通知らないでしょ。他国の神なんて」
「自分が知らなかったからって文句言うなよ。アリス」
ニヤニヤして言うガレックにアリスはムッとして言う。
「知ってるわよ。天地開闢において神代七代の最後に生まれたイザナギとイザナミの間に生まれた三貴神の一柱、天照大神」
「よく知ってな。三貴神って事は他にもいるのか?」
「当然よ。月神である月読命と海原の神、素戔嗚尊。日本人は全ての物に神が宿るという八百万信仰があるため全ての神の名を上げる事は不可能」
「他国、それも異世界の神の事をよく知ってるな」
ガレックに言われ少し調子に乗ったアリスはつい秘事を洩らしてしまう。
「当然よ。建国皇ガレイク様の父カオス・ゼロ様は元人間で三貴神の力を借り神を殺した日ノ本最後の英雄、紅月玲司様よ」
「紅月玲司・・・」
名前を呟くとガレックに何かの記憶が流れ込んできた。
太刀を構える黒く巨大なロボットと槍を構える白いロボットそして両手に銃を持つ蒼いロボットが黒い世界を飛んでいる。
その三体の前に同じようなロボットや化け物などそれらを載せる麩ね、その中心にこの場にいる全てを上回る大きさの竜がいた。
「この負け戦、さてどうするか?」
狭い空間に座る黒髪に紅い眼をした青年が笑みを浮かべてそう言った。
「どうするかではなく勝たないと死にます」
スクリーンに夜煌の顔が映ってそう言うとすぐにその隣に白い髪に紅い眼をした青年が映って言う。
「その通りだ。俺達に負けは許されん。勝つしかないんだ」
「共存は無理。戦力は絶望的。いやはや、もう笑うしかないな」
そう言って笑みを浮かべる青年に釣られ二人は苦笑いを浮かべる。
白髪の青年と夜煌の間に黒髪黒目の青年が映ってい尋ねる。
「この絶望的な状況。どないする玲司?」
どうすると問われ黒髪に紅い眼の青年、紅月玲司が答える。
「突っ込んで親玉の首を刈る」
「さすが首刈り隊長。ほなトドメは任せるで」
話しを聞き白髪の青年が口を開く。
「斬り込みは任せろ。いいな優弥」
横一列のスクリーンから黒髪黒目のショートヘアーをした少女が映りスクリーンは上下左右の二列に変わり少女が言う。
「はい。兄さん」
「バックアップは任せるぞ。隼人」
「了解。ボス。ほな行こか!」
蒼いロボットが両手に持つ銃と両肩両腰から固定した大砲を撃ち放ち、多くの機械や化け物を撃ち倒していく。
白いロボットが槍を上段に構え矛先が魔力を帯び大きく輝くと白い髪の青年が言う。
「道を切り開く。全てを照らす日の光! 戦闘機神陽皇! いざ参る!」
白いロボットの正式名称を名乗ると白いロボット、戦闘機神陽皇は白く輝き槍を突き出すとそのまま一気に巨竜へと向かい、その後ろを黒いロボットが付いて行く。
やがて輝きを失い陽皇が失速すると黒いロボットは飛び出し単独で巨竜へと向かった。
「道案内、御苦労! 死ぬなよ。大和!」
「テメェこそ。しくじるなよ!」
そう言うと陽皇は取り囲み始めた敵と戦うが先程の突進により動きが鈍く陽皇は防戦に徹した。
黒いロボットが巨竜の目の前に来ると玲司が言う。
「さて、本気を出すとするか。夜の闇を斬り裂く光! 戦闘機神夜煌! 推して参る!」
そう言うと戦闘機神夜煌は紅く煌めき先程とは比べものに成らないキレとスピードで巨竜に斬り掛かった。
ここまでだ。ったく、ここを思い出すのかよ。まぁ、しょうがねぇ。アリスは後でお仕置きだな。
「どうしたの?」
急に片手で顔を覆ったガレックにアリスは怪訝そうに尋ねた。
「いや、何でもない」
何だ今のは? 戦い? 夜煌? 戦闘機神?
考えても仕方ないので話しを聞き気になったことを尋ねる。
「それで紅月玲司だったか。何で名を換えたんだ? 神になると換える必要があるのか?」
「言霊対策よ」
「言霊?」
「えぇっと、力ある言葉」
「何だよ。力ある言葉って」
言いよどむアリスをリッカが助ける。
「言霊、力ある言葉、神言とも言うわね。まぁ簡単に言えば言葉で相手を支配するって事ね。でも神に至った人物が言霊対策するなんて紅月玲司って魔力の操作が苦手だったのかしら?」
「はい。異世界は魔力が少ない世界だったらしく魔法文明が発達しないで科学文明が発達した世界だったらしいです」
「両方発達したこの世界とは大違いだな。魔力が関係するって事は言葉に魔力を込めるのか?」
ガレックの確認にリッカが答える。
「ええ。でもやっても無駄よ。言霊は殆ど成功しないから、成功率を上げるには相手の名を知る事と相手の嫌がる事をしない事、そして何より相手より格上である事」
「格上ってどれくらい?」
「最上位種と下位種」
「つまり使うのって・・・」
「魔神くらいね。だから悪戯で使おうとしても無駄よ。それどころか強く言わないといけないから失敗した時恥ずかしいわよ」
「・・・失敗したのか?」
リッカは顔を赤くして何も言わなかった。
「誰に何て言ったかは聞かないでやるよ。しかし日本か。行ってみたいもんだな」
「そうね。魔法が無く科学が発展した世界。面白そうね」
トトリの言うことにガレックは頷いた。
世界は無数にあり未だ日本への道は見つかっていない。ましてや一度滅んでしまった世界。ガレックの言った言葉はレイジの言った言葉だと使徒であるリリカは実現させると静かに使命感を燃やした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
キャンピングカーで、異世界キャンプ旅
風来坊
ファンタジー
東京の夜を走り続けるタクシードライバー、清水翔。
ハンドル捌きと道の知識には自信があり、理不尽な客にも笑顔で対応できる――不器用ながらも芯の強い男だ。
そんな翔が、偶然立ち寄った銀座の宝くじ売り場で一人の女性・松田忍と出会う。
彼女との再会をきっかけに、人生は思いもよらぬ方向へ動き出した。
宝くじの大当たり、そして「夢を追う旅」という衝動。
二人は豪華にバスコンをカスタムしたキャンピングカー「ブレイザー」を相棒に、日本一周を計画する。
――だが、最初のキャンプの日。
雷の直撃が二人を異世界へと連れ去った。
二つの月が照らす森で、翔は持ち前の度胸と行動力を武器に、忍を守りながら立ち向かう。
魔力で進化したブレイザー、忍の「鑑定スキル」、そして翔の判断力と腕力。
全てを駆使して、この未知の世界を切り開いていく。
焚き火の炎の向こうに広がるのは、戦いと冒険、そして新しい絆。
タクシードライバーから異世界の冒険者へ――翔と忍のキャンピングカー旅が、今始まる。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる