永遠の愛を女騎士に

Riu ⊿

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月の下

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「もう、エリザベス王女の専属護衛様様の仕事にゃ慣れたか?」
「やめろよその言い方、慣れたけどさ」

アナベルは馬鹿にするようにして笑いながら振り返る。

「にしてもレオンお前、ここのところ私がエリザベス様のところに入り浸りで寂しくないか?」

シンと黙り込むレオンに少し冗談が過ぎたかと、顔色を伺う。

「すまん、レオン冗談が過ぎたみたいだ。機嫌・・・」

伸ばした手をパシリとレオンがつかむ。ドキッとして、反射的に振り払おうとするも、振り払えずに身体の重心が後ろに傾いてぐらつくのをとっさに背後にまわったレオンに抱き止められる。

「すまない、そ、そのレオン、は、離してくれないか?」

自分でも耳の付け根まで赤いのがわかる。

「やだ」
「やだぁ?やだって何だよ離せ、離せったら」

どうあがいてもほどけない拘束に自分が無性に女であることを感じさせられて、恥ずかしさで消えてしまいたくなる。

「寂しかった」
「え?」
「お前が居ない間寂しくて死ねかと思った。」
「ばっ、バカ野郎!何言って・・・」
「アナベルは俺のもんなのに」

背後から耳元に響く声がくすぐったく、心地よく恥ずかしくて、ギュッと目を閉じる。

「わ、私はお前なんかのものじゃない・・・」

ちょっとした反発心から、かすれた声で口から溢れた。
瞬間、ふっと拘束が解け目を開けた途端、右腕をとられてレオンと向かい合う。
背中にひんやりとした柱があたり、反動で上を向くとレオンと目があった。

「な、なんだよ、じろじろ見るな。そこどけよ。通れないだろ」

目を反らして早口でまくしたてる。そんなこともかまわずに詰め寄るレオンに身体中が緊張でこわばる。

「目、そらさないで」

「反らしてなんかない」

「嘘つかないで」

「ついてない!」

「どうしてそんな赤いの?」 

「あ、赤くなんか・・・」

「アナベル。」

はっきりと名前を呼ばれて、ドキッとする。

「なんだよいきなり改まって、恥ずかしいだろ」

「恥ずかしがってるのは、アナベルだけ。 ねぇ、アナベル。」

「な、なんだよ」

「好きだよ」

「っ!」

「もう、気付いてたかもしれないけど、好きだよ。」

恥ずかしさと驚きで言葉の出ないアナベルの額にキスをしてクスリと笑う。

「この右腕が剣を振るうのも、この細い身体が身をていして俺を守ろうとするのも、全部可愛くて愛しい。」

レオンはポンポンとアナベルの頭を撫でて、去っていく。

「せいぜい俺のことで頭一杯になって悩みやがれ」

って、笑いながら



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