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風花の標編
第61話
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景色は瞬く間に変わり、怜史達は気付けば見知らぬ部屋の中にいた。
窓と扉を除いた壁面が全て本棚に覆われた部屋だ。背丈を優に越す大きな本棚の中には、無数の本が詰め込まれている。そのほとんどが背表紙がくたびれていたり、紙が日に焼けていたりしている。図書館で感じられる、インクと紙が古くなったにおいが怜史の鼻を刺激する。
「ここは……」
「僕の父の書斎だ」
「流生のお父さん……」
怜史は壁以外にも目を凝らした。床は臙脂色でメダリオン柄のラグが敷かれており、その上に動物を模った木製のパズルピースが散乱していた。
そのパズルピースを一つ一つを手に取りながら、じっと目を凝らす幼い少年が怜史のすぐそばにいた。短く切り揃えられた前髪には丸く円を描くようにクセがある。何にも遮られていない瞳は好奇心に溢れていて、刻まれた木目を真剣に見つめていた。
「流生だ」
怜史はしゃがんでその顔を確認する。赤子の時よりもしっかりと流生だと認識することができた。幼い流生の前で手をひらひらと動かしてみるが、流生が反応を示すことはなかった。
「……干渉はできないよ。怜史」
流生はやはり少し遠巻きに様子を伺うように、部屋の扉の前に立って怜史に言葉を投げかける。幼い自分からは少し目を逸らしたいようにも見えた。
「うん。分かってる」
「映像みたいなもんなのか」
刹那も怜史と同じようにしゃがみ込むと、流生の頬を人差し指で突いた。その指先が頬の奥を貫通する。ぎょっとした刹那は慌てて手を引っ込ませた。
「さ、触れねー……」
「だから干渉はできないんだって」
「結局映画みたいに歴史改変とかは起こせないってわけか」
「条約で決まっているんだよ。そういうのは」
「ふうん」
流生は立ち上がると本棚の一番低い段から、木製の枠組みを持ってきた。花の形のように中心がくり抜かれている。流生はその中にピースを並べ始めた。
ひとしきりしまった後でうさぎが一匹収まり切らないと分かると、流生は頬を膨らませた。一度並べたピースを外して並びを変えれば、今度は猫が余る。躍起になって取り組む様を怜史と刹那が固唾を飲んで見守る。
「お、そこいいんじゃねえか?」
「これが、こう……」
「あ! 入るかな~入らないねえ」
「うう……」
「ほーら。がんばれがんばれ」
独りごつ幼い流生に怜史達は声をかけて励ます。届かないと分かっていても、自然と声が出ていた。
そんな二人を流生は呆然と見つめている。
「……楽しい? それ」
「俺は子供の面倒見るの好きだし……怜史、お前は?」
「俺は……」
怜史は大人の流生の方を振り返る。幼い姿の面影が、今の流生にも確かにある。これからこの小さな少年は、たくさんのことを経験してこの場所に再び到達するためのタイムマシンを作る一人になる。その過程にあるたくさんの出来事を想って、怜史は唇を噛み締めた。
「……俺は、俺が知らない流生のこと知れて嬉しいよ」
「……っ」
流生は息を詰まらせたのを誤魔化すように口もとに拳を添える。怜史がにんまりと口角をあげると、そこからさらに目線を逸らす。
刹那は二人の会話を耳で聞きながら、小さな流生の方を見つめていた。流生の懸命な思考の元に、少しずつ正解の形に変わっていくパズルを見下ろす。
「……だってさ。いいな、お前」
「っ、何が」
「でっかい流生には言ってませーん」
「……」
流生は何か言いたげに唇を震わせる。言い淀んだ言葉はため息となって吐き出された。
その時、流生が立つ背後の扉が開かれる。慌てて退いた流生は、部屋に入ってきた人物を見て硬直した。怜史も刹那も、その姿に目を見張る。
「……父さん」
現れたのは流生と同じ強い癖毛の男性で、流生の父だった。流生よりも長い髪を首の後ろで一括りにしている。鼻筋は骨の形がしっかりと浮き上がっていて、目元の彫りも深い。流生によく似た恵体も相まって、日本人離れした風貌だった。
流生の父は、現在の流生の横を通り過ぎ、怜史と刹那の間に割り込む。腰を落として、パズルに勤しむ子供の流生と目線を合わせた。
「おまたせ、流生。支度ができたよ。病院に母さん達を迎えに行こう」
「……おとうと、くるの」
「ああ、そうだよ」
大きく頷く父の前で、流生は俯く。父は励ますように流生の腕を掴んでその小さな身体を揺さぶる。
「どうかしたのか、流生」
「……このまえ母さんとでんわしたときに、言われたの。おとうとのなまえは『いずる』だって」
「ああ」
「いずるのなまえは母さんが付けたんでしょ」
「そうだよ。そして流生の名前は私がつけた」
父は流生を抱き上げる。流生は小さな腕で父の身体にしがみつく。父の肩越しに床を見つめる流生と怜史の視線が交わる。だがそれは怜史にだけ感じられることで、幼い流生にはパズルの置かれた足元しか見えていないだろう。流生は父に甘えながら、瞳を潤ませている。
「その名前には特別な意味がある。世間という大河を流れ生きる。どうやって生きるかはお前の自由にしていい。その流れを生のままに感じ生き、終幕の時を悔いなく生きたと振り返れるように生きて欲しい……私はそんなことを想って流生の名前を考えたんだ」
「……」
「はは、まだ少し難しかったかな……だから母さんが言ったことなんて気にしなくていいんだよ。流生は流生。流生そのものこそが私の宝物なのだから」
「……父さん」
「さあ行こう。お前達はとてもいい兄弟になる。今日はその始まりの日だ」
「……うん」
父は優しく背中を叩く。幼い流生は父の胸に顔を埋めながら小さく頷いた。流生を抱き上げて立ち上がると、この部屋を出ていく。
現実の流生とすれ違いそうになった時、父は足を止めた。流生の目の前でだった。流生の目が震える。タブレットを持って下ろし続けていた腕を一瞬持ち上げかける。
「、父さ……」
父は何事もなかったかのように通り過ぎ、扉を閉めて出ていく。聞こえてくる足音もやがて遠ざかっていき、部屋には沈黙が訪れた。流生は首を下げて、自分の右腕を左腕でそっと抱きしめていた。
「母親が言ってたことって?」
刹那が問いかける。流生は以前視線を下げたままに「ああ」と掠れた声を上げた。
「くだらない話だよ。僕の時は父が勝手に決めてしまった。だから弟には好きな漢字を選んだ。王の文字が入っていた方がかっこいいだろうっていうね……当時の僕には漢字の意味なんて分からなかったけど、どことなく誇らしそうな母の声はショックだったな」
突然吐露された言葉に、怜史の胸が揺さぶられる。あの町に来るより前から、流生は母に思うところがあったことを痛感する。それもあんなにも幼い頃から。
「……流生」
怜史はその名前を呼ばずにはいられなかった。刹那の問いかけの時には上がらなかった流生の顔が、そっと怜史の視界に映る。
「俺は流生の名前好きだな」
「……無理にそんなこと言わなくたって」
「ちゃんと本心だよ。流生のお父さんの言葉聞いて、もっとそう思った」
「……それは、どうもありがとう」
尻すぼみになる流生の声を聞きながら、怜史は刹那と顔を見合わせて笑う。刹那はしばらくしてから怜史に同意するように頷いた。
ちょうどその時タブレットから時間経過を知らせるアラームが鳴った。この場所での時間は終わりだと、液晶画面に記されている。
「次、行こうか」
「そうだな」
怜史と刹那は立ち上がって入り口に向かう。怜史は流生の腕を軽く掴んだ。その腕がぴくりと震える。流生は名残惜しそうに書斎の中を見渡している。流生には父の存在が特別だったのだろう。怜史は急かすことなく、流生が満足いくまで腕を引くことはしなかった。
「……ああ」
流生が踵を返す。その足が一歩踏み出すのと同時に怜史も歩き始める。刹那は廊下の少し先で待っていて、二人が自分を追い越していくとその後ろに付いた。
怜史は流生の腕から手を離さなかった。これから少なくとも二人、流生の大切な存在が失われる。流生の中の父の存在という存在がどれほど重いかを思い知る。
足枷をつけたようにぎこちなくなった流生の手を、怜史は決して離さないと思いながら握りしめた。
窓と扉を除いた壁面が全て本棚に覆われた部屋だ。背丈を優に越す大きな本棚の中には、無数の本が詰め込まれている。そのほとんどが背表紙がくたびれていたり、紙が日に焼けていたりしている。図書館で感じられる、インクと紙が古くなったにおいが怜史の鼻を刺激する。
「ここは……」
「僕の父の書斎だ」
「流生のお父さん……」
怜史は壁以外にも目を凝らした。床は臙脂色でメダリオン柄のラグが敷かれており、その上に動物を模った木製のパズルピースが散乱していた。
そのパズルピースを一つ一つを手に取りながら、じっと目を凝らす幼い少年が怜史のすぐそばにいた。短く切り揃えられた前髪には丸く円を描くようにクセがある。何にも遮られていない瞳は好奇心に溢れていて、刻まれた木目を真剣に見つめていた。
「流生だ」
怜史はしゃがんでその顔を確認する。赤子の時よりもしっかりと流生だと認識することができた。幼い流生の前で手をひらひらと動かしてみるが、流生が反応を示すことはなかった。
「……干渉はできないよ。怜史」
流生はやはり少し遠巻きに様子を伺うように、部屋の扉の前に立って怜史に言葉を投げかける。幼い自分からは少し目を逸らしたいようにも見えた。
「うん。分かってる」
「映像みたいなもんなのか」
刹那も怜史と同じようにしゃがみ込むと、流生の頬を人差し指で突いた。その指先が頬の奥を貫通する。ぎょっとした刹那は慌てて手を引っ込ませた。
「さ、触れねー……」
「だから干渉はできないんだって」
「結局映画みたいに歴史改変とかは起こせないってわけか」
「条約で決まっているんだよ。そういうのは」
「ふうん」
流生は立ち上がると本棚の一番低い段から、木製の枠組みを持ってきた。花の形のように中心がくり抜かれている。流生はその中にピースを並べ始めた。
ひとしきりしまった後でうさぎが一匹収まり切らないと分かると、流生は頬を膨らませた。一度並べたピースを外して並びを変えれば、今度は猫が余る。躍起になって取り組む様を怜史と刹那が固唾を飲んで見守る。
「お、そこいいんじゃねえか?」
「これが、こう……」
「あ! 入るかな~入らないねえ」
「うう……」
「ほーら。がんばれがんばれ」
独りごつ幼い流生に怜史達は声をかけて励ます。届かないと分かっていても、自然と声が出ていた。
そんな二人を流生は呆然と見つめている。
「……楽しい? それ」
「俺は子供の面倒見るの好きだし……怜史、お前は?」
「俺は……」
怜史は大人の流生の方を振り返る。幼い姿の面影が、今の流生にも確かにある。これからこの小さな少年は、たくさんのことを経験してこの場所に再び到達するためのタイムマシンを作る一人になる。その過程にあるたくさんの出来事を想って、怜史は唇を噛み締めた。
「……俺は、俺が知らない流生のこと知れて嬉しいよ」
「……っ」
流生は息を詰まらせたのを誤魔化すように口もとに拳を添える。怜史がにんまりと口角をあげると、そこからさらに目線を逸らす。
刹那は二人の会話を耳で聞きながら、小さな流生の方を見つめていた。流生の懸命な思考の元に、少しずつ正解の形に変わっていくパズルを見下ろす。
「……だってさ。いいな、お前」
「っ、何が」
「でっかい流生には言ってませーん」
「……」
流生は何か言いたげに唇を震わせる。言い淀んだ言葉はため息となって吐き出された。
その時、流生が立つ背後の扉が開かれる。慌てて退いた流生は、部屋に入ってきた人物を見て硬直した。怜史も刹那も、その姿に目を見張る。
「……父さん」
現れたのは流生と同じ強い癖毛の男性で、流生の父だった。流生よりも長い髪を首の後ろで一括りにしている。鼻筋は骨の形がしっかりと浮き上がっていて、目元の彫りも深い。流生によく似た恵体も相まって、日本人離れした風貌だった。
流生の父は、現在の流生の横を通り過ぎ、怜史と刹那の間に割り込む。腰を落として、パズルに勤しむ子供の流生と目線を合わせた。
「おまたせ、流生。支度ができたよ。病院に母さん達を迎えに行こう」
「……おとうと、くるの」
「ああ、そうだよ」
大きく頷く父の前で、流生は俯く。父は励ますように流生の腕を掴んでその小さな身体を揺さぶる。
「どうかしたのか、流生」
「……このまえ母さんとでんわしたときに、言われたの。おとうとのなまえは『いずる』だって」
「ああ」
「いずるのなまえは母さんが付けたんでしょ」
「そうだよ。そして流生の名前は私がつけた」
父は流生を抱き上げる。流生は小さな腕で父の身体にしがみつく。父の肩越しに床を見つめる流生と怜史の視線が交わる。だがそれは怜史にだけ感じられることで、幼い流生にはパズルの置かれた足元しか見えていないだろう。流生は父に甘えながら、瞳を潤ませている。
「その名前には特別な意味がある。世間という大河を流れ生きる。どうやって生きるかはお前の自由にしていい。その流れを生のままに感じ生き、終幕の時を悔いなく生きたと振り返れるように生きて欲しい……私はそんなことを想って流生の名前を考えたんだ」
「……」
「はは、まだ少し難しかったかな……だから母さんが言ったことなんて気にしなくていいんだよ。流生は流生。流生そのものこそが私の宝物なのだから」
「……父さん」
「さあ行こう。お前達はとてもいい兄弟になる。今日はその始まりの日だ」
「……うん」
父は優しく背中を叩く。幼い流生は父の胸に顔を埋めながら小さく頷いた。流生を抱き上げて立ち上がると、この部屋を出ていく。
現実の流生とすれ違いそうになった時、父は足を止めた。流生の目の前でだった。流生の目が震える。タブレットを持って下ろし続けていた腕を一瞬持ち上げかける。
「、父さ……」
父は何事もなかったかのように通り過ぎ、扉を閉めて出ていく。聞こえてくる足音もやがて遠ざかっていき、部屋には沈黙が訪れた。流生は首を下げて、自分の右腕を左腕でそっと抱きしめていた。
「母親が言ってたことって?」
刹那が問いかける。流生は以前視線を下げたままに「ああ」と掠れた声を上げた。
「くだらない話だよ。僕の時は父が勝手に決めてしまった。だから弟には好きな漢字を選んだ。王の文字が入っていた方がかっこいいだろうっていうね……当時の僕には漢字の意味なんて分からなかったけど、どことなく誇らしそうな母の声はショックだったな」
突然吐露された言葉に、怜史の胸が揺さぶられる。あの町に来るより前から、流生は母に思うところがあったことを痛感する。それもあんなにも幼い頃から。
「……流生」
怜史はその名前を呼ばずにはいられなかった。刹那の問いかけの時には上がらなかった流生の顔が、そっと怜史の視界に映る。
「俺は流生の名前好きだな」
「……無理にそんなこと言わなくたって」
「ちゃんと本心だよ。流生のお父さんの言葉聞いて、もっとそう思った」
「……それは、どうもありがとう」
尻すぼみになる流生の声を聞きながら、怜史は刹那と顔を見合わせて笑う。刹那はしばらくしてから怜史に同意するように頷いた。
ちょうどその時タブレットから時間経過を知らせるアラームが鳴った。この場所での時間は終わりだと、液晶画面に記されている。
「次、行こうか」
「そうだな」
怜史と刹那は立ち上がって入り口に向かう。怜史は流生の腕を軽く掴んだ。その腕がぴくりと震える。流生は名残惜しそうに書斎の中を見渡している。流生には父の存在が特別だったのだろう。怜史は急かすことなく、流生が満足いくまで腕を引くことはしなかった。
「……ああ」
流生が踵を返す。その足が一歩踏み出すのと同時に怜史も歩き始める。刹那は廊下の少し先で待っていて、二人が自分を追い越していくとその後ろに付いた。
怜史は流生の腕から手を離さなかった。これから少なくとも二人、流生の大切な存在が失われる。流生の中の父の存在という存在がどれほど重いかを思い知る。
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