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一章 異世界漂着
13話 腕の変な傷
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焚き火を処理し、出口へ向かおうとするとレベッカに呼び止められた。
「昨夜は時間の事もあり伝えていませんでしたが、これからは勝手に1人で行動しないでくださいね」
「何だよそれ、お前は独裁者かよ」
「独裁者で結構です。しかし昨日、殺されかけましたよね?」
「うう……それは、そうだけど」
真剣モードのレベッカに叱られ、反論の余地がなくなる。
「分かればもうあのような行動はおやめください」
「分かったよ……」
心配してくれるのは嬉しいが、何だか自由を束縛されているみたいでちょっと嫌だ。
洞窟から出るとまず、眩しい光と心地よい温度を放つ太陽が俺達を歓迎してくれた。
「最高の気分だな」
背伸びしながら進む。レベッカの愛馬も気持ちよさそうな様子だ。
「そういや……」
右手首に巻かれた包帯を見て思い出す。左腕にも変な形の傷、というよりかは紋様がある。レベッカに見てもらおう。何か情報を得られるかもしれない。
袖を捲り上げ、地図を黙々と眺めているレベッカへ寄った。
「なあこれ、何か分かるか?」
「少し待ってください」
地図を折り畳み馬の背に付けられた鞄へ入れると、レベッカが左腕を覗き込んだ。
「…………」
黙ったままだ。やはり、誰にも分からないのは当然か。
が、その数秒後、レベッカの表情に驚きが纏わった。
「これはもしや……!」
彼女は鞄から古びた紙を取り出した。
「やっぱり……」
顎に手を置いて、何やら呟いている。
「これを見てください」
ようやくその紙を見せてくれると、見た事のない大量に書かれた文字の文の下に腕の傷に酷似した星形が描かれていた。違う点は星の中央に鳩が居座っている事だろう。
「何だこれは?」
「こちらは私の一族の紋章です」
「い、一族?」
「ええ、実は私は、王族に関係する家系の人物なのです」
「お、王族だって!?」
傷と紋章の因果関係だけでも十分に驚くべき事実だというのに、追い打ちを掛けるようにさらなる驚愕の事実が告げられた。
「といっても、今や末裔のようなものですが」
「いやいや、普通にヤバいよ……」
この騎士と一緒に居ると楽しみが尽きないな。
「昨夜は時間の事もあり伝えていませんでしたが、これからは勝手に1人で行動しないでくださいね」
「何だよそれ、お前は独裁者かよ」
「独裁者で結構です。しかし昨日、殺されかけましたよね?」
「うう……それは、そうだけど」
真剣モードのレベッカに叱られ、反論の余地がなくなる。
「分かればもうあのような行動はおやめください」
「分かったよ……」
心配してくれるのは嬉しいが、何だか自由を束縛されているみたいでちょっと嫌だ。
洞窟から出るとまず、眩しい光と心地よい温度を放つ太陽が俺達を歓迎してくれた。
「最高の気分だな」
背伸びしながら進む。レベッカの愛馬も気持ちよさそうな様子だ。
「そういや……」
右手首に巻かれた包帯を見て思い出す。左腕にも変な形の傷、というよりかは紋様がある。レベッカに見てもらおう。何か情報を得られるかもしれない。
袖を捲り上げ、地図を黙々と眺めているレベッカへ寄った。
「なあこれ、何か分かるか?」
「少し待ってください」
地図を折り畳み馬の背に付けられた鞄へ入れると、レベッカが左腕を覗き込んだ。
「…………」
黙ったままだ。やはり、誰にも分からないのは当然か。
が、その数秒後、レベッカの表情に驚きが纏わった。
「これはもしや……!」
彼女は鞄から古びた紙を取り出した。
「やっぱり……」
顎に手を置いて、何やら呟いている。
「これを見てください」
ようやくその紙を見せてくれると、見た事のない大量に書かれた文字の文の下に腕の傷に酷似した星形が描かれていた。違う点は星の中央に鳩が居座っている事だろう。
「何だこれは?」
「こちらは私の一族の紋章です」
「い、一族?」
「ええ、実は私は、王族に関係する家系の人物なのです」
「お、王族だって!?」
傷と紋章の因果関係だけでも十分に驚くべき事実だというのに、追い打ちを掛けるようにさらなる驚愕の事実が告げられた。
「といっても、今や末裔のようなものですが」
「いやいや、普通にヤバいよ……」
この騎士と一緒に居ると楽しみが尽きないな。
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