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3章
研究室にて
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研究室。今日もここにこもって資料と睨めっこだ。今日の朝は起きたら仁がいなかった。当たり前のことなのだが、落胆する。恋人が自分の家にいるだけでこんなにも心が安まるというのを初めて実感したのだ。また泊まりに来てほしいが食費や生活費などを考えると、バイトしなければならなくなる。おそらくそれは仁も同じだ。学ぶべきことが多い大学生活で、バイトはできることならしたくないし、させたくない。しかし、このままでは貯金も尽きる。仁に相談しなければならない。今はまだ二限の途中である。このあと昼ごはんを食べて三限はここに来るようだ。気がつけば元気な姿を見れることを祈っていた。まだまだ始まったばかりだが、身長に色々進めて行かなければならない。仁とも相談することになるだろう。2人のこれからについて考えを巡らせながら、賢は目の前の資料に思考を戻した。
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