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6章
夜
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「じゃあ、俺帰りますんで」
「おう、お疲れ。俺はまだまだこいつらの相手があるから…」
「頑張ってください」
「頑張るわ」
まるで友人かのような会話を交わす賢と教授。夕方になっても終わる気配は無かった。賢と仁はキリのいいところまで読書を進めて、これから家に帰る途中だった。二人で研究室を出て、研究棟からも出る。研究棟の出口の扉を開けて外に出て、何事もなく大学前のバス停へと向かう。
「ま、思ってたより静かだったな」
「もうちょっと騒がしいかと思ってた」
「俺もだよ」
「賢も同じこと思ってたんだ」
「まぁな」
「読書ができて良かった」
「それはあるな」
バス停に着いて、少しの時間待つ。5分ほど待てば乗るバスがやってくる。二人で乗り込み、空いている座席に座る。発車するバスに揺られながら予定を決める。
「今日のご飯どうする?」
「どうしようかな」
「結局買い物行ってない気がする」
「確かに。家の中に何もねえ」
「スーパー寄ってなんか買って帰ろう」
「そうだな。そうするか」
少しずつ暗くなる外を見ながら晩ごはんの話をする。全く備蓄ない以上、買い物に行くしかない。それは賢の頭にもあったようだ。思っていたより早く最寄りのバス停に着き、バスから降りる。そこからスーパーに向かって歩く。高架になっている線路の下を抜けて2分ほど歩けばスーパーがある。家とは逆方向だが、ここにスーパーがあることはなんとなく知っていた。バスがこの道を通ることがあるからだった。
スーパーに入って、賢が籠を取る。横に付きながらいろんな食材を見て回る。賢も一緒に見て回りながら野菜や肉を見る。賢が豚ひき肉をカゴに入れた。そこでふとメニューが思い浮かぶ。
「今日ハンバーグ作るの?」
「いや、今日はハンバーグと同じ材料で作るそぼろだよ」
「そぼろ?」
「パラパラしたやつ」
「あー、あれか」
「そうそう、あれ」
賢と同じものを想像しているかは調理の段階までわからないけれど、おそらく同じものを想定しているはずだ。豚ひき肉をカゴに入れてからさらにスーパーを回り、玉ねぎとケチャップをカゴに入れる。
その後は主要な食材の部分を回らず、明日の朝ごはんの買い出しになった。ちょこちょこと食べるものを買い足して、レジへと向かう。そして会計が終わって、レジ袋を持って家へと向かう。スーパーから出ると、すっかり暗くなっていた。行きと同じように高架を抜けて帰り道を歩いていく。
暗くなった夜道を二人で歩いて帰る。何気ない日常の中にある、かけがえのない時間。これからもずっと、大切にしていきたいと誓いながら。
2人で帰り道を歩く。高架になっている線路の下を潜り、いつもの駅前に出てから少し歩く。今日の夜は少しだけ肌寒い気がする。そんな道を2人で歩く。
歩いているだけなのに、幸せな時間だ。そこからさらに歩いて川沿いに出て、10分ほど歩けば賢の家がある。川沿いに出ればさらに肌寒い気がしたけれど、なんとか我慢することができた。薄着だったのは失敗だったかもしれない。そんなことを考えている間に、賢の家に着く。賢が鍵を開けて中に入る。仁もそれに続いて中に入る。
「ただいまー」
「ただいま」
賢の家に帰ってくる。最近はこっちに帰ってくることの方が多いかもしれない。布団は毎回畳んで直している。そうしないと食卓が並べられないのである。
2人で部屋に入り、荷物を置いて床に座る。ひと段落だった。5分ほど2人とも無言のまま座っていたが、賢が立ち上がった。
「そろそろご飯作るか」
「そぼろ?」
「そう、そぼろ」
「手伝おうか?」
「大丈夫だよ。今回は簡単だからぱぱっと作ってしまう」
「了解!」
賢はキッチンに向かって歩き、冷蔵庫の上に置いてある食材を取って調理を始めた。
まずは玉ねぎのみじん切りをする。その後、フライパンに油を敷いて温める。ある程度暖まったところで豚ひき肉を入れて、しばらく炒める。食材が二つとも炒め終わったところで、醤油、塩、胡椒とケチャップを入れる。全体的に調味料が混ざったら、完成。賢の調理する姿を見ていると、そんな感じだった。量としてはそこそこあるようで、大皿に盛り付けて賢が持ってくる。広げておいた食卓に皿を置いたところであることに気がついた。
「米を炊いてないな」
「そういえば、炊いてない」
「今から炊くか」
「そうだね」
「1時間で炊けるし、これはまた電子レンジで温めればいい」
「その間、ゆっくりしよう」
「あぁ、そうだな」
会話が終わってからすぐ、賢は米びつから米を3合出して、洗い始めた。しばらく洗った後、炊飯釜に入れて、それを炊飯器に入れて、スイッチを押した。ちゃんと炊飯が始まっていることを確認してから、こっちに戻ってくる。ぬかりなく確認するところが賢らしさが出ていた。
「これで、あとは待つだけだな。この皿にはラップしておこう」
「そうだね。乾燥防止もあるしね」
「美味しくなることを祈ろう」
「うん」
そこから先は、またしばし無言が続く。お互いの事務連絡だったり、SNSだったりを見て個人的な時間が10分ほど続く。その後、お互いの時間が終わったときに、仁から話しかける。
「同棲する準備とか、そろそろ本格的にしないとね」
「そうだなぁ。この話題も何回か話してる気はするけど、何一つ準備進んでない気もする」
「とりあえず服はあるからなんとかなるのかな。あとはなんか準備した方がいいものある?」
「うーん、紙の本?あとはパソコンか?」
「俺のパソコンってこと?」
「そうそう、まぁ、俺のやつもあるけどね。2台あるに越したことはない」
「なるほど、それはたしかに」
「でも。それくらいじゃないか?スペース的にも限界があるだろうし、とりあえずそれが揃えばなんとかなるだろう」
「なるほどね。了解!」
米が炊かれている間に、今後の話をする。まず一番気になっていた同棲の話。もうすでに半分くらいは同棲な気はするのだけれど、まだ正式には決まったわけではない。少しずつ決めていこうと思ったのだが、準備のしやすい必要なものはあんまりないらしい。お互い持ち物や生活習慣にこだわりがある方ではないから、そうなったのかもしれないけれど。
「ま、あれだ。また必要なものが出てきたら用意すればいい。短いながら冬休みもあるし、まだ春休みある。できることからやっていくしかない」
「なるほど、確かに」
「じっくり焦らずいこう」
「うん」
「年明けくらいから同棲してもいいくらいだろうし」
「3年からって話じゃなかった?」
「言ってた気もするが、そんなに大層な準備が必要なわけでもないしな」
「なるほど」
「ま、その分忙しくなるが、大丈夫だろう」
「さっきの話の流れで言えば、ほとんど準備しなくていいもんね」
「そういうことだな」
会話がひと段落したところで、炊飯器の音が鳴った。ご飯が炊けたようだ。2人で立ち上がり、炊飯器の前に立つ。夢中で話していると1時間とは短いものだった。
いい匂いのする炊飯器の蓋を開ける。しゃもじで掬ってお茶碗に装う。2人分入れたところで、食卓に戻る。
「あとは、さっきのそぼろを電子レンジに入れてしばらく待てば完成」
「ご飯だ」
「ご飯を炊くのを忘れているとは思ってなかったけどな」
「思わぬ伏兵だったね」
「全くだ」
そんな会話をしながら電子レンジの温めが終わるまで5分ほど待つと、電子レンジからも音がした。温め終わったようだ。
「さて、いただきます」
「いただきます」
ご飯を2人で食べる。白米を食べて、そぼろを食べる。ひき肉も玉ねぎもいい感じで味がついていた。調味料の偏りもなく、いい仕上がりになっていた。賢はやっぱり料理が上手い。2人で話をしながら食べた。研究室での読書の内容の話、読書中の喧騒の話。仁もこれからその道に進んでいくことになるが、あの姿にはならないようにと何回言われたか分からない言葉が出てきた。笑いながらそんな話をして、今日という日も過ぎていく。
明日は5連休最後の日だ。また一歩、また一歩と歩んでいくために、賢と話をしよう。今までと、これからの話を。
「おう、お疲れ。俺はまだまだこいつらの相手があるから…」
「頑張ってください」
「頑張るわ」
まるで友人かのような会話を交わす賢と教授。夕方になっても終わる気配は無かった。賢と仁はキリのいいところまで読書を進めて、これから家に帰る途中だった。二人で研究室を出て、研究棟からも出る。研究棟の出口の扉を開けて外に出て、何事もなく大学前のバス停へと向かう。
「ま、思ってたより静かだったな」
「もうちょっと騒がしいかと思ってた」
「俺もだよ」
「賢も同じこと思ってたんだ」
「まぁな」
「読書ができて良かった」
「それはあるな」
バス停に着いて、少しの時間待つ。5分ほど待てば乗るバスがやってくる。二人で乗り込み、空いている座席に座る。発車するバスに揺られながら予定を決める。
「今日のご飯どうする?」
「どうしようかな」
「結局買い物行ってない気がする」
「確かに。家の中に何もねえ」
「スーパー寄ってなんか買って帰ろう」
「そうだな。そうするか」
少しずつ暗くなる外を見ながら晩ごはんの話をする。全く備蓄ない以上、買い物に行くしかない。それは賢の頭にもあったようだ。思っていたより早く最寄りのバス停に着き、バスから降りる。そこからスーパーに向かって歩く。高架になっている線路の下を抜けて2分ほど歩けばスーパーがある。家とは逆方向だが、ここにスーパーがあることはなんとなく知っていた。バスがこの道を通ることがあるからだった。
スーパーに入って、賢が籠を取る。横に付きながらいろんな食材を見て回る。賢も一緒に見て回りながら野菜や肉を見る。賢が豚ひき肉をカゴに入れた。そこでふとメニューが思い浮かぶ。
「今日ハンバーグ作るの?」
「いや、今日はハンバーグと同じ材料で作るそぼろだよ」
「そぼろ?」
「パラパラしたやつ」
「あー、あれか」
「そうそう、あれ」
賢と同じものを想像しているかは調理の段階までわからないけれど、おそらく同じものを想定しているはずだ。豚ひき肉をカゴに入れてからさらにスーパーを回り、玉ねぎとケチャップをカゴに入れる。
その後は主要な食材の部分を回らず、明日の朝ごはんの買い出しになった。ちょこちょこと食べるものを買い足して、レジへと向かう。そして会計が終わって、レジ袋を持って家へと向かう。スーパーから出ると、すっかり暗くなっていた。行きと同じように高架を抜けて帰り道を歩いていく。
暗くなった夜道を二人で歩いて帰る。何気ない日常の中にある、かけがえのない時間。これからもずっと、大切にしていきたいと誓いながら。
2人で帰り道を歩く。高架になっている線路の下を潜り、いつもの駅前に出てから少し歩く。今日の夜は少しだけ肌寒い気がする。そんな道を2人で歩く。
歩いているだけなのに、幸せな時間だ。そこからさらに歩いて川沿いに出て、10分ほど歩けば賢の家がある。川沿いに出ればさらに肌寒い気がしたけれど、なんとか我慢することができた。薄着だったのは失敗だったかもしれない。そんなことを考えている間に、賢の家に着く。賢が鍵を開けて中に入る。仁もそれに続いて中に入る。
「ただいまー」
「ただいま」
賢の家に帰ってくる。最近はこっちに帰ってくることの方が多いかもしれない。布団は毎回畳んで直している。そうしないと食卓が並べられないのである。
2人で部屋に入り、荷物を置いて床に座る。ひと段落だった。5分ほど2人とも無言のまま座っていたが、賢が立ち上がった。
「そろそろご飯作るか」
「そぼろ?」
「そう、そぼろ」
「手伝おうか?」
「大丈夫だよ。今回は簡単だからぱぱっと作ってしまう」
「了解!」
賢はキッチンに向かって歩き、冷蔵庫の上に置いてある食材を取って調理を始めた。
まずは玉ねぎのみじん切りをする。その後、フライパンに油を敷いて温める。ある程度暖まったところで豚ひき肉を入れて、しばらく炒める。食材が二つとも炒め終わったところで、醤油、塩、胡椒とケチャップを入れる。全体的に調味料が混ざったら、完成。賢の調理する姿を見ていると、そんな感じだった。量としてはそこそこあるようで、大皿に盛り付けて賢が持ってくる。広げておいた食卓に皿を置いたところであることに気がついた。
「米を炊いてないな」
「そういえば、炊いてない」
「今から炊くか」
「そうだね」
「1時間で炊けるし、これはまた電子レンジで温めればいい」
「その間、ゆっくりしよう」
「あぁ、そうだな」
会話が終わってからすぐ、賢は米びつから米を3合出して、洗い始めた。しばらく洗った後、炊飯釜に入れて、それを炊飯器に入れて、スイッチを押した。ちゃんと炊飯が始まっていることを確認してから、こっちに戻ってくる。ぬかりなく確認するところが賢らしさが出ていた。
「これで、あとは待つだけだな。この皿にはラップしておこう」
「そうだね。乾燥防止もあるしね」
「美味しくなることを祈ろう」
「うん」
そこから先は、またしばし無言が続く。お互いの事務連絡だったり、SNSだったりを見て個人的な時間が10分ほど続く。その後、お互いの時間が終わったときに、仁から話しかける。
「同棲する準備とか、そろそろ本格的にしないとね」
「そうだなぁ。この話題も何回か話してる気はするけど、何一つ準備進んでない気もする」
「とりあえず服はあるからなんとかなるのかな。あとはなんか準備した方がいいものある?」
「うーん、紙の本?あとはパソコンか?」
「俺のパソコンってこと?」
「そうそう、まぁ、俺のやつもあるけどね。2台あるに越したことはない」
「なるほど、それはたしかに」
「でも。それくらいじゃないか?スペース的にも限界があるだろうし、とりあえずそれが揃えばなんとかなるだろう」
「なるほどね。了解!」
米が炊かれている間に、今後の話をする。まず一番気になっていた同棲の話。もうすでに半分くらいは同棲な気はするのだけれど、まだ正式には決まったわけではない。少しずつ決めていこうと思ったのだが、準備のしやすい必要なものはあんまりないらしい。お互い持ち物や生活習慣にこだわりがある方ではないから、そうなったのかもしれないけれど。
「ま、あれだ。また必要なものが出てきたら用意すればいい。短いながら冬休みもあるし、まだ春休みある。できることからやっていくしかない」
「なるほど、確かに」
「じっくり焦らずいこう」
「うん」
「年明けくらいから同棲してもいいくらいだろうし」
「3年からって話じゃなかった?」
「言ってた気もするが、そんなに大層な準備が必要なわけでもないしな」
「なるほど」
「ま、その分忙しくなるが、大丈夫だろう」
「さっきの話の流れで言えば、ほとんど準備しなくていいもんね」
「そういうことだな」
会話がひと段落したところで、炊飯器の音が鳴った。ご飯が炊けたようだ。2人で立ち上がり、炊飯器の前に立つ。夢中で話していると1時間とは短いものだった。
いい匂いのする炊飯器の蓋を開ける。しゃもじで掬ってお茶碗に装う。2人分入れたところで、食卓に戻る。
「あとは、さっきのそぼろを電子レンジに入れてしばらく待てば完成」
「ご飯だ」
「ご飯を炊くのを忘れているとは思ってなかったけどな」
「思わぬ伏兵だったね」
「全くだ」
そんな会話をしながら電子レンジの温めが終わるまで5分ほど待つと、電子レンジからも音がした。温め終わったようだ。
「さて、いただきます」
「いただきます」
ご飯を2人で食べる。白米を食べて、そぼろを食べる。ひき肉も玉ねぎもいい感じで味がついていた。調味料の偏りもなく、いい仕上がりになっていた。賢はやっぱり料理が上手い。2人で話をしながら食べた。研究室での読書の内容の話、読書中の喧騒の話。仁もこれからその道に進んでいくことになるが、あの姿にはならないようにと何回言われたか分からない言葉が出てきた。笑いながらそんな話をして、今日という日も過ぎていく。
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