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私
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目を覚ますと、スマートフォンの時計には7時30分と表示されていた。社会人になりたての頃は憧れていた一人暮らしも、慣れてしまえば同じ日常の連続だった。
職場ではそれなりの地位を得るように頑張ってきた。飲み会には参加していないが、仕事はそれなりにこなしてきた。残業になることもあれば、年2回くらいは休日出勤になることもある。仕事以外に特に頑張れるものもなかった莉子にとっては、そんなことは別に問題ではなかった。
「莉子ちゃん、どうしたの」
「いや、仕事がめんどくさいだけです」
「まだお昼も過ぎてないのに」
「まぁそれはそうなんですけど」
いつも仕事を教えてくれる先輩が話しかけてくれた。そんなに思い詰めた顔をしていたつもりはないのだが、周りから見ればそんなことはなかったらしい。
いつも通りの仕事をこなす。事務処理から伝票の確認、客先への電話も最近は増えてきた。何もわからないまま仕事をしていた新卒の頃に比べると、随分と成長したと思う。
「莉子ちゃんは彼氏とか作らないんだっけ」
「まぁ、好きな人ができたことないですからね」
「それって、なんか不思議な感覚だったりするの?」
「特に何かがあるわけじゃないですよ。先輩は彼氏いるんでしたっけ」
「一応いるわよ。これからどうなるか分からないけど」
「結婚とか、しそうですか?」
「うーん。まぁあり得なくはないけど、あり得なくはないかなって感じかしら」
最近の先輩は、あまり彼氏とは上手くいってなさそうな雰囲気が出ていたけれど、そこまで関係が悪化しているとは思わなかった。それでも機嫌を悪くすることなく答えてくれる先輩に感謝しながら、もう少しだけ質問してみる。
「可能性としては低そうですか?」
「まぁそうねぇ。なんとも言えないけど、今の彼氏との将来を考えると、難しそうな気はするわ。莉子ちゃんは結婚とか考えてるの?」
「うーん、どうなんでしょう。難しいところですけど、誰も好きになれないから、結婚できないのかなって思ってます」
「結婚っていうのは難しいからね。焦る必要はないと思うけど、頭の片隅にはあったほうがいい気がするわ」
「なるほど、ありがとうございます」
「いえいえ。話しかけたのは私だからね。さて、続きの仕事しましょうか」
「はい、頑張りましょう」
隣に座る先輩と仕事をしながら、将来のことを考える。私は結局どうしたいんだろう。どうすることが正解なのか。最近の世の中は結婚することが正解じゃないし、ゴールじゃない。時代の流れは汲んでいるつもりでも、今までの慣習が気になって結婚するべきなのかと考えてしまう。仕事をこなしながら過ぎていく日常で、自分の生き方がわからなくなっていた。
職場ではそれなりの地位を得るように頑張ってきた。飲み会には参加していないが、仕事はそれなりにこなしてきた。残業になることもあれば、年2回くらいは休日出勤になることもある。仕事以外に特に頑張れるものもなかった莉子にとっては、そんなことは別に問題ではなかった。
「莉子ちゃん、どうしたの」
「いや、仕事がめんどくさいだけです」
「まだお昼も過ぎてないのに」
「まぁそれはそうなんですけど」
いつも仕事を教えてくれる先輩が話しかけてくれた。そんなに思い詰めた顔をしていたつもりはないのだが、周りから見ればそんなことはなかったらしい。
いつも通りの仕事をこなす。事務処理から伝票の確認、客先への電話も最近は増えてきた。何もわからないまま仕事をしていた新卒の頃に比べると、随分と成長したと思う。
「莉子ちゃんは彼氏とか作らないんだっけ」
「まぁ、好きな人ができたことないですからね」
「それって、なんか不思議な感覚だったりするの?」
「特に何かがあるわけじゃないですよ。先輩は彼氏いるんでしたっけ」
「一応いるわよ。これからどうなるか分からないけど」
「結婚とか、しそうですか?」
「うーん。まぁあり得なくはないけど、あり得なくはないかなって感じかしら」
最近の先輩は、あまり彼氏とは上手くいってなさそうな雰囲気が出ていたけれど、そこまで関係が悪化しているとは思わなかった。それでも機嫌を悪くすることなく答えてくれる先輩に感謝しながら、もう少しだけ質問してみる。
「可能性としては低そうですか?」
「まぁそうねぇ。なんとも言えないけど、今の彼氏との将来を考えると、難しそうな気はするわ。莉子ちゃんは結婚とか考えてるの?」
「うーん、どうなんでしょう。難しいところですけど、誰も好きになれないから、結婚できないのかなって思ってます」
「結婚っていうのは難しいからね。焦る必要はないと思うけど、頭の片隅にはあったほうがいい気がするわ」
「なるほど、ありがとうございます」
「いえいえ。話しかけたのは私だからね。さて、続きの仕事しましょうか」
「はい、頑張りましょう」
隣に座る先輩と仕事をしながら、将来のことを考える。私は結局どうしたいんだろう。どうすることが正解なのか。最近の世の中は結婚することが正解じゃないし、ゴールじゃない。時代の流れは汲んでいるつもりでも、今までの慣習が気になって結婚するべきなのかと考えてしまう。仕事をこなしながら過ぎていく日常で、自分の生き方がわからなくなっていた。
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