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氷の王子、クラウス。それぞれのピュア様。
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放課後、アンジェリカの前に 取り巻き令嬢が現れた。
「あら、田舎者のアンジェリカ様が どうなさったのかしら。」
「無理をなさっている、様ですわ。」
「全然、似合いませんですわ。」
机の周りに集まり、アンジェリカを酷評する。
「・・・・・・。」
アンジェリカは、何時ものように 押し黙った。
「あら、何も言えないのですか? 」
「御本人も気付いて、おいででは? 」
「お似合いに、成らないことを。」
「・・・・・・。」
何時もアフロディの後に隠れながら、悪態を吐く令嬢達が、独自に高位であるアンジェリカを取り巻いていた。周りで見ていた学生達は、巻き込まれるのを恐れて 早々と教室を出て行った。今、取り巻き令嬢と アンジェリカだけが 教室に残っていた。
影には、クラウス達がアンジェリカを追っているが。
段々に上がる扇形の教室で、一番上の机の下に身を隠しながら クラウス達は令嬢達の暴言を聞いていた。
「何、やってんだ? 彼奴ら。」
アルバートが、囁いた。
クラウスは、令嬢達を机と床の隙間から睨んでいた。アルファは、床に寝転びながらクラウスを見ている。
「大丈夫です。彼女らは、『ピュアは正義』の者達です。何か、考えがあるのでしょう。」
カーテンに隠れながら、襟元を立て顔を隠すジェームズがいた。
「暫く、様子を見てみましょう。」
ジェームズの言葉に、クラウスは渋々 頷いた。
「分かってますわ。」
「愛する方が、お有りになるのね。」
「振り向いて、欲しいのですね。」
取り巻き令嬢は、言い当てる。
「どうして、」
アンジェリカは、驚いたように令嬢達を見る。
「分かりますわ。」
「私達は、ピュア様を愛する者。」
「ピュア様の気持ちは、手に取るように分かりますわ。」
令嬢達は、謳うように言う。
「私は、ただ 覚えて下されれば。」
アンジェリカは、恥ずかしそうに顔を覆った。
取り巻き令嬢は きゅんと、胸を成らした。
「健気、ですわ。」
「ピュアですわ。」
「ピュアピュアですわ。」
令嬢達は、頷き合った。
「アンジェ様。」
「私達が此処にいるのは、アンジェ様の為。」
「お力に、成りますわ。」
アンジェリカは、驚いたように 顔を上げた。
「仮面を、お取りになって。」
「仮面を、被っては駄目ですわ。」
「駄目、駄目、ですわ。」
アンジェリカは、戸惑った。
「私は、アフロディ様のように成ろうと。」
令嬢達は、首を振った。
「ロディ様の出で立ちは、殿方を牽制する為の姿ですわ。」
「仮面を被って、折りますの。」
「アンジェ様は、お外しになって。」
アンジェリカは、驚愕した。そして、俯く。
「アフロディ様は、其れでも殿方(クラウス様)に おモテになるのね。」
令嬢達は、机の上で組むアンジェリカの手に触れる。
「当然ですわ。」
「ロディ様の仮面は、表の仮面。」
「心のピュアは、にじみ出てしまいますわ。」
キャシィは下から覗き見るように、膝を折る。
「怖がらないで。」
優しく見上げる。
「仮面を、お外しになって。」
バーバラが、優しく肩に手を置く。
「心の、仮面を。」
アリスが、エスコートするように手を取った。
「心の仮面? 」
アンジェリカは、不思議そうに首を傾げた。
「被って、いらっしゃるでしょう。」
「心の仮面を。」
「人形姫の仮面を。」
「どうして、」
アンジェリカは、息を吞んだ。
「ごめんなさい。」
「気づいて、差し上げられなくって。」
「駄目、駄目ですわ。」
令嬢達は、哀しそうに目を閉じる。
「でも、もう大丈夫。」
「心を、解放なさって。」
「怖がらないで。。」
「「「仮面を、お外しになって。」」」
アンジェリカの目から、ハラハラと涙が落ちる。
「でも、私 愛想がなくって。アフロディ様のように、笑えなくって。」
令嬢達は、優しくアンジェリカを抱き締めた。
「安心、なさって。」
「恋する乙女は、美しいのですわ。」
「好きな殿方を、思いなさって。」
「「「自然と、美しい笑顔が 現れますの。」」」
「好きな方を、思う。」
アンジェリカは、祈るようにてを組んだ。
(ああ、クラウス様。)
心の底から、湧き上がる微笑み。厚化粧で、他の者には分からないが。取り巻き令嬢達に、分かった。
「もう、表の仮面も いりませんわ。」
「御髪が、痛んでしまいますわ。」
「お肌が、荒れてしまいますわ。」
「「「何時もの、アンジェ様にお戻りになって。」」」
令嬢達も、祈るように手を組んで謳うように言った。
「でも、恥ずかしい。」
お上りさんのように、似合わない格好をしてきた自分。今更、元の姿に戻るのは恥ずかしかった。
「恥ずかしいがらないで。」
「御護りしますわ。」
「シルビアが。」
「シルビア様? 」
付け睫毛で、埋もれている目を アンジェリカは見開いた。
「ピュア様を護は、ピュアでない者の役目。」
「私達は、ロディ様を。」
「シルビア、シルフィは、アンジェ様を。」
「私達は、ピュア様を護る 」
「盾であり、鉾である。」
「私達は、ピュア様の正義の使徒ですわ。」
「「「さあ、明日は 何時ものアンジェ様を お見せになって。」」」
「ありがとう、皆様。」
アンジェリカは、感動の余り涙を流すのであった。
「・・・・・・。」
何も言えなかった。
此処に、ひとり 涙を流す者がいた。
「お前、泣いてるのか。」
令嬢達の、演劇のようなやり取りを聞いていたアルバートは 隣で涙を流すクラウスに気づいた。
無表情のまま、涙を流すクラウスに呆れる。
「泣いてなど、いない。」
袖で涙を拭った。
「アンジェリカには、良き友がいるようで よかった。」
クラウスは、感動の余り打ち震えていた。
「友達か? 」
アルバートは、ジェームズを見る。
「変態でしょう。」
令嬢達に見つからないように、カーテンに隠れながら言う。
「兄上、綺麗です。」
アルファは、兄を見詰めながら言った。彼は、何も考えていなかった。
その頃のシルビアは、
「皆様は、何処ですの? 」
何時も傍にいる、取り巻き令嬢達がいない。いるのは、シルビアとシルフィ。
「ちょっと、用事があって 私達が代わりに。」
「私、見捨てられてしまったの? 」
アフロディは、ぽろぽろと涙を流した。厚化粧が、溶けていく。
「私は、捨てられてしまったの? 」
子供のように、泣きじゃくる。シルビアは慌てた。
「違うわ、彼女らは用事があって。」
「私用ですわ。」
「私に、何も言わずに? 」
益々、顔が溶けていく。
「今日は、私が代わりに馬車まで送りますから 泣き止んで下さい。」
「化粧が禿げて、醜いですわ。」
「シルフィ!! 」
シルビアは、妹を怒った。シルフィは、弱い女性が嫌いだった。
「醜い。」
アフロディは、呟いた。
「ジェームズ様にも、言われましたわ。私は、醜いアヒルの子なのですわ!! 」
アフロディは、泣きじゃくった。
「アンジェリカ様のように、お姫様には慣れないのですわ!! 」
「落ち着いて下さい、アフロディ様。」
シルビアは、あやしに掛かるが。
「私は醜いアヒルの子。白鳥に慣れない、アヒルの子なのですわ!! 」
突然走り出す。が、扉にぶつかり、座り込んだ。
「痛い、ですわ!! 」
シルビアが、駆け寄る。
「大丈夫ですか!? 」
「扉が、とても硬いですわ。」
「ええ、そうですね。」
「たんこぶが、出来てしまいますわ。」
アフロディは、額に手を置いた。
「ますます 醜く、なってしまいましたわ。」
「そんな事は、あり」
「醜いアヒルの子は、アヒルになって、お肉になって、食べられてしまうのですわ。」
真剣に、言葉を発する。
「え、と。何を、言って? 」
「きっと、アヒルお肉は 美味しのですわ。」
シルビアは、アフロディの言葉に 狼狽える。
「私は、ジェームズ様に美味しく食べられてしまうのですわ。」
「アフロディ様!? 」
突拍子無い内容に、シルビアは手を床に付いた。
「助けて、キャシィ。」
シルビアは、心から助けを求めた。
「おねぇ様に 手を付かせるなんて、アフロディ様。やりますわね。」
シルフィは、感心してアフロディを見る。
穏やかに、一日が過ぎていった。
「あら、田舎者のアンジェリカ様が どうなさったのかしら。」
「無理をなさっている、様ですわ。」
「全然、似合いませんですわ。」
机の周りに集まり、アンジェリカを酷評する。
「・・・・・・。」
アンジェリカは、何時ものように 押し黙った。
「あら、何も言えないのですか? 」
「御本人も気付いて、おいででは? 」
「お似合いに、成らないことを。」
「・・・・・・。」
何時もアフロディの後に隠れながら、悪態を吐く令嬢達が、独自に高位であるアンジェリカを取り巻いていた。周りで見ていた学生達は、巻き込まれるのを恐れて 早々と教室を出て行った。今、取り巻き令嬢と アンジェリカだけが 教室に残っていた。
影には、クラウス達がアンジェリカを追っているが。
段々に上がる扇形の教室で、一番上の机の下に身を隠しながら クラウス達は令嬢達の暴言を聞いていた。
「何、やってんだ? 彼奴ら。」
アルバートが、囁いた。
クラウスは、令嬢達を机と床の隙間から睨んでいた。アルファは、床に寝転びながらクラウスを見ている。
「大丈夫です。彼女らは、『ピュアは正義』の者達です。何か、考えがあるのでしょう。」
カーテンに隠れながら、襟元を立て顔を隠すジェームズがいた。
「暫く、様子を見てみましょう。」
ジェームズの言葉に、クラウスは渋々 頷いた。
「分かってますわ。」
「愛する方が、お有りになるのね。」
「振り向いて、欲しいのですね。」
取り巻き令嬢は、言い当てる。
「どうして、」
アンジェリカは、驚いたように令嬢達を見る。
「分かりますわ。」
「私達は、ピュア様を愛する者。」
「ピュア様の気持ちは、手に取るように分かりますわ。」
令嬢達は、謳うように言う。
「私は、ただ 覚えて下されれば。」
アンジェリカは、恥ずかしそうに顔を覆った。
取り巻き令嬢は きゅんと、胸を成らした。
「健気、ですわ。」
「ピュアですわ。」
「ピュアピュアですわ。」
令嬢達は、頷き合った。
「アンジェ様。」
「私達が此処にいるのは、アンジェ様の為。」
「お力に、成りますわ。」
アンジェリカは、驚いたように 顔を上げた。
「仮面を、お取りになって。」
「仮面を、被っては駄目ですわ。」
「駄目、駄目、ですわ。」
アンジェリカは、戸惑った。
「私は、アフロディ様のように成ろうと。」
令嬢達は、首を振った。
「ロディ様の出で立ちは、殿方を牽制する為の姿ですわ。」
「仮面を被って、折りますの。」
「アンジェ様は、お外しになって。」
アンジェリカは、驚愕した。そして、俯く。
「アフロディ様は、其れでも殿方(クラウス様)に おモテになるのね。」
令嬢達は、机の上で組むアンジェリカの手に触れる。
「当然ですわ。」
「ロディ様の仮面は、表の仮面。」
「心のピュアは、にじみ出てしまいますわ。」
キャシィは下から覗き見るように、膝を折る。
「怖がらないで。」
優しく見上げる。
「仮面を、お外しになって。」
バーバラが、優しく肩に手を置く。
「心の、仮面を。」
アリスが、エスコートするように手を取った。
「心の仮面? 」
アンジェリカは、不思議そうに首を傾げた。
「被って、いらっしゃるでしょう。」
「心の仮面を。」
「人形姫の仮面を。」
「どうして、」
アンジェリカは、息を吞んだ。
「ごめんなさい。」
「気づいて、差し上げられなくって。」
「駄目、駄目ですわ。」
令嬢達は、哀しそうに目を閉じる。
「でも、もう大丈夫。」
「心を、解放なさって。」
「怖がらないで。。」
「「「仮面を、お外しになって。」」」
アンジェリカの目から、ハラハラと涙が落ちる。
「でも、私 愛想がなくって。アフロディ様のように、笑えなくって。」
令嬢達は、優しくアンジェリカを抱き締めた。
「安心、なさって。」
「恋する乙女は、美しいのですわ。」
「好きな殿方を、思いなさって。」
「「「自然と、美しい笑顔が 現れますの。」」」
「好きな方を、思う。」
アンジェリカは、祈るようにてを組んだ。
(ああ、クラウス様。)
心の底から、湧き上がる微笑み。厚化粧で、他の者には分からないが。取り巻き令嬢達に、分かった。
「もう、表の仮面も いりませんわ。」
「御髪が、痛んでしまいますわ。」
「お肌が、荒れてしまいますわ。」
「「「何時もの、アンジェ様にお戻りになって。」」」
令嬢達も、祈るように手を組んで謳うように言った。
「でも、恥ずかしい。」
お上りさんのように、似合わない格好をしてきた自分。今更、元の姿に戻るのは恥ずかしかった。
「恥ずかしいがらないで。」
「御護りしますわ。」
「シルビアが。」
「シルビア様? 」
付け睫毛で、埋もれている目を アンジェリカは見開いた。
「ピュア様を護は、ピュアでない者の役目。」
「私達は、ロディ様を。」
「シルビア、シルフィは、アンジェ様を。」
「私達は、ピュア様を護る 」
「盾であり、鉾である。」
「私達は、ピュア様の正義の使徒ですわ。」
「「「さあ、明日は 何時ものアンジェ様を お見せになって。」」」
「ありがとう、皆様。」
アンジェリカは、感動の余り涙を流すのであった。
「・・・・・・。」
何も言えなかった。
此処に、ひとり 涙を流す者がいた。
「お前、泣いてるのか。」
令嬢達の、演劇のようなやり取りを聞いていたアルバートは 隣で涙を流すクラウスに気づいた。
無表情のまま、涙を流すクラウスに呆れる。
「泣いてなど、いない。」
袖で涙を拭った。
「アンジェリカには、良き友がいるようで よかった。」
クラウスは、感動の余り打ち震えていた。
「友達か? 」
アルバートは、ジェームズを見る。
「変態でしょう。」
令嬢達に見つからないように、カーテンに隠れながら言う。
「兄上、綺麗です。」
アルファは、兄を見詰めながら言った。彼は、何も考えていなかった。
その頃のシルビアは、
「皆様は、何処ですの? 」
何時も傍にいる、取り巻き令嬢達がいない。いるのは、シルビアとシルフィ。
「ちょっと、用事があって 私達が代わりに。」
「私、見捨てられてしまったの? 」
アフロディは、ぽろぽろと涙を流した。厚化粧が、溶けていく。
「私は、捨てられてしまったの? 」
子供のように、泣きじゃくる。シルビアは慌てた。
「違うわ、彼女らは用事があって。」
「私用ですわ。」
「私に、何も言わずに? 」
益々、顔が溶けていく。
「今日は、私が代わりに馬車まで送りますから 泣き止んで下さい。」
「化粧が禿げて、醜いですわ。」
「シルフィ!! 」
シルビアは、妹を怒った。シルフィは、弱い女性が嫌いだった。
「醜い。」
アフロディは、呟いた。
「ジェームズ様にも、言われましたわ。私は、醜いアヒルの子なのですわ!! 」
アフロディは、泣きじゃくった。
「アンジェリカ様のように、お姫様には慣れないのですわ!! 」
「落ち着いて下さい、アフロディ様。」
シルビアは、あやしに掛かるが。
「私は醜いアヒルの子。白鳥に慣れない、アヒルの子なのですわ!! 」
突然走り出す。が、扉にぶつかり、座り込んだ。
「痛い、ですわ!! 」
シルビアが、駆け寄る。
「大丈夫ですか!? 」
「扉が、とても硬いですわ。」
「ええ、そうですね。」
「たんこぶが、出来てしまいますわ。」
アフロディは、額に手を置いた。
「ますます 醜く、なってしまいましたわ。」
「そんな事は、あり」
「醜いアヒルの子は、アヒルになって、お肉になって、食べられてしまうのですわ。」
真剣に、言葉を発する。
「え、と。何を、言って? 」
「きっと、アヒルお肉は 美味しのですわ。」
シルビアは、アフロディの言葉に 狼狽える。
「私は、ジェームズ様に美味しく食べられてしまうのですわ。」
「アフロディ様!? 」
突拍子無い内容に、シルビアは手を床に付いた。
「助けて、キャシィ。」
シルビアは、心から助けを求めた。
「おねぇ様に 手を付かせるなんて、アフロディ様。やりますわね。」
シルフィは、感心してアフロディを見る。
穏やかに、一日が過ぎていった。
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