あの一等星

AGE・小説家となるもの

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七章 そして深淵へ

アルファの真技

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まえがき
やっとのことで7話
物語も大詰め
魔王討伐へ動き出していく
一行は果たして魔王討伐を果たせるのか! 
本編
異空間
……はっ?
何もない ここはどこだ?
そうだ俺は
アルファ「紅き彗星レッド・スター!!」
パチパチパチ
どこかから音が聞こえる
アルファ「お前は誰だ?」
???「あれ?忘れてしまったのでしょうか 理概神アルファクス・グレイス・エンシャント様」
アルファ「知らんそんな名は……」
???「おかしいですね 何か封印ロックしてます?」
アルファ「訳が分からん……ここはどこだ そしてお前は誰だ……」 
アシン「アシン・メモリー 記憶と剣の神徒……」
アルファ「つまり?」
アシン「You know.Awaken your memory.」
アルファ「………!!」
アシン「α you name……」
異空間は閉じた
なぜかは分からないが多分あいつがやったんだろうな
オメガ「空間が壊れた?そんなはずは!」
アルファ「オメガ!知ってるか?終わりは始まりだ!」
ドォーン!
オメガ「オラタタタタタァ!!」
無限に砲弾が放出される
アルファ「始舞」
砲弾はオメガに帰って行く
アルファ「終わり回って始まり ここからだ!」
オメガ「ふざけんな……!お前如きで俺を圧倒できるわけ!」
アルファ「分かったんだ 俺はこのためにここにいる 俺は自分の意思でここに立ってる」
オメガ「お前の人生すら終わらしてやるよ!」
シュルルルル……
オメガ「なんで!?」
アルファ「お前の周りの破滅した空間を俺が生成し治した」
オメガ「お前……」
アルファ「破滅させたって無駄だ 俺は理概神だからな」
オメガ「なっ!?」
アルファ「俺は絶対フェニキアをぶっ倒して平和の始まりを掴む オメガでこの世を滅ぼしたって何も始まらない オメガ、ファラオなら平和な町を築け 今のは国王のやることじゃねぇ!」
オメガ「国王だからなんだ?終わってしまえば国王も何にも関係ない」
アルファ「死んだ王子がそんなこと望むと思うか?」
オメガ「なんだその全てを見てきたみたいな言い方は」
アルファ「実際全てを見てるんだよ お前のおかげでな」
オメガ「何のことだ?」
アルファ「異空間で記憶の中の誰かと話したんだ アシンだったかな?理概神だと気付いたときはびっくりした」
オメガ「アシン…紅い彗星の赤は理概神アルファクスの赤だったのか」
アルファ「主を吐け」
オメガ「くっ!?空の上の不思議なところ アストライオスとフェニキアがいる…!」
アルファ「そうか ……あの世で会うか?あいつらに ファラオ」
オメガ「ああ…終わりなんだな」
アルファ「オメガだからな」
パチン!
オメガ「さよなら 国民共……」
どかーん!
アルファ「行かなきゃ」
ピュン!
彼方の王国パティッシオ
アルファ「ここが本陣っ!!」

ベータ「残念だ 殺してしまえ」
イプ「おう」
シロン「おけ」

イプ「可哀想だね 君」
アルファ「ん?敵か?」
イプ「じゃなかったらなんなの?ここに来やがってさぁ」
アルファ「なら死ね 理概殺Kill
イプ「グハッ!?」
アルファ「消えてくんない?理概神が通るぞ」
シロン「やめろよ!もっと展開的にあるだろ!?」
アルファ「うるせぇ!お前らたちによって何人殺されたか分かってんのか!上の命令?黙れよ!協力した時点でみんなクソなんだよ!!」
シロン「……!?」
バタッ
アルファ「邪魔する奴は誰であろうとぶち殺す」
ユプ「やば…出たら死ぬって肌で感じる」
アルファ(レックスがどんな気持ちで命を落としたか アロンがどんな気持ちで死んだか もう誰も死なせない…!壊滅させるには俺だけで充分だ)
ユプ「怖い……」
アルファ(あいつらに怪我なんか負わせたくない……俺だけで良い )
アルファ「死ね 無数理滅矢インフィニティ・アロウ!!」
Ψ「登場無しで殺される!?」
ユプ「いやだぁ!」
デルタ「強すぎだろうが!」
多数の文字は消えていった
アルファ「壊滅させた罪は重い」
χ「確かにそうかも知れない……だけど何故、文字名であるお前は俺らを狩る?」
アルファ「ふざけんな てめぇらのような下等生物と一緒にするな」
χ「俺らを下等生物扱いとか何様だ」
アルファ「神様だよ!!」
ドォーン!
χ「あぶね!」
アルファ「χはχρεώνのχだったか 殺しがいがある」
χ「死ね!」
アルファ「効かぬよ?」
χ「必然だからな」
アルファ「つまりお前は俺を殺せると?」
χ「ああ フェニキア様がお前を消せば良い そう発言すればお前は消えr……」
アルファ「長い 理概殺Kill
χ「グハッ…!?」
アルファ「お前の話を長々と聞く意義はない さっさとフェニキアのもとへ行かせろ」
ベータ「やめろ!やめろよ!」
アルファ「あ?誰だよお前」
ベータ「俺はお前をそうやって育てたのか?違うよな?」
アルファ「俺の記憶にお前はいない……消し飛ばす 」
パチン
ベータ「父さんだぞ……俺も殺す気なのか……」
アルファ「父…さん……?ヴっ!?」
ベータ「くそっ……さよならだ」
アルファ「父さん……なんでここに居るの……おかしいだろ!?今なら出せる 蘇生!」
ベータ「うっ!?え?なんでお前は俺を」
アルファ「まだ大事なことを聞いてない お前はなぜここにいて何故、俺を同じ文字名であるお前らは俺を襲った?」
ベータ「全てはフェニキア様の赴くままさ 真相なんてその人しか知らない」
アルファ「父さんまでフェニキア、フェニキア うるさい フェニキアがどうした 言語の神がそれだけすごいか?強いか?許せねぇ」
ベータ「理概神と怒りに全てを任せるな 落ち着けよ」
アルファ「落ち着けるわけねぇだろ……父さんまでもがこんなグループに入ってたなんて」
ベータ「すまん」
アルファ「すまんですむことじゃねぇだろ 何人の命を奪った?」
ベータ「じゃあお前はご飯を今まで何回食った?」
アルファ「分かるわけないだろ 」
ベータ「それと同じさ」
アルファ「犯罪者の父親なんて要らねぇ フェニキアに会わせろ」
ベータ「お前はフェニキアの力を知らないからそんなことを言える」
アルファ「うるさい フェニキアだけは絶対に許さねぇ!!」
ドォーン!
ベータ「なんとか耐えたけどまずいな」
アルファ「フェニキア許さん!」

END
次回2話「味方を信じろ」
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