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第1章……王国編
11話……今後の方針
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「んじゃそろそろ解散でいいかな?」
「最後に1つだけ。これからどう動くのかだけ決めておきたいんだけど」
リンが俺とサーシャに目配せをする。
これからの動きとか俺には見当もつかないからそっちで決めて欲しい。従うから。
「そうですね……まずはレベルと冒険者ランクを上げてから動きたいと思ってます。」
「それはもちろんね。クリードもだし、サーシャちゃんも強くなっておいた方がいいしね」
そういやみんなのレベルってどれくらいなんだろ?
「まずは全員シルバーランクになることね。レベルも20は欲しいわね」
「俺は3になったばかりだけど、みんなのレベルとかステータスってどれくらいなの?」
なんだか聞けそうな雰囲気だったので聞いてみる。
「そうね、経験値分配の件もあるし、全員のステータスは把握しておくべきね。お互いが承認すればステータスは見せあえるからやってみましょう」
「どうやるんだ?」
「ならあたしのステータスを見る許可あげるからクリードのも見せてちょうだい」
「許可ってどうやるの?」
「ステータスを開いてからこの人に見せてもいいって思いながら見せてくれれば見れるわよ。あたしがお手本見せるから」
リンは「ステータスオープン」と唱えてステータスを開いて俺を指さすような動きをした。
するとリンの前に浮かぶステータス画面が俺にも見えるようになった。
◇◆
リン・ヒメカワ レベル28
職業……魔法使い
年齢……27
生命力……C 魔力……A 筋力……E 素早さ……D 耐久力……D 魔攻……A 魔防……B
スキル
【魔法適性(火、水、風、土、)】【魔力ブースト】【ツインマジック】【魔力吸収】【魔力感知】
◇◆
「これがあたしのステータスよ」
開示されたリンのステータスは俺よりかなり高く、レベルも28と結構高い。
というかリンって27歳なんだ……ん? ヒメカワ? 姫川?
「じゃあクリードのも見せてもらえる?」
「え? あ、わかった。ステータスオープン」
ステータスを開いてリンやサーシャたちに見られてもいいよーと念じる。
さっきリンは指を指すような仕草をしていたことを思い出してそれも真似してみる。
◇◆
名前……レオ・クリイド レベル3
職業……トラック運転手
年齢……21
生命力……C 魔力……D 筋力………C 素早さ……D
耐久力……A 魔攻……D 魔防……D
スキル
【トラック召喚】【トラック完全支配】【魔法適性(雷、氷、水、風、光、音)】【瞬間加速】【瞬間停止】【自己再生】【魔力吸収】
◇◆
「これで見れるのかな?」
あら? 名前表記が変わってる? 何でだ?
「えぇ、大丈夫よ、なになに?」
リンとサーシャは顔を寄せ合い俺のステータスを見る。
さっき口頭で伝えたのと変わらないんだけど……
「改めて見るとめちゃくちゃね……魔法適性も多いしやっぱり異世界人ってすごいわね……」
「そうなの?」
基準が分からないからわかんないよね。
「そうね、わかりやすいところなら魔法適性なんて2つあれば優秀、3つあれば天才と言われるくらいなのよ」
アレ?リンは4つあるよな?
「あたしの4属性適性でも100年に1人の天才だって持て囃されるのよ? そのあたしより多い6属性適性、これをめちゃくちゃと言わずなんて言うの?」
「わかりやすい説明ありがとう。基準が曖昧だけど、リンもすごいってことだよね? それよりヒメカワが気になるんだけど」
「あぁ、あたしの家系は500年前に召喚された大魔道士の家系なのよ。だから家名はその名残り」
「へぇ……ってことは召喚された人って元の世界に帰れないの?」
話の流れで聞いたけどこれ大事。
「帰れるらしい……とは聞いたことあるけど詳しくはわからない。ただあたしのご先祖さまみたいに残った人もいるのは間違いないわね」
なら選べるのかな?
選べるなら……まだ決めなくていいか。
「そうそう、これでお互いステータスを見せあったでしょ? なら下の方にパーティ申請ってあるのわかるかしら?」
パーティ申請? あぁ、なんか新しい項目が増えてるね。
「そこを押して……私の名前が出たでしょ?」
「うん、出た」
「なら私の名前を押してみて」
言われた通りリンさんの名前を押してみると、【パーティ申請しますか? はい/いいえ】と表示された。
【はい】を選択すると【申請しました】に表示が変わった。
「申請来たわ。これを私が許可すると……」
俺のステータスに【承認されました】と表示が出た。
「これで一緒に魔物を倒すと経験値は分配されるわ。倒した人が5割、残り5割をメンバーで分配するの」
「2人なら半分ずつになるの?」
「いいえ、その場合なら倒した人が7割5分、もう1人が2割5分ね。」
えっと……まず倒した人が5割、それから残り5割を2人で分けるってことか。
「なるほど、理解したよ」
「ならサーシャちゃんたちともパーティ登録しましょうか」
「クリード様、よろしいですか?」
「うん、よろしく頼むよ」
ぶっちゃけ断る理由なんて無いしね。
「じゃあサーシャちゃんのステータスを見せてあげて?」
「はい!ステータスオープン!」
話は終わりとばかりに次はサーシャのステータスが表示された。
◇◆
サーシャ・ライノス レベル14
職業……聖女
年齢……17
生命力……D 魔力……B 筋力……E 素早さ……E 耐久力……E 魔攻……C 魔防……C
スキル
【魔法適性(聖、光、空間)】【聖なる護り】【聖女の祈り】【魔法効果上昇】【浄化の光】
◇◆
「へぇ、リンのステータスに似てるね……スキルは全然違うけど」
「同じ後衛職ですからね! リンさんと比べると低いから恥ずかしいですけど……」
レベル差もかなりあるしそれは仕方ないんじゃないのかな?
「ソフィアとアンナは前衛職ですからまた違いますよ!」
サーシャはソフィアとアンナを手招きして2人にも俺たちのステータスを見せると同時に2人のステータスも開かせた。
◇◆
ソフィア レベル19
職業……戦士(槍)
年齢……22
生命力……C 魔力……E 筋力……D 素早さ……C 耐久力……D 魔攻……E 魔防……E
スキル
【槍術】【身体強化】【気配察知】【騎士の矜恃】
◇◆
アンナ レベル18
職業……戦士(剣、盾)
年齢……19
生命力……D 魔力……E 筋力……D 素早さ……F 耐久力……C 魔攻……E 魔防……D
スキル
【剣術】【盾術】【堅牢】【衝撃緩和】
◇◆
なるほど、見た感じソフィアがアタッカー寄り、アンナはタンク寄りって感じかな?
それに唯一リンの魔力がAで他の人にはステータスにAは無いな。
レベル20前後でAが無いのか……なら俺の耐久力Aって飛び抜けてるのかな?
「クリードさんの耐久力見たら自分の存在意義見失いそうッス……」
「私も筋力で負けてますし……やはり私たちでは異世界の勇者には勝てないのですかね……」
ソフィアとアンナがどんよりしているが俺には声をかけることが出来ない。
「よし、各自全員のステータスは確認出来たかしら? まずはパーティ登録を忘れずにしてね」
全員が俺に申請を送ってきたので全員分許可を出す。
「出来たわね? ならとりあえずはクリードのレベルアップと全員のランクをシルバーにすることを目標にしましょうか」
「異議なーし!」
サーシャが賛成したことでソフィアとアンナも必然的に同意。
俺としてもレベルとランクアップは望むところなので何も問題ない。
「じゃあ明日からは常設依頼を確認しながら魔物討伐を進めましょうか。目標は数日中にカッパー、今月中にシルバーってことで」
「異議なーし!」
はーいと右手をピンと伸ばして返事をするサーシャ。
ステータスで17歳って確認してるけど仕草幼いな……
というか暦は同じですか?
「じゃあ解散、明日は8時に食堂集合ね」
時計もあるんスね?
「ねぇ、今って何時?」
「今ですか? そこに時計ありますよ? 今は8時37分ですね」
サーシャの指さしたのはベッドの上。
そちらに目をやると普通に見慣れたアナログ時計がかかっていた。
ポケットからスマホを取り出して時間を確認すると同じ時刻を示していたので時間のズレは無いようだ。
「ちなみに今日って何月何日?」
「今日は9月3日ですよ」
日付のズレも無し……なら分かりやすいな!
「クリード……それなに?」
「これ?スマホって言う俺の世界の道具だよ。今日はもう眠いから明日ね?」
「絶対! 絶対教えてよね!」
立ち上がろうとする俺の腕を掴みちょっと女性がしてはいけないような表情で迫るリンが怖い。
「わかったから……わかったから明日ね? 約束するから」
「言ったわね? 約束よ!」
「はいはい……じゃあおやすみ」
4人に挨拶して隣の部屋へ戻りアラームをセットしてベッドに入った。
そういえばウルト忘れてきたな、まぁ戻るのもアレだし明日でいいか……
「最後に1つだけ。これからどう動くのかだけ決めておきたいんだけど」
リンが俺とサーシャに目配せをする。
これからの動きとか俺には見当もつかないからそっちで決めて欲しい。従うから。
「そうですね……まずはレベルと冒険者ランクを上げてから動きたいと思ってます。」
「それはもちろんね。クリードもだし、サーシャちゃんも強くなっておいた方がいいしね」
そういやみんなのレベルってどれくらいなんだろ?
「まずは全員シルバーランクになることね。レベルも20は欲しいわね」
「俺は3になったばかりだけど、みんなのレベルとかステータスってどれくらいなの?」
なんだか聞けそうな雰囲気だったので聞いてみる。
「そうね、経験値分配の件もあるし、全員のステータスは把握しておくべきね。お互いが承認すればステータスは見せあえるからやってみましょう」
「どうやるんだ?」
「ならあたしのステータスを見る許可あげるからクリードのも見せてちょうだい」
「許可ってどうやるの?」
「ステータスを開いてからこの人に見せてもいいって思いながら見せてくれれば見れるわよ。あたしがお手本見せるから」
リンは「ステータスオープン」と唱えてステータスを開いて俺を指さすような動きをした。
するとリンの前に浮かぶステータス画面が俺にも見えるようになった。
◇◆
リン・ヒメカワ レベル28
職業……魔法使い
年齢……27
生命力……C 魔力……A 筋力……E 素早さ……D 耐久力……D 魔攻……A 魔防……B
スキル
【魔法適性(火、水、風、土、)】【魔力ブースト】【ツインマジック】【魔力吸収】【魔力感知】
◇◆
「これがあたしのステータスよ」
開示されたリンのステータスは俺よりかなり高く、レベルも28と結構高い。
というかリンって27歳なんだ……ん? ヒメカワ? 姫川?
「じゃあクリードのも見せてもらえる?」
「え? あ、わかった。ステータスオープン」
ステータスを開いてリンやサーシャたちに見られてもいいよーと念じる。
さっきリンは指を指すような仕草をしていたことを思い出してそれも真似してみる。
◇◆
名前……レオ・クリイド レベル3
職業……トラック運転手
年齢……21
生命力……C 魔力……D 筋力………C 素早さ……D
耐久力……A 魔攻……D 魔防……D
スキル
【トラック召喚】【トラック完全支配】【魔法適性(雷、氷、水、風、光、音)】【瞬間加速】【瞬間停止】【自己再生】【魔力吸収】
◇◆
「これで見れるのかな?」
あら? 名前表記が変わってる? 何でだ?
「えぇ、大丈夫よ、なになに?」
リンとサーシャは顔を寄せ合い俺のステータスを見る。
さっき口頭で伝えたのと変わらないんだけど……
「改めて見るとめちゃくちゃね……魔法適性も多いしやっぱり異世界人ってすごいわね……」
「そうなの?」
基準が分からないからわかんないよね。
「そうね、わかりやすいところなら魔法適性なんて2つあれば優秀、3つあれば天才と言われるくらいなのよ」
アレ?リンは4つあるよな?
「あたしの4属性適性でも100年に1人の天才だって持て囃されるのよ? そのあたしより多い6属性適性、これをめちゃくちゃと言わずなんて言うの?」
「わかりやすい説明ありがとう。基準が曖昧だけど、リンもすごいってことだよね? それよりヒメカワが気になるんだけど」
「あぁ、あたしの家系は500年前に召喚された大魔道士の家系なのよ。だから家名はその名残り」
「へぇ……ってことは召喚された人って元の世界に帰れないの?」
話の流れで聞いたけどこれ大事。
「帰れるらしい……とは聞いたことあるけど詳しくはわからない。ただあたしのご先祖さまみたいに残った人もいるのは間違いないわね」
なら選べるのかな?
選べるなら……まだ決めなくていいか。
「そうそう、これでお互いステータスを見せあったでしょ? なら下の方にパーティ申請ってあるのわかるかしら?」
パーティ申請? あぁ、なんか新しい項目が増えてるね。
「そこを押して……私の名前が出たでしょ?」
「うん、出た」
「なら私の名前を押してみて」
言われた通りリンさんの名前を押してみると、【パーティ申請しますか? はい/いいえ】と表示された。
【はい】を選択すると【申請しました】に表示が変わった。
「申請来たわ。これを私が許可すると……」
俺のステータスに【承認されました】と表示が出た。
「これで一緒に魔物を倒すと経験値は分配されるわ。倒した人が5割、残り5割をメンバーで分配するの」
「2人なら半分ずつになるの?」
「いいえ、その場合なら倒した人が7割5分、もう1人が2割5分ね。」
えっと……まず倒した人が5割、それから残り5割を2人で分けるってことか。
「なるほど、理解したよ」
「ならサーシャちゃんたちともパーティ登録しましょうか」
「クリード様、よろしいですか?」
「うん、よろしく頼むよ」
ぶっちゃけ断る理由なんて無いしね。
「じゃあサーシャちゃんのステータスを見せてあげて?」
「はい!ステータスオープン!」
話は終わりとばかりに次はサーシャのステータスが表示された。
◇◆
サーシャ・ライノス レベル14
職業……聖女
年齢……17
生命力……D 魔力……B 筋力……E 素早さ……E 耐久力……E 魔攻……C 魔防……C
スキル
【魔法適性(聖、光、空間)】【聖なる護り】【聖女の祈り】【魔法効果上昇】【浄化の光】
◇◆
「へぇ、リンのステータスに似てるね……スキルは全然違うけど」
「同じ後衛職ですからね! リンさんと比べると低いから恥ずかしいですけど……」
レベル差もかなりあるしそれは仕方ないんじゃないのかな?
「ソフィアとアンナは前衛職ですからまた違いますよ!」
サーシャはソフィアとアンナを手招きして2人にも俺たちのステータスを見せると同時に2人のステータスも開かせた。
◇◆
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年齢……22
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◇◆
アンナ レベル18
職業……戦士(剣、盾)
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生命力……D 魔力……E 筋力……D 素早さ……F 耐久力……C 魔攻……E 魔防……D
スキル
【剣術】【盾術】【堅牢】【衝撃緩和】
◇◆
なるほど、見た感じソフィアがアタッカー寄り、アンナはタンク寄りって感じかな?
それに唯一リンの魔力がAで他の人にはステータスにAは無いな。
レベル20前後でAが無いのか……なら俺の耐久力Aって飛び抜けてるのかな?
「クリードさんの耐久力見たら自分の存在意義見失いそうッス……」
「私も筋力で負けてますし……やはり私たちでは異世界の勇者には勝てないのですかね……」
ソフィアとアンナがどんよりしているが俺には声をかけることが出来ない。
「よし、各自全員のステータスは確認出来たかしら? まずはパーティ登録を忘れずにしてね」
全員が俺に申請を送ってきたので全員分許可を出す。
「出来たわね? ならとりあえずはクリードのレベルアップと全員のランクをシルバーにすることを目標にしましょうか」
「異議なーし!」
サーシャが賛成したことでソフィアとアンナも必然的に同意。
俺としてもレベルとランクアップは望むところなので何も問題ない。
「じゃあ明日からは常設依頼を確認しながら魔物討伐を進めましょうか。目標は数日中にカッパー、今月中にシルバーってことで」
「異議なーし!」
はーいと右手をピンと伸ばして返事をするサーシャ。
ステータスで17歳って確認してるけど仕草幼いな……
というか暦は同じですか?
「じゃあ解散、明日は8時に食堂集合ね」
時計もあるんスね?
「ねぇ、今って何時?」
「今ですか? そこに時計ありますよ? 今は8時37分ですね」
サーシャの指さしたのはベッドの上。
そちらに目をやると普通に見慣れたアナログ時計がかかっていた。
ポケットからスマホを取り出して時間を確認すると同じ時刻を示していたので時間のズレは無いようだ。
「ちなみに今日って何月何日?」
「今日は9月3日ですよ」
日付のズレも無し……なら分かりやすいな!
「クリード……それなに?」
「これ?スマホって言う俺の世界の道具だよ。今日はもう眠いから明日ね?」
「絶対! 絶対教えてよね!」
立ち上がろうとする俺の腕を掴みちょっと女性がしてはいけないような表情で迫るリンが怖い。
「わかったから……わかったから明日ね? 約束するから」
「言ったわね? 約束よ!」
「はいはい……じゃあおやすみ」
4人に挨拶して隣の部屋へ戻りアラームをセットしてベッドに入った。
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