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第3章……迷宮攻略編
67話……ウルトの進化
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7階層ボス部屋に突入すると、中には身長5メートル程のデカいオーガが1匹、6階層のボスだった赤と青のオーガ、それに通常オーガが雑兵のように多数。
3階層のゴブリンキング、ホブゴブリン、ゴブリン軍団と同じような陣容、ということはあのデカいのはオーガキングかな?
「すごいね、オーガがこんなに……」
ケイトは引き攣ったように笑っている。
10日程前にオーガ4匹に囲まれてヤバいことになってたからな、トラウマでもあるのだろう。
背後の扉が閉まり戦闘開始、ウルトは開戦直後に【瞬間加速】を発動、オーガキングとの間にひしめくオーガ共を蹴散らしながらオーガキングに突撃、一瞬で壁のシミへと変えてしまった。
オーガキングをシミに変えてからもウルトは止まらない。
縦横無尽にボス部屋内を駆け回りそれほど時間もかけずに全てのオーガを駆逐した。
「オーガがこんなアッサリ……僕も強くならないと……」
「そうだね、俺も頑張らないと……」
「そうですね。私とアンナももっと頑張らないと足でまといになってしまいそうです」
「ホントッスね……」
後部座席組でそんな話をしている間にウルトは安全地帯に移動していた。
座席ローテーションが行われている間にウルトに気になったことを聞いてみる。
「なぁウルト、今どれくらいスキル覚えてるの?」
『マスターのレベルアップに応じて色々と習得、進化しております。確認しますか?』
「頼むよ」
最初に確認したっきりウルトのスキルって確認してなかったからな……
『スマートフォンをご覧下さい。表示します』
ポケットからスマホを取り出し画面を開くと、そこにはウルトのスキルとその説明が表示されていた。
◇◆
【悪路走破】
どのような状態の道でも走破可能
【無限積載】
異空間に物質を収納可能、制限無し
積みたいものを任意で選択可能
自分を中心に半径20メートル以内なら発動可能
【瞬間加速】【瞬間停止】
停止状態からでも一瞬で最高速度に達することが可能
最高速度で移動中でも反動無しで停止可能
【慣性無視】
どのような動きをしても内部に慣性は働かない
【衝撃無効】
どのような衝撃を受けても内部には伝わらない
【自己修復】
傷付いても魔力を用いて自動で回復可能
【変幻自在】
形、重さを自由自在に変更可能
【車体サイズ変化】と【重量変化】を統合進化
【万能感知】
【生命感知】【魔力感知】【超音波探知】を統合進化
半径1キロメートル以内の全てを認識する
【魔力霧散】
魔法攻撃、特定スキルによる攻撃を無効化
【衝撃力倍加】
衝突時相手に与える衝撃力を倍加する
【一点集中】
衝突時相手に与える衝撃を分散させず一点集中させることが可能
【解析鑑定】
カメラで写したものの全てを知ることが出来る
◇◆
『これが現時点での私の能力です』
「いやこれ……え? いやいやいや……」
何これ?
変わりすぎてない?
「お前いつの間にこんな……」
『マスターがレベル50に達した時に一気に習得しました。なので本日ですね』
「えぇ……」
ステータスを開いて確認してみると確かにレベルは51になっていた。
生命力がAに上がって【堅牢】のスキル覚えてるな。
「今後なにか新しいスキルとか獲得したら報告してくれ。俺のステータスもわかるだろ?」
『かしこまりました。変化があればお伝えします』
会話を終え改めてスマホに表示されているウルトのスキルを見ていると背中からリンとケイトが覗き込んできた。
近い近い……顔近いから……
「見る?」
「うん」
2人にスマホを差し出すとサーシャが受け取りそのまま2人で見始めた。
「え……なによこれ……」
「ちょっと僕には理解できないかな……?」
「あたしにもさっぱりよ……」
2人で話し合ってるけど俺も混ぜて欲しい、俺にも理解出来ないから、仲間だから……
それから8階層に突入、ここからはウルトも未踏なので地図も出現する魔物も分からない。
なのにウルトは速度を落とすこともせず右へ曲がり左に曲がり……
「あ、魔物……」
助手席に座っているサーシャが魔物を発見したようだが、ほぼ同時に衝突。
魔物はボールのように地面や壁を跳ねて消えていった……
一瞬見えた感じアレは黒い犬のようだった。
「犬? ヘルハウンドとかそんな感じかな?」
『いえマスター、先程の魔物には頭部が2つありましたのでオルトロスかと思われます』
オルトロスか、双頭の狼だっけ? 犬だっけ?
まぁどっちでもいいや、どれくらい強いんだろう?
オルトロスを撥ね飛ばしてから1時間ほど、8階層も隅々まで周り切ったようでボス部屋に向かう途中にそいつは現れた。
「デカいッスねぇ……」
「そうですね。先程の……オーガキングですかね、オーガキングと同じくらい大きいですね」
オーガキングと同じくらい高さがあり幅というか肉体はより筋肉質に。
1つ目で頭頂部には大きな1本の角が生えている。
「これは……さすがにウルトでも一撃じゃ無理かな?」
いくら何でもこれは一撃じゃ無理だろ……そう思って見ていたがやはりウルト、俺の想像を軽々と超えていく。
一直線に1つ目巨人に向け突撃、巨人もウルトを止めようと手を突き出してくるがその手を回避、そのまま巨人と衝突した。
ウルトと衝突した1つ目巨人は不自然なほど回転しながら弾き飛ばされて行った。
「今のはおかしくないか!?」
あきらかに不自然、いかに【衝撃力倍加】があるとはいえあんな吹き飛び方はしないだろう!?
『【一点集中】を使用しました。そのため不自然に見えたのかもしれません』
確か衝撃を分散させずに一点集中させるスキルだよな?
ということは衝突したその部分だけに本来の衝撃の何倍もの衝撃が与えられてああなったのか……
「すごいわね……」
リンがボソッと漏らしたがケイト、ソフィアは言葉も出ないようだ。
あきらかにオーガキングよりデカくて重い魔物があんな吹き飛び方をするとは思わなかったのだろう。
そして何事も無かったかのように突き進むウルト、これは本当にこの迷宮攻略成功してしまうかもわからんね……
3階層のゴブリンキング、ホブゴブリン、ゴブリン軍団と同じような陣容、ということはあのデカいのはオーガキングかな?
「すごいね、オーガがこんなに……」
ケイトは引き攣ったように笑っている。
10日程前にオーガ4匹に囲まれてヤバいことになってたからな、トラウマでもあるのだろう。
背後の扉が閉まり戦闘開始、ウルトは開戦直後に【瞬間加速】を発動、オーガキングとの間にひしめくオーガ共を蹴散らしながらオーガキングに突撃、一瞬で壁のシミへと変えてしまった。
オーガキングをシミに変えてからもウルトは止まらない。
縦横無尽にボス部屋内を駆け回りそれほど時間もかけずに全てのオーガを駆逐した。
「オーガがこんなアッサリ……僕も強くならないと……」
「そうだね、俺も頑張らないと……」
「そうですね。私とアンナももっと頑張らないと足でまといになってしまいそうです」
「ホントッスね……」
後部座席組でそんな話をしている間にウルトは安全地帯に移動していた。
座席ローテーションが行われている間にウルトに気になったことを聞いてみる。
「なぁウルト、今どれくらいスキル覚えてるの?」
『マスターのレベルアップに応じて色々と習得、進化しております。確認しますか?』
「頼むよ」
最初に確認したっきりウルトのスキルって確認してなかったからな……
『スマートフォンをご覧下さい。表示します』
ポケットからスマホを取り出し画面を開くと、そこにはウルトのスキルとその説明が表示されていた。
◇◆
【悪路走破】
どのような状態の道でも走破可能
【無限積載】
異空間に物質を収納可能、制限無し
積みたいものを任意で選択可能
自分を中心に半径20メートル以内なら発動可能
【瞬間加速】【瞬間停止】
停止状態からでも一瞬で最高速度に達することが可能
最高速度で移動中でも反動無しで停止可能
【慣性無視】
どのような動きをしても内部に慣性は働かない
【衝撃無効】
どのような衝撃を受けても内部には伝わらない
【自己修復】
傷付いても魔力を用いて自動で回復可能
【変幻自在】
形、重さを自由自在に変更可能
【車体サイズ変化】と【重量変化】を統合進化
【万能感知】
【生命感知】【魔力感知】【超音波探知】を統合進化
半径1キロメートル以内の全てを認識する
【魔力霧散】
魔法攻撃、特定スキルによる攻撃を無効化
【衝撃力倍加】
衝突時相手に与える衝撃力を倍加する
【一点集中】
衝突時相手に与える衝撃を分散させず一点集中させることが可能
【解析鑑定】
カメラで写したものの全てを知ることが出来る
◇◆
『これが現時点での私の能力です』
「いやこれ……え? いやいやいや……」
何これ?
変わりすぎてない?
「お前いつの間にこんな……」
『マスターがレベル50に達した時に一気に習得しました。なので本日ですね』
「えぇ……」
ステータスを開いて確認してみると確かにレベルは51になっていた。
生命力がAに上がって【堅牢】のスキル覚えてるな。
「今後なにか新しいスキルとか獲得したら報告してくれ。俺のステータスもわかるだろ?」
『かしこまりました。変化があればお伝えします』
会話を終え改めてスマホに表示されているウルトのスキルを見ていると背中からリンとケイトが覗き込んできた。
近い近い……顔近いから……
「見る?」
「うん」
2人にスマホを差し出すとサーシャが受け取りそのまま2人で見始めた。
「え……なによこれ……」
「ちょっと僕には理解できないかな……?」
「あたしにもさっぱりよ……」
2人で話し合ってるけど俺も混ぜて欲しい、俺にも理解出来ないから、仲間だから……
それから8階層に突入、ここからはウルトも未踏なので地図も出現する魔物も分からない。
なのにウルトは速度を落とすこともせず右へ曲がり左に曲がり……
「あ、魔物……」
助手席に座っているサーシャが魔物を発見したようだが、ほぼ同時に衝突。
魔物はボールのように地面や壁を跳ねて消えていった……
一瞬見えた感じアレは黒い犬のようだった。
「犬? ヘルハウンドとかそんな感じかな?」
『いえマスター、先程の魔物には頭部が2つありましたのでオルトロスかと思われます』
オルトロスか、双頭の狼だっけ? 犬だっけ?
まぁどっちでもいいや、どれくらい強いんだろう?
オルトロスを撥ね飛ばしてから1時間ほど、8階層も隅々まで周り切ったようでボス部屋に向かう途中にそいつは現れた。
「デカいッスねぇ……」
「そうですね。先程の……オーガキングですかね、オーガキングと同じくらい大きいですね」
オーガキングと同じくらい高さがあり幅というか肉体はより筋肉質に。
1つ目で頭頂部には大きな1本の角が生えている。
「これは……さすがにウルトでも一撃じゃ無理かな?」
いくら何でもこれは一撃じゃ無理だろ……そう思って見ていたがやはりウルト、俺の想像を軽々と超えていく。
一直線に1つ目巨人に向け突撃、巨人もウルトを止めようと手を突き出してくるがその手を回避、そのまま巨人と衝突した。
ウルトと衝突した1つ目巨人は不自然なほど回転しながら弾き飛ばされて行った。
「今のはおかしくないか!?」
あきらかに不自然、いかに【衝撃力倍加】があるとはいえあんな吹き飛び方はしないだろう!?
『【一点集中】を使用しました。そのため不自然に見えたのかもしれません』
確か衝撃を分散させずに一点集中させるスキルだよな?
ということは衝突したその部分だけに本来の衝撃の何倍もの衝撃が与えられてああなったのか……
「すごいわね……」
リンがボソッと漏らしたがケイト、ソフィアは言葉も出ないようだ。
あきらかにオーガキングよりデカくて重い魔物があんな吹き飛び方をするとは思わなかったのだろう。
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