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積み残し編……もうちょっと続くんじゃよ
勇者現る
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王国軍が動き始めて1週間ほど、両軍の布陣が完了し、睨み合いが始まっていた。
俺たちクリード家諸侯軍は王太子率いる本隊と共に行動していた。
勇者が現れた場合、すぐさま飛び出すためである。
ここが一番情報入るの早いからね。
本来なら両軍魔法使いによる魔法戦が展開されるそうなのだが、お互いの魔法使いは未だ攻撃魔法は使っていない。
教国軍の魔法使いは相手の魔法攻撃を防ぐために構えているのだが、相手側が魔法を撃ってこないのだ。
ならばこちらから撃てばいいんじゃないの? と思うがその辺は作戦ならなんやらで手は出さない方針らしい。
帝国からの援軍も続々と到着はしているが、まだ全て揃ってないので時間稼ぎの面もあるのだろう。
戦わず睨み合うことしばらく、ついに王国軍が動き始めた。
とはいえ進撃してきたのではなくも魔法を放ってきたということもない。
正面の軍が割れて、そこから数名が歩み出てきた。
すぐに【五感強化】で視力を強化して確認、黒髪だ。
「殿下、黒髪の人間が3名出てきました」
「黒髪……勇者か」
ここ1週間ほど毎日顔を合わせていたためかようやく俺と会話しても怯えなくなってきた王太子に報告、一瞬悩むような仕草をしたが、すぐにこちらに顔を向けて指示を出してくる。
「クリード侯爵、対応を頼めるかな?」
「御意に。前に出ます」
行くぞ、とゲルトに視線で指示を送り前に出る。
最前線に立ち、再度【五感強化】で視力を強化して3人の勇者を見る。
……ん?
なんだか見覚えがあるような……
3人の勇者は両軍のちょうど中間地点辺りまで来て立ち止まる。
若干俯いているため顔が良く見えない……だけどなんか嫌な予感しかしない。
「御館様」
「行こう。俺たちも少し前に出る」
相手が立ち止まったのでこちらも前に出る。
100メートルほどの距離を挟んで3人の勇者と対峙する。
「ミィツケタァ」
俺たちが立ち止まると同時、【五感強化】にて強化されている聴覚が勇者の呟きを捉えた。
それを認識した瞬間、俺の全身から冷や汗が吹き出した。
「う……あ……」
ウルトを呼ぼうとするが、上手く声が出ない。
心臓が跳ねる。瞳孔が開くのが自分でもわかった。
「御館様!?」
無意識のうちに一歩後退していたらしい。
俺の後ろに居たはずのジェイドとフィリップがそれぞれ武器を構えて俺の前に躍り出る。
「御館様、何かありましたか? もしや我々には感知出来ない攻撃を受けたのでしょうか?」
ゲルトも杖を構えて俺の横に立つ。
諸侯軍の兵士たちもそれぞれ武器を抜いて警戒態勢に入ったことも伝わってくる。
「レオさん、大丈夫ッスか?」
「レオ様落ち着いて」
後方に居たはずのアンナとイリアーナも俺の様子がおかしい事に気付いたようで俺の傍まで駆け付けて来てくれた。
両肩に乗せられた2人の手の温かさに少しだけ落ち着きを取り戻す。
「大丈夫、ありがとう。ちょっとマジで危ないから下がってて……」
思い出した。
確か高校に入ってすぐくらいの時にお付き合いをしていたとある女子生徒。
その時は少し嫉妬深くて束縛がちょっと強めくらいだったのだが……
「レオくん? その女だぁれ? なんでうちから離れてほかの女と居るの? ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ?」
「ひぃ……」
これだ。
いつの間にやらこんな……
俺がほかの女子と会話するだけで目を見開いて問い詰めてくるようになってしまったのだ。
「レオ様、あの人怖い」
「レオさん、あの人目が死んでるんスけど……」
ヤバい気配を垂れ流す女勇者……矢場井佳奈(やばいかな)は幽鬼のような不気味な動きで一歩、また一歩とこちらに近付いてくる。
「ヤバいヤバいヤバい! アンナ、イリアーナはすぐに下がれ! アイツはヤバい!」
慌てて2人を引き剥がして後ろに下がるように頼む。このままだと……ヤバい!
「ねぇレオくん? その女だぁれ? うちが居るのに他の女の子と仲良くすのはなぜなぁぜ? ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇナンデ?」
「あばばばば……」
なんて奴を……王国はなんて奴を召喚してくれやがったんだ!
アンナとイリアーナも本能で察したのか、俺から離れ徐々に後ずさる。
そのまま本陣まで、なんならクリード侯爵領まで下がって欲しい。
「佳奈さん、それはちょっと気持ち悪いです……」
ユラユラと近付いてくる矢場井佳奈に声を掛ける存在……勇者の仲間が居た。
ありがとう! 敵だけど感謝するよ!
「レオにぃは僕のお婿さんになるんだよ? 小さい頃に約束したもん!」
あ、やっぱ無しで。こいつもヤベェ奴だわ。
「うるさい雌豚。レオくんはうちのだから」
グリンと効果音の付きそうな動きで振り返る矢場井佳奈。
俺の幼馴染でもある1つ年下の女の子、妹尾兎斗(いもおうと)と睨み合う。
もうやだ、帰っていいかな……
というかこの2人は分かるんだけどもう1人は誰?
「はぁはぁ……レオきゅん……はぁはぁ……」
誰だよ!?
俺の名前呼びながらはぁはぁするなよ!?
あまりの衝撃にさらに数歩後退る。
すると、はぁはぁさんはそれに気付いたのか持っている杖を振りかぶった。
「逃がさない。『ディメンショナルロック』!」
瞬間、俺たちと3人の女勇者たちを閉じ込めるように結界が現れた。
「はぁはぁ……これでレオきゅんは僕のもの……」
ヤバいわ。こいつもヤバいわ。
てか誰だよ。あっちは俺の事知ってるみたいだけど俺こんな女知らないぞ!?
「瞳さん、言いたいことはあるけどナイス!」
「チッ、陰キャがうちのレオくんに恋慕とかマジ有り得ないんですけど」
もうやだ。逃げる。俺はアルスとよめーずに癒されるんだ!
ほぼ本能に任せる形で【傲慢なる者の瞳】を発動、しかしなにも視界に変化は無い。
「え……」
慌てて後方に振り返って転移を使おうとするが、これも発動しない。
これは……この結界の効果?
「はぁはぁ……今逃げようとしたでしょ? もう……逃がさないから」
「え、レオにぃ逃げようとしたの? ダメだよ、レオにぃは兎斗と結婚するんだよ!」
「もう離さない。離れない。そうだ、赤ちゃん作ろ? そうしたらレオくんはうちからもう離れられないよね? ね? ね?」
言い争っていたはずの3人の瞳が俺を捕える。
まさに蛇に睨まれた蛙、指先すら動かせない。
もぉゃだ。ぉぅちかえる……
俺たちクリード家諸侯軍は王太子率いる本隊と共に行動していた。
勇者が現れた場合、すぐさま飛び出すためである。
ここが一番情報入るの早いからね。
本来なら両軍魔法使いによる魔法戦が展開されるそうなのだが、お互いの魔法使いは未だ攻撃魔法は使っていない。
教国軍の魔法使いは相手の魔法攻撃を防ぐために構えているのだが、相手側が魔法を撃ってこないのだ。
ならばこちらから撃てばいいんじゃないの? と思うがその辺は作戦ならなんやらで手は出さない方針らしい。
帝国からの援軍も続々と到着はしているが、まだ全て揃ってないので時間稼ぎの面もあるのだろう。
戦わず睨み合うことしばらく、ついに王国軍が動き始めた。
とはいえ進撃してきたのではなくも魔法を放ってきたということもない。
正面の軍が割れて、そこから数名が歩み出てきた。
すぐに【五感強化】で視力を強化して確認、黒髪だ。
「殿下、黒髪の人間が3名出てきました」
「黒髪……勇者か」
ここ1週間ほど毎日顔を合わせていたためかようやく俺と会話しても怯えなくなってきた王太子に報告、一瞬悩むような仕草をしたが、すぐにこちらに顔を向けて指示を出してくる。
「クリード侯爵、対応を頼めるかな?」
「御意に。前に出ます」
行くぞ、とゲルトに視線で指示を送り前に出る。
最前線に立ち、再度【五感強化】で視力を強化して3人の勇者を見る。
……ん?
なんだか見覚えがあるような……
3人の勇者は両軍のちょうど中間地点辺りまで来て立ち止まる。
若干俯いているため顔が良く見えない……だけどなんか嫌な予感しかしない。
「御館様」
「行こう。俺たちも少し前に出る」
相手が立ち止まったのでこちらも前に出る。
100メートルほどの距離を挟んで3人の勇者と対峙する。
「ミィツケタァ」
俺たちが立ち止まると同時、【五感強化】にて強化されている聴覚が勇者の呟きを捉えた。
それを認識した瞬間、俺の全身から冷や汗が吹き出した。
「う……あ……」
ウルトを呼ぼうとするが、上手く声が出ない。
心臓が跳ねる。瞳孔が開くのが自分でもわかった。
「御館様!?」
無意識のうちに一歩後退していたらしい。
俺の後ろに居たはずのジェイドとフィリップがそれぞれ武器を構えて俺の前に躍り出る。
「御館様、何かありましたか? もしや我々には感知出来ない攻撃を受けたのでしょうか?」
ゲルトも杖を構えて俺の横に立つ。
諸侯軍の兵士たちもそれぞれ武器を抜いて警戒態勢に入ったことも伝わってくる。
「レオさん、大丈夫ッスか?」
「レオ様落ち着いて」
後方に居たはずのアンナとイリアーナも俺の様子がおかしい事に気付いたようで俺の傍まで駆け付けて来てくれた。
両肩に乗せられた2人の手の温かさに少しだけ落ち着きを取り戻す。
「大丈夫、ありがとう。ちょっとマジで危ないから下がってて……」
思い出した。
確か高校に入ってすぐくらいの時にお付き合いをしていたとある女子生徒。
その時は少し嫉妬深くて束縛がちょっと強めくらいだったのだが……
「レオくん? その女だぁれ? なんでうちから離れてほかの女と居るの? ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ?」
「ひぃ……」
これだ。
いつの間にやらこんな……
俺がほかの女子と会話するだけで目を見開いて問い詰めてくるようになってしまったのだ。
「レオ様、あの人怖い」
「レオさん、あの人目が死んでるんスけど……」
ヤバい気配を垂れ流す女勇者……矢場井佳奈(やばいかな)は幽鬼のような不気味な動きで一歩、また一歩とこちらに近付いてくる。
「ヤバいヤバいヤバい! アンナ、イリアーナはすぐに下がれ! アイツはヤバい!」
慌てて2人を引き剥がして後ろに下がるように頼む。このままだと……ヤバい!
「ねぇレオくん? その女だぁれ? うちが居るのに他の女の子と仲良くすのはなぜなぁぜ? ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇナンデ?」
「あばばばば……」
なんて奴を……王国はなんて奴を召喚してくれやがったんだ!
アンナとイリアーナも本能で察したのか、俺から離れ徐々に後ずさる。
そのまま本陣まで、なんならクリード侯爵領まで下がって欲しい。
「佳奈さん、それはちょっと気持ち悪いです……」
ユラユラと近付いてくる矢場井佳奈に声を掛ける存在……勇者の仲間が居た。
ありがとう! 敵だけど感謝するよ!
「レオにぃは僕のお婿さんになるんだよ? 小さい頃に約束したもん!」
あ、やっぱ無しで。こいつもヤベェ奴だわ。
「うるさい雌豚。レオくんはうちのだから」
グリンと効果音の付きそうな動きで振り返る矢場井佳奈。
俺の幼馴染でもある1つ年下の女の子、妹尾兎斗(いもおうと)と睨み合う。
もうやだ、帰っていいかな……
というかこの2人は分かるんだけどもう1人は誰?
「はぁはぁ……レオきゅん……はぁはぁ……」
誰だよ!?
俺の名前呼びながらはぁはぁするなよ!?
あまりの衝撃にさらに数歩後退る。
すると、はぁはぁさんはそれに気付いたのか持っている杖を振りかぶった。
「逃がさない。『ディメンショナルロック』!」
瞬間、俺たちと3人の女勇者たちを閉じ込めるように結界が現れた。
「はぁはぁ……これでレオきゅんは僕のもの……」
ヤバいわ。こいつもヤバいわ。
てか誰だよ。あっちは俺の事知ってるみたいだけど俺こんな女知らないぞ!?
「瞳さん、言いたいことはあるけどナイス!」
「チッ、陰キャがうちのレオくんに恋慕とかマジ有り得ないんですけど」
もうやだ。逃げる。俺はアルスとよめーずに癒されるんだ!
ほぼ本能に任せる形で【傲慢なる者の瞳】を発動、しかしなにも視界に変化は無い。
「え……」
慌てて後方に振り返って転移を使おうとするが、これも発動しない。
これは……この結界の効果?
「はぁはぁ……今逃げようとしたでしょ? もう……逃がさないから」
「え、レオにぃ逃げようとしたの? ダメだよ、レオにぃは兎斗と結婚するんだよ!」
「もう離さない。離れない。そうだ、赤ちゃん作ろ? そうしたらレオくんはうちからもう離れられないよね? ね? ね?」
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