プラスマイナス√?

狭間 長門

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「四話ぁ、どうしたぁ?」

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 本人に合わないダボダボなフードを被り、周囲に細心の注意をはらいつつ早歩きをする少女がいた。

 気温38度を超える夏にパーカーは少々暑いのだろう。影により薄らとだが、汗をかいているのが伺える。
 ふと、彼女の脚に冷たい空気がおしかかった。何事かと見てみると、


「さあさあ!怪しげな服装だが中身は親切の塊!ピエロによる氷のハッピーをお届けだよォ!」


 彼女、優奈が通りかかった広場には自身と同じ、季節外れの分厚いピエロの格好をしたアイス配りだった。
 
 
「暑いし、ちょうどいいけどお金……」
「今日はピエロののおそそわけ!みんなもってけぇ!」
「素晴らしいピエロ。まじてんし」


 広場で遊んでいた子供たちがワゴンの周りに集まっている。そこを目指すべく優奈は横断歩道を渡る───その前に


「飲酒運転、か」


 進行方向が緑色なのを確認し、パーカーに手を突っ込んでいた手を出して、そして


───跳ねようとしたトラックをギリギリのタイミングで避けた。


「危ない。いつもより少し遅くなった」


 左に真っ直ぐ進んでいくトラックを見向きもせずに進んでいった。


「……そう。これが普通。私の不運はいつものこと。あそこにいた時がたまたま不運が起きなかっただけ」


 後ろを振り返った彼女の目には例の裏地に続く道は見えなかった。
 自然と頬が緩んだことに気づかないままに、冷気がする方へと歩んでいった。


「すみません。アイスください」
「……………」
「?ピエロさん?」
「ん?おっとっと!すまないお嬢さん!冷え冷えピエロは熱に弱いのだよ!偶にフリーズするから覚えといてくれ!」
「あはい。ところでアイス」
「ピエロが恥を見せたら芸で魅せよう!寂しき世界に咲く【アイス】ううぅうっ!」


 仮面を被ったピエロはとある一点を見つめていた。人がどこを見ていようが関係ない。しかし、優奈には不気味な形相を浮かべたピエロの容貌に、僅かながら見えてしまった。
 警戒心が強すぎたか、あるいは直感通りのピエロなのか。

 疑いの目を向けながらの注文に、機械のように首を優奈に向けたピエロは大胆な演出にでた。


 差し出された氷でできたカップに、美しい氷の薔薇が装飾されていた。
 オブジェとして子供たちが感嘆を上げるそれを受け取った優奈は、


「カップはクッキー生地のコーンが良かった」
「花より食べ物ですか!」
「……棘まで再現しなくていいのに」
「では齧らないでください!」
「……異物混入」
「やめて!拡散しないで!親御さん達の手にケータイあるから!特異罪でピエロがピエロじゃなくなる!」


 先程とは打って変わって、子供たちの保護者に何もないことを説明しだすピエロ。

 異能ありきのこの世界。
 異能を使う異能者による犯罪も年々増加傾向にある故に、異能者の罪は重い。
 被害によるが、異能を使った犯罪などその被害は銃乱射事件に引きを取らない。

 特異罪はとあるTISの捜査官による異能者の記憶消去の異能を使用すること。では、何の記憶を消去するか。言わずもがな、異能について、だ。


「ワタクシはピエロ。笑顔を届けるべく、正しき道をつくりましょう!」



 保護者ウケを狙った氷の道。茨の楽園がピエロを中心に広がっていく。

 子供たちがアイスを片手に幻想的な氷の世界をキャッキャウフフしている姿を写真に収めようとしていた。


「あの人、意外とすごいんだ」


 異能者は異能を宿すがそれを完全に扱えるとは限らない。
 高速で巨大な氷の庭を作り出したピエロは優奈の言う”すごい”に当てはまるどころか、TISへの加入も可能なほど、優秀なのだった。
 しかし、


「氷の世界の幻想は人を惑わし、死に至らせる。歪んだ人間こそ、その美しさに魅入らされ、朽ちていくものでしょう」


 仮面がズレた。
 唯一見えた口元は夏でありながらも冷気により発声した霜により誰も、限界以上につり上がった三日月の口を認識することができなかった。

 それは勿論、急に姿を消した優奈も同じである。



***



 とある一軒家が建っていた。住宅街に建つその家は、一言で言うならばほかと同じく普通の一見や。行きゆく人がチラリと見れば大きいという感想が湧き上がり、そして進行方向に視線を戻すような家である。

 二階建てのこの家は普段、誰も住んでいない。近所の住民は別荘扱いになっていると勝手な思い違いをしているが、本来の用途とは違う。


「どういうことだお前達」
 

 会社でいう社長専用の位置に深々と腰を掛ける男が、目の前で正座する三人の男を見下していた。


「言ったよなぁ、誰にも見つからずに”負の根源”を連れて来いって」
「す、すみやせん。連れ去ろうとしたところでカラスの大群が邪魔して……」
「なんだ、カラス如き殺せばいいだろう」
「武器も何もないんすよ!いくらカラスでもホントに大群で動けなかーーー」
「そうか。俺なら簡単にお前を殺せるんだがな」
「ったんで───え?」


 三人の男のうち一人が、その男より上司の立場にいるであろう男性に講義していた。しかし、その訴えは届くことなく、抉られた腹部の感覚が自身の脳に届くだけであった。


「あ、あぁ、うああああぁぁっ!!」
「おい秘書。うるせぇから黙らせろ」
「承知いたしました、社長」
「あぁぁぁあぁぁぁ────」
「ひっ!?」


 社長と呼ばれた男性の斜め後ろに立っていた真っ白の仮面を被った女性であろう人物が泣き叫ぶ男に小指を当てる。
 その時には既に、男の叫びはピタリと止まった。の彫像として。

 仲間のそんな様子に、一人のチンピラが堪らず情けない声をあげた。


「やっぱその辺のチンピラ雇っても意味なかったな。コイツもいらねぇ」
「待ってくだ────」


 そしてまた一人、秘書と呼ばれた者の小指で触られた男は氷像と化した。
 社長の目に慈悲はない。人が見て正気を失うほど、異能は宿りしも人の心は宿らなかったかのように凍死した氷像の中の男二人を見た。それは秘書も同様、男に触れた指をハンカチで拭き、そのハンカチをゴミ箱にすぐさま捨てている。


「汚ぇ氷像だな。結局はアイツに確保を頼む始末で金も節約できん。最悪な結果だったわけだが。で?お前はどうするんだ?」
「……何も、しません」


 唯一黙っていた男は破棄のない様子で社長を見つめていたい。しかし、その様子に満足がいったのだろう社長は、悪い笑みを浮かべる。


「お前は使えそうだな。ちょうど人数が必要だったもんだ。名前はなんだ」
「……です」
「そうかぁ、んじゃあユウノ。付いてこい」


 下劣な笑のまま席を立つ社長に、秘書がその後を追う。


「何やってる、お前も来い」
「社長。ゴミはどうしましょう」
「その辺に、は無理か。後で川にでも流せ」


 外道の会話をする二人を、ユウノと呼んだチンピラがぐったりとしながらあとをついて行く。
 家の中は外見どおりの造りをしているが、一部、1階から下に向かう階段があることのみ異なっている。

 薄暗い階段を降りると、何もない壁があり、行き詰りとなったが、


「おい!通せ!」
「通すよりにお出迎えしましょう」


 突如、三人の後に現れたピエロの服装を着た何者かが三人の服を掴んで、そしていつの間にか薄暗く、先程までの部屋より大きめの造りの部屋の中にいた。

 
「……今のは」
「ああ、これはピエロ………いや、白刃の異能だ」
「はっはっは。初めましてでございます。ワタクシはピエロ。朽ちた世界に物申したい一人にございます。これは残り物ですがお近づけの印に」


 丁寧にお辞儀をする社長が白刃と呼んだピエロは何処か胡散臭い印象を与えている。頭をあげたと思うと、まだ冷えているアイスをいつの間にか手渡してきた。


「目標は?」
「完了しております。今はワタクシの異能、【】によりご覧のお姿に」


 まるでショーを見せるかのように、ピエロが両手で会釈しながら一歩横に動くと、動く物体、いや人がいるのに気がついた。


「久しぶりだなぁ、”負の根源”。前はよくも恥じ掻かせてくれたなぁ」
「……転けた部下の手がズボンを貫通してお尻の中に入って、男同士で繋がってた人」
「黙れ小娘がァァ!お前のせいで、お前のせいで俺のケツがァァッ!!」
「正直、アレは私も引きましたが今は目的をお忘れないよう」
「はぁ……はぁ……まあ、いい。此処ならお前の不運が起きても俺らに影響はないだろう、モルモット」


 初めて怒鳴り散らした社長は誰が見ても40代後半という中年男性だった。故に息切れが激しい。

 怒りをぶつけたい所存であろう社長だが、強化ガラスの奥にいるモルモットと呼んだ人間を見て卑劣な笑を浮かべる。


 一言で言うならば、女子高校生が壁にもたれて座っている。
 そこに更に言葉を継ぎ足すと、離れた四肢が数十センチ先にある、が付属する。
 傷口は黒い靄によって傷口は見えなく、血が飛び散った様子も、汚れのない服を見れば分かる。
 女子高校生だけでなく、屈強な男でも発狂するであろう状況下に置かれているはずなのに、ただ、リーダー格である社長を睨みつけているだけだった。


「おうおうどおした。可愛い顔した疫病神様よ」
「あなたに可愛いって言われても嬉しくない」
「けっ!生意気なガキだな。俺らの組織を潰しといて、今の状況を理解していないお嬢様とは厄介なもんだ」
「私を誘拐から助けて、あなた達を潰したのは王子様。勘違いしないで」
「はっ!何が王子様だ。結局はお前の不運がこっちに取り憑いてTISの化物集団に俺と秘書以外捕まったんだろうが!」
「自業自得」
「ンだどごーーー」
「社長、頭を冷やしてください」
「だからって物理的に凍らすな!」
「一部髪が凍ってないところが……歳?」
「ストレスだよ!主にお前のせいでな!」


 秘書が小指で社長の髪を触り、そしてウニのように棘の頭となったが一部分が氷の針がないことに、社長は頭をかいて残りを気にする毛を落としていった。


「お前と居ると余計禿げる……」
「何もしなくても禿げる」
「やかましいはボケェッ!もういい!始めるぞユウノ!」
「……悠乃?」


 まるで想い人から屋上に呼び出され、黄昏時となり、陽の光が収まったその一瞬で、スキという二文字を聞かされて真っ赤に熱がたまる純愛ラブストーリーのヒロインも青ざめるような需要のない中年男性の怒り、体力の消耗により赤くなった顔をする社長。
 表現が長いが結局は酒を飲んだオッサンよろしくな状態で、次の作に向けて社長は後に待機しているであろう男の名前を呼ぶ。

 その名前に思いがある優奈だったが、


「……何でしょうか」
「今からコイツを痛みつけろ。俺らじゃやり過ぎる。お前なら適任だ」


 社長が肩を叩いた男は、優奈の思っていた、いることを自然と願ってしまっていた人とは違った。
 やけに目が虚ろなチンピラな男に疑問を持つ優奈だが、次の話で納得した。


「白刃、お前は川に死体を捨てに行け。氷漬けにしても夏場じゃすぐ腐る」
「お雇いされている身ですがひとつお願いを。ワタクシはピエロ。便利屋ではないことをお忘れなきように」
「面倒な演出に手伝ったのです。早く行きなさい」
「秘書殿は辛辣ですねぇ。仕方が無い。本当に一肌脱げませんが頑張りましょう」


 そう言い残して出ていくピエロ。いや、正確には瞬間移動した、と表現した方がいいだろう。
 先程までの会話とピエロの異能を見て、優奈は口を開いた。


「氷の異能者はあなたなんだ」
「その通りです。誘拐するなら手練一人で充分。故にピエロが氷の異能者だと、そして演出を行うことで気をそらさせていただきました」
「アイツの異能は便利だ。お前を売った金で正式に雇いたいもんだ」
「売る?」


 社長のその言葉に、優奈は強く反応した。


「ああそうだ。お前の不運な体質を是非とも調べたいイカれた科学者がいるもんでな。これからの予定だとそうだな……傷だらけになったお前の命乞いを聞いたら俺の異能の【威力倍増】で痛覚を倍増して失神させ、研究所送り。そして立派なモルモットになるんだよ、お前は」


 一度組織を潰されたことへの復讐がその目に宿っていた。

 自身の現状を見た優奈は、睨みつける覇気は収めないものの、あることばかりを考えていた。


「……よかった。不運が悠乃さんを巻き込まないで」


 早々と”何でも屋”を後にした理由、それは彼女の不運が移らないようするためだ。
 しかし、自分で言ったように纏めて不運が募り、ピエロの客集めで発した幸運のおそそわけなんてなかったと後悔していた。

 
 急に俯いた優奈が直前に述べた”悠乃さん”という名前。


「あ?悠乃さん?ユウノ、お前が何かーーー」


 関係あるのか?と社長が尋ねようとした直後だった。


────バサッ


 秘書が倒れたのは。


「ッ!おい!どうしたんだ!」


 急に倒れた仲間の心配ではない。
 問題は誰にやられたのか、だった。

 しかし、社長自身や囚われている優奈ではそれが不可能。ならばーーー


「何をした!貴様!」
「……俺は何もしていない」
「恍けるな!何をしたか、そして何者かーーー」
「何者かだってぇ?てぃーあいえすですがぁ、何かぁ?」


 ユウノ、と名乗った男の襟を掴んだ社長だったが、別の方向から響いたやる気のない声に、ありえないはずの単語が出てきたことに驚愕する。


「何故TISがいる!」
「そりゃぁ、特異罪のぉ、現行犯捕まえるぅ、ためぇ?」
「だからなんで居るんだァッ!」


 呑気に佇むTISと名乗った女性に喚き散らす社長。よってユウノと名乗った男は社長に押され、後に寄ろける。
 
 言い争う?二人を無視し、優奈はユウノと呼ばれた男をじっと見ていた。
 それに気づいたであろう男は同じく優奈を見た。
 そして、最初に口を開いたのは優奈だった。


「もしかして悠乃さん?」
「…………………」
「答えて。悠乃さーーー」
「…………(ふるふる)」
「ーーん……誰?」


 真剣に男の正体の表示を求める優奈。彼の名前をもう一度叫んだその時、




 巨体の、褐色の、スーツを着た、サングラスをかけた男性が首を振っていた。


「………僕はこっちなんだけどなぁ」
「!?ゆ、悠乃さーーー」
「ねぇ、あんたぁ。女子高校生をぉ、見つめてぇ、浮気かぁ?」
「……………(ふるふるふるぶるふる)」


 現在、部屋には六人がいる。
 倒れたままの秘書に縛られた優奈。そして目を細めるスーツの女性に顔を横に振りながら震えている同じくスーツの男性に、優奈の隣に平然と背もたれていた悠乃本人。そして、


「何なんだいったいいいぃぃぃぃッ!」


 場のカオスに膝から崩れ落ちた社長だった。
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