フィライン・エデン Ⅱ

夜市彼乃

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10.三日月の真相編

49三日月の頃より待ちし ①

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 高さ三メートルの巨体。熊のようにがっしりとした四肢と、振れば音がしそうな長く力強い尾。その全てが、不気味などす黒い色をしている中、爛々と光る双眸は血のように赤く、いやがうえにも不吉な気配を醸し出している。
 巨大なチエアリ。目の色が金ではなく赤なのを除けば、確かにその通りだ。
 だが、いざ目の前にすると、チエアリとは全く別の生き物であるかのように感じられた。チエアリは小さく、フィライン・エデンの住人と同じ形を黒塗りしただけの、人間界では時々目にすることさえある黒猫だ。ややもすれば侮ってしまいそうな、危険性を感じる由もないちんまりとした姿をしている。
 しかし、は違う。大きさだけではない。事前にその所業を知らされておらずとも、体が逃走を命ずる警鐘をけたたましく鳴らす。一歩近づいてくるたびに、視界が暗く、空気がねっとりと重くなるような感覚さえ与えてくる。寄れば容赦なしに命を奪われる、殺生石のような禍々しさ。
 だが、誰一人として動かなかった。体がすくんだからではないといえば嘘になる。しかし、ここへ来たからには、彼と対峙するのは運命と悟っていたから。逃げてはならない宿命だということは承知済みだったから。
 黒幕、ガオンが足を止める。身を寄せた少年少女たちを、前足三本分ほどの距離から睥睨し、フンと軽く鼻を鳴らした。
「フィライン・エデンの猫が五匹と人間の娘二匹。人間は選ばれし者、猫はうち三匹が希兵隊、残り二匹は流清家と風中家か」
 一瞬で面子の素性を当てて見せたガオンに、一同の心がざわつく。
 冷静に考えてみれば、人間か猫かは気配、あるいは髪や目の色でわかるし、雷奈以外の人間が二人いれば、それは十中八九「選ばれし人間」。さらに希兵隊は服装でわかり、この状況で希兵隊でない猫が二人いるとすれば、正統後継者と推測できる。
 雷奈たちでも可能な推論ではあるが、何もかもを見透かされたかのような寒心は消えない。むしろ、そのロジックを瞬時にたどったガオンの怜悧さを考えれば、今も肌の上を走り続ける戦慄は正しいといえる。
 顔をこわばらせる少女たちを見下ろして、ガオンは嘲るように言った。
「存外に早かったな。おびき寄せるためにあえて場を離れていたが、もう餌にかかっていたか」
 もし時空洞穴の向こうに自分の姿が見えていたならば、お前たちは飛び込みはしなかっただろう――そんな雷奈との絆を軽視するかのような言外の意味に、親友の二人はもとより、信頼関係を築いてきた猫たちも神経を逆なでされた心地がした。だが、それをいの一番に口と態度に出すのは、やはりこの人物である。
「へん、残念だったな、お父様よ! 私たちの雷奈を人質にするつもりだったんだろうが、この子はもう救出しましたよーだ!」
 体の震えを抑え込みながら、氷架璃が命知らずにも大厄の黒猫を挑発した。治療を施すフーから雷奈を奪い、これ見よがしに抱き寄せて。
 その手には、雷奈の腕に爪が食い込むほど強い力がこめられていて、彼女はたまらず反対の手で氷架璃をぺしぺしと叩いた。
「氷架璃、痛い。痛いっちゃけど」
「もうっ、まだ治療中なんだから、雷奈を返して」
「すまん」
 きまり悪くフーに身柄を返した氷架璃を、雷奈は沈痛な面持ちで見つめる。
 軽い調子で吹っ掛けていた氷架璃だが、きっと本心は、さっきのあふれ出る力で震えていた手にあるのだろう。ガオンは、彼女の母親を殺したジンズウの生みの親だ。紛うことなき不倶戴天の敵なのだ。
 だが、憎悪に任せて突っかかっていかないところ、ジンズウの時よりも冷静さを保っているのだろう。その代わりに、体裁の悪さでやつあたり気味に、氷架璃は再びガオンを挑発しだした。舌でも出しそうな勢いで煽り立てる子供を、しっぽを巻いて吠え立てる子犬でも見るように眺めていたガオンは、深紅一色の双眸を斜へ向けて、空気に溶かすようにつぶやいた。
「三日月の、頃より待ちし、今宵かな」
「……は?」
 七五調に区切られた抑揚から、何らかの句であることはうかがえたが、氷架璃も、他の二人の人間界出身者も聞き覚えのないものだった。フィライン・エデン出身者に至っては、何らかの術の詠唱かと身構えていた。
 結局、何の攻撃に出るわけでもなく、ただ一句詠んだだけに終わり、困惑を隠せない雷奈たち。それを高みから見下ろし、ガオンは言う。
「ことの一部だけを見て全容を軽んじるな。もとより肝要なのは三日月ではなく今宵の望月。宵ではないが、役者は満ちたな」
「なるほど」
 一人、ルシルが口の端を吊り上げて笑った。
此度こたび、お前の真の目的は雷奈ではなかった。最初から私たちをおびき寄せるつもりだったということか」
「そこの黒髪碧眼はそれなりに頭が回るようだな。浅学ではあるが」
 感心と見せかけて軽蔑を含んだ評を浴びせられ、ルシルの瑠璃色の瞳が不愉快そうにすがめられた。
「我が娘、雷奈の存在は脅威だ。だが、希兵隊とて雷奈に比肩する脅威。さすがの俺も、総動員されれば多勢に無勢だろう」
 最強無敵に違いないガオンから、よもや弱音とも取れる言葉が発せられるとは思わなかった。だが、だからと言って表情を緩める理由にはならない。なにせ、希兵隊を総動員できない以上、それはただの儚い幻想なのだから。
「俺の捜索に人員を割けなかったことはわかっている。その結果、手薄になるのはフィライン・エデンだからな。だからこそ、こうして少数ずつおびきよせ、確実に戦力を削っていこうと思ってな。まさか司令官自ら出てくるとは思わなかったが」
 血の色をした眼光が、洋装の希兵隊員へと向けられる。
 ガオンは知らないのだろう。今、希兵隊には「司令官」と呼ばれる隊員が二名いることを。ここにいるのが、実はトップではないということを。
 そして、真のトップである時尼美雷は――この展開を、最初から読んでいた。その上で、彼の手には乗るまいとして今後の作戦を立てていた。もしかすると、霞冴が執行着を着用しなかったことさえも、この誤解を生ませるための、美雷の指示だったのかもしれない。
 皆を、世界を守るために慎重を期した策略。それを一瞬で崩したのは、ルシルたちだ。氷づけといっていい状態に陥っていた雷奈を目の当たりにした瞬間、理性を吹き飛ばして体を突き動かした一時の感情を抑えきれなかったせいだ。
 ルシルたちの胸の中で悔恨がたぎる。美雷に相談すれば、きっと雷奈を助けたうえで計画に支障をきたさない方法を指示してくれただろうに。あの時、少しでも踏みとどまっていれば。パートナーの制止に耳を貸していれば。
 けれど、いくら後悔してももう遅い。増援は望めず、一触即発の距離で黒幕と対峙しているのだ。
 雪辱の手はたった一つ。今ここで、ガオンを倒すしかない。
「……――」
 三人は、ほぼ同時に前へ進み出ていた。戦うべき者として臆さず、守るべき者たちを後ろにかばう。
 いよいよ限界まで張り詰めた空気。まるで戦場をしつらえるように、遠巻きを残してここだけ吹雪が止み、訪れる穏やかな雪風は、嵐の前の静けさをもたらす。
「……みんな」
 アワとフーに下がるよう促され、氷架璃と芽華実とともに後ずさりながら、雷奈がその背中に声をかける。腹を決め、切なる願いを口にした。
「お願い。あいつを……三日月ガオンを倒して。私の知っとる父は、あの夜に消えた。あいつは、私たちの敵。……情けなんていらなか」
 ルシルたちは返事をしなかった。それでも、雷奈の懇願を受け入れたことは、誰もが分かった。顔も見えないまま、その後ろ姿からは滲み出る士気が感じ取れたから。茶番を繰り広げていた三人と同一人物とは思えないほどの、研ぎ澄まされた戦闘員の気迫。
 やがて、おもむろに重心を安定させながら、ルシルが口を開いた。
「霞冴。我らが司令官」
 右手を柄にかける。チキ、と鯉口を切りながら、指揮官として研鑽を積んだ親友にめいを乞う。
「司令を、何なりと」
「三人がかりだ」
 霞冴はみずからも鍔に指をかけ、一寸の白刃を見せながらすかさず言った。
「悪いけど、こいつ相手に手は抜けない。……アワ。人間の三人と、手がふさがってるフーをお願いできる?」
「任せて、正統後継者の使命だよ」
 前を見据えたまま、霞冴はアワの声にうなずくと、両脇の二人に早口で指示を飛ばした。
「ルシル、作戦コード『東の三』。解除のタイミングはキミに任せる。コウ、キミに頼むのは一つ。のっけからで」
「了解だ」
「おーせのままに」
 刹那、抜刀音が二つ。駆け出した霞冴とルシルは、脇構えのまま一直線にガオンへと迫る。泰然自若と待ち構えるガオンへの最短距離、彼が予測しているであろうその軌道からあえて外れるルートで、霞冴が得意の一足飛びを繰り出した。その速さは、これまでの走りとは比べるべくもない。もともと俊足ではない霞冴だからこそ、予想をことごとく裏切る動きに、ガオンの視線は一瞬の遅れを許した。
 着地点で、霞冴が膝を屈曲させて腰を落とす。ガオンの眉間を見据えたまま、脇構えの刀の刃先をわずかに下げた。
 ガオンは注意深くその挙動を洞察する。大技を仕掛ける前の予備動作――。それに気づいた時には、いつの間にか急接近していたルシルの一閃が、ガオンの頭部に振り下ろされていた。
 霞冴に視線を移していれば死角になる位置からの正面斬り。打ち合わせなしの囮作戦だ。霞冴と共闘する機会は少なかったルシルだが、同じ熟練の剣士として、隙の作り方は以心伝心だった。
 刀身は狂いなくガオンの側頭部に叩き込まれると思われた。が、その寸前で、硬質な音に阻まれる。
「く……っ」
 爪だ。ルシルの頭を覆うほどの大きさの前足に生えた、湾曲した折りたたみ式ナイフのような鉤爪が、刀をルシルごと弾き飛ばしていた。刀身で受けたからよかったものの、その身に受けていたらひとたまりもなかっただろう。かつて熊の強烈な一撃を食らった記憶が思い起こされて、腹の底が冷えた。
 死角から飛び出したルシルに目を向けているということ、それすなわち、今の死角にいるのは霞冴だ。そのチャンスを逃すはずもなく、アリスブルーの剣士は猛然と駆けた。狙うはガオンの首筋。飛び上がり、決まった型のないトリッキーな動きで刀を振り抜く。だが、間一髪で体をそらして、薄皮一枚拾えずかわされた。
 助走の慣性にまかせてガオンの前の空中を横切り、ルシルの隣に着地した霞冴は、敵を見据えたまま、傍の友人に声をかけた。
「ルシル、あの爪……」
「ああ。チエアリの爪が体の拡大に伴っただけ、というわけではなさそうだ。より大きく、太く進化している。要警戒だ」
 ルシルが言い終わると同時、巨大な前足が二人めがけて振り下ろされた。二手に分かれて回避した跡地に、バスンッと音を立てて重い打撃がめり込む。凶暴な鉄槌から逃げるように、雪煙が舞った。
 大柄ゆえの小回りの利かなさにつけこもうとしたルシルは、迷わず背後に回った。しかし、それで先手を取れるほど甘くはなかった。最初から動きを読まれていたように、長くしっかりとした尾の鞭に手荒く歓迎される。
「っ、と……!」
 ガオンから離れる形で飛び退く。同じことを考えて反対側から攻めかけていた霞冴も、引き戻す勢いで振り抜かれた尾に、撤退を余儀なくされた。通常のチエアリなら、猫パンチもしっぽビンタもかわいいものだが、ガオンの図体ではいずれも大ダメージを免れ得ない。
 二人を牽制しながら、ガオンはふいに勢いよく息を吸い込んだ。口元に集まった空気――正確にはそこに含まれた源子が、パキパキと音を立てて凍っていく。正面を向いたまま氷術を展開していくガオンの視線の先には、ルシルも霞冴もいない。アワやフー達、非戦闘組もいない。みるみるうちに出来上がった双角錐のつららが切先を向けるのは、戦闘の火蓋が切られた時から微動だにせず、立ったままじっと瞑目する長身の少年だ。
 アワとフーの後ろで、雷奈たちは気が気でない。
「ちょっ……!」
「コウ!」
 だが、その注意喚起に従うより前に、ルシルと霞冴が助けに入ることもなく、巨大な氷柱はガオンの吐息一つで放たれた。ダークならこの短時間では作り上げられないような大きさの氷柱は、命中すれば刺さるどころでなく骨が砕けるだろう。
 一メートルをゆうに超える長さと、腕を回して抱えきれるどうかといった太さを誇る氷柱が、一直線にコウを目指す。まぶたを下ろし、左の手のひらをみぞおちのあたりに当て、深い呼吸を繰り返す彼のもとへ、利器とも鈍器ともいえる冷たい凶器が飛来し――。
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