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皆と仲良しになりたいです!
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料理長と別れてからサムに一階のフロアを抱っこで案内してもらった。
僕、ずっとサムに抱っこされてるし、僕の思っていた探検とはだいぶ違う感じになっちゃったけど、そこはまぁいいのだ。だって歩こうとするとサムがとっても心配そうにショボンってしちゃうから。気にしないことにしたのです。
一階はやっぱり応接室みたいな場所が多くて。お客様によってお通しする場所も変わるんだって!なんだかすごい。おっきいお屋敷じゃないとそんな事出来ないもん。日本の僕が見たらきっとポカーンってしちゃうと思う!まぁ僕もポカーンってしちゃったんだけどね!
あとは住み込みの使用人さんたちのお部屋が奥にあるらしいんだけど、そっちは僕が行く事は無いからって案内してもらえなかった。ちょっと残念。
そして戻って来ました二階のフロア!セオにぃ様はまだお勉強中らしいので、もう少し探検をするのだー!
さっきは僕の部屋からセオにぃ様のお部屋側しか探検してなかったから、今度は逆側に行くことに。
セオにぃ様のお部屋を通り過ぎて、僕のお部屋のお隣がサムのお部屋なんだって!最初は使用人部屋の方に住んでいたらしいんだけど、記憶をなくす前の僕が昼夜問わずサムを側に置いておきたがって、隣のお部屋に引っ越して来て欲しいって我儘を言ったらしいのだ。
なんて事!僕、とっても我儘だったんだ・・・・・・!って衝撃を受けたんだけど、サムがあの時は嬉しかったですねって頬を染めていたからサムにとっては嬉しい事だったらしい。
お引越しって大変だよね?なんで?って思ったけど、よく考えたら僕のお隣のお部屋なら僕のお部屋くらい広いんだろうし、きっと使用人さんのお部屋よりも広いと思う。確かに広いお部屋は嬉しいかも!ってうんうんって一人で納得しました!
「さむ、さむのお部屋見たい!」
僕のお部屋と同じなのかな?って思ってサムにそう言ったら、にっこり笑ったサム。
「私のお部屋に入るのは、ノア様がもう少し大きくなられてから、ですよ」
そのサムの笑みがなんだかいつもと違う気がして。よく分からないけど、なんだかお胸がドキドキ。
「はわぁ~・・・・・・!」
じんわり熱くなるほっぺに両手をぴっとりくっつけて、変な声出しちゃった。
そんな僕を見てふって笑ったサムは、話を逸らすみたいに僕に進行方向を見るように促して。
「ノア様、あちらを見てください。おおきな扉があるでしょう?」
サムの誘導通りそちらを振り向くと、確かにおっきくて重厚な感じの扉があって。
何のお部屋なんだろう?ってすっごく気になった僕はその扉を開けたくなっちゃって、なんだかわくわく・・・・・・!
一瞬でそっちに気を取られた僕は、サムが小さく「記憶を無くしてしまったピュアなノア様は、以前のように俺の部屋で可愛く強請ってはくれないでしょうし、ね」なんて呟いていたのにさっぱり気付かなかった。
僕、ずっとサムに抱っこされてるし、僕の思っていた探検とはだいぶ違う感じになっちゃったけど、そこはまぁいいのだ。だって歩こうとするとサムがとっても心配そうにショボンってしちゃうから。気にしないことにしたのです。
一階はやっぱり応接室みたいな場所が多くて。お客様によってお通しする場所も変わるんだって!なんだかすごい。おっきいお屋敷じゃないとそんな事出来ないもん。日本の僕が見たらきっとポカーンってしちゃうと思う!まぁ僕もポカーンってしちゃったんだけどね!
あとは住み込みの使用人さんたちのお部屋が奥にあるらしいんだけど、そっちは僕が行く事は無いからって案内してもらえなかった。ちょっと残念。
そして戻って来ました二階のフロア!セオにぃ様はまだお勉強中らしいので、もう少し探検をするのだー!
さっきは僕の部屋からセオにぃ様のお部屋側しか探検してなかったから、今度は逆側に行くことに。
セオにぃ様のお部屋を通り過ぎて、僕のお部屋のお隣がサムのお部屋なんだって!最初は使用人部屋の方に住んでいたらしいんだけど、記憶をなくす前の僕が昼夜問わずサムを側に置いておきたがって、隣のお部屋に引っ越して来て欲しいって我儘を言ったらしいのだ。
なんて事!僕、とっても我儘だったんだ・・・・・・!って衝撃を受けたんだけど、サムがあの時は嬉しかったですねって頬を染めていたからサムにとっては嬉しい事だったらしい。
お引越しって大変だよね?なんで?って思ったけど、よく考えたら僕のお隣のお部屋なら僕のお部屋くらい広いんだろうし、きっと使用人さんのお部屋よりも広いと思う。確かに広いお部屋は嬉しいかも!ってうんうんって一人で納得しました!
「さむ、さむのお部屋見たい!」
僕のお部屋と同じなのかな?って思ってサムにそう言ったら、にっこり笑ったサム。
「私のお部屋に入るのは、ノア様がもう少し大きくなられてから、ですよ」
そのサムの笑みがなんだかいつもと違う気がして。よく分からないけど、なんだかお胸がドキドキ。
「はわぁ~・・・・・・!」
じんわり熱くなるほっぺに両手をぴっとりくっつけて、変な声出しちゃった。
そんな僕を見てふって笑ったサムは、話を逸らすみたいに僕に進行方向を見るように促して。
「ノア様、あちらを見てください。おおきな扉があるでしょう?」
サムの誘導通りそちらを振り向くと、確かにおっきくて重厚な感じの扉があって。
何のお部屋なんだろう?ってすっごく気になった僕はその扉を開けたくなっちゃって、なんだかわくわく・・・・・・!
一瞬でそっちに気を取られた僕は、サムが小さく「記憶を無くしてしまったピュアなノア様は、以前のように俺の部屋で可愛く強請ってはくれないでしょうし、ね」なんて呟いていたのにさっぱり気付かなかった。
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