【完結】悪の尋問令嬢、″捨てられ王子″の妻になる。

Y(ワイ)

文字の大きさ
1 / 38
【第一章】悪の尋問令嬢、″捨てられ王子″の妻になる。

1

しおりを挟む




「お前と第二王子の婚姻が認められた。
 ──事情は、分かっているな?」

重く沈んだ午後、執務室に満ちるのは古い書物の香りと、静かすぎる父の声音。
書斎机の奥、燭台の影に座した侯爵家の当主は、まるで尋問官のように言葉を突きつけてきた。

娘、レティシア・ヴァルデューラは、背筋を伸ばしたまま微笑み、緩やかに首を傾げる。

「勿論ですわ、お父様。」

貴族の娘として政略結婚は織り込み済み。
しかも相手が王家の血筋なら、恩を売れるどころか、一家の格も跳ね上がる。
私という″商品″を、これほど高く売りつけられる場面などもう一生ない。

ええ、分かっておりますとも。
でも。


めんっっどくせぇですわ~~~~~~~!!!!

いやいやいや、ちょっと待ってくださいまし。
なんでよりにもよって、“あの”ユリウス第二王子との婚姻なんですの?
よりによって、この私が。あの″クソアマ″の処理係ですの??


(政略結婚は貴族の務めですから覚悟はしてましたけれども。これはもう政略の中でも″大外れ″の部類ですわ~~??)

噂によれば、王子は最近まで“聖女様”とやらにお熱だったご様子。
聖女様の周りには他にも男性貴族が屯していましたし、第一王子も気にかけていらっしゃったようですから、要するに王位継承争いと恋愛競争に敗れたのでしょう。
私との婚姻は口封じが目的といったところかしら?

確かに貴族である以上政略結婚の覚悟はしておりましたが、まさかこんな爆弾抱えるはめになるとは思いませんでしたわ~~~??


(ていうかあの女、清楚な顔してかなりの魔性ですわよね?
 裏で惚れ薬でも撒いてるんじゃなくて??)

いや、マジで撒いてますわあれ。絶対に。
「お優しいお心で」と涙を流しながら孤児院を訪れた数日後に、そこの院長と噂になっていたとか、ほんと鼻につく女ですわ。


(っていうかそれに引っかかった第二王子も王子でしてよ!
 せめて少しは抵抗なさいな!? よりによって、国の暗部を担うヴァルデューラ家の娘を後釜にされて平然としてるって、貴方王族のプライドどこに落としてきたんですの!?)





──そして、運命の初対面。

「これからよろしく、レティシア嬢。」

(きましたわ、顔面偏差値詐欺師……)

見た目はまごうことなき王子様。優しげな笑顔、形の整った口元、育ちの良さが滲む所作。
それが逆に腹立ちますのよねぇ。

「……ええ。よろしくお願いいたします、ユリウス様。」

(貴方、私がどんな職業の家に育ったか本当に分かってて言ってますの??)

こっちはね、王国の裏側で“喋らない者を喋らせる”技術を代々受け継いでおりますの。
釘だの縄だの焚き火だの、幼少期から慣れ親しんで育ったんですのよ。

にこりと穏やかに微笑むユリウスは何も語らない。
ただ静かに己の役目を受け入れた。




結婚式は、ひっそりとしたものだった。

参列者はごく少数。王家の血筋に連なる婚姻だというのに、賓客の姿もなければ、祝辞も祝宴も存在しない。
式場は王都の外れにある古びた礼拝堂。教会所属の記録官が一人、形式的な婚姻証明に立ち会うだけで、ほとんど儀礼と呼べるものではなかった。

けれど、それこそがこの政略婚の意味をよく表している。
――“表に出すつもりなど、はじめからない”。

どちらかが望んだか、両方が了承したか。いずれにせよ、この婚姻は″隠されるべくして結ばれた″ものだ。

そして、当の花嫁はといえば。


(ええ。まあ、予想通りですわよ。
 わかりやすくって助かりますわねぇ~~~~)

祭壇の前、レースのヴェールに包まれたまま、レティシアは美しく微笑んでいた。
唇の端だけでつくる、社交界でもっとも無害な顔。それを完璧に保ったまま、心のなかではさっそく愚痴の嵐である。


(何ですの?この茶番。神父様もいなければ誓いの言葉も無し。
 形式的な署名と、花嫁衣装の用意だけ。
 こんなもん、婚姻というより“取引成立”の書類確認じゃございません?)

王族と侯爵家の婚姻がこの扱い。仮にも国を支える貴族の“新しい血縁関係”が、こんなふうに人目を忍ぶように扱われるなど前代未聞だ。
だが――わかっている。すべては、王子の“お掃除”のための婚姻だからだ。


(まあいいですわ。どうせ私だって、こんな結婚に夢なんて見ておりませんでしたし。
 それにしても、ユリウス様。貴方ってばほんとうに、やることなすこと全部が陰湿でいらっしゃいますわね……?)

レティシアの隣に立つユリウスは、終始、微笑を崩さなかった。
周囲に誰がいようと、レティシアに一瞥もくれず、視線は斜め前の空間に固定されたまま。
まるでこの婚姻が、“自分の意志ではない”とでも言いたげな、絶妙な無関心さである。


(ちょっとは花嫁を見て感想の一つでも言ってくださらない? どう見ても私は絶世の美女の部類ですのよ?
 ……ああ、でもその無表情、もしかしてあれですか?
 “心優しい聖女様”の次に“尋問女”なんて気が滅入るとか?)

心の中で盛大にため息をつきながら、レティシアはにっこりと礼儀正しく微笑む。


「このような栄誉を賜り、誠に光栄に存じますわ、ユリウス様」

声音には一片の棘もない。だが内心では終わらない叫びが木霊していた。
乾いた拍手が一つ、儀礼的に打たれ、二人の婚姻は“正式に成立”した。

だがそのとき、レティシアは感じ取っていた。
――この婚姻は、王家とヴァルデューラ家を結ぶものではない。
どちらかといえば、“王家の不始末を、侯爵家が受け取った”だけの契約。

政略結婚。それ自体は覚悟していた。
けれど、これは“格のつり合った政略”ではない。異物を押しつけられた側と、押しつけた側。
対等でも、友好でもない。――これは、毒入りの贈り物だ。

礼拝堂を出るとき、レティシアはふと、ユリウスの横顔を盗み見た。


(……さて、可哀想な王子様。貴方はこの“暗部の娘”を、どう使い潰すつもりかしら?)

その眼差しに、まだ愉悦はなかった。
けれど彼女の瞳の奥には、はっきりとこう刻まれていた。

――もしも私をただの駒として扱うなら、
その胡散臭い微笑み、あっという間に“壊して”差し上げますわよ。




***




夜が深まり、寝室に案内されたのは式の数時間後だった。

とはいえ、豪奢な迎賓の間が用意されたわけではない。
新たな王子の“居所”としてあてがわれた部屋は、ヴァルデューラ家本邸の東棟にある寝室。
婚姻後、彼が迎えられる側として当主の地位を一時的に得たことから、形式上は夫婦同居が必要とされたのだ。

──が。


「ここが、今日から君と僕の部屋になるらしい」

静かに開かれた扉の向こう、すでにユリウスは中で待っていた。
その姿は礼装から上着を脱いだだけで、髪も整っており、身なりも完璧。
けれど、表情だけが妙に静かだった。


「……入ってもよろしくて?」
「ああ、もちろん」

レティシアは静かに微笑んで、スカートの裾を揺らして一歩踏み入れる。


(政略婚の初夜ですわ~~~~~。
 ……ま、形式だけって分かってますけれど。
 それでも一応、“その気”があってもおかしくない雰囲気じゃありませんこと?)

しかし、ユリウスの口から出たのは、その真逆の言葉だった。


「まず……君に謝らなければならない」

その声音は、穏やかで、どこまでも理知的だった。


「申し訳ないけれど……僕が君を愛することはない。この婚姻は政略であり、僕の心は別にある」

言葉を切り、ユリウスはゆっくりと顔を上げた。


「君がもし、別の誰かと……身体的な慰めを求めるなら、僕は咎めない。むしろ、君が満たされることを望んでいる」

一瞬、寝室の空気が凍った。
そして次の瞬間。


(……はあああああああああああああああ!?!?!?)

心のなかで、レティシアは絶叫した。


(なんですのこの男!? あのちんちくりん聖女にはベタ惚れしてたくせに、こっちには白い結婚ですって!?
 この完璧プロモーションの私を前にして!!? 目が腐っていやがりますわ~~~!!)

もちろんそんな本音は口には出せない。
彼女は一拍の間を置いて、まるで冷静に受け取ったように頷いた。


「まあ……。ユリウス様のお気持ちはお察ししますわ。さぞ、おつらかったことでしょうね」

「私のことはどうぞお気になさらず、部屋を分けるも、お好きになさってくださいまし。お互い、干渉なき夫婦というのも、悪くはありませんわ」

レティシアは微笑を浮かべたまま、淡々とそう言った。

ユリウスの目が、わずかに揺れる。


「……怒らないのか?」
「怒る理由が、どこにありますの? 私たちは“政略結婚”。そうでしょう?」

その返答に、ユリウスのまなざしが深くなる。
レティシアの静かな微笑に、“理解と従順”だけでなく、何か別の含みを察したのかもしれない。

だが彼女は一歩、優雅にドレープのかかった椅子に腰を下ろし、すらりと足を組む。


(よろしいですわ、“共犯者”ユリウス様。
 貴方がそのつもりなら、私も“優等生な妻”の仮面、しっかり被らせていただきますわ)

「聞き分けが良くて、助かるよ」

そう言って、ユリウスは穏やかに微笑んだ。





けれどその夜、扉を閉じたあと。
一人になったユリウスは、窓の外に視線を向けながら、ふと思った。


(…意外だな。噂とは、ずいぶん様子が違う)

声を荒げることもなく、涙も見せず、あっさりと“白い結婚”を受け入れた娘。
社交辞令の奥に何層も毒を塗り重ねたような微笑――


(……あの女は、ただの駒じゃない)

初夜を迎えたその日。
ユリウス・アレスタリアは、ごくわずかに、相手の“興味深さ”を認めたのだった。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?

六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」 前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。 ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを! その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。 「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」 「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」 (…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?) 自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。 あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか! 絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。 それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。 「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」 氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。 冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。 「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」 その日から私の運命は激変! 「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」 皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!? その頃、王宮では――。 「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」 「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」 などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。 悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!

前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした

タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。

断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます

山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。 でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。 それを証明すれば断罪回避できるはず。 幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。 チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。 処刑5秒前だから、今すぐに!

『魔力ゼロの欠陥品』と蔑まれた伯爵令嬢、卒業パーティーで婚約破棄された瞬間に古代魔法が覚醒する ~虐げられ続けた三年間、倍返しでは足りない~

スカッと文庫
恋愛
「貴様のような無能、我が国の王妃には相応しくない。婚約を破棄し、学園から追放する!」 王立魔道学園の卒業パーティー。きらびやかなシャンデリアの下、王太子エドワードの声が冷酷に響いた。彼の隣には、愛くるしい表情で私を嵌めた男爵令嬢、ミナが勝ち誇ったように寄り添っている。 伯爵令嬢のリリアーヌは、入学以来三年間、「魔力ゼロの欠陥品」として学園中の嘲笑を浴び続けてきた。 婚約者であるエドワードからは一度も顧みられず、同級生からはゴミのように扱われ、ミナの自作自演による「いじめ」の濡れ衣まで着せられ……。 それでも、父との「力を隠せ」という約束を守るため、泥を啜るような屈辱に耐え抜いてきた。 ――だが、国からも学園からも捨てられた今、もうその約束を守る必要はない。 「さようなら、皆様。……私が消えた後、この国がどうなろうと知ったことではありませんわ」 リリアーヌが身につけていた「魔力封印の首飾り」を自ら引き千切った瞬間、会場は漆黒の魔力に包まれた。 彼女は無能などではない。失われた「古代魔法」をその身に宿す、真の魔道の主だったのだ。 絶望する王太子たちを余目に、隣国の伝説の魔術師アルベルトに拾われたリリアーヌ。 彼女の、残酷で、甘美な復讐劇が今、幕を開ける――。

悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。

潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。

悪女の針仕事〜そのほころび、見逃しません!〜

陰陽@4作品商業化(コミカライズ他)
ファンタジー
公爵令嬢として生まれながら、子ども時代からメイドや周囲の陰謀で、次々と濡れ衣を着せられ、「悪女」扱いされてきたミリアム。 第3王子との婚約を聖女に奪われ、聖女への嫌がらせの冤罪で国外追放された後、平民として生き延びる中で、何度も5年前へのロールバック(逆行)を繰り返すことに。 生計をたてる為に、追放後の平民生活で極めた針仕事が、ロールバックが繰り返されることで、針仕事の能力だけは引き継がれ、天才的な実力を手に入れる。 その時女神「アテナ」の加護を得て、2つの力を手にすることに。 「加護縫い」 (縫った布に強力な祝福を込められる) 「嘘のほころびを見抜く力」 (相手の嘘を布のほころびとして視覚的に捉え、引き抜く、または繕うことで、真実を暴いたり修正したりする) を手にしたミリアムは、5歳の幼女時代まで遡り、2つの力で悪評をぬりかえ、仲違いしていた家族も、加護の力を与えることで協力な味方へと変貌。 さらに、女神から可愛いしもべ「アリアドネ」を授かり、元婚約者と聖女にザマァを狙う中、加護縫いの能力が最も高い人間を王太子妃に迎える決まりのある大国、ルーパート王国の王子が近付いて来て……?

元社畜悪役令嬢、辺境のボロ城を全自動ボタニカル美容スパに大改造して引きこもる ~前世コスメで冷徹公爵を完治させたら溺愛されました~

季未
恋愛
「貴様のような悪逆非道な女は、極寒の辺境へ追放だ!」 建国記念の夜会で王太子から婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢シャルロッテ。 しかし、彼女の中身は前世でブラック企業に殺された過労で過労死したマーケターだった! (激務の王妃ルート回避!? しかも辺境は誰にも邪魔されないブルーオーシャン! 最高のフリーランス生活の始まりじゃない!) 理不尽な追放を究極のホワイト・スローライフへのパスポートだと歓喜した彼女は、あてがわれた辺境のボロ城を、前世の「DIY・スマートホーム知識」と「土・水魔法」を駆使して爆速で大改造! 隙間風の吹く部屋は、一瞬で「床暖房完備の全自動温水スパ」へ。 辺境に自生する雑草からは「極上ボタニカルコスメ」を開発し、自らも絶世の美女へと変貌していく。 さらに「お前には干渉しない」と白い結婚を突きつけてきたはずの、呪いで顔に火傷を負った氷の公爵に特製マッサージと美肌治療を施したところ……。 「お前が作ったこの空間と、お前自身が……俺のすべてだ」 冷徹だったはずの公爵様が、極上の癒やし空間と彼女の手技で完全に骨抜きにされ、異常なまでの過保護・溺愛モードに突入!? 現代マーケティングと美容チートで辺境を超高級スマート・リゾートへと再生させ、かつて自分を追放した王太子たちを大後悔させる! 爽快&極甘な、異世界リゾート経営×溺愛ファンタジー、堂々開幕!

【完結】転生したら断罪イベントの真っ最中。聖女の嘘を暴いたら、王太子が真っ青になりました

丸顔ちゃん。
恋愛
王太子は私――エリシアに婚約破棄を宣言し、 隣では甘ったるい声の“聖女”が「こわかったんですぅ♡」と泣き真似をしている。 だが私は知っている。 原作では、この聖女こそが禁術で王太子の魔力を吸い取り、 私に冤罪を着せて処刑へ追い込んだ張本人だ。 優しい家族を守るためにも、同じ結末は絶対に許さない。 私は転生者としての知識を武器に、 聖女の嘘と禁術の証拠を次々に暴き、 王太子の依存と愚かさを白日の下に晒す。 「婚約は……こちらから願い下げです」 土下座する王太子も、泣き叫ぶ聖女も、もう関係ない。 私は新しい未来を選ぶ。

処理中です...