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【最終章】
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しおりを挟む朝から降っていた霧雨は、昼を迎える頃にはすっかり上がっていた。
重たく垂れ込めていた雲の隙間から、わずかな光が差し込む。
広場を埋め尽くす人々の表情は、一様ではない。
怒りに燃える者、涙を滲ませる者、呆然と立ち尽くす者。
聖女を信じ、教会に祈りを捧げていた多くの者にとって、
この裁きは、単なる粛清ではすまない。
信仰という基盤そのものが、崩れようとしている。
壇上に並ぶのは大司祭を始めとした教会の中枢、老いた男達。
彼らの背後には黒装束の処刑人が控え
無言で、整然と、剣を携えて並んでいた。
民衆の声が広場を埋める。
怒りも、悲しみも、哀れみも、蔑みも、
悲鳴も、怒号も、嘲笑も、嗚咽も、
感情がぶつかり合うその声を鎮めるように、
ユリウスは静かに壇上に現れた。
第二王子、ユリウス・アレスタリア。
その姿を目にした瞬間、ざわついていた群衆は音を失った。
白銀の軍装を身にまとい、凛と立つ姿には、もはや王子という肩書きすらも狭く感じられた。
その目に迷いはない。
炎を宿したような深い蒼が、広場全てを捉えている。
「ここに、国を乱し、王家に仇なした者たちの叛逆を裁く儀を執り行う。」
ああ、この人が次代の国の担い手だ。
陰謀を明かした救世主だ。
次代の王の声は落ち着いていた。
よく通る、明瞭な声音。
だが、威圧感はない。
代わりにそこには、決意と責任の色が滲む。
「この者らと同じく、叛逆罪をおかした聖女セラフィーヌの処刑は、彼女が聖女として担ってきた功績と、今なお聖女を慕う者が多いことを考慮し、
王城にて、しめやかに執行された。」
その言葉に、広場の空気が再び揺れる。
周囲には「なぜだ」という視線も、「当然だ」という表情もあった。
だがユリウスは、それらすべてを正面から受け止めるように一拍の間を置いた。
「二度とこのような悲劇が起こらないよう、
私は皆に、聴いてもらいたいことがある。」
彼は民衆に背を向けず、壇上から一歩前に出た。
「これはただの叛逆ではない、すべてを知った上で
同じ過ちを繰り返さぬよう、
我々が学ぶべきものとして受け止めてほしい。」
語るごとに、ユリウスの声音には静かな熱が宿る。
そしてその熱は、言葉と共に群衆へと伝播していく。
戸惑い、怒り、悲しみ……混沌としていた感情が、姿勢と共に変わっていく。
「……弁護人、前へ。」
その声に応じて、壇上に一人の女性が現れた。
深紅のドレスを纏い、金糸の織り込んだ髪をなびかせながら歩くその姿は、まるで劇場の幕開けのように優雅だった。
誰よりも真実を知り、誰よりも痛みに触れてきた女。
侯爵家の娘にして、尋問令嬢、レティシア・ヴァルデューラ。
ユリウス殿下と同じくして国を救った救世主。
彼女は壇の中央に立ち、広場を見渡した。
怯まず、逸らさず、まっすぐに人々の目を見つめるその姿に、再び会場が静まり返る。
そして、彼女はゆっくりと語りだす。
その言葉は、これから多くの者の記憶に、
「罪の裁き」ではなく「悲劇の記録」として刻まれていくことになる。
「……聖女、セラフィーヌは、“神の子”ではありませんでした。」
壇上に立つレティシアのその姿は気高く、同時にどこか寂しげだった。
彼女の紅いドレスが風に揺れ、まるで血の色の旗のように揺れる。
それは処刑台に立つにしては、あまりに美しく、あまりに凛としていた。
「彼女は元は、孤児。
生きる道もなく、親に捨てられ、餓死寸前で教会に保護された子でした。」
語られる少女の来歴に、ざわめきが走る。
レティシアは目を閉じることなく、それらの感情をすべて受け止めるように続けた。
「それから彼女は、教会で文字書きを学びながら育っていきます。よく学び、よく働く子だったと伺いました。
……誰よりも、人に尽くそうとする子だった、と。」
風が少し強くなった。
彼女の前髪が揺れるたびに、目元に宿る感情が見え隠れする。
「……悲劇の始まりは、彼女が大人たちを労るために焼いた、茶菓子でした。」
民衆のなかから、息を呑む音が聞こえた。
この中には聖女に救いを求めた者もいて、
当然茶菓子を既に口にした者もいるのだろう。
「その茶菓子に使われていた花の蜜には、
高濃度であれば、麻薬に近い幻覚作用があることが判明しています。」
レティシアは拳を握り締めた。
だがその声は震えてはいない。
私は彼女に代わり、全てを話さなくてはいけない。
「少量であれば、むしろ身体に良いとされる代物です。
しかし、それを——彼らは国家を転覆させるために、意図的に利用したのです。」
私は壇の後方、跪いている教会関係者たちを振り返った。
彼らの何人かは目を閉じ、また何人かは地面を見つめたまま動かない。
言い訳さえ紡がないその態度に喉が震えかけたが、言葉を飲み込む。
「セラフィーヌは汚れた陰謀の為に“聖女”として、祭り上げられました。彼女は何も知らされないまま、その名で人々を導き、癒し、愛された。
……その姿を、皆様もよくご存じのはずです。」
視線を前へ戻すと、群衆のなかに泣いている者がいた。
聖女に救われた者。祈りを受けた者。信仰を捧げていた者。
その記憶が、人々の頬を濡らしていく。
「私は、皆さんに問いたいのです。」
レティシアは一歩、壇の縁まで進んだ。
高い位置からではなく、同じ目線で、ひとりひとりに語りかけるように。
「彼女は、悪だったのでしょうか?」
「皆さんが見てきた“聖女”は、どのような人だったのでしょうか?」
「……わたくしは、彼女を“悪”たらしめたのは、ここに並ぶ者たちだと思っております。」
言葉は鋭く、だが激情ではなかった。
むしろ、それは長く冷えた夜を越えた者のように、静かな怒りを湛えていた。
「彼女は“聖女”という役割に応えるため、
欲を捨て、情を深め、人を慈しむことに努力していました。」
「しかし、罪は罪。彼女は実行犯として、死を選びました。
文句も、恨み言も、一切ありませんでした。」
広場は再び、息を潜めるような静けさに包まれた。
言葉が刺さるのではない。
それが事実であり、逃げ場のない真実であると、誰もが感じ取ったからだ。
「……だからこそ、私たちは彼女の“真実”を知らなければなりません。」
「そして二度と、このような悲劇を繰り返してはならないのです。」
レティシアの言葉は、処刑台ではなく、祈りの場のようだった。
咎を断つためではなく、記憶として刻むための言葉。
その声は怒号を誘うものではなく、沈黙と眼差しを生んだ。
「忘れないでください。
彼女は“神の子”ではありません。未来も、見えません。」
「ですが——」
「人の想いに応えようと励み、
誰かを思いやり、慈しむその姿勢こそが、
彼女を“聖女”たらしめたのです。」
最後の一言に、レティシアは目を伏せ、
ゆっくりと壇上に膝をつき、処刑人たちに背を向けた。
「聖女セラフィーヌは、もうこの世にはいません。」
「……皆さん、本当の“悪人”が誰なのか
——考えていただきたいのです。」
彼女の声が風に溶けていくように、広場には再び、張りつめた沈黙が訪れた。
その直後、群衆のなかに嗚咽が走り、怒りの声が混ざり、そしてまた泣き声が交じった。
やがて、地面を揺らすほどの怒りと悲しみが、空気を裂いた。
誰かが叫んだ。誰かが泣き崩れた。
その隣で、別の誰かは地面を殴った。
嗚咽と怒りと悲しみが一斉に吹き出し、
まるで裂け目からあふれ出るように広場を覆い尽くした。
幼い子供を抱えた母が、涙で濡れた頬を拭いながら膝をつく。
老いた男が杖をついて立ち尽くし、口のなかで誰かの名を呟く。
少女のような若い女が手を合わせ、「どうか安らかに」と祈りの言葉を口にした。
——そして、ユリウスは沈黙のまま、それらすべてを見下ろしていた。
玉座の代行としてではなく、
これから国を率いる者として。
彼の瞳は曇らなかった。
レティシアの語った言葉も、民衆の叫びも、すべてを引き受けたうえでなお、
彼の声音は静かで、冷たく澄んでいた。
「ここに、叛逆者の斬首刑を執り行う。」
民の静寂が、逆に悲鳴のようだった。
刑場に立つ処刑人たちが、無言のまま剣を手にする。
銀の刃が陽光を反射し、瞬間、空気が張り詰めた。
「罪なき者を操り、王家を欺き、民を誑かした者たちよ」
「この罪に、悔い改める言葉はないか?」
沈黙。誰一人、声を上げない。
己の運命を受け入れたのか、それとももはや悔いさえ残らないのか。
ひとりの男が目を閉じ、小さく頷いた。
それを皮切りに、ほかの者たちも視線を伏せる。
ユリウスはそれを確認すると、背筋を伸ばし、一歩だけ前へ出た。
そして——
「刑を、執行しろ」
その言葉が落ちた瞬間、太鼓が三度鳴り響く。
処刑人たちがゆっくりと刃を振り上げると、
群衆の中には目を背ける者、見届ける者、口をつぐむ者が入り混じった。
その場には何百という人間がいたが、
息をしている者は、誰ひとりいないかのようだった。
斬首の音が空を裂く。
鉄が骨を断ち、鮮血が石畳を染める。
悲鳴は上がらなかった。
代わりに、鐘が鳴った。
王城から響くのは、死者を弔う鎮魂の鐘。
誰かの魂がこの世を離れた証として、
遠く離れた村々にまで届くほどの大きさで、静かに、何度も、打ち鳴らされる。
レティシアは目を閉じたまま、黙して祈った。
ユリウスもまた一礼し、風に翻る衣の音だけが彼の周囲を包んでいた。
今日という日は、国にとっての信仰の葬礼だ。
そして明日は、新たな秩序の誕生となる。
離れてもなお聞こえる、次代の王と王妃を讃える声。
今は亡き聖女への祈りの言葉。
それらを背にユリウスとレティシアは帰城した。
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