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腹黒攻めが女体化して元受けにめちゃくちゃ抱かれるやつ。(萩×久遠)
しおりを挟む後天性性転換症という症例は知っていた。
突発的な出来事による身体の変化で、身体の作りがまるっと作り変わってしまう極めて稀な症例。
先天性の遺伝子異常だとか、原因は色々言われているけど
これと限定できるようなものはなく。
性転換症を発症した人の多くは日によって性が転換しながら次第にどちらかの性に落ち着くことになる。
(まさか僕が女性になるとは)
久遠は、待合室の水槽で優雅に泳ぐクマノミを目で追っていた。
この魚は雄にも雌にもなれて、群れ内のカーストによって自らの役割と性別を決める。自分もこれも″そういうもの″なのだろうかもしれないと感じた。
「これ、僕だからいいけど。メジャーリーグの選手とかがなったら大変だね」
「笑ってる場合か!」
横にいる萩は久遠の手をしっかり握りしめて暗い顔をしていた。
……萩くんと僕は、付き合っている。
出逢いは大学のサークル。元々僕が無理矢理漕ぎ着けたようなものだけど、彼を抱く関係になって一年経って僕の借りているマンションで半同棲のような生活を送っている。
萩くんは元はノンケだ。
僕に抱かれてくれてはいるけれど、多分恋愛対象も女性のままだと思う。
今の僕は、自分から見ても中々魅力的な女性だと思う。
長くなった金髪は重いけれど、艶やかでサラサラだし。
顔立ちは丸みがあって愛らしいし。
背も縮んで、胸も膨らんで、腰はくびれて、
うん、この姿でサークルに行ったら大変なことになりそうだね。
「そんなに悲観することかな」
「…身体が、急に作り変わるって、そんな簡単に受け入れられるようなことか…?」
「うーん…、まあ書類手続きは面倒だけど。脳や身体に障害があるわけでもないし、別に僕のやりたい仕事は男女の括りもないしね」
「………」
ニンマリといつも萩を言葉巧みに誘導してきた久遠の声は、女性らしい可憐な声になって心をざわつかせる。
沈黙する萩の反応に、久遠は手を引くように押し黙った。
…少し冷静過ぎたかな?
「…それに、」
不機嫌な可愛い彼の機嫌をとろうと、久遠は言葉を続ける。
「女の子の身体なら、君と子をつくれるかもしれないし」
——その言葉が、彼の引き金になるとも知らずに。
ね?と小首を傾げる少女のまっすぐな瞳に、萩は眩暈がした。
男物のシャツを押し上げる柔らかい肉も、自分を見上げる青い瞳も、これまで自分を閉じ込めていた男の手とはかけ離れたか弱い少女のものだ。
なのに、自分を惹きつけたこの強い言葉と瞳は変わらずに今も俺の手を引こうとする。
その手を捕まえて組み伏せて、俺の本当の気持ちをぶつけたらこの人はどんな顔をするんだろう?
ぞわりと、背を沸かせた悪い考えが離れることなく脳へ染み込んでいった。
***
萩くんの手を引いてマンションに戻る帰り道、僕の服は明らかに男性物なのに道の人達は何も気にしていなくて
ああ、男女だったらこんなに簡単に君の隣を独占できたんだなぁなんて考えてた。
ドラッグストアで堂々とスポーツドリンクと下着と避妊具を購入する僕を萩くんがなんとも言えない微妙な表情で見ていたけど、まあ21年男として生きてきたからね、今更恥じらいだのと言われても困るよね。
「酒も買っていく?」
「…いや、いい……」
「ふふ、顔真っ赤だね。」
「うるさい」
萩くんの視線はずっと僕から外れていて、真っ直ぐ見てくれない。
耳まで赤い顔をして、目を潤ませて、本当に可愛い。
今は僕より君の方が背が大きいのに、体格もいいのに、そんな顔をされたら君を抱けないことが凄く惜しい。
ガチャリ、
二人きりの部屋の扉が、閉まった。
「ねえ、萩くん」
久遠の小さな手が萩の腕を引き、ベッドへ倒す。
その上に久遠が馬乗りになって薄く微笑んだ。
「女の子の身体、興味ない?」
するりと上着を脱いで、薄い男物のシャツ一枚になる。
ブラのない胸元の膨らみの先端が布を押し上げていて、ごくりと萩の喉が鳴った。
股の膨らみに、布越しで久遠の手が触れて身体が強張る。
久遠は、自分の上で″準備″を始めた。
小さな手がブカブカのズボンを開いて男物の下着に手を突っ込む。ぬち、と粘着質な音が聞こえて頭が沸騰しそうになった。
頭が、おかしくなりそうだ。
久遠が女の子になって、腕も細くて、めっちゃ可愛くて、なのに中身は久遠のままで。俺を抱く時の強引な仕草のままオナニーみたいに自分で抱かれる準備をしてる。
恥じらいとか、そんなの産まれる前に捨ててきたような利己的な男が、いや、今は女か。
顔を赤くして、目に熱を溜めて、
こんな、こんな、
「…怖い目を、しないでよ」
困ったように眉を下げて笑うその顔が、
蠱惑的に俺を誘った。
「…それ、俺がしたい」
「……僕も、流石に自分の内臓を触るのは初めてだから、怖いんだけど」
くちり、水音がやけに耳によく響く。
「俺もそうだったよ」
「……うん、そうだったね…」
これまで散々、萩をやり込めて身体を開いて躾けてきたのは久遠だ。立場が変わった瞬間にそれを突かれると、主張の言葉を無くす。
妙に萩くんの言葉が力強く感じたのは、気のせいだろうか?
まあ、萩くんは優しいから、僕のようなことはしないだろう。
彼の大きな手に引かれ、ベッドに座らされる。
ブカブカのズボンはそのまま脱いで座る彼の足の間にすっぽりと収まった。
背中を萩くんの体温を感じる。
ぬちゅ、
節ばった指がそこに触れた瞬間、恥ずかしいくらい音がした。
処女なのに、男だったのに、そこが濡れる感覚なんて知らなかったのに。
「…すげぇ、濡れてる」
「…僕も、ちょっと驚いてる。」
彼に触られると思うとそれだけで熱が集まって、期待してしまってる。
ひだを分けて、膣に指が侵入する。
その指の存在感に息が詰まった。
なに、これ、僕の指と全然違う…!
ぐぷぐぷと沈む指、まだ一本だけなのに狭い膣はいっぱいいっぱいで圧迫感が強い。
こちゅこちゅ、こちゅこちゅ、腹側を探るように指が動くたびぞわぞわと何とも言えない感覚が足先に這って、喉が引き攣る。
感覚に追いつかない久遠を無視して萩は空いたもう一つの手で大陰唇をかき分けどろどろに解けたそこでピンと主張するクリトリスを指で挟んだ。
びくり、大袈裟に久遠の背が跳ねて怯えるような視線が萩の手に集まる。
初めて見る久遠の弱々しい姿に、余計にどす黒い熱が高まるのを感じていた。
「——ま″っ、~~ッ″~~……ッ″‼︎⁉︎⁇♡♡♡♡」
久遠の静止を聞かず、起き上がった芯を男性器のようにぐちぐちと扱きあげると呆気なく久遠の全身が硬直し膣肉が指に絡みついた。
初めての絶頂に目を丸くして、呼吸を止める久遠の波が引くのを少し待って、手のひらをどろどろのそこに宛てがう。
ひゅ、短く久遠の喉が鳴る。
なに、これ、なにこれ、なにっ、???
こんな、こんなの、知らない。こんな、女の人のイクって、こんな??
胎の奥がぎゅうとして、達しようとしてないのに身体が勝手に登り詰めて、こんな、こんな、こん——、
「——ひぃッ″♡♡⁈⁉︎、ま″、って‼︎はぎくん″ッ‼︎♡♡♡」
どろどろのクリトリスを手のひらで擦ろうとする萩の手を、小さな両手が慌てて捕まえた。
あれ、こんな、萩くんの手、大きかったっけ?
こんな、力強かったっけ…。
こちゅこちゅこちゅこちゅこちゅ♡
膣に埋まった指が鎌のように曲がってGスポットを捉えて抉る。達したばかりの身体はその刺激を明確に拾い上げて冷静になろうとする脳を追い込む。
まって、まって、萩くん、まって。と繰り返す久遠の声が弱々しく喘ぎ混じりに部屋に響いていた。
「まだ、指一本だけなんだけど。そんな感じやすくて大丈夫か?」
こちゅこちゅ♡♡こちゅこちゅこちゅ♡♡
粘着質な音が鳴る、ベッドシーツに愛液が滲む。頭上から降り注ぐ声はいつもの可愛い萩くんの声なのに僕と違って冷静な声色で、追い込まれてるのは僕だけなのかと思ってしまう。
大丈夫、クリトリス以外は、そんなに感じたりしない。
そこさえ触られなければ、大丈夫。
息を整える久遠の胎を優しく擦りながら、萩は小さく息を吐いた。
俺がイクの辛いから止まってと静止した時、お前は止まった試しなんてないくせに。なんで俺は止まってくれると思っているんだ?
膣に埋まった指を引き抜くとどぷりと愛液が溢れ、それを指に絡ませて2本の指を股に宛てがう。
中に指が埋まるのと同時に、萩の足が久遠の足を固定するように上から両足を重ねた。
———え?
「———~~~~ぁ″⁇⁇⁇♡♡♡♡♡」
達したことで降りてきた子宮口に指の腹が触れる。ゆっくり圧をかけるように2本の指がそこを撫で、挟み、ゆっくり、ゆっくりと捏ねる。
久遠は何が起こっているのかも分からないまま深い絶頂を迎え、本当の意味で頭が真っ白になるという感覚を初めて知った。
ガクガクと意思を無視して勝手に腰が跳ね、膣が収縮を繰り返す。手に力が入らない久遠の両手を軽く払いのけドロドロの愛液に濡れた股の芯を広い手のひらが覆い、擦り上げた。
「ぁ″ぁ″ッぁあぁ″⁇⁈⁇♡♡♡ま″、っ、……ッ″‼︎⁇♡♡♡♡ぁ″ッーーッ″⁇⁈♡♡♡♡」
なにこれなにこれなにこれなにこれ、
むり、むりむり″‼︎しぬ″、しんじゃうッ‼︎♡♡
こんな、こんな重いの知らないッ‼︎あたま、だめ、
脳が焼き切れる、しぬ、あたま、おかしくなるッ‼︎♡♡
あ、ぁーーッ″♡♡♡いやだ、また、またイク‼︎♡♡
いやだ、イクのやだ‼︎‼︎こんな、無理矢理なイキ方知らない‼︎♡♡♡いやだ、やだ、やだやだやだやだやだ‼︎‼︎
イったらまた辛くなる‼︎だめだめだめだめ‼︎イったら、イカないように、我慢して、我慢、が———、
「もしかして、我慢しようとしてる?」
僕の愛液で濡れた手が、ガッと顎を掴み上を向かせた。
熱を含んだ萩くんの目は、今まで見たことない色をしていて、
興奮を抑えるように薄く吐く呼吸と、その表情に驚いた。
あ、僕、今、萩くんに抱かれてるんだ…。
そう思った瞬間、胎の一番奥がきゅうぅぅ♡と深く痙攣して、どうしようもない多幸感に押し上げられるように、絶頂した。
「ぁ……———♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
「…すげぇ顔」
いま、ぼく、どんな顔してるんだろ、
だめ、萩くんに、ひどい顔なんて見せられないのに、
なんで、奥が、なんで、こんな、
しあわせ、なんだろう…?
「…本当は、もっと酷く抱きたいんだけど」
はあ、と萩くんが息を吐く。
酷くって、なに?ひどく、酷く??
なんで、そんなの、やさしい萩くん、らしくない。
「お前が俺にしたように、しようと思ったんだけど」
ぼくが、萩くんにしたように?
———それ、は、
「でも、お前の気持ちよさそうな顔見てると、俺も色々限界で。…ムカつくけど、俺、今はお前にもう惚れてるからさぁ」
惚れてる、そうだよ、だって、そうなるようにぼくがしたんだよ。
萩くんの友達になって、近づいて、安心してる君をこの部屋で無理矢理暴いて、徹底的に後孔を開発して、僕以外に抱かれても満足出来ないように作り変えて、
……惚れてる?
「だから、ここに挿れるけど、暴れたらもっと酷くするから。久遠は、抵抗せずに我慢できるよな?」
ぬち、子宮口が押し上げられる。
背中に萩くんのものが当たってる、
惚れてる、萩くんが、僕に、惚れてる。
でも、怒ってる。見たことない顔をしてた、僕がしたことを準えるみたいに、萩くんが僕を躾けようとしてる?
そんなの、無駄だよ。
だって、萩くんは優しくて、僕みたいなイかれた合理主義じゃなくて、だから——、
そう思うのに、
僕を見下ろす瞳の熱が、嘘じゃないと物語っていた。
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