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第3章
第17話 天龍
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髭面の男の前に座るとワイバーンが不快な重りを落とそうと体を揺らし始める。
久しぶりだなこの感じ。トトとの訓練の日々が頭をよぎった。
「やるじゃねぇの、お姫様。」
「うるせぇ!前は助けなかったクセに何の真似だ!!」
「……さぁな。」
「絶っ対殺してやる!」
「はッ!楽しみにしてるぜ。」
ワイバーンが上空まで上がると、目の前に大きな壁が聳え立った。
それは神秘的で美しく、しかしそれは人間には到底及ぶ事を許さない絶対的な壁。
「グランドツリー…」
「なんだ、ここまで来て怖気付いたのか?」
「そんなんじゃねーよ!こんなに近くで見たのは初めてなだけだ!」
「あ?お前何回目だよ」
「3度目だ。」
「降ろせー!!!!この悪魔共がぁ!!!!」
突然下から叫び声が聞こえて見下ろすと、4羽の簀巻きラビット達が飾り雛の様に蔦で吊るされ、ワイバーンの尻尾にぶら下げられている。
「おい!何やってんだ!下ろしてやれ
「2回は何やってたんだ?昼寝でもしてたってか!」
「お前聞いてるのか!!」
「何も見えてねぇのはお前だろ?余所見してねぇで、しっかり前を見ろ!!!」
男は俺の頭を片手で鷲掴みにすると、力任せに前方へと顔を向かせた。
瞳に写ったのは、神々しく光り輝く白い鱗。
巨大な黄金の瞳には、漆黒の三日月が不気味に浮かび、真っ赤な舌が死へと手招きしている。
ギャーーーーーーーーーーー!!!!!
轟音と共に物凄い暴風が真っ直ぐに襲いかかってくる。
ワイバーンは風に吹き飛ばされ、ラビットたちは凧になった。
俺はワイバーンから振り落とされないよう、必死に捕まるのがやっとだったが、後ろの男は違った。手綱を引いて風を掴む。
すごい……
「無事か!坊主!やるじゃねぇか!奴を前にしてチビらなかったのはお前が初だ!自慢していいぞ!!」
いや、何を考えてるんだ俺は!
「そんな事言ってる場合か!こっちに向かってくるぞ!どうするんだ!!」
天龍はグランドツリーに食い染ませていた体を剥がし、くねらせながらこちらへ向かって飛んでくる。
「おうよ!そうでなくっちゃな。」
口をニタリと歪ませているが、その両眼は瞬き1つせず天龍を捉えて離さないその表情が恐ろしくも不気味に思えた。
ギャーーーーーーーーー!!!!
けたたましい咆哮と共に180度開かれた天龍の口には長い牙が二本と鋭い歯が並び、神々しい白肌とは反して生々しい真っ赤な口腔とその奥へと続く果てのない暗黒は地獄への入り口のように見えた。
「おっと、そうはいかねぇぜ!」
上手く風を掴んだワイバーンのスピードは通常の何倍にも増幅されており、天龍が口を閉ざす前に口元から抜け出した。
そのまま耳元を通ってグランドツリーへと一直線に飛ぶと、天龍は頭をくるりと反転させて背後に迫ってくるが、スピードはまだ此方に軍配がある。
これなら行ける!!
そう思った瞬間、前方から今までと比べ物にならない突風が襲いかかってきた。
これは完全に不意打ちだ、ダメだ戻される!!
「あぁ!あぁ!あぁ!分かってるぜ!知ってるともさ!!だがなまだだ、こんなもんじゃあ殺れねーなあ!!!!」
男は諦めるどころか手綱を手繰り短く持ち、片足を蔵の上に乗せると、グワッと力任せに引き上げた。するとワイバーンの上体は上へと強制的にそらされ、前方の豪風に乗り一気に上空へと急上昇した。
バクッ!!
死の音を置き去りにして飛び上がるとそこは鳥籠の天井だった。
「死んだか?坊主。」
「生きてるよ!なんとかな……」
「へぇ~やるな。」
「アンタもな、だが許したわけじゃないからな、アンタは絶対俺が殺す!」
「はっ!お前には無理だ。」
「無理だと!?ふざけ」
ウオォォォォォォ!!!!
俺の声を遮るように地鳴りのような怒号が響き始めた。
「始まったみたいだな。」
下を見下ろすと、グランドツリーを囲むようにして円のように茂る中央の森、そこからグランドツリー迄には1キロ程の芝生地帯がある。其れを塗り替える程のプレイヤーがグランドツリーに向かって走り始めていた。
それと共にワイバーンに乗ったライダー達も飛び始めている。
「なんだよこれ!あいつら全部Sなのか!?」
「んな事どっちだっていいだろ。どの道もう終いなんだ。」
「終わりってなんだよ!まさか、タイムってやつか!?」
すると男はおもむろにグランドツリーの方へ指差した。指の先には前にシュガーと見たデジタル掲示板。そこには0時30分の表示が光っている。
「後30分って事か!?」
「いや、体感から推測するに1時間が1日になってるたらなんたら、あのメガネがぬかしてたぜ。後半日ってとこだな。」
そうか、どうせリセットになるなら一か八かって考えるのも頷ける。
恐ろしい勢いで臨戦態勢だった天龍は、ピタリと動きを止めたかと思うと踵を返して地上の方へ降下していく。
「天龍が標的を変えたのか!?アイツらには悪いが囮になって貰おう。あれだけの数だ俺達がグランドツリーに向かうには十分時間を稼いでくれるんじゃないか?」
そう言うと後ろの男は大声で高笑いをすると、今までにない真剣な顔で真っ直ぐ俺を見据えてからこうきりだした。
「お前、グランドツリーに登る気か?」
「あぁ、ここの出口がそこに有るのなら俺は目指すグランドツリーの天辺を。」
「そうか。」
「アンタだってそうなんだろ?こんな最低な事までしても出たいって事か?」
「酷い事、汚い事、醜い事、ありとあらゆる事をしてきた。俺もアイツらも。」
「最低だな!!ここから出たい帰りたいのはよく分かる。だけど傷つけて良い理由にはならないだろ!?それまで捨てたらもう人間じゃない!アンタもアイツらもだ!!」
ドォォォォン!!!
突如として放たれた爆発音は天龍が地面に降り立った音だった。
「その中にお前だけ入らないなんて事があればいいがな。」
「は?それって」
その後は言葉に出来なかった。男がワイバーンの横腹を勢いよく蹴り走らせたからだ。
ワイバーンは高度を少しづつ下げながら加速していく。一直線に飛ぶ先にはグランドツリーが迫っていた。
いける!このままならグランドツリーの天辺に突っこめる!!
その瞬間、男が手網をまたしても強く引き絞った。ワイバーンは失速しつつ上向きに体を反らされる。
咄嗟に俺は叫びを上げ
「なにを」
しかしその声は途中でかき消された
「ごのぐそっだれがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
怒号と共に更に強く引っ張る様はまるで…
ワイバーンは男を中心にぐるっと後転し、下へ一気に降下。
ガギッッン!!!
後ろから金属を擦り合わせたような音と共に
ギャーーーーーーーー!!!!!
怒り狂った天龍の咆哮がこだまし背筋を凍らせた。
あのまま行っていたら死んでいた。
そして、目の前に広がる光景が俺をより一層の恐怖と絶望へと引きずり込んだ。
地上は正に地獄絵図であった。
さっきまでの騒がしさは嘘かの様に静まりかえり、緑の青々とした芝生は黒黒しく光る赤い色に汚染され、猛烈な悪臭を風が容赦なく浴びせかけてきた。
あの数を一瞬で…
「どうやら怒りで癇癪を起こしてやがるな。面倒な蛇だぜ全く。」
地面への垂直降下で重力を使いブーストをかけている為何とか天龍のスピードを凌いではいるが、怒る天龍はすぐ後ろまで迫っていた。
「どうするんだ!このままじゃ喰われるぞ!!」
男が手網を調整すると、ワイバーンはグランドツリーのスレスレまで近づいた。
「お前、天辺に行くんだったな!」
「今そんな話してる場合か!」
「奴は領地へ侵入した奴だけを狙ってくる。面を見れば分かるだろうが毒蛇だ。牙だけでなく鱗にも毒がありやがる。だから木を登るには奴を引っ張りださなきゃいけねぇわけだ。」
男はワイバーンの背を勢いよく叩いた。
すると、それを合図にワイバーンは自らの尾を切り離した。
久しぶりだなこの感じ。トトとの訓練の日々が頭をよぎった。
「やるじゃねぇの、お姫様。」
「うるせぇ!前は助けなかったクセに何の真似だ!!」
「……さぁな。」
「絶っ対殺してやる!」
「はッ!楽しみにしてるぜ。」
ワイバーンが上空まで上がると、目の前に大きな壁が聳え立った。
それは神秘的で美しく、しかしそれは人間には到底及ぶ事を許さない絶対的な壁。
「グランドツリー…」
「なんだ、ここまで来て怖気付いたのか?」
「そんなんじゃねーよ!こんなに近くで見たのは初めてなだけだ!」
「あ?お前何回目だよ」
「3度目だ。」
「降ろせー!!!!この悪魔共がぁ!!!!」
突然下から叫び声が聞こえて見下ろすと、4羽の簀巻きラビット達が飾り雛の様に蔦で吊るされ、ワイバーンの尻尾にぶら下げられている。
「おい!何やってんだ!下ろしてやれ
「2回は何やってたんだ?昼寝でもしてたってか!」
「お前聞いてるのか!!」
「何も見えてねぇのはお前だろ?余所見してねぇで、しっかり前を見ろ!!!」
男は俺の頭を片手で鷲掴みにすると、力任せに前方へと顔を向かせた。
瞳に写ったのは、神々しく光り輝く白い鱗。
巨大な黄金の瞳には、漆黒の三日月が不気味に浮かび、真っ赤な舌が死へと手招きしている。
ギャーーーーーーーーーーー!!!!!
轟音と共に物凄い暴風が真っ直ぐに襲いかかってくる。
ワイバーンは風に吹き飛ばされ、ラビットたちは凧になった。
俺はワイバーンから振り落とされないよう、必死に捕まるのがやっとだったが、後ろの男は違った。手綱を引いて風を掴む。
すごい……
「無事か!坊主!やるじゃねぇか!奴を前にしてチビらなかったのはお前が初だ!自慢していいぞ!!」
いや、何を考えてるんだ俺は!
「そんな事言ってる場合か!こっちに向かってくるぞ!どうするんだ!!」
天龍はグランドツリーに食い染ませていた体を剥がし、くねらせながらこちらへ向かって飛んでくる。
「おうよ!そうでなくっちゃな。」
口をニタリと歪ませているが、その両眼は瞬き1つせず天龍を捉えて離さないその表情が恐ろしくも不気味に思えた。
ギャーーーーーーーーー!!!!
けたたましい咆哮と共に180度開かれた天龍の口には長い牙が二本と鋭い歯が並び、神々しい白肌とは反して生々しい真っ赤な口腔とその奥へと続く果てのない暗黒は地獄への入り口のように見えた。
「おっと、そうはいかねぇぜ!」
上手く風を掴んだワイバーンのスピードは通常の何倍にも増幅されており、天龍が口を閉ざす前に口元から抜け出した。
そのまま耳元を通ってグランドツリーへと一直線に飛ぶと、天龍は頭をくるりと反転させて背後に迫ってくるが、スピードはまだ此方に軍配がある。
これなら行ける!!
そう思った瞬間、前方から今までと比べ物にならない突風が襲いかかってきた。
これは完全に不意打ちだ、ダメだ戻される!!
「あぁ!あぁ!あぁ!分かってるぜ!知ってるともさ!!だがなまだだ、こんなもんじゃあ殺れねーなあ!!!!」
男は諦めるどころか手綱を手繰り短く持ち、片足を蔵の上に乗せると、グワッと力任せに引き上げた。するとワイバーンの上体は上へと強制的にそらされ、前方の豪風に乗り一気に上空へと急上昇した。
バクッ!!
死の音を置き去りにして飛び上がるとそこは鳥籠の天井だった。
「死んだか?坊主。」
「生きてるよ!なんとかな……」
「へぇ~やるな。」
「アンタもな、だが許したわけじゃないからな、アンタは絶対俺が殺す!」
「はっ!お前には無理だ。」
「無理だと!?ふざけ」
ウオォォォォォォ!!!!
俺の声を遮るように地鳴りのような怒号が響き始めた。
「始まったみたいだな。」
下を見下ろすと、グランドツリーを囲むようにして円のように茂る中央の森、そこからグランドツリー迄には1キロ程の芝生地帯がある。其れを塗り替える程のプレイヤーがグランドツリーに向かって走り始めていた。
それと共にワイバーンに乗ったライダー達も飛び始めている。
「なんだよこれ!あいつら全部Sなのか!?」
「んな事どっちだっていいだろ。どの道もう終いなんだ。」
「終わりってなんだよ!まさか、タイムってやつか!?」
すると男はおもむろにグランドツリーの方へ指差した。指の先には前にシュガーと見たデジタル掲示板。そこには0時30分の表示が光っている。
「後30分って事か!?」
「いや、体感から推測するに1時間が1日になってるたらなんたら、あのメガネがぬかしてたぜ。後半日ってとこだな。」
そうか、どうせリセットになるなら一か八かって考えるのも頷ける。
恐ろしい勢いで臨戦態勢だった天龍は、ピタリと動きを止めたかと思うと踵を返して地上の方へ降下していく。
「天龍が標的を変えたのか!?アイツらには悪いが囮になって貰おう。あれだけの数だ俺達がグランドツリーに向かうには十分時間を稼いでくれるんじゃないか?」
そう言うと後ろの男は大声で高笑いをすると、今までにない真剣な顔で真っ直ぐ俺を見据えてからこうきりだした。
「お前、グランドツリーに登る気か?」
「あぁ、ここの出口がそこに有るのなら俺は目指すグランドツリーの天辺を。」
「そうか。」
「アンタだってそうなんだろ?こんな最低な事までしても出たいって事か?」
「酷い事、汚い事、醜い事、ありとあらゆる事をしてきた。俺もアイツらも。」
「最低だな!!ここから出たい帰りたいのはよく分かる。だけど傷つけて良い理由にはならないだろ!?それまで捨てたらもう人間じゃない!アンタもアイツらもだ!!」
ドォォォォン!!!
突如として放たれた爆発音は天龍が地面に降り立った音だった。
「その中にお前だけ入らないなんて事があればいいがな。」
「は?それって」
その後は言葉に出来なかった。男がワイバーンの横腹を勢いよく蹴り走らせたからだ。
ワイバーンは高度を少しづつ下げながら加速していく。一直線に飛ぶ先にはグランドツリーが迫っていた。
いける!このままならグランドツリーの天辺に突っこめる!!
その瞬間、男が手網をまたしても強く引き絞った。ワイバーンは失速しつつ上向きに体を反らされる。
咄嗟に俺は叫びを上げ
「なにを」
しかしその声は途中でかき消された
「ごのぐそっだれがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
怒号と共に更に強く引っ張る様はまるで…
ワイバーンは男を中心にぐるっと後転し、下へ一気に降下。
ガギッッン!!!
後ろから金属を擦り合わせたような音と共に
ギャーーーーーーーー!!!!!
怒り狂った天龍の咆哮がこだまし背筋を凍らせた。
あのまま行っていたら死んでいた。
そして、目の前に広がる光景が俺をより一層の恐怖と絶望へと引きずり込んだ。
地上は正に地獄絵図であった。
さっきまでの騒がしさは嘘かの様に静まりかえり、緑の青々とした芝生は黒黒しく光る赤い色に汚染され、猛烈な悪臭を風が容赦なく浴びせかけてきた。
あの数を一瞬で…
「どうやら怒りで癇癪を起こしてやがるな。面倒な蛇だぜ全く。」
地面への垂直降下で重力を使いブーストをかけている為何とか天龍のスピードを凌いではいるが、怒る天龍はすぐ後ろまで迫っていた。
「どうするんだ!このままじゃ喰われるぞ!!」
男が手網を調整すると、ワイバーンはグランドツリーのスレスレまで近づいた。
「お前、天辺に行くんだったな!」
「今そんな話してる場合か!」
「奴は領地へ侵入した奴だけを狙ってくる。面を見れば分かるだろうが毒蛇だ。牙だけでなく鱗にも毒がありやがる。だから木を登るには奴を引っ張りださなきゃいけねぇわけだ。」
男はワイバーンの背を勢いよく叩いた。
すると、それを合図にワイバーンは自らの尾を切り離した。
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