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【2.砕け散る星】彼のことば
彼のことば(7)
「………………」
「行人?」
彼の手が、そっと星歌の爪に触れた。
大きな手の平が、さきほどのようにスルスルと星歌の指先を包み込む。
そのまま手を持ち上げて、祈るような動きで行人は彼女の人差し指に唇を寄せた。
「俺は星歌を姉だなんて思ったことないよ?」
身体の先端に、柔らかな感触。
星歌はパクパクと口を動かした。
何か言わなきゃという思いが、しかし見事にカラ回る。
腹に呑みこんだ言葉が、ズシリと重量を増すようで。
「そ、それは……傷つくかな。頼りないお姉ちゃんってのは分かってるけどもね」
軽口で己の感情を誤魔化すので精いっぱい。
「でもやっぱりおねえちゃんはおねえちゃんなんだしつまりそのそんちょう」
「ん?」
「でっ、でもっ! やっぱり、お姉ちゃんはお姉ちゃんなんだし、尊重っていうか……あっ」
指の先に触れている柔らかな肉に、湿り気を感じて彼女は小さく小さく声をあげた。
行人の唇が軽く音を立てて、星歌の人差し指を吸ったのだ。
まるで魅入られたよう。艶やかに濡れたその場所に視線を囚われる。
次いで、驚愕を表すように震わせた瞳は義弟に注がれた。
「行人?」
彼の手が、そっと星歌の爪に触れた。
大きな手の平が、さきほどのようにスルスルと星歌の指先を包み込む。
そのまま手を持ち上げて、祈るような動きで行人は彼女の人差し指に唇を寄せた。
「俺は星歌を姉だなんて思ったことないよ?」
身体の先端に、柔らかな感触。
星歌はパクパクと口を動かした。
何か言わなきゃという思いが、しかし見事にカラ回る。
腹に呑みこんだ言葉が、ズシリと重量を増すようで。
「そ、それは……傷つくかな。頼りないお姉ちゃんってのは分かってるけどもね」
軽口で己の感情を誤魔化すので精いっぱい。
「でもやっぱりおねえちゃんはおねえちゃんなんだしつまりそのそんちょう」
「ん?」
「でっ、でもっ! やっぱり、お姉ちゃんはお姉ちゃんなんだし、尊重っていうか……あっ」
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行人の唇が軽く音を立てて、星歌の人差し指を吸ったのだ。
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次いで、驚愕を表すように震わせた瞳は義弟に注がれた。
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