2 / 4
異世界転移
2.ステータス
しおりを挟む
真っ白の部屋を出ると、今度は普通の石造りの廊下だった。5人はこちらに振り返ることなく速足でその廊下を進んでいく。歩いている途中でメイドや執事の様な人々と何度もすれ違ったが、その全てが前を歩く5人に頭を下げていたことから、さっきの自己紹介は本物だと納得していた。
「浩太、俺本物のメイドとか初めて見たんだが。」
「俺もだ。ってか武道の家出身だろ、ソワソワすんな!」
「別にそれは関係ねーだろ!」
2人で騒いでいると、後ろからの視線が痛い。クラスメイトの一番前を歩いているので44人、88個の目がこちらを見ている。…辛い。
暫く歩いていると、ある扉の前で5人が止まった。どうやらとりあえずの目的の場所に着いたようだ。その扉は両開きの大きな扉で、豪華ではないが、しっかりした装飾がされている。
中に入るとそこはよく漫画やアニメで舞踏会(ぶとうかい)なんかをやっている広間だった。広間の正面には三段ほど上がったスペースがあり、豪華な服装の2人はそのスペースに置いてあるこれまた豪華な椅子に座り、残りの3人は段の一番下でこちらに向き直った。
クラスメイトはその広間の中心付近で固まって辺りを見渡している。謎の世界に来てから暫く時間がたったので、とりあえず落ち着けたらしい。今はその後にわいてきた興味や好奇心が全面に出ている。
クラスメイトが落ち着くまで待ってくれたのか、暫くしてから椅子に座っている王女が話を始めた。
「改めまして、皆様。フォルスタリタ王国へようこそお越し下さいました。いろいろと疑問もおありでしょうから順にご説明致します。」
さっきの白い部屋でも言っていたフォルスタリタ王国という国名だが、フォルスタリタなんて国は現在にも過去にも存在しない。
かといってここまで歩いてきた道も、メイドや執事も偽物という印象は無かった。やっぱり異世界って事で間違い無さそうだな。
「その前にもう一度自己紹介からしましょうか。私はイリーナ・フォルスタリタ、フォルスタリタ王国第一王女です。そして、横の男性は現国王にして私の父、ガーランド・フォルスタリタでございます。
王女が国王を紹介をすると国王は一礼するだけで一言も発そうとしない。どうやらここでも話は王女に一任されているらしい。
「では、あなた方をこちらにお呼びした理由をお話しましょう。」
王女が話そうとしたタイミングで1人の男子生徒が話に割り込んだ。
「理由の前に1つだけ確認がしたい。ここは俺たちの世界なのか?」
こいつは大久保大輝。クラスの委員長だ。どうやらあいつもここが異世界だと気付きだしたらしい。俺たちの世界なのか?とはそういう事だろう。だが、その声色には夢であって欲しいという期待が僅かながらに入っているようだった。
「いえ、ここはあなた方の世界とは違う世界。私たちがあなた方をこちらの世界に転移させました。」
だが、その期待とは裏腹に返ってきた答えは実に短い物だった。
その答えに思考が停止している生徒も何人かいるみたいだが、王女は構わず話を続けるようだ。
「今から経緯をご説明致しますが、質問があればその場で言って頂いて結構です。」
そう言うと王女は経緯を話始めた。
要約すると、今人類は魔族と呼ばれる人外の存在との戦争、人魔戦争の真っ最中だという。開戦は今からおよそ100年前で、俺たちが召還されたこのフォルスタリタ王国は東の最前線らしい。
ここ数十年は大規模戦闘は無く開戦当時からすれば平和なものだったらしいのだが、半年前に起きた中規模戦闘において兵を多数喪失し、このままでは戦線崩壊の恐れがある。その穴を埋めるために、異世界から俺たちを召還した。という経緯だそうだ。
そこで俺は1つの疑問を持ったので思いきって投げてみた。
「何で異世界から召還するんだ?何の技術も持たない俺たちを召還するよりも他の国からでも援軍を貰った方が戦力になるんじゃないか?」
クラスメイトの何人かが頷いている。当たり前だ。俺たちはただ普通の学生をしているだけで武術やら戦略の技術なんてほとんど持ち合わせていない。
「それは、ステータスが高いからです。」
「ステータス?俺たちがそこらの兵士より強いって事なのか?」
「ええ。この世界にいる転移者、転生者と呼ばれる者は皆総じてステータスが高いのです。それは前の世界での技量、知識に関係なく、です。」
俺や拓磨を始めとする一部の生徒はその答えでだいたいの意味を理解したが、ほとんどの生徒は意味を理解出来ていないようだった。
「…1度見て頂いた方が早そうですね。これから皆様にはステータスの確認をして頂きます。今から魔力鉱から作ったステータスプレートをお配りしますので、受け取ったら『ステータスオープン』と唱えて下さい。」
王女がそう言うと広間の入り口からメイドが数人入ってきて全員にステータスプレートなるものを配り始めた。
ステータスプレートは薄さ3mmほどのアルミ板のようなもので、結構軽い。暫くするとそこら中から『ステータスオープン』と唱える声が聞こえたので俺も試してみる。
「ステータスオープン」
唱えるとステータスプレートに文字が刻まれ始め、こう表示された。
─────
【ステータス】
転移者 Lv1
体力 A+
魔力 B
筋力 B+
敏捷 C
物理耐性 B
魔法耐性 C+
【スキル】
[気配探知A-] [勇者 B] [隠匿B-] [再生C+] [自己回復C+] [偽装C] [王の器D+]
─────
ゲームとかでよくある感じのステータスだ。魔力があるということはこの世界には魔法が存在するらしい。まぁ、魔法が無ければ転移とかも出来なさそうなのもなので、当たり前だとは思うが。
自分のステータスを眺めていると王女がまた話し出した。
「皆様のステータスプレートに【ステータス】と【スキル】が表示されていると思います。この世界でLv1の平均ステータスはF、Lvが上がればステータスも伸びますが、Lv50でCに行けば良い方です。」
自分のステータスを見ると最低でもC、つまりLv1の段階で鍛えた一般人の限界レベルの力があるらしい。
「技術が無くてもステータスが高いとはそう言う事です。私たちはあなた方を欲しています。ご協力して頂けたなら終戦の際にもとの世界へ戻れるよう手配します。どうかご協力頂けないでしょうか?」
王女がそう訪ねてくる。今まであれこれと考え込んでいたせいで気づかなかったがこの王女、割と美人だ。歳は18,19辺りだと思うが、可愛いとかではなく美人。それは男子だけでなく、女子さえも魅了している。そんな人に『お願い』なんてされると黙ってない人が多いわけで…
「も、もちろんだ!」
「協力出来ることならなんでもするぞ!」
「わ、私達にやれるなら…!」
と、そんな感じでクラスの方針は固まった。本当ならもっと質問をしてしっかり考えてから決めることなんだろうが、ほぼ即決。考える暇は与えられないらしい。この王女、恐ろしいな。
「浩太、俺本物のメイドとか初めて見たんだが。」
「俺もだ。ってか武道の家出身だろ、ソワソワすんな!」
「別にそれは関係ねーだろ!」
2人で騒いでいると、後ろからの視線が痛い。クラスメイトの一番前を歩いているので44人、88個の目がこちらを見ている。…辛い。
暫く歩いていると、ある扉の前で5人が止まった。どうやらとりあえずの目的の場所に着いたようだ。その扉は両開きの大きな扉で、豪華ではないが、しっかりした装飾がされている。
中に入るとそこはよく漫画やアニメで舞踏会(ぶとうかい)なんかをやっている広間だった。広間の正面には三段ほど上がったスペースがあり、豪華な服装の2人はそのスペースに置いてあるこれまた豪華な椅子に座り、残りの3人は段の一番下でこちらに向き直った。
クラスメイトはその広間の中心付近で固まって辺りを見渡している。謎の世界に来てから暫く時間がたったので、とりあえず落ち着けたらしい。今はその後にわいてきた興味や好奇心が全面に出ている。
クラスメイトが落ち着くまで待ってくれたのか、暫くしてから椅子に座っている王女が話を始めた。
「改めまして、皆様。フォルスタリタ王国へようこそお越し下さいました。いろいろと疑問もおありでしょうから順にご説明致します。」
さっきの白い部屋でも言っていたフォルスタリタ王国という国名だが、フォルスタリタなんて国は現在にも過去にも存在しない。
かといってここまで歩いてきた道も、メイドや執事も偽物という印象は無かった。やっぱり異世界って事で間違い無さそうだな。
「その前にもう一度自己紹介からしましょうか。私はイリーナ・フォルスタリタ、フォルスタリタ王国第一王女です。そして、横の男性は現国王にして私の父、ガーランド・フォルスタリタでございます。
王女が国王を紹介をすると国王は一礼するだけで一言も発そうとしない。どうやらここでも話は王女に一任されているらしい。
「では、あなた方をこちらにお呼びした理由をお話しましょう。」
王女が話そうとしたタイミングで1人の男子生徒が話に割り込んだ。
「理由の前に1つだけ確認がしたい。ここは俺たちの世界なのか?」
こいつは大久保大輝。クラスの委員長だ。どうやらあいつもここが異世界だと気付きだしたらしい。俺たちの世界なのか?とはそういう事だろう。だが、その声色には夢であって欲しいという期待が僅かながらに入っているようだった。
「いえ、ここはあなた方の世界とは違う世界。私たちがあなた方をこちらの世界に転移させました。」
だが、その期待とは裏腹に返ってきた答えは実に短い物だった。
その答えに思考が停止している生徒も何人かいるみたいだが、王女は構わず話を続けるようだ。
「今から経緯をご説明致しますが、質問があればその場で言って頂いて結構です。」
そう言うと王女は経緯を話始めた。
要約すると、今人類は魔族と呼ばれる人外の存在との戦争、人魔戦争の真っ最中だという。開戦は今からおよそ100年前で、俺たちが召還されたこのフォルスタリタ王国は東の最前線らしい。
ここ数十年は大規模戦闘は無く開戦当時からすれば平和なものだったらしいのだが、半年前に起きた中規模戦闘において兵を多数喪失し、このままでは戦線崩壊の恐れがある。その穴を埋めるために、異世界から俺たちを召還した。という経緯だそうだ。
そこで俺は1つの疑問を持ったので思いきって投げてみた。
「何で異世界から召還するんだ?何の技術も持たない俺たちを召還するよりも他の国からでも援軍を貰った方が戦力になるんじゃないか?」
クラスメイトの何人かが頷いている。当たり前だ。俺たちはただ普通の学生をしているだけで武術やら戦略の技術なんてほとんど持ち合わせていない。
「それは、ステータスが高いからです。」
「ステータス?俺たちがそこらの兵士より強いって事なのか?」
「ええ。この世界にいる転移者、転生者と呼ばれる者は皆総じてステータスが高いのです。それは前の世界での技量、知識に関係なく、です。」
俺や拓磨を始めとする一部の生徒はその答えでだいたいの意味を理解したが、ほとんどの生徒は意味を理解出来ていないようだった。
「…1度見て頂いた方が早そうですね。これから皆様にはステータスの確認をして頂きます。今から魔力鉱から作ったステータスプレートをお配りしますので、受け取ったら『ステータスオープン』と唱えて下さい。」
王女がそう言うと広間の入り口からメイドが数人入ってきて全員にステータスプレートなるものを配り始めた。
ステータスプレートは薄さ3mmほどのアルミ板のようなもので、結構軽い。暫くするとそこら中から『ステータスオープン』と唱える声が聞こえたので俺も試してみる。
「ステータスオープン」
唱えるとステータスプレートに文字が刻まれ始め、こう表示された。
─────
【ステータス】
転移者 Lv1
体力 A+
魔力 B
筋力 B+
敏捷 C
物理耐性 B
魔法耐性 C+
【スキル】
[気配探知A-] [勇者 B] [隠匿B-] [再生C+] [自己回復C+] [偽装C] [王の器D+]
─────
ゲームとかでよくある感じのステータスだ。魔力があるということはこの世界には魔法が存在するらしい。まぁ、魔法が無ければ転移とかも出来なさそうなのもなので、当たり前だとは思うが。
自分のステータスを眺めていると王女がまた話し出した。
「皆様のステータスプレートに【ステータス】と【スキル】が表示されていると思います。この世界でLv1の平均ステータスはF、Lvが上がればステータスも伸びますが、Lv50でCに行けば良い方です。」
自分のステータスを見ると最低でもC、つまりLv1の段階で鍛えた一般人の限界レベルの力があるらしい。
「技術が無くてもステータスが高いとはそう言う事です。私たちはあなた方を欲しています。ご協力して頂けたなら終戦の際にもとの世界へ戻れるよう手配します。どうかご協力頂けないでしょうか?」
王女がそう訪ねてくる。今まであれこれと考え込んでいたせいで気づかなかったがこの王女、割と美人だ。歳は18,19辺りだと思うが、可愛いとかではなく美人。それは男子だけでなく、女子さえも魅了している。そんな人に『お願い』なんてされると黙ってない人が多いわけで…
「も、もちろんだ!」
「協力出来ることならなんでもするぞ!」
「わ、私達にやれるなら…!」
と、そんな感じでクラスの方針は固まった。本当ならもっと質問をしてしっかり考えてから決めることなんだろうが、ほぼ即決。考える暇は与えられないらしい。この王女、恐ろしいな。
0
あなたにおすすめの小説
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる