Angel or Reaper 〜正義と悪〜

くらげ

文字の大きさ
6 / 29

第6話

しおりを挟む
波が立ち、風が吹く。
ここは、とある海の上。

「状況はどうだ、ネル」
ネル「はい、ザブレス隊長、目的地まであと3日ほどだと予想されます」
ザブレス「あと....3日」

波に乗ってやってくるものは....

ザブレス「下がっていいぞ、ネル....他の隊員にはいつでも行けるように準備だけはさせろ」
「........」
ザブレス「おい、聞こえないのか?」
「ぷふっ」
ザブレス「何を笑ってやが.....お、お前は....!!」
「ご無沙汰しておるの、航海は順調か?隊長殿」
「全く、お前の変装ごっこにも飽きてきた」
「釣れない事を言うでない、似合っておるぞ?」
ザブレス「なんでここに居る....!!オニメ!!.....レイカ!!」
レイカ「あ?私らに対して随分な態度を取るじゃねぇか、口の聞き方には気をつけろ」
オニメ「まぁよせレイカ、別に喧嘩をするためにここに来たのでは無い」
ザブレス「じゃあ....何しにここに来た」
オニメ「ちょっとだけ遊びに来ただけじゃよ」
ザブレス「ふざけるな!!」

そう言った瞬間、ザブレスの腕はキツく締められた。

ザブレス「ぐぁっ!!な...なにを....!!」
レイカ「口の聞き方には気をつけろと....そう言ったはずだ、数秒前に言ったはずなんだがな、お前の頭は鳥以下か?」
オニメ「離してやれ、レイカ」
レイカ「ふんっ」
ザブレス「がぁ....はぁ、はぁ、はぁ」
オニメ「少し協力してやろうと思ったんじゃが、どうじゃ、乗る気は無いか?」
ザブレス「だ....誰が....!!」
オニメ「ふむ....そうか....悪い話じゃないと思ったんじゃがの」
ザブレス「化け物風情が....」
レイカ「....っち!!」
オニメ「レイカ、よせ」
レイカ「だがよ、こいつ」
オニメ「分かっておる.....確かにこの作戦に指揮権は妾達には無い、好きにするといい.....だが、お主らの命の主導権は今は妾達にある」
ザブレス「.....!!!!」
レイカ「デカい態度を取ろうが命はたった一つ、今この瞬間にでも...奪うことは容易い、あまり私達を舐めるなよ....チンピラ」
ザブレス「......くそっ」
オニメ「ふむ....まぁ協力姿勢は惜しまないつもりだ、お主が妾達を化け物と言ったが、お主らがこれから向かうのは、その化け物共の居る場所。せいぜい頑張るんじゃな、それじゃ妾達はこれで失礼する」

そう言って、オニメとレイカは姿を消した.....

ザブレス「く....くそ....あんな奴らに....」

ザブレスはそう言って、必死に誤魔化す。 
だが、どう足掻いても拭えることは無い。
今あるのは、恐怖のみだ。
この作戦での義務は成功することのみ。
必ず生きて帰る....ザブレスはそう心に言い聞かせた。



━━━━━そして、時はたち。
入隊式から3日後。
ハルマ達10人は順調に訓練を重ねていた。

アオ「さて、そろそろ訓練を始めるわよ」
ジョーカー「あれ、ラジャルさんは居ないのか?」
アオ「えぇ、会議に呼ばれていてね、今日は私が見るわ」
ハルマ「そうなんだ、今日は何するんですか?」
アオ「今日は対人訓練」
アンデ「対人....てことは」
アオ「2人組を作って対戦形式の訓練よ。能力も使っていいわ、危険と判断したら私が止める」

新隊員達は能力の使用自体は、専門校の時から訓練していた。
完全に扱えるようになるには、やはり対戦形式が1番だと思っていたが、今その訓練ができるとは。
10人は不安を抱えながらも、やる気は満ちていた。

アオ「それじゃ、2人組を組んで、始めるわよ」

初めての対戦形式、それぞれがどのような技を使うのか、これからどれほど力を付けられるか。
そして、自分の理想の強さを手に入れられるまで、どれほどの時間が必要か。
時間は有限、刻一刻と長針は進む。
そう....

ザブレス「.....そろそろだ」

刻一刻とその時は近づく。

To be  continued
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...