夢を叶えるため、男は異世界で王（風俗王）を目指す

オクタゴンの扉が開き、異世界転生が当たりました。それって、本当にあたりですか。

「お客様、お客様」誰かに呼ばれている。

・・・・・・静かに目を開ける。
どうやら、ソープの黒服に起こされたようだ。

・・・・・・ここ、どこだろう。さっきまで、美女に囲まれて天国にいたはずなのに。
裸のままでソープの待合室の椅子に座っている、俺。

病院でもない。
八輪車は、どうなった。俺は生きているのか。
全く、頭が回らない・・・・・・・・


黒服が静かな口調で言う。
「おめでとうございます、オクタゴンの扉が開き、異世界転生が当たりました」
ボケた頭で思わずつぶやいてしまった。「・・・・・・それって、気持ちいいのかな」


黒服が大声で叫ぶ「女神様の入場です」


オーラたっぷりのいかにもな感じの大柄な金髪美人、態度ビッグな女神が登場した。
見た瞬間に、ゴミくずを見る目をした。平たい顔族系は嫌いのようだ。


「歳と見た目が気に入らない」と言いはなち、変な呪文を唱えた。
「・・・・・・・・だいぶいいわね。12歳ぐらいが、一番可愛いいわね」
女神は若くなった俺を見てニヤニヤしている。
・・・・・俺は思った。ショタコンだな、この女。嫌いなタイプだ。


黒服が静かに言う「女神様、チートの付与をお願いします」

女神が真面目な顔になり「どんな力が良いかしら。この男はどんな死に方なのかしら」
女神の俺をにらみつける。

「何、この男、高級ソープで腹上死って・・・・・・汚らわしい死に方ね、汚らしい」
ゴミムシを見る目で、女神は俺をにらんで言った
「はやく、消えなさい」


急にドアの前に俺はいた、空間移動で飛ばされたのだ。
黒服が落ち着いた声で言う。「いってらっしゃいませ」


俺はドアの外に出され、暗闇に落ちていった。思わず、叫んだ。
「・・・・・・・我にチートを。異世界って、何なんだよー－－－」