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第63話

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試合後

…知らない天井だ…


一遍言ってみたかった言葉を口にした後、目が覚めた僕は内養功を発動して起き上がると、そばに引率教員が居たので事情を聴き、負けた事を知る

5分程気絶していたらしく、慌ててパンツの中の確認…幸いおもらしは無かった

それからすぐ大阪の上京メンバーと福岡代表、元同級生の二葉が見舞いに来てくれた。長塚君はインタビューで来れないとの事

体調は戻ったので授賞式には出られそうだが、サボっていいか聞いてみると引率の公務員共にぼろくそに怒られた



午後

長塚君と挨拶など社交辞令を交わし表彰式に

…2時間が苦痛でした

閉会式の後は自由時間になった。明日も一泊OKなので、かなり自由時間を取れるとの事

少し、二葉に聞いてみる「しゅがーさん、あんたのホームダンジョンでいいからダンジョン観光プリーズ」

かなり眉間に皺が寄ったが2つ返事で了解を得る。参加したいとのことで同席してた福岡代表の女の子と大阪組2人と一緒にダンジョンへ向かう事になった
後、二葉の要請で長塚君と二葉の彼氏も参戦する事に………彼氏、長塚君ちゃーったんか

二葉の彼氏は長塚君の所蔵クラン「秋葉原紳士団」のリーダーで成人男性らしい…法律大丈夫なのか?
また女性専用クラン「冥土戦士隊」の所属なので男性への支援ができないため長塚君達に手伝いを頼んだとか

タクシーを呼んで秋葉原へ

一度、秋葉原の紳士団のクラン事務所に出向いて装備を借りる

そこで二葉の彼氏に遭遇…どっから見てもタ〇シード仮面な礼服すがたの男性に皆が凍り付いた



探索者名「ジェントルマン」

後に日本最強クラスの「変態紳士」として知られる人間との初めての遭遇だった
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