モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

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第一章 孕ませ創造主と異種族ハーレム

第二話 俺の子供を孕んだハーピィ娘が幸せそうに産卵する話

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 ピュイと初めての交尾をしてから数時間後、俺がいかだで待っていると、ピュイが空を飛んで戻ってきた。

「創造主様! 近くに島がありました!」
「本当か!?」
「はい! 行ってみましょう!」

 ピュイはいかだの上に降り立ち、蝙蝠のように翼から生えている人間のような手を使って木の板を持ち、いかだを漕ぎ始めた。
 方舟は神様が作った割には設備が簡素で、丸太の上に板を敷いて、真ん中に帆のついたマストが立っているだけのような構造をしていた。
 積荷はオール代わりの木の板二枚しかなく、食料などの類もない。

「神様……ガバガバ過ぎませんか?」

 俺はため息をついて呆れる。
 幸いにも空は青く、しばらくは天気が荒れる様子もない。
 近くに島があるらしいので、まずはそこへ行こうと思う。

「それにしても広い湖だな。どこまで行っても水平線みたいな感じだ」
「創造主様! これは海って言うんですよ! 渡りをするハーピィは海の向こうまで飛んでいくことがあるんですって!」
「そうなのか。ピュイはよく知ってるな」
「ぴゃっ!? あ、ありがとうございます……」

 俺が褒めるとピュイは顔を赤らめてモジモジする。
 ピュイが様子を見てくると言って飛んでいってしまった時は犯されたことで怯えて逃げ出してしまったかと思ったが、案外何ともないようだ。

「そ、創造主様……」
「どうした?」
「島に着いたら、また交尾をしてくれませんか?」
「ええっ!?」

 ピュイは怯えるどころか、交尾に興味津々だった。

「私、早くお母さんになりたいです。だから、創造主様とこれからもいっぱい交尾したいんです」
「そうは言っても、子供が出来るには時期とかも色々あるし……」

 月経のようなものがハーピィにあるかは謎だが、この調子では毎日子作りをせがまれそうな気がする。
 ピュイのような可愛い女の子が相手なら毎日交尾したいくらいではあるが、流石に体力が……、

「そう言えば、あれを試してなかったな」
「何ですか?」

 俺はピュイのお腹を右手で触れた。

「えっと、確か……『絶対受精』!」

 俺がそう唱えるとピュイのへその下辺りが仄かに桃色の光を放った。

「もう射精してから何時間か経っているけど、運が良ければ赤ちゃんが出来るかもな」
「そうなんですか!? えへへ、楽しみです」

 謎の光が出たということはスキルが発動したということだろう。
 無垢なピュイの胎内で俺の精子たちが泳ぎ待っていると考えるとなんだか興奮してくる。

「だが、流石に今日はもう射精出来ないな。島に着いたらしばらく寝たい気分だ」
「大丈夫です。島は意外と近かったので、もうすぐ着きますよ!」

 ――それから更に数時間後、

「くっ……ようやく着いた。全然すぐじゃなかったぞ」
「いかだってあまり進まないものですね」

 疲れ果てて四つん這いで海岸に上がった俺は島を見上げた。
 島は樹木が生い茂り、生活環境には悪くなさそうだ。

「しかし、こんな立派な島がよく残っていたな」

『この島はわしが急遽作ったんじゃよ』

 すると、聞き覚えのある声が頭の中に響いてくる。

「その声、もしかして神様ですか?」
『そうじゃよ。今はお主だけに聞こえるように話しておる。一先ずは島の到着と初めての交尾お疲れさん。わしは一部始終見ておったぞ。久々に濃い精液が出たわい』
「俺とピュイの交尾を見てたんですか?」
『当然じゃろ。わしも現地の状況を確認せねばならないからお主の目を借りておる。……じゃが、お主は交尾が下手じゃのぅ。あれでは百点中の半分も点数を上げられんぞ』
「濃いの出たって言ったのに!?」
『まあ、下手くそなりに初々しいところがあった分の加点じゃよ。お主が童貞じゃったとは……』
「ど、童貞呼ばわりは余計ですよ! それにもう俺は童貞じゃないので!」
『ま、それはおめでとうと言ったところかの。……さて、次なのじゃが、お主にはこの島を拠点に繁殖をしてもらう。すでにこの島には何体かの生き物が到着しておるし、これから漂流してくる者たちもおるかもしれん。忙しいのはこれからじゃぞ』
「はあ……ところで、さっき例の『絶対受精』とかいうスキルを使ってみたんですけど、ちゃんと出来ているんでしょうか?」
『ふむ。ならば、このスキルを授けよう』

『――おめでとうございます。孕ませスキル「妊娠確認」を取得しました』

 俺と神様の会話に割り込むようにアナウンスの声が聞こえてくる。

『それは雌が妊娠しているか手軽に確認出来るスキルじゃ』
「に、『妊娠確認』!」

 早速使ってみると、視界にいたピュイの傍に文字や数字が浮かび上がる。

 母体:ピュイ
 交尾回数:1
 出産回数:0
 状態:妊娠
 出産まであと1日

「おお……なんだか色々すごいスキルだ」
『それを使えば、繁殖の管理もしやすくなるじゃろう』
「というより、出産が明日!? 早くないですか!?」
『ハーピィはそんなもんじゃよ。発情期になれば毎日卵を産むくらいじゃからな。しかし、卵が孵化するまではしばらくかかる』

 明日になれば、ピュイが俺の子供を産むのか……。

「ピュイ、お腹の調子は大丈夫か?」
「ぴぇ? そう言われると、なんだかお腹の下辺りがちょっと膨れてきたような……きっと卵が出来ているんでしょうね」

 見た目的には分からないが、ピュイのお腹にはもう俺の子供が出来上がっているらしい。

「明日、卵が産まれそうになったら、俺に教えてくれないか?」
「いいですよ! ……でも、私が産卵しているところは見ないでくださいね?」
「…………分かった」

 俺はそう答えて、明日になるまで待つことにした。

 ――その夜、
 
「ふぅ、取り敢えず家が完成した」

 俺はいかだに使われていた木材や布を利用して海岸近くの茂みの奥に簡易的な家を作った。
 家と言っても、にわか雨を防げる程度のもので、屋根と絨毯しかないものなので、もう一度、ちゃんとした素材で家を作る必要がありそうだ。
 俺の腹が寂しげに鳴る。

「今日は一日何も食べてなかったな」

 俺は呟いて森の奥を眺めた。
 広い森だから何かしら食料はありそうだが、今から探しに行くのは自殺行為だ。

「創造主様~! いいもの見つけました!」

 ピュイが何かを足に掴んでこちらへ着陸してくる。

「それは何だ? 木の実か?」
「はい! 海岸に生えていた木のてっぺんに生っていたので取ってきました」

 ピュイの持ってきた木の実は球状で軽く、固そうな実の中からはちゃぷちゃぷと音が聞こえた。
 試しに俺が実を近くの岩にぶつけてみると、実の中から半透明な白い果汁が出てきた。

「……甘い」

 果汁を少し啜った俺はこの木の実が食料になりそうだと確信した。

『それは神界に生えておる植物じゃよ。この島の植物は全てわしが神界から輸入したものじゃ。飢えることはまずなかろう』
「神様……」

 俺は思わず神様に感謝した。
 ちゃんと食料についても考えてくれていたらしい。

「ピュイ、お前も飲んでみろよ。……ところで、お前は何をしているんだ?」

 ピュイは物陰で小さな枝や葉っぱを使って何かを作っていた。

「あっ、これは産卵するためのスペースを作っているんです!」
「なるほど、木の枝で受け皿を作って、クッション代わりの葉っぱの上に産み落とすのか」

 鳥の巣のような産卵スペースの精巧な作りに俺は感心した。

 そして、翌日の夜――、

「……あの、そろそろ、頃合いだと思うので…………産んできますね。創造主様はその間、出かけていてくれると嬉しいです」
「ん? あ、ああ。じゃあ、少し散歩にでも行ってくるよ」

 晩ご飯を終えると、ピュイは恥じらいの表情を浮かべながら、昨日作っていた産卵スペースの方に向かっていく。
 俺はピュイに見つからないように、その後をこっそり追った。
 ピュイからは止められていたが、好奇心の方が勝ってしまう。
 亜人の産卵なんてなかなか見れるものじゃない。
 俺は近くの茂みに隠れて、ピュイの産卵を観察することにした。

「はあ……はあ……私の、赤ちゃん……」

 ピュイは衣服を脱ぎ捨てると、産卵スペースの上に跨って海老反りになりながら恍惚の表情で自らの下腹部を擦る。
 ピュイの下腹部は人間の臨月間近な妊婦に比べると控えめだが、お腹の中に何かがあることがひと目で分かるくらいには膨らんでいた。

「出て……きて……いいよっ!」

 それから、ピュイは股を大きく広げて力み出す。

「んっ……んああああっ♡」

 すると、ピュイの膣口から白い石のようなものがぽとりと産卵スペースにこぼれ落ちる。
 それにしても産卵の瞬間のピュイが出した声はどことなく艶かしさが感じられた。

「まずは一個目……ぴえぇ、産卵なんていつものことなのに、なんで今日はこんなに胸がドキドキしてるんだろう……」

 とろんとした目で産まれた卵を見下ろしながら、ピュイはそんなことを呟いていた。

「んはあっ! 創造主様のことを考えたら、また……あっ、あっ、ああっ♡ ひゃああああっ♡」

 ピュイは続け様に二個目、三個目の卵を産み落とすと、身体を大きく痙攣させて喘ぎ散らす。

「ぴやぁ……頭がくらくらする……まだお腹の中に卵残ってるのに……」

 ふらふらになりながらもピュイは最後の力を振り絞って俺の子供を産もうとしてくれていた。

「んっ……んんっ……あれぇ? 卵、全然出てこない……こうなったら……最終手段を使うしか……」

 そう言って、ピュイは自らの秘所に右手を伸ばし、人差し指と中指を膣内に潜り込ませた。

「はあ……んっ……ど、どこぉ? 私と、創造主様の赤ちゃん……どこにいるのぉ?」

 ピュイが指で膣内の卵を探るが、その光景は人間の女性がするオナニーによく似ていた。

「んあっ……ああっ♡ 創造主様のこと考えたらなんだか心がふわふわして……まだ産卵中なのに……」

 だんだんとピュイの指の動きが速くなり、ぴちゃぴちゃと音が漏れ出てくる。

「ふわぁ♡ な、何これぇ♡ お腹の奥がきゅんきゅんしてすごいよぉ♡」

 ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ――、

「ぴえっ♡ ぴえぇ♡ お母さんなのに、はしたないことしちゃってるよぉ♡ ふああっ♡ 何か身体の奥から来ちゃうっ♡ あっ――」

 ぶしゅっ! ぶしゃああああっ!!

「ひゃああああああっ♡ あっ……ああっ♡」

 ピュイの膣口から勢いよく潮が吹き出し、同時に最後の卵が産まれ落ちた。

「ふわぁ……私の赤ちゃん……みんな揃ったね」

 ピュイは産まれた四つの卵を愛おしそうに眺める。
 その表情は母親のようであり、恋する乙女のようでもあった。
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