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第一章 孕ませ創造主と異種族ハーレム

第二十八話 ふたなり天使っ娘に恩返し交尾をしてもらう話

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『創造主様、起きてくださいませ』

 ある日の夜、俺が眠っていると急に謎の声が聞こえた。

「んっ……誰だ? ピュイ?」
「……違います。寝ぼけていないでちゃんと自分の状況を確認してくださいませ」

 俺は意識がはっきりしてくると、自分が屋敷のベッドではなく深い霧の中にいることに気づいた。
 どうやら自分は全裸のようだが、霧が濃過ぎて自分の身体すら見えない。

「ここはどこだ?」
『今から私の言うとおりに動いてください。一先ずはそこから真っ直ぐ進んでいただくだけで問題ありません』

 言われた通りに霧の中を歩いていくと、何か柔らかいものにぶつかった。

「おっと……一体なんだ?」

 俺はぶつかったものに右手で触れる。
 布に包まれた弾力のあるその半球状の物体を鷲掴みした俺は感触を確かめるように揉む。

『…………』
「これはもしや……」
『創造主様』
「なんだ? お前はどこにいるんだ?」
『目の前です』

 唐突に指を鳴らす音が響く。
 すると、霧が晴れていき、俺の前にはエメスにそっくりな一対の翼が生えた女性がいた。
 俺はその女性のおっぱいを鷲掴みにしていた。

「と、突然そんなことをされると私も困ってしまうのですが……」

 女性は困ったような表情で俺を見ていたが、やはり顔立ちなどはエメスに瓜二つだった。

「……こほん。ここは神界。天上に位置する神の住処でございます。そして、私は天使のシエルと申します」
「シエル? エメスじゃないのか?」
「それはあなたが下界で生み出したゴーレムですね。彼女たちのモデルが私なのです」
「そ、そうなのか? あいつらは俺の理想とする女性の姿を真似たとか言っていたが」
「つまり、私があなたの理想とする女性ということかもしれませんね」
「そんな風に言われても……」

 俺が周囲を見渡すと一面の雲海が広がっていた。
 今の俺はなんと雲の上に立っていた。

「驚きましたか? 本日はご主人様のお礼をしたくてここにお呼びいたしました」

 シエルの声に俺はどことなく聞き覚えがあった。

「ああっ! いつもスキル習得する時に聞こえる声の人だ!」
「ようやく思い出してくださりましたか」
「へえー、天使だったとはな。ところで、お礼ってなんのことだ?」
「昔、私を助けていただいた個人的なお礼です」
「助けた? いつの話だよ」
「えっ……覚えていらっしゃらないのですか?」

 俺が首を傾げるとシエルは悲しそうな表情になる。

「そうですか。……いえ、かなり昔のことなので覚えていなくても無理はないですね」
「すまない。大洪水以前のことはあまり覚えていないんだ」
「……分かりました。ですが、お礼はさせてください」

 シエルはそう言って、服の腰布をたくし上げる。
 彼女はパンツなどを履いておらず、彼女の下腹部には女性器と男性器が両方存在していた。

「お、おい! どうしたんだ!? 痴女なのか!? ん? 痴……女……?」
「天使は両性具有ですが、女性扱いしてくださって構いません。どうぞ、このおまんこをご自由にお使いくださいませ」
「身に覚えのないことで感謝されてお礼に交尾させてもらっても何がなんだか……」
「すみません。勝手なことをしてしまって……」
「い、いや! 俺は交尾が出来るならなんでもいいんだけどね!」

 エメスのような姿でしおらしい態度をされるとなんだか調子が狂う。

「そういうことだから、早速お前のおまんこをいただくとするよ!」

 俺はシエルを雲海の床に押し倒し、すっかり勃起していた肉棒をシエルの膣口にあてがった。
 しかし、シエルの膣口はぴっちり閉じしており、濡れていなかったためなかなか入らない。
 俺はシエルに対して「妊娠確認」を発動した。

 母体:シエル
 交尾回数:0
 出産回数:0
 状態:処女
 交尾、妊娠共に可能。

「シエルは処女なんだな」
「……創造主様に捧げようと思っていたものですから」

 シエルは顔を赤くしてそっぽを向いた。
 こう言った初々しい反応もエメスにはなかったものなので新鮮さがある。

「出来れば『膣肉解し』などのスキルは使わないでいただきたいです。私も上手く出来るように努力しますから」

 シエルが俺に口付けをしてくる。
 天使といえど、舌の形などは人間と変わらず、恐る恐る俺の口に入ってきたシエルの舌を俺は弄ぶ。

「んぐっ……ふああっ♡ お上手ですね♡」
「何度もやってるからな」
「…………」

 シエルは気持ちよさそうにしていたが、なんだか複雑そうな様子にも見えた。
 俺はシエルのおっぱいも存分に揉みしだき、今度こそいけるだろうと思って挿入に再チャレンジする。
 すると、次は成功して少しずつだが、肉棒がシエルの膣に埋まっていった。

「あっ、あぐっ……いっ……」

 シエルが苦しそうな表情をしていたので奥まで入ったところで一旦動きを止める。

「痛かったか?」
「は、はい。ですが、何故でしょう? すごく心が満たされるみたいです」
「落ち着いたらゆっくり動き始めるからな」

 シエルの息が整うまで待って、俺は彼女の身体を労るように動き出した。
 これではお礼の交尾というより、彼女の望みに従っているようだ。

「んあっ……はんっ……はあぁ……」
「ところでなんだが」
「どうか……されましたか?」
「俺はもしかして、昔にお前と会ったことがあるのか?」
「んんっ……そ、それは……」

 初めての交尾の感覚を堪えながら、シエルが俺と目を合わせてくる。

「……ずっと昔、創造主様がまだ小さな子供だった頃、私は神界からうっかり落ちて、とある森を彷徨っていました。その時、私を神様の使徒だと思ったあなたは私のことを匿ってくれたのです」

 抽送のペースを落とすとシエルが語り始める。

「あなたはとても信心深い方でした。家に連れて帰って親御様を説得してしばらく下界に滞在出来るように取り計らってくださいました。私は今でもその恩を忘れません」
「だから、これが恩返しなのか」
「あなたが新世界の創造主に選ばれたのもそれが理由です。私のお父様である神様は私の帰還をとてもお喜びになられました。そして、大洪水が起こると予知した神様はあなたを人間の最後の一人にすると決めたのです」

 俺はエメスがシエルを真似た理由にある一つの考察をする。

 もしかして、シエルは俺の初恋の女の子だったのではないだろうか?

 そうなれば、エメスが俺の理想の女性像を自称していたことにも納得がいく。
 ズゥも遺伝子には様々な情報が含まれているなどと言っていたので、無意識にシエルのことが遺伝子に刻まれていてもおかしくない。

「理想の女性におちんちんか生えているなんて思わないけどな」
「両性具有ですみません……」
「気にするなよ。お前のまんこ、エメスにも劣らない名器なんだから。それに、ちんこもついている方がお得感はあるしな」

 シエルの肉棒はビクビクと脈打って大きくなっていた。
 少し悔しいがサイズは俺よりも大きいかもしれない。

「シエル、そろそろ射精するぞ!」

 俺は話を切り上げて天使まんこへの抽送を激しくする。

「あんっ! あっ! ああっ! 苦しっ……!」
「そうは言ってもお前のちんこは喜んでるみたいだがな。お前も射精したいだろ?」

 シエルの肉棒を右手で掴んだ俺はその発射口を彼女の胸元に向ける。

「んああっ! そこ握ったら気持ちよくなっちゃって……んあんんっ♡」

 シエルは蕩けそうな表情で身体を震わせる。

「シエル! 中出しするぞ!」
「ああんっ♡ わ、私も――」

 どびゅっ! どびゅるるっ! びゅるるるっ!
 どくんっ! びゅびゅっ! どびゅるるるっ!

「んああああああああああっ♡」

 俺とシエルの肉棒から精液が噴出する。
 俺の精液はシエルの胎内に注ぎ込まれ、シエルの精液は彼女の腰から上を白く染め上げた。

「……ふぅ。孕ませ完了だ」
「あぁ……創造主様とついに赤ちゃんを作ってしまいました……」
「天使様まで孕ませることになるとはな」
「それでいいのです。創造主様はこれからも皆さんを絶滅から救うために好きなだけ孕ませてくださいませ。……それにしても、妊娠のこと、お父様にどうやって説明しましょう」
「冷静に考えると神様の娘に手を出しちゃったんだよな……」
「本当は神界の存在と下界の存在は交わってはいけない決まりとなっているのです。当然、今のこれも神様には無断だったりします」
「ええっ!? それは拙いのでは……」
「まあ、元々はお父様が昔、下界の人間を手当たり次第孕ませてしまったことが原因で出来た決まりなのですから、文句は言えないはずです。恐らく、どこかで覗き見をしているかもしれませんが、何か処罰をされることはないでしょう」

 そう言えば、最初に神様と会った時にそんな話をしていたようなしていなかったような……。

「そういうことなので、これで私も創造主様の女です。下界に降りてお手伝いは出来ませんが、これからも裏方としてあなたを支援させていただきますね」
「ああ。よろしく頼む」

 俺の言葉にシエルが微笑むとまた霧が深くなってきた。
 そして、俺の肉棒がシエルの膣内から抜け落ちる。

「……シエル?」

 俺は立ち上がってシエルを探すが、手探り出来る範囲にはもう彼女はいなくなっていた。

『大丈夫です。私はずっとあなたを見守っています』

 霧の奥からシエルの声が響いてきた。

『ですが、あなたには下界でヤらなくてはいけないことがあるはず。どうか、新世界を繁栄させてくださいませ』
「また会えるよな?」
「ええ。今度はあなたの子供を見せてあげたいです」

 シエルにそう言われて、俺は口元に笑みを浮かべる。
 霧の中で俺が目を瞑ると、次に目を開いた時には景色が屋敷の天井に切り替わっていた。

「夢……じゃないよな」

 水平線に朝日が昇り、俺は今日もモンスター娘を孕ませるべく、大きく伸びをして身体と心に気合を入れるのだった。
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