モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

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第三章 妖精の女王と収穫祭

第七十話 ガーゴイル娘にザーメンをぶっかける話

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「鉱物……鉱物か……」

 俺は屋敷に戻り、執務室で島の地図を広げていた。
 ヴァーギナル島のどこかに鉱山はないかと探す。
 資料はエメスたちが用意してくれたものだが、それらにはヴァーギナル島についての地理調査のデータが記されていた。

「軽い気持ちで引っ張り出してきたはいいが、量があまりにも膨大だな。エメスたちに尋ねた方が良かったかもしれない」

 資料の山に埋もれて俺は頭を抱える。

『お困りですか? 創造主様』

 すると、どこからともなく懐かしい声が聞こえてきた。

「その声は……シエル!?」
『お久しぶりです。魔王ペルーダの一件ではお役に立てず申し訳ありませんでした』
「気にしてないから大丈夫だ。俺はお前の声をまた聞くことが出来て嬉しいよ」
『大げさですね。私は少々産休をいただいていただけですのに』

 シエルは神様の遣いである天使だが、ずっと前に俺が孕ませていたのだった。

「俺の子は産まれたのか?」
『はい。元気な女の子です。天使なので両性具有なのですが。……これからは私が創造主様をお導きいたします』
「神様はどうしたんだ?」
『お父様は別件でしばらく手が離せないそうです。そこで私が復帰すると共にお父様の仕事を引き継がせてもらうことになりました』
「神様の代わりって……それはまたとんでもなく大変な役目を務めることになったな」
『基本的には創造主様のサポートだけですからこれまでとあまり変わりませんよ。今、お父様は新たな島を創造しているため、手が離せないようです』
「ヴァーギナル島とアルナ島以外にも島があるのか?」
『ええ。現在、この世界には三つの島が完成しています。そして、四つ目を創造している最中なのです』
「そうなのか。三つ目の島とやらにもいつか行ってみたいものだな」
『ところで、創造主様はただ今、鉱物のことでお悩みでは?』
「ああ。ドワーフに渡すための鉱物を探している。シエルは何か知らないか?」
『……それでしたら、アルナ島に行ってみるといいですね。アルナ島はヴァーギナル島よりも後に作られただけあって、陸地を少なくする代わりに良質な鉱物を使って創ったとお父様が以前おっしゃっていました』

✕ ✕ ✕

「この辺でいいか。『キメラ・ドラゴニュート』解除」

 俺が人間の姿に戻り、シエルの情報を元にアルナ島のとある岩場に降り立つと、そこには石像が至るところに並んでいた。

「なんだこれは……全部一緒の形の石像? 人工物ってことは誰かモンスター娘でもいるのか?」

 俺は石像の一つに近づいた。
 石像はペルーダやリヴァイアと似た姿をしているが、ポーズは違えど、どれもモデルが同じであり、全裸の麗しい女をモデルとしているようだった。
 その石像の美しきに魅せられた俺は石像の前でオナニーを始める。

 びゅるっ! びゅるるるるるっ!

 ズボンを下ろして立ちションのポーズで肉棒を扱き、噴き出した精液が石像の顔に飛び散る。

「ひゃっ!?」

 だが、途端に石像が動いて驚いたような声を上げた。

「うおっ!?」

 俺も石像のリアクションに驚いて思わず腰を抜かす。

「なんだこいつ、生きているのか!?」
「黙っていたら何しやがるのよ! このべーすけ!」

 石像は軽やかに関節を動かし、瞬きまでして流暢に喋っている。

「ぎゃあああっ! 像が喋った!」
「落ち着きなさいよ。あたしはラディオン。ガーゴイルよ」

 ガーゴイル――それは確か、石像の姿をしたモンスターの一種だったはずだ。

「ガーゴイルって本当にいたんだな」
「あなたたちが気づいていないだけで昔も結構街や村の石像と入れ替わって生きていたのよ。それにしてもあなた、創造主で間違いないわね。どうしてこんな場所に来たの?」
「鉱物を探しに来たんだ。この辺りからは良質な鉱物がよく採れると聞いたからな」
「そうね。私もここで自分そっくりの石像を何百体も掘ってきたけど、ここの石はとても扱いやすいわ。でも、金属はよくわからないわね」
「シエルの話は本当だったのか。教えてくれてありがとうな」
「どういたしまして。私もあなたを手伝ってあげるわよ」
「本当か? それは助かる」
「ただし、私と子作りをしてくれたらの話だけど」

 ラディオンは自らの秘裂を指で広げて俺に見せつける。
 灰色の岩のような肌色なのに膣の中は柔かそうにも見えた。

「えっ、お前……その姿で交尾が出来るのか?」
「ガーゴイルはあくまで石像の姿をした生物よ。普通の生物みたいに交尾で繁殖をするわ」

 俺はラディオンの言葉に半信半疑でありながらも肉棒を硬くさせて、膣口に肉棒の先端を当てた。

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