モンスター娘を絶滅から救うため、俺は種付け係に任命されてしまいました

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第三章 妖精の女王と収穫祭

第七十ニ話 暗闇の洞窟でコボルト娘と交尾する話

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ラディオンの後をついていった俺は岩場の奥地にある洞窟に案内された。

「ここに鉱物が眠っているのか?」
「多分ね。私がたまに石材を掘り出すために使っているんだけど、鉄なんかも出てきたりすることがあるわよ」
「ふむ。試してみる価値はありそうだな」

 俺とラディオンは洞窟の中に足を踏み込み、前後左右上下も分からない暗闇の中を進んでいく。

「こんなことなら松明の一つでも用意しておけば良かったな」
「私は暗闇の中でもよく見えるから平気だけど、あなたは大丈夫?」
「ぶっちゃけ何も見えない。悪いが俺の目の代わりをしてくれないか? やはり一度明かりを持ってきた方がいいかもしれない」
「しょーがないわねー」

 ラディオンが俺の右手を握ってくれたため、いくらか俺の足取りにも安心感が増した。

「危ない!」

 しかし、洞窟を引き返そうとした時、ラディオンが急に手を引っ張って俺を止める。
 直後、天井からガラガラという音が聞こえてきた。

「な、何が起こったんだ?」
「天井が崩れ落ちたのよ。後半歩踏み出して入れたらぺちゃんこになっていたわよ」

 ラディオンの言葉に俺はヒヤリとする。

「あーあ、惜しかったなァ。もうちょっとで苦しまずに即死出来るところだったのによォ。ケケケッ!」

 突如、ガラの悪そうな声が洞窟に反響した。

「天井の穴から子供が出てきたわ!」
「新手のモンスター娘か!?」

 俺はラディオンの手を握ったまま身構える。

「話は聞いていたぜ。お前らはここの鉱物を探しているんだろ? でも、無駄だ。ここにある鉱物は俺が全部使い物にならなくしてやるからな」
「どういう意味だ?」
「俺はコボルトのノッカ。俺には金属を腐らせる能力があるんだ」

 そんなことをされては俺たちが採取を出来なくなる。
 どうにかして止めなくてはならない。

「させるか! 『着火』!」

 俺は創造スキルの一つを発動して洞窟の中で火を灯す。

「ぎゃわっ!?」

 火が点いたのは一瞬だけだったが、閃光は暗闇を照らし、ノッカの目を潰して怯ませる。
 ノッカはゴブリンのホブコとあまり変わらないくらいの背丈の小柄な女の子だった。

 俺は一瞬の隙を見逃さず、ラディオンから手を放してノッカを押し倒した。

「ぐああっ! 何するんだ放せ!」

 ノッカは悲鳴を上げるが、俺の手によって服を破られる。

「まんこはこの辺りだろうか?」

 そして、俺は手探りで見つけた穴に肉棒を突き入れた。

「あぐっ! うぎいいいっ! お前、この暗闇でも目が見えてるのかよ!」
「いや、全く見えない。だが、交尾するには何の問題もないな」

 相手の顔を見ながら交尾をする方が俺は好きだが、その顔を想像しながらする交尾も悪くない。

 びゅるっ! びゅくんっ! どぴゅるるるっ!

「んぎゃあああああああああっ!」

 洞窟の中に少女の悲痛な叫び声が響き渡った。
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