17 / 90
第1章
17 侯爵令嬢とカルロとマルコ
しおりを挟む
「でも兄ちゃん、こんな昼間じゃ出てこいって言ったって吸血鬼は寝てて返事しないと思うよ?」
「うるせえなあマルコ!こんなのはノリだよノリ!」
「ノリで仕事しちゃダメっていつもファウスト課長に怒られてるじゃないか」
「うっ、お前、課長を出すのはズルいぞ!」
「ズルいとかじゃないでしょ」
カルロとマルコを名乗る兄弟らしき二人の乱入に、私はローザと抱き合ったままブチブチブチと頭の血管が切れてしまいそうになったけど、彼らに背中を向けているローザが私を包み込んだまま小声で「血の涙を浄化しますわ」と私の顔にあたたかい光をあててくれたおかげで、なんとか正気を保つことができた。そのままローザが小声で続ける。
「わたくしのドレスも浄化しますので少し時間を稼いでくださいまし」
うう…やだなあ。特にお兄ちゃん、カルロのほうだっけ?ああいう乱暴な感じの男の子、私キライなんだよなあ。
まあ背が高くて顔はけっこう整ってるけど、長髪をかきあげる仕草が《カッコいいだろ俺?》って言ってるみたいでとっても腹立たしい。
逆に弟のマルコのほうは男の子にしては背が低くて癖っ毛で長い睫毛で大きな目がキュルンとしてて可愛くて、なんか頭をわしゃわしゃしたくなる感じ。
そんな複雑な気持ちのせいか、鋭い犬歯を隠すため口をなるべく開かないように言おうとしたせいか、私の第一声はずいぶん素っ気ないものになってしまった。
「…何よ、アンタたち」
何か言い合っていたカルロとマルコは二人揃ってこちらに向き直る。
「おお!悪いな急に!ここに吸血鬼がいるって通報を受けてよ!」
私は日光の当たらない椅子の下にあるアルミラの棺に視線を向けないようにして周囲を見渡すふりをした。
「…そんなものいるわけないじゃない。ここは教会よ?」
カルロが頭の後ろを掻く。
「まあ、そうなんだけどよぉ。通報を受けて聖都法皇庁が動かないわけにもいかねえだろ?」
「それで一応、ボクたち下っ端が来ることになったんだよね、兄ちゃん」
「下っ端…!って余計なこと言うなっつってんだろマルコ!」
「だって本当のことじゃない」
また何か言い合いを始めようとする兄弟に私はピシャリと言い放つ。
「とにかくここには吸血鬼なんかいないわ。もしいたら私たち女の子二人なんてあっという間に食べられてるわよ」
再びカルロとマルコは言い合いを止めて私に向き直る。
「…それは、どうだろうなあ」
眉をひそめてそう言うカルロに私はギクリとする。
「どこかに隠れてる可能性もあるぜ?お前ら二人はいつからここにいる?」
「……き…昨日の夜からよ」
「へえ…なんだってこんな廃墟の教会に?」
「た、旅の途中なのよ」
「ほ~、旅かぁ」
カルロは「旅ねぇ…」などと呟きながらこちらに歩いてくる。
私は思わず後ずさりする。
「そのわりには、外に馬もいなかったが、歩きか?」
「そ、そうよ…」
「女二人で?」
「…悪い?」
「悪かねえけどよ、無理だろ」
「………そ、そんなことないわよ」
「ふ~ん」
カルロは私の全身を上から下まで舐めるように見ている。気持ち悪い。
弟のマルコは私には構わず教会の中をキョロキョロと見渡している。
…マズい。椅子の下のアルミラの棺が見つかったら。
「ところでよ」
カルロがそう切り出す。私は身構えて「な、何よ」と言う。
「クレアティーノの王都で吸血鬼が出たらしいぜ。知ってるか?」
―――私のことだ。
くそ、誰よ、言ったのは。
私は黙って頭を左右に振る。
「その吸血鬼は昼間でも平気だったらしいんだよな。ちょうど年の頃は10代半ば、背が低くて痩せてて、赤い髪に赤い瞳…おや?お前さんとそっくり同じだな?」
カルロの眼光が鋭く光る。
ヤバい、どうしよう。殺す?いやダメよ、人なんて殺しちゃダメ。どうしてそんな恐ろしいことを考えるの私は。
「人違いですわ」
私の前にドレスの浄化を終えたローザが歩み出た。
「この子は普通の女の子ですわ。でなければ聖女のわたくしと一緒にいるはずがないではありませんの」
カルロが目を丸くする。
「おお、アンタはクレアティーノ王国の聖女、ローザ・スピルドハインじゃねえか」
「お初にお目にかかりますわ」
ローザは貴族の令嬢に相応しい優雅な動作で礼をする。(私これ下手なのよね…)
カルロも胸に手を当てて恭しく礼を返す。
「俺は聖都法皇庁6課のカルロ・カッサーノだ。噂は聞いてるぜ、ローザ・スピルドハイン。クレアティーノ王国で空席になっている三人目の大聖女に最も近い聖女だって、隣国エロール帝国の聖都法皇庁でも評判だ」
「恐悦至極にございますわ」
「あと、こんな噂も聞いてるぜ?」
カルロがニヤリと微笑った。
「その聖女は吸血鬼と一緒に王都を出たってな」
私とローザが祭壇のほうに飛び退くと同時に、暗がりで弟のマルコが声を上げる。
「棺があったよ兄ちゃん!」
私はその声を聞いて、瞬時に魔力を開放して目の前のカルロに電撃を放った。
バリバリバリッ!
しかし電撃はカルロの目の前で弾かれる。
「危ねえ危ねえ、固有能力持ちかよ」
カルロの前の空中で、何か文字がびっしり書き込まれた札のようなものが私の電撃を受け止め、パラパラと焼け落ちた。
カルロはそのまま腰のロングソードを抜いて、左手に札の束、右手に剣を掲げたまま、聖書の言葉を諳んじながら私に向かって歩いてくる。
「神はその悪霊と異端者の杖を折られて言った。あなたがたは天から落ちて地に倒れてしまった。冥府はあなたがたのために動いて、あなたがたが来るのを待ちわびているだろう。しかし私はその邪悪なる声を魂をその身を断ち切る」
ツカツカと歩きながら振り回すカルロの剣を、私は腰から抜いたサーベルで弾き返す。
ギィン!ギィン!とその度に金属音が天井の高い廃教会に響く。
私の吸血鬼の腕力でも弾くのがやっとで、すごい力、いや、単純な力というよりは不思議な重さを感じる剣だ。
「おやめください!太陽の光の矢!」
ローザが叫んで光の矢をカルロに放った。カルロが左手から一枚の札を放ると、光の矢は弾かれてかき消えた。
「…聖女が悪魔祓いの邪魔すんじゃねえよ」
カルロはそれだけ言い捨てると再び聖書の言葉を呟きながら、一定のリズムで淡々と剣を振り、私を教会の奥へ奥へと追い詰めていく。
「あなたがたの笛の音はあなたがたの耳に届くことはないだろう。穴の奥底で天を仰ぎ見てもそこに私の姿を見ることはない。あなたがたは自らまた穴を掘り自分の墓に眠ることになるのだ」
追い詰められた私は、祭壇の向こう、大きな十字架に磔にされた聖マリエス様の像の下まで来てしまった。
「十字架の下じゃ、吸血鬼の能力も使えねえはずだ」
カルロが左手の札の束を懐にしまって両手で剣を握って振りかぶる。
確かに私は戦いの最初から潜影移動で動こうとしているのに発動しない。そうか、半分人間の私は十字架に嫌悪感やダメージはなくても吸血鬼の能力は阻害されるのね。
でもさっき―――そうか!
「痺れなさいっ!」
私はおなかの奥から魔力を燃え上がらせ、カルロに電撃を放った。
札を持っていないカルロの身体に強烈な電流が走る。
「ぎゃっ!!!」
カルロは黒焦げになり、開いた口からぽふっと煙を吐いた。
「………な、なんでだ」
剣を振りかぶった体勢のまま、後ろへ倒れていくカルロに私は言った。
魔力を一気に放出したせいか、いつの間にか私の背中から雷龍の翼、おしりから尻尾が生えている。
「これは吸血鬼の固有能力じゃないの。覚えておきなさい。私は人間に戻りたいけど吸血鬼にして雷竜王、リリアス・エル・エスパーダよ」
「ま、マジかよ………」
ズダァァンッ!とカルロが倒れると大きな音とともに埃が舞い上がった。
「兄ちゃん!!!」
中央通路の向こう、入り口の前で棺の蓋に手をかけたマルコが叫ぶ。
「動くな!兄ちゃんに手を出すと仲間の吸血鬼を消滅させるぞ!」
棺には扉が蹴破られた入り口からの日光が降り注いでいる。
しかしマルコが開けるまでもなく、勝手に棺の蓋は開いていき、その中からヌウッと出てきた大剣がマルコの首筋に当てられる。そのまま上半身を起こしたアルミラが静かに言う。
「アタシが陽の光ごときで消滅するような下等な吸血鬼だと…?」
「うるせえなあマルコ!こんなのはノリだよノリ!」
「ノリで仕事しちゃダメっていつもファウスト課長に怒られてるじゃないか」
「うっ、お前、課長を出すのはズルいぞ!」
「ズルいとかじゃないでしょ」
カルロとマルコを名乗る兄弟らしき二人の乱入に、私はローザと抱き合ったままブチブチブチと頭の血管が切れてしまいそうになったけど、彼らに背中を向けているローザが私を包み込んだまま小声で「血の涙を浄化しますわ」と私の顔にあたたかい光をあててくれたおかげで、なんとか正気を保つことができた。そのままローザが小声で続ける。
「わたくしのドレスも浄化しますので少し時間を稼いでくださいまし」
うう…やだなあ。特にお兄ちゃん、カルロのほうだっけ?ああいう乱暴な感じの男の子、私キライなんだよなあ。
まあ背が高くて顔はけっこう整ってるけど、長髪をかきあげる仕草が《カッコいいだろ俺?》って言ってるみたいでとっても腹立たしい。
逆に弟のマルコのほうは男の子にしては背が低くて癖っ毛で長い睫毛で大きな目がキュルンとしてて可愛くて、なんか頭をわしゃわしゃしたくなる感じ。
そんな複雑な気持ちのせいか、鋭い犬歯を隠すため口をなるべく開かないように言おうとしたせいか、私の第一声はずいぶん素っ気ないものになってしまった。
「…何よ、アンタたち」
何か言い合っていたカルロとマルコは二人揃ってこちらに向き直る。
「おお!悪いな急に!ここに吸血鬼がいるって通報を受けてよ!」
私は日光の当たらない椅子の下にあるアルミラの棺に視線を向けないようにして周囲を見渡すふりをした。
「…そんなものいるわけないじゃない。ここは教会よ?」
カルロが頭の後ろを掻く。
「まあ、そうなんだけどよぉ。通報を受けて聖都法皇庁が動かないわけにもいかねえだろ?」
「それで一応、ボクたち下っ端が来ることになったんだよね、兄ちゃん」
「下っ端…!って余計なこと言うなっつってんだろマルコ!」
「だって本当のことじゃない」
また何か言い合いを始めようとする兄弟に私はピシャリと言い放つ。
「とにかくここには吸血鬼なんかいないわ。もしいたら私たち女の子二人なんてあっという間に食べられてるわよ」
再びカルロとマルコは言い合いを止めて私に向き直る。
「…それは、どうだろうなあ」
眉をひそめてそう言うカルロに私はギクリとする。
「どこかに隠れてる可能性もあるぜ?お前ら二人はいつからここにいる?」
「……き…昨日の夜からよ」
「へえ…なんだってこんな廃墟の教会に?」
「た、旅の途中なのよ」
「ほ~、旅かぁ」
カルロは「旅ねぇ…」などと呟きながらこちらに歩いてくる。
私は思わず後ずさりする。
「そのわりには、外に馬もいなかったが、歩きか?」
「そ、そうよ…」
「女二人で?」
「…悪い?」
「悪かねえけどよ、無理だろ」
「………そ、そんなことないわよ」
「ふ~ん」
カルロは私の全身を上から下まで舐めるように見ている。気持ち悪い。
弟のマルコは私には構わず教会の中をキョロキョロと見渡している。
…マズい。椅子の下のアルミラの棺が見つかったら。
「ところでよ」
カルロがそう切り出す。私は身構えて「な、何よ」と言う。
「クレアティーノの王都で吸血鬼が出たらしいぜ。知ってるか?」
―――私のことだ。
くそ、誰よ、言ったのは。
私は黙って頭を左右に振る。
「その吸血鬼は昼間でも平気だったらしいんだよな。ちょうど年の頃は10代半ば、背が低くて痩せてて、赤い髪に赤い瞳…おや?お前さんとそっくり同じだな?」
カルロの眼光が鋭く光る。
ヤバい、どうしよう。殺す?いやダメよ、人なんて殺しちゃダメ。どうしてそんな恐ろしいことを考えるの私は。
「人違いですわ」
私の前にドレスの浄化を終えたローザが歩み出た。
「この子は普通の女の子ですわ。でなければ聖女のわたくしと一緒にいるはずがないではありませんの」
カルロが目を丸くする。
「おお、アンタはクレアティーノ王国の聖女、ローザ・スピルドハインじゃねえか」
「お初にお目にかかりますわ」
ローザは貴族の令嬢に相応しい優雅な動作で礼をする。(私これ下手なのよね…)
カルロも胸に手を当てて恭しく礼を返す。
「俺は聖都法皇庁6課のカルロ・カッサーノだ。噂は聞いてるぜ、ローザ・スピルドハイン。クレアティーノ王国で空席になっている三人目の大聖女に最も近い聖女だって、隣国エロール帝国の聖都法皇庁でも評判だ」
「恐悦至極にございますわ」
「あと、こんな噂も聞いてるぜ?」
カルロがニヤリと微笑った。
「その聖女は吸血鬼と一緒に王都を出たってな」
私とローザが祭壇のほうに飛び退くと同時に、暗がりで弟のマルコが声を上げる。
「棺があったよ兄ちゃん!」
私はその声を聞いて、瞬時に魔力を開放して目の前のカルロに電撃を放った。
バリバリバリッ!
しかし電撃はカルロの目の前で弾かれる。
「危ねえ危ねえ、固有能力持ちかよ」
カルロの前の空中で、何か文字がびっしり書き込まれた札のようなものが私の電撃を受け止め、パラパラと焼け落ちた。
カルロはそのまま腰のロングソードを抜いて、左手に札の束、右手に剣を掲げたまま、聖書の言葉を諳んじながら私に向かって歩いてくる。
「神はその悪霊と異端者の杖を折られて言った。あなたがたは天から落ちて地に倒れてしまった。冥府はあなたがたのために動いて、あなたがたが来るのを待ちわびているだろう。しかし私はその邪悪なる声を魂をその身を断ち切る」
ツカツカと歩きながら振り回すカルロの剣を、私は腰から抜いたサーベルで弾き返す。
ギィン!ギィン!とその度に金属音が天井の高い廃教会に響く。
私の吸血鬼の腕力でも弾くのがやっとで、すごい力、いや、単純な力というよりは不思議な重さを感じる剣だ。
「おやめください!太陽の光の矢!」
ローザが叫んで光の矢をカルロに放った。カルロが左手から一枚の札を放ると、光の矢は弾かれてかき消えた。
「…聖女が悪魔祓いの邪魔すんじゃねえよ」
カルロはそれだけ言い捨てると再び聖書の言葉を呟きながら、一定のリズムで淡々と剣を振り、私を教会の奥へ奥へと追い詰めていく。
「あなたがたの笛の音はあなたがたの耳に届くことはないだろう。穴の奥底で天を仰ぎ見てもそこに私の姿を見ることはない。あなたがたは自らまた穴を掘り自分の墓に眠ることになるのだ」
追い詰められた私は、祭壇の向こう、大きな十字架に磔にされた聖マリエス様の像の下まで来てしまった。
「十字架の下じゃ、吸血鬼の能力も使えねえはずだ」
カルロが左手の札の束を懐にしまって両手で剣を握って振りかぶる。
確かに私は戦いの最初から潜影移動で動こうとしているのに発動しない。そうか、半分人間の私は十字架に嫌悪感やダメージはなくても吸血鬼の能力は阻害されるのね。
でもさっき―――そうか!
「痺れなさいっ!」
私はおなかの奥から魔力を燃え上がらせ、カルロに電撃を放った。
札を持っていないカルロの身体に強烈な電流が走る。
「ぎゃっ!!!」
カルロは黒焦げになり、開いた口からぽふっと煙を吐いた。
「………な、なんでだ」
剣を振りかぶった体勢のまま、後ろへ倒れていくカルロに私は言った。
魔力を一気に放出したせいか、いつの間にか私の背中から雷龍の翼、おしりから尻尾が生えている。
「これは吸血鬼の固有能力じゃないの。覚えておきなさい。私は人間に戻りたいけど吸血鬼にして雷竜王、リリアス・エル・エスパーダよ」
「ま、マジかよ………」
ズダァァンッ!とカルロが倒れると大きな音とともに埃が舞い上がった。
「兄ちゃん!!!」
中央通路の向こう、入り口の前で棺の蓋に手をかけたマルコが叫ぶ。
「動くな!兄ちゃんに手を出すと仲間の吸血鬼を消滅させるぞ!」
棺には扉が蹴破られた入り口からの日光が降り注いでいる。
しかしマルコが開けるまでもなく、勝手に棺の蓋は開いていき、その中からヌウッと出てきた大剣がマルコの首筋に当てられる。そのまま上半身を起こしたアルミラが静かに言う。
「アタシが陽の光ごときで消滅するような下等な吸血鬼だと…?」
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されて森に捨てられた悪役令嬢を救ったら〜〜名もなき平民の世直し戦記〜〜
naturalsoft
ファンタジー
アヴァロン王国は現国王が病に倒れて、第一王子が摂政に就いてから変わってしまった。度重なる重税と徴収に国民は我慢の限界にきていた。国を守るはずの騎士達が民衆から略奪するような徴収に、とある街の若者が立ち上がった。さらに森で捨てられた悪役令嬢を拾ったことで物語は進展する。
※一部有料のイラスト素材を利用しています。【無断転載禁止】です。
素材利用
・森の奥の隠里様
・みにくる様
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ウルティメイド〜クビになった『元』究極メイドは、素材があれば何でも作れるクラフト系スキルで魔物の大陸を生き抜いていく〜
西館亮太
ファンタジー
「お前は今日でクビだ。」
主に突然そう宣告された究極と称されるメイドの『アミナ』。
生まれてこの方、主人の世話しかした事の無かった彼女はクビを言い渡された後、自分を陥れたメイドに魔物の巣食う島に転送されてしまう。
その大陸は、街の外に出れば魔物に襲われる危険性を伴う非常に危険な土地だった。
だがそのまま死ぬ訳にもいかず、彼女は己の必要のないスキルだと思い込んでいた、素材と知識とイメージがあればどんな物でも作れる『究極創造』を使い、『物作り屋』として冒険者や街の住人相手に商売することにした。
しかし街に到着するなり、外の世界を知らない彼女のコミュ障が露呈したり、意外と知らない事もあったりと、悩みながら自身は究極なんかでは無かったと自覚する。
そこから始まる、依頼者達とのいざこざや、素材収集の中で起こる騒動に彼女は次々と巻き込まれていく事になる。
これは、彼女が本当の究極になるまでのお話である。
※かなり冗長です。
説明口調も多いのでそれを加味した上でお楽しみ頂けたら幸いです
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる