【完結】『三太郎の憂鬱~討論!暴論!大激論!~』の巻 「のーの」の有名人さんいらっしゃいの部屋(リメイク版)

のーの

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「フリートーク」

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「フリートーク」
 60秒のCMが終わり、後半戦のフリートークに入った。正面のカメラに対しVの字に席が組みなおされ、右奥に「のーの」手前に桃太郎。左奥に浦島太郎、手前に金太郎が斜めに向かい合って座っている金太郎のお尻がチラ見えしているところがセクシーだ。
「では、後半戦に入ります。ここからは、私「のーの」を司会進行役としてフリートーク方式で言いたいことがあったら、バンバン言ってくださいねー!根拠のない誹謗中傷は困っちゃいますけど、「朝まで生テレビ」のように激しくやり合っていただきたいと思いまーす。言い残すことなくやっちゃってくださいねー。
 ちなみに投票シェア率は、桃太郎さん、83%。金太郎さん、16%。浦島太郎さん1%となってますよー。このまま桃太郎さんが逃げ切るのか、はたまた、金太郎さんと浦島太郎さんの大逆転があり得るのかー!皆さん準備はよろしいですかー?」
 三太郎が同時に頷いた。

「じゃあ、私も今日まで知らなかったことの一つ!最初に名前の件からスタートさせてもらいまーす。
 まずは、金太郎さんって坂田金時って名前だったんですか?少年ジャンプの「銀魂」で銀ちゃんをモチーフにしたアンドロイドのからくり代理人で「坂田金時」って出てきましたけど…?あれと関係があるんですかー?」
「いやいや、私が「元」で私の名前をもじっての「坂田銀時」さんですよ。あのマンガ、歴史上の人物の名前をちょっともじった名前の登場人物多いじゃないですか…。その主人公「銀ちゃん」の名前の元が私「坂田金時」なんです。からくりロボットが元ネタではないですのでそこのところはお願いします。」
 「のーの」がデスク前のネットをたたき、確認して納得する。続いて金太郎に
「「金時豆」や「金時芋」の「金時」も金太郎さんの名前からなんですねー。知りませんでしたー。ごめんなさーい!
 ちなみに金太郎さんの息子の「金平」って「きんぴらごぼう」の語源の「金平」なんですねー。」
「「金平」って金平浄瑠璃の主人公なのですが、それで「強い、剛腕」という意味で「固く」、「強い繊維」のごぼうを「金平」って呼ぶようになったのがきっかけですね。今では、ごぼうだけじゃなく、金平大根みたいに「炒めて甘辛くしたもの」の総称になってますが。」

 「で、話が飛びますが、某携帯CMの設定では、金太郎さんは、織姫さんと交際中ってなってますけど、この設定ってどうなんですか?」
「いやいや、織姫殿って「仙人」か「宇宙人」でしょ?それはないですよ。京の都には美女がたくさんいて、渡辺綱殿に良く紹介してもらってまして、「女性」に苦労は無かったです。詩会(うたかい)に行けば、それこそいくらでも女性側からのオファーがあり、付き合う女性に困ることは無かったですね。
 ですから、広告制作会社様には、織姫殿は、元鞘で彦星殿と復縁させてやってほしいものです。」
「へーえ、そうなんですねー。それにしても織姫さんと彦星さんに気を使って優しいですよねー。金太郎さん、すてきな「お尻えくぼ」で強くて、しかも格好いいからモテモテだったんでしょうねー。簡単に想像できますよー。」

「では、続いては「いろいろと言いたいことがある」と言われていた浦島さんどうそー!」
「「のーの」さん、まず、わしの氏名は、浦嶋子じゃ。苗字が「浦」または「筒川」、名前が、「長嶋茂雄」の山編の方の「嶋」に「子供」の「子」で「嶋子」や。
 わしの名前は「太郎」やないし、苗字も「浦島」やない。わしが祭神を務める京都府伊根町にある宇良神社の案内にもきちんと「浦嶋子」って書いてあるんや。まあ、さっきも話したけど。通称「浦島神社」で名前が通ってしまってしもてるけどな。わし的には残念なんやけど、神社の看板にも「浦島神社(宇良神社)」と書かれてしまう次第や。まあ「浦」と苗字に着いたのは別の意味があるんやけどな。」
「さっきも私、聞きかけましたけど、「嶋子」って浦島さん、女の子だったんですかー?」
「あほっ!どっから見ても男やろが。「小野妹子(おののいもこ)」とか昔は男に「子」が使われとったんじゃ。聖徳太子かて「子」がついてるやろが。歴史上の偉人なんか呼んで、ユーチューブの番組するんやったら、「のーの」はん、もう少し勉強せえよ!」
「す、すみません…。べ、勉強しまーす。で、苗字の「浦」はどういう意味なんですか?「筒川」が正しい苗字なんですか?」
「せやな、細かい話をすると「浦」は地名やな。いや、一般的に海沿いを「浦」っていうやろ。わしが常世の国から戻ってきたときに「水江の浦」で行方不明になった「嶋子」って言われたのがきっかけで「浦」が通称名になってしもたんやなぁ。わしが347年間おれへんかった間に「筒川」の家は無くなってしもてたしな。
 だから、それはしゃあないわ。ただ、「浦嶋」もとい「浦島」って言われんのは、「坂東妻三郎」さんの「ばんつま」や「木村拓哉」さんの「キムタク」とは違うやろ。挙句の果てに、「嶋子」無視して勝手に「太郎」や。どっから「太郎」って出てきてんってな。
 名前って、親や先祖からもらった大事なものやろ。だから、人の名字と名前を一緒くたにしたり、それを名字扱いにして勝手に「太郎」つけられたら、親や先祖に申し訳ないやんか。 「のーの」はんかて、勝手に「尻子」とか「乳子」ってつけられたら嫌やろ?」
「はいそうですよねー。怒ってられたのにはそういう背景があったんですね。失礼しましたー。」
「まあ、わかってくれたらそれでええねや。」
「視聴者さん、混乱しちゃうとだめなんで、この番組の間は、失礼を承知で「浦島太郎」さんと呼ばせてくださいね。お願いしまーす。」
「まあ、それくらいは、しゃあないわな…。」
 名前について、きちんと説明できたことで浦島太郎は少し落ち着いた顔になった。

「で、最後に桃太郎さんですが、桃太郎さんの苗字は何なんですかー?「桃」が苗字で名前が「太郎」ってことは無いですよねー。おじいさんもおばあさんも「桃太郎」って呼んでましたもんねー。」
「……。」
「もしもーし、桃太郎さーん、聞こえていますかー?金太郎さんは、「坂田」。浦島太郎さんは、「筒川」と「浦」。じゃあ、桃太郎さんはー?」
「な、無い…。」
「えっ?苗字がないんですか・・・?桃太郎さんって、お侍さんじゃないんですか?確かに、おじいさんとおばあさんは山暮らしだったから、「あれ」ですけど。お侍さんじゃないのに帯刀してたんですか?鎧と陣羽織着て歩いてたんですか?
 桃太郎さんが立派なお侍さんの恰好してるのを見て、お猿さんもワンちゃんも雉さんもお供についたんじゃないんですか?
 鬼退治して、一寸法師さんみたいに「帝」からご褒美とか武士としての役職をもらったりなかったんですか?一寸法師さんなんか、鬼退治の後「中納言」になってるじゃないですか?」
「……。」
「もしかして、鬼から奪った金銀財宝って盗まれた人たちに返さず、ネコババしちゃったんじゃないでしょうねぇー?」
 いきなり真っ青になり、さらに黙り込む桃太郎。
「まあまあ、「のーの」さん、あんまり虐めんといてやってくださいな。人には人の事情があるものですよ。苗字の有無など、桃太郎さんの功績に比べたら、何でもないですよ。」
「いやいや、金さん、こいつみたいに調子に乗ってるやつは、根本的に、一度叩き直したった方がええやろ。こいつはなぁ・・・」
「えっ?浦島太郎さん、何か知ってるんですか?」
「あぁ、ただこれをばらしてしまうと、こいつが将来的にCMの仕事が無くなってしもたり、絵本が廃盤や廃本のなる可能性があるかもしれへんからなぁ・・・。わし、人の茶碗とる趣味はあれへんから、ちょっとだけお灸すえるくらいやったら話そかと思うねんけど、番組的にタブーに触れへんか…?」
「そこまで言っちゃったら、最後まで言っちゃいましょう。テレビと違って、「しばらくお待ちください」は入りませんから。おまけにユーチューブ運営に「バン」されてもサブチャンネルがありますから、浦島太郎さん、バンバン言っちゃってくださいよー!」
「じゃあ、ひとつの「説」。いや「都市伝説」として聞いてもらおか。あくまで「噂」、ひとつの「都市伝説」や。
 まず、大前提として、そもそも人が「桃」から生まれるはずがないやろ。一寸法師は、まだ、おじいさんとおばあさんから生まれとる。背が「一寸」いうのはかなり誇張されとるが、両親は、無実の罪で都を追放された元貴族で普通の人間や。そこに、生命誕生の道理はとおってるわな。
 ただ、こいつや「赤太郎(垢太郎)」は別や。桃や垢から人が生まれるって生物学的にもおかしいやろ。一説には、桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんが桃太郎を生んだちゅう話もあるわ。けど結論から言うと、桃にそんな効果はあれへんのは明白やわなぁ…。桃食って若返んねやったら、アンチエイジングを売りにしとるエステ業界は全滅やろ。「のーの」はんかて、高い金出して「乳液」や「サプリ」買うより、業務スーパーで「桃」買うわなぁ。
(大きく何度も頷く「のーの」)
 ここからシビアな話になるけど、「の~の」はん、聞く勇気はあるか?放送する勇気はあるか?」
「はい、「バン上等!やれるもんならやってみんかい!」の「根性系ユーチューバー」ですから、大丈夫ですよー。そこに真実が隠されている可能性があるのであれば、「都市伝説」のひとつとして話していただければ嬉しいですー。」
「旨い事、抜け道を作りよったなぁ。まあ、「信じる」、「信じへん」は、視聴者各人の自由や。こいつを売りにしとる岡山県の人らは、ただの「都市伝説」として笑い流してくれたらええ。こいつ自身、苗字がないということに対しては、「沈黙」やからな。「そう」ともとれるし、「そうでない」ともとれるからな。
 ズバッというと、こいつ、「間引き」された子供の可能性があるんや。昔、この国がまだまだ貧しかったころ、農村部では、なんの娯楽もあれへん。夜になったら「へげへげ」するくらいってなもんや。
 ほんでもって、今の時代と違ってコンビニ行って「コンドーさん」買うとかあれへんから、そのまま「へげへげ」したら、できるもんはできるんや。自然の摂理やわな…。
 そんで、できてしもても「食わすことができへん」家は子供を「間引く」んや。ある、地方では、殺すに忍ばれる場合、桶に入れて川に流すんやと。表日本では裏鬼門の南西方向に流れる川に、裏日本では「北西」方向に流すんやな。せめて、捨てた子が鬼に食われんように、「丑寅(うしとら)」の方角を避けるっちゅうのがせめてもの親心やな…。ここまで話せば、もうわかったやろう。
 「間引き」された子供は、「去る」、「帰じ」、もう帰ってけえへんちゅう意味やな。そんで「居ぬ」や。「猿」、「雉」、「犬」に繋がるんやなぁ。貧しさゆえに起こった悲劇や。そんなことが戦後すぐまで田舎の山村では当たり前のようにあったんや。
 そりゃ、鬼から奪い取ったお宝を役所や番屋に届けんと、育ててくれたおじいさん、おばあさんのために、ネコババしてもしゃあないと同情するところは少しはあるとは思うんやけどな…。」
 会場に冷たい空気が流れた。
 
 「うーん、聞きたくなかったような…。センシティブ情報になるんで、浦島太郎さんの話はあくまで「都市伝説」いうことにして…、桃太郎さんの「出自」の件は置いておきましょう。ところで桃太郎さん、鬼ヶ島から持って帰った金銀財宝はどうしたんですかー?」
 「のーの」がマイクを桃太郎に向けると、黙りこくっていた、桃太郎が重い口を割った。
「今の絵本では、荷車いっぱいの「金銀財宝にサンゴに掛け軸、壷に仏像」って描かれてるけど、実際には、若干の金子(きんす)はあったものの、隠れ蓑、隠れ笠、延命袋…、あとしょぼい打ち出の小槌だけだった…。
 僕が行った鬼ヶ島は、都の鬼と違って、田舎の鬼なんだ。鬼ヶ島の周りは、超田舎でお武家さんがいない分、鬼は捕まったり、成敗されるリスクが低くて生活は楽だったんだろうけど、農民と漁民ばっかりの貧しい村だったから、鬼が奪う宝物は無かったんだ。悪さするって言っても、軒下の干物を盗んでいったり、床下の味噌壷を持っていくくらいで、「金」や「銀」なんて無いよ…。ましてや宝物(ほうもつ)なんて夢の夢だね…。
 所詮は鬼や天狗の持ち物だよ。打ち出の小槌にしたって、振れば大判小判が飛び出る大黒様の打ち出の小槌と違って、酒や食い物が出るくらいのモノだった。まあ、僕のおじいさんとおばあさんはそれだけでも喜んでくれたけどね…。
 隠れ蓑と隠れ笠なんかは、盗人にでもなるなら、役にも立ったとは思うけど、人里離れた山の中だ。その蓑や笠を着て姿を消しても盗みに入る家もない…。結局、猟師にわずかな獣肉と交換で譲って終わりだよ。
 本当の僕の鬼退治の話のオチは、みんなが思うような、話じゃないんだ…。それに、出生の件は、僕自身、薄ら薄ら感じてた。けど、優しいおじいさんとおばあさんを悲しませることになっちゃだめだと、「僕は、桃から生まれたんだ。」って自分自身に言い聞かせたんだ。本当は、桃からなんか生まれちゃいないさ…。桃から人が生まれるはずなんかあり得ない……。このユーチューブを見ている全国の子供たち、ごめんな…。」
ぽろぽろと涙を流す桃太郎。スタジオに沈黙の時間が流れた。




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