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1-16 「合宿」
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1-16 「合宿」
合宿でのOBチームとの対抗戦は厳しかった。自分たちのたてたプランがことごとく先読みされ、返り討ちにあった。偶然なのか必然なのか、旧日本陸海軍の航空機の名前がついた6人は個人技も連携も今のサバゲー部では太刀打ちできるレベルではなかった。
穴吹はカメラを担いで、山中を走り回り、積極的にメンバーに肉薄した。
応援に来てくれたOBのうち2人は、門工卒業後、陸上自衛隊に入隊し、レンジャー経験もあるという。特筆すべきは、小柄な女性でありながら現職自衛官でありつつ、女性には珍しい長距離狙撃の名手だった。たまにでる東北弁がキュートな女性は、現メンバーが、何某ら、伝説の狙撃手の名にちなんでいることをとかく喜んでくれていた。
幣巴と才策夫は元レンジャーの2人に、可偉瑠と張尊は、頭脳派、技術派の2人に、明日と未来は女性2人にペアタッグで教えを受けた。実戦経験も含め、現在も年に何度かは集まってチーム戦をしているという6人のOBの教えは、現メンバーに大きな「経験」を与えてくれた。
初日の特訓が終わり、男子4人は、ミーティングと銃火器の取り扱いの復習に入り、未来と明日は、OBの女性2名と一緒に食事の準備に入った。
夕方には明日の生みの親の坂川夏子と、陽菜も合流した。夏子は、サプライズでカールグスタフを持ち込んでくれた。初めて間近で見る対戦車バズーカに、幣巴と才策夫は小学生のように目を輝かせた。
合宿の夜は楽しい食事に、伝説の「やろうぜ会」に「サバゲー全日本チャンピオンチーム」の武勇伝に大いに盛り上がった。上坊もご機嫌で、
「智!こいつら、絶対全国につれて行くから、しっかり特集組んだってくれよ!疾風君、屠龍君、隼君、紫電君、彗星ちゃん、零ちゃんも今日はありがとうな!
君らが築いた「門工サバゲー部伝説」をこの6人が引き継ぐから、しっかり応援したってな!特に幣巴と才策夫は、来年、一般曹候補生受ける予定やったんが、今回のサバゲー甲子園で活躍したら、即、三尉様やからな!まあ、8年でやめたりはせえへんから、きっちりこれを機会に日本の国防のために鍛えたってくれな!」
とOB達に声をかけた。
現役サバゲー部の6人も伝説のOB10人に、遠慮することなく、質問を浴びせ、その回答に頷き、交流を深めた。
夏子も新旧(?)の後輩のマッチョ6名に囲まれ、上機嫌でビールをガンガン空けていた。酔いに任せて、「目隠しシックスパッド当てゲーム」を始め、幣巴、才策夫、可偉瑠の現役組と疾風、屠龍の元レンジャー、イケメンの紫電の腹筋に顔を埋めてはご機嫌に「〇〇君の腹筋ー!」と声をあげていた。それに、OBの零も加わり、危ない雰囲気になりかけたとき、陽菜の機転で交流会はお開きとなった。
未来は、そんな雰囲気の中、(あー、本当に予選突破してみんなで全国大会行けたらええのになぁー!)と心底思った。
翌日は、朝6時に起床し、先に帰る夏子にみんなで礼を言い、見送ると朝食前に実銃を担いでの山間ランニングを行い、帰ると、零と彗星が用意してくれていた、「ウクライナパンケーキ」なるものをみんなで楽しんだ。
かつて、ロシア軍に侵攻されていたウクライナで彗星が十数両のロシア軍の主力戦車T-72を行動不能にしたという「小麦粉と卵と若干のベーキングパウダーと牛乳」で作る伝説のパンケーキは予想以上に美味しかった。
午前中に、チーム連携を教わり、午後は個人技の個別教習となり、貴重な2日間を過ごすことができた。
「OBの皆さん、ありがとうございました。きっと、全国大会へ進んで見せます!」
と6人で声をそろえ挨拶をしたところ、
「いや、「全国制覇して見せます!」やろ!」
と9人のOBから返された。
合宿でのOBチームとの対抗戦は厳しかった。自分たちのたてたプランがことごとく先読みされ、返り討ちにあった。偶然なのか必然なのか、旧日本陸海軍の航空機の名前がついた6人は個人技も連携も今のサバゲー部では太刀打ちできるレベルではなかった。
穴吹はカメラを担いで、山中を走り回り、積極的にメンバーに肉薄した。
応援に来てくれたOBのうち2人は、門工卒業後、陸上自衛隊に入隊し、レンジャー経験もあるという。特筆すべきは、小柄な女性でありながら現職自衛官でありつつ、女性には珍しい長距離狙撃の名手だった。たまにでる東北弁がキュートな女性は、現メンバーが、何某ら、伝説の狙撃手の名にちなんでいることをとかく喜んでくれていた。
幣巴と才策夫は元レンジャーの2人に、可偉瑠と張尊は、頭脳派、技術派の2人に、明日と未来は女性2人にペアタッグで教えを受けた。実戦経験も含め、現在も年に何度かは集まってチーム戦をしているという6人のOBの教えは、現メンバーに大きな「経験」を与えてくれた。
初日の特訓が終わり、男子4人は、ミーティングと銃火器の取り扱いの復習に入り、未来と明日は、OBの女性2名と一緒に食事の準備に入った。
夕方には明日の生みの親の坂川夏子と、陽菜も合流した。夏子は、サプライズでカールグスタフを持ち込んでくれた。初めて間近で見る対戦車バズーカに、幣巴と才策夫は小学生のように目を輝かせた。
合宿の夜は楽しい食事に、伝説の「やろうぜ会」に「サバゲー全日本チャンピオンチーム」の武勇伝に大いに盛り上がった。上坊もご機嫌で、
「智!こいつら、絶対全国につれて行くから、しっかり特集組んだってくれよ!疾風君、屠龍君、隼君、紫電君、彗星ちゃん、零ちゃんも今日はありがとうな!
君らが築いた「門工サバゲー部伝説」をこの6人が引き継ぐから、しっかり応援したってな!特に幣巴と才策夫は、来年、一般曹候補生受ける予定やったんが、今回のサバゲー甲子園で活躍したら、即、三尉様やからな!まあ、8年でやめたりはせえへんから、きっちりこれを機会に日本の国防のために鍛えたってくれな!」
とOB達に声をかけた。
現役サバゲー部の6人も伝説のOB10人に、遠慮することなく、質問を浴びせ、その回答に頷き、交流を深めた。
夏子も新旧(?)の後輩のマッチョ6名に囲まれ、上機嫌でビールをガンガン空けていた。酔いに任せて、「目隠しシックスパッド当てゲーム」を始め、幣巴、才策夫、可偉瑠の現役組と疾風、屠龍の元レンジャー、イケメンの紫電の腹筋に顔を埋めてはご機嫌に「〇〇君の腹筋ー!」と声をあげていた。それに、OBの零も加わり、危ない雰囲気になりかけたとき、陽菜の機転で交流会はお開きとなった。
未来は、そんな雰囲気の中、(あー、本当に予選突破してみんなで全国大会行けたらええのになぁー!)と心底思った。
翌日は、朝6時に起床し、先に帰る夏子にみんなで礼を言い、見送ると朝食前に実銃を担いでの山間ランニングを行い、帰ると、零と彗星が用意してくれていた、「ウクライナパンケーキ」なるものをみんなで楽しんだ。
かつて、ロシア軍に侵攻されていたウクライナで彗星が十数両のロシア軍の主力戦車T-72を行動不能にしたという「小麦粉と卵と若干のベーキングパウダーと牛乳」で作る伝説のパンケーキは予想以上に美味しかった。
午前中に、チーム連携を教わり、午後は個人技の個別教習となり、貴重な2日間を過ごすことができた。
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