【完結】「サバゲー甲子園2043~めざせ日本一のサバゲーチーム!~」

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1-19「サバゲー部部室にて」

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1-19「サバゲー部部室にて」
 予選決勝の翌日、早めに部室に来た未来は一人で掃除をしていた。大会出場に向け、実銃が入ってきたため、壁のラックに銃が掛け切らなくなり、モデルガンを幣巴が実習室にあったアングルとパイプで作った、ラックに立てかけていった。
「あー、昨日は楽しかったなー!才策夫副長、本当に夏子さんの愛人になっちゃうのかなー?そうなったら、どんな武器でも手に入るから、それもいいよなー!」
と独り言を言っていると、知らないうちにドアの前に才策夫が立っていた。

 「未来ちゃん、今のマジで言ってんの?」
急に声をかけられ、驚いて未来が振り返るといつになく真面目な顔をした才策夫が部室に入ってきた。
「い、いや、冗談ですやん。いくら何でも明日先輩のお母さんと副長じゃ年が離れすぎちゃってますもんねー。ほんと冗談です。すみません。」
と慌てて言い訳をして、才策夫に未来は頭を下げた。
「さよか、未来ちゃんが本気でそない思ってたら、俺、ホンマにどうしよかと思ったわ。」
「いや、だから冗談ですって!」

 才策夫は、未来の横に立ち、一緒にモデルガンの整理を始めた。暫しの沈黙の後、才策夫が未来に聞いた。
「未来ちゃん、好きな男っておるんか?」

 思いもよらない質問に未来は固まった。
「な、なに、急に言わはるんですか!そ、そんなんいませんよ!わ、私、明日先輩みたいに色気もないし、背も胸もちっちゃいし…。」
と言い黙ってしまった。(えっ、この展開って、まさか…。)
 才策夫は作業の手を止め、未来の方に向き直って
「未来ちゃん、あのな…、もしよかったら、俺と…」
と言いかけたときに、明日と可偉瑠が部室に入ってきた。才策夫は慌ててモデルガンを倒してしまった。

 「えー、副長と未来ちゃんで片付けしてくれてたん?私らも手伝うわー!」
明日の一言で、場の雰囲気は一転した。
「おー、全国大会に向けて、新しいライフルも入ってきたから、モデルガンを片付けてたんや。明日も可偉瑠も手伝ってくれや。」
才策夫は2人に声をかけた。(才策夫副長、私に何を言いかけてたんやろか?もしかして…、いや、今はあんまり考えへんようにしよう。クラブが変にぎすぎすしても嫌やしな。もちろん、また、副長から話があったら、真剣に考えなあかんけど…)と未来は一人であたふたして赤くなった。

 しばらくすると幣巴と張尊がファイルを持って入ってきた。
「よお、全員そろってんな。さっき、上坊先生と話してきたんやけど、全国大会の要綱が少し変わったみたいなんや。みんな、手を止めて聞いてくれるか?」
と幣巴が話し出すと、張尊が資料をみんなに配った。
 皆が資料を確認した。未来が幣巴に尋ねた。
「幣巴部長、この「課金制度」って何ですか?」
「あー、それな。上坊先生が事務局に問い合わせてくれたんやけど、攻撃力や防御力にパラメーター設定ができるようになってるみたいやわ。
 まあ、俺らに払える金額やないから、うちには無縁な話やな。」
「あと、「リモート兵器の使用」って言うのは何ですか?」
「それは、ドローンや自立兵器の使用が認められるって言うことや。まあ、戦争ごっこも金がかかるっていうこっちゃ。まあ、うちのDIYで行けるようなもんじゃないものが出てくる可能性があるって言うことやな。まあ、俺らは俺らでできることをしていくしかあれへんわ。」
「ふーん、あと、「格闘・ナイフ戦」って言うのは何なんですか?」
「まあ、それは読んだそのままやな…。」


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