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1-20「大会前日」
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1-20「大会前日」
予選が終わってから、本選まではあっという間に時間が過ぎて行った。オンラインリモートでの抽選会で懸念していた「元レンジャー候補生」チームとは当たらなかったのでほっとした。
門工サバゲー部の1回戦の対戦相手は、戦隊ヒーローもののスーツアクター6人組のチームになった。ホームページの出場チーム情報で確認すると、日曜朝の定番のシリーズ化されている「戦隊ヒーロー」そのものの衣装での登録になっていた。6色の原色系スーツは1キロ先からでも確認できそうだった。
さすがに銃は「架空のビーム兵器」ではなく、主催者貸与のM4とM14を使用しているようだ。
第1回戦は、静岡県の山間エリアのサバゲー場に決まった。大会前日に新幹線で移動し、駅からはレンタカーで宿に入ることになった。使用銃器は会場に直接送る段取りとなっていた。
宿泊先の温泉宿で最終的なミーティングを済ませると、みんなで卓球をしたり、男子用の大部屋でトランプをしたりリラックスして過ごした。
明日がうつぶせになり張尊に腰をマッサージしてもらいながら、男性陣に尋ねた。
「みんなは、1回戦でどの銃使うん?お母さんが提供してくれた対物ライフル使うん?」
「俺は使い慣れたM1891で行くつもりや。50口径は練習できへんかったからなぁ。屠龍はどないするんや?」
「幣巴はマイペースやな。俺は、M250とTAC50を持ち込む予定や。射程3500メートルっていうのを運営がどう判断するのかを知っておきたいんや。だから、明日の試合は、1ゲームは、未来ちゃんにスポッターしてもらってのツーマンセルにしてほしいねん。
あと、この間の「課金」の件で「防御力アップ」言う項目があったやろ。だから、いざいうときのために50口径も試しておきたいんや。」
明日は、未来に話を振った。
「未来ちゃん、実際のところ肉眼でどれくらい先のものまで見えるん?」
急に振られた未来はあわてて、まあ、山の緑の中で反対色の赤やピンクや白のコスチュームやったら、3キロ先でも十分わかります。
青と緑と黄色のコスチュームは状況次第ですかねー。まあ、才策夫副長が3キロ以上の狙撃をしはるんやったら、20-60倍の短眼鏡を持って行かせてもらおうと思いますけどね。」
「ふーん、凄いなぁ…。まあ、才策夫副長のチャレンジを支えたってや!ちなみに可偉瑠はどないするや?」
「俺は、明日とアサルトするからM5とM157のセットやわな。予選の決勝はええとこなしやったから、今度は頑張らんとな!副長がTAC使うときは、M250使わせてもらうのもありかな?張尊はどないするんや?」
「僕は、大きい銃は無理ですから、いつも通りAPC9でスナイパー役の護衛ですね。アサルトで足引っ張るのは申し訳ないですから…。」
張尊のマッサージの手が止まった。
「何言うてんの、いっつもマッサージしてもろてるからわかるんやけど、張尊君、だいぶ力ついてきてるで。おかげさまで頑固な肩こりも腰の張りも張尊君に揉んでもらったらすっきり回復や!いつも、感謝してるで。」
と明日から言われ張尊は真っ赤になった。
「じゃあ、明日の1ゲーム目は、俺と才策夫はスナイパー役の入れ替えでええかな。可偉瑠がM250使うんやったら、俺がM5使わせてもらうわ。2ゲーム目はいつも通りのフォーメーションでええな。まあ、3ゲーム目に入ることは考えたないけど、明日の相手チームの状況見て考えることにしよか。
まあ、明日は朝早いから、もうお開きにしよか。」
と幣巴がその場を締めた。
明日は立ち上がり、未来に声をかけた。
「じゃあ、未来ちゃんは、私と部屋でピロートークで「恋ばな」でもしよっか!
「えー、みんなの前で何言うんですかー!私そんな色気のあるネタ持ってないですよー!ごめんなさーい!じゃあ、おやすみなさーい!」
と照れて先に部屋を出て行った。
残された明日に、才策夫が耳元で囁いた。
「未来ちゃんの男性関係解ったらこっそり教えてくれな?あと、俺の事、どう思ってるかも聞いておいて欲しい。頼むわな。」
「はいはい、私の情報料は高いで。ひゃひゃひゃ。」
明日はスキップして部屋を出て行った。幣巴はけげんな顔で見送った。
予選が終わってから、本選まではあっという間に時間が過ぎて行った。オンラインリモートでの抽選会で懸念していた「元レンジャー候補生」チームとは当たらなかったのでほっとした。
門工サバゲー部の1回戦の対戦相手は、戦隊ヒーローもののスーツアクター6人組のチームになった。ホームページの出場チーム情報で確認すると、日曜朝の定番のシリーズ化されている「戦隊ヒーロー」そのものの衣装での登録になっていた。6色の原色系スーツは1キロ先からでも確認できそうだった。
さすがに銃は「架空のビーム兵器」ではなく、主催者貸与のM4とM14を使用しているようだ。
第1回戦は、静岡県の山間エリアのサバゲー場に決まった。大会前日に新幹線で移動し、駅からはレンタカーで宿に入ることになった。使用銃器は会場に直接送る段取りとなっていた。
宿泊先の温泉宿で最終的なミーティングを済ませると、みんなで卓球をしたり、男子用の大部屋でトランプをしたりリラックスして過ごした。
明日がうつぶせになり張尊に腰をマッサージしてもらいながら、男性陣に尋ねた。
「みんなは、1回戦でどの銃使うん?お母さんが提供してくれた対物ライフル使うん?」
「俺は使い慣れたM1891で行くつもりや。50口径は練習できへんかったからなぁ。屠龍はどないするんや?」
「幣巴はマイペースやな。俺は、M250とTAC50を持ち込む予定や。射程3500メートルっていうのを運営がどう判断するのかを知っておきたいんや。だから、明日の試合は、1ゲームは、未来ちゃんにスポッターしてもらってのツーマンセルにしてほしいねん。
あと、この間の「課金」の件で「防御力アップ」言う項目があったやろ。だから、いざいうときのために50口径も試しておきたいんや。」
明日は、未来に話を振った。
「未来ちゃん、実際のところ肉眼でどれくらい先のものまで見えるん?」
急に振られた未来はあわてて、まあ、山の緑の中で反対色の赤やピンクや白のコスチュームやったら、3キロ先でも十分わかります。
青と緑と黄色のコスチュームは状況次第ですかねー。まあ、才策夫副長が3キロ以上の狙撃をしはるんやったら、20-60倍の短眼鏡を持って行かせてもらおうと思いますけどね。」
「ふーん、凄いなぁ…。まあ、才策夫副長のチャレンジを支えたってや!ちなみに可偉瑠はどないするや?」
「俺は、明日とアサルトするからM5とM157のセットやわな。予選の決勝はええとこなしやったから、今度は頑張らんとな!副長がTAC使うときは、M250使わせてもらうのもありかな?張尊はどないするんや?」
「僕は、大きい銃は無理ですから、いつも通りAPC9でスナイパー役の護衛ですね。アサルトで足引っ張るのは申し訳ないですから…。」
張尊のマッサージの手が止まった。
「何言うてんの、いっつもマッサージしてもろてるからわかるんやけど、張尊君、だいぶ力ついてきてるで。おかげさまで頑固な肩こりも腰の張りも張尊君に揉んでもらったらすっきり回復や!いつも、感謝してるで。」
と明日から言われ張尊は真っ赤になった。
「じゃあ、明日の1ゲーム目は、俺と才策夫はスナイパー役の入れ替えでええかな。可偉瑠がM250使うんやったら、俺がM5使わせてもらうわ。2ゲーム目はいつも通りのフォーメーションでええな。まあ、3ゲーム目に入ることは考えたないけど、明日の相手チームの状況見て考えることにしよか。
まあ、明日は朝早いから、もうお開きにしよか。」
と幣巴がその場を締めた。
明日は立ち上がり、未来に声をかけた。
「じゃあ、未来ちゃんは、私と部屋でピロートークで「恋ばな」でもしよっか!
「えー、みんなの前で何言うんですかー!私そんな色気のあるネタ持ってないですよー!ごめんなさーい!じゃあ、おやすみなさーい!」
と照れて先に部屋を出て行った。
残された明日に、才策夫が耳元で囁いた。
「未来ちゃんの男性関係解ったらこっそり教えてくれな?あと、俺の事、どう思ってるかも聞いておいて欲しい。頼むわな。」
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