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5話 いじめっ子

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次の日
                 キーンコーンカーンコーン
8:30
朝のホームルーム

はぁー今日も登校中にはいなかったな。
あの2人はどうやって約束の女の子を探してるんだろうなぁ?

12:30
お昼の時間

「おーい勝義ー!」
                                   「勝義くーん!」

「一緒に弁当食おうぜ!」
                       「食べよ!」
      
               と、伯斗と雨音が元気そうに言った。
3人は机をくっつけて、弁当を食べ始めた。

「2人とも約束の女の子について何か情報ある?」

勝義はワクワクしながらそう言った。

「約束の女の子の情報ではないけど、俺は勝義が小学校のことをあまり覚えてないらしいから、クラスの一人一人にお前と同じ小学校のやつがいたか聞いたぜ」

「それで?」

「このクラス(1-3)では、40人中15人ぐらいで、お前のを覚えてるやつが15人中15人覚えてた。」

「え?全員俺のこと覚えてたの?(いじめられてたからかな)」

「多分、お前、小学校の頃何かしらで注目されてたんじゃね?」

「(絶対そうだ)な、なるほどね。」

「私も小学校の事はあまり覚えてないけど、勝義君は、多分いじめられてたような気がする。」

「...覚えてない(思い出したくもない(二度目!)てか雨音めっちゃストレートに言ってくるな)」

「ならさ勝義君、佐藤力人って覚えてる?」

       雨音が真剣に聞いてきた。

「うん覚えてるよ。(だってそいつが俺をいじめてきた奴らのリーダーだったもん)」

「同じクラスだけど大丈夫なの?」

「まぁ転校してからイジメられなくなったし、何回も言ってるけどあの頃の記憶はあまり覚えてないし
別に大丈夫だよ」

「佐藤友和か...(勝義をいじめた男だから結構嫌なやつなのかな?いや決めつけるはよくないし、直接聞きに行くか」
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