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2-1 スライム
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幻聴の声の主はスライムだった。
本でしか見たことがない。水色の体と、丸い目。口はなく、どうやって喋っているのかはわからない。
というよりも、生物として不完全過ぎる。
スライムに助けられた俺は、スライムの家まで運ばれた。
木でできた家。大人のドラゴンでは入れないだろうが、子ドラゴンである俺は入ることができた。
スライムは俺を家に上げるとどこかへと行ってしまう。しばらくして戻ってくると、頭の上に薬草があった。
そして、スライムが取ってきた薬草を口に含む。
すごく苦い。吐き出したいが、我慢して飲み込んだ。
「名前がまだだったね。私はリリ。見て分かる通りスライムよ」
「俺はテバイ。助けてくれてありがとう」
「ううん。別に良いの。遠くから見てわかった。天使たちがドラゴンを根絶やしにしようとしているのわ」
スライム、リリはそう言った。
何故スライムが家に住むのか、疑問で仕方なかったし、何より何故幻聴の声と同じなのかも不思議だった。
「何故、助けてくれたんだ?天使に見つかったらあんたも殺されるぞ?」
「大丈夫。天使はこんなところに来ないから」
リリはそう言って、体を大きく変形させた。
液体なため、自由に動く身体を使い、リリはドラゴンになってみせる。あくまで見た目だけである。
「それに私があなたを助けたのは訳がある」
リリはふふふと笑って、顔を近づけてきた。
「あなたの声。どこかで聞いたことがある。どこかは思い出せないけども。でも間違いない」
その言葉に俺は衝撃を受けた。
「俺も。リリの声が幻聴と同じだった」
「幻聴?」
「そう。幻聴。人間だった頃の記憶。全然思い出せないけども、たまに思い出す声が君と同じだった」
「人間だった頃の記憶。あなたもそうだったのね!」
リリの声が弾む。
「君も?」
「うん。私もそう。偶然。いや、運命だ。もしかしたら、私とあなたは前世、知り合いだったのかもしれない」
リリが家に住むのは人間の頃の記憶があったかららしい。
同じ運命を辿った相手。
それも前世知り合いかもしれない可能性が出てきて。
俺も嬉しくなった。
本でしか見たことがない。水色の体と、丸い目。口はなく、どうやって喋っているのかはわからない。
というよりも、生物として不完全過ぎる。
スライムに助けられた俺は、スライムの家まで運ばれた。
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スライムは俺を家に上げるとどこかへと行ってしまう。しばらくして戻ってくると、頭の上に薬草があった。
そして、スライムが取ってきた薬草を口に含む。
すごく苦い。吐き出したいが、我慢して飲み込んだ。
「名前がまだだったね。私はリリ。見て分かる通りスライムよ」
「俺はテバイ。助けてくれてありがとう」
「ううん。別に良いの。遠くから見てわかった。天使たちがドラゴンを根絶やしにしようとしているのわ」
スライム、リリはそう言った。
何故スライムが家に住むのか、疑問で仕方なかったし、何より何故幻聴の声と同じなのかも不思議だった。
「何故、助けてくれたんだ?天使に見つかったらあんたも殺されるぞ?」
「大丈夫。天使はこんなところに来ないから」
リリはそう言って、体を大きく変形させた。
液体なため、自由に動く身体を使い、リリはドラゴンになってみせる。あくまで見た目だけである。
「それに私があなたを助けたのは訳がある」
リリはふふふと笑って、顔を近づけてきた。
「あなたの声。どこかで聞いたことがある。どこかは思い出せないけども。でも間違いない」
その言葉に俺は衝撃を受けた。
「俺も。リリの声が幻聴と同じだった」
「幻聴?」
「そう。幻聴。人間だった頃の記憶。全然思い出せないけども、たまに思い出す声が君と同じだった」
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リリの声が弾む。
「君も?」
「うん。私もそう。偶然。いや、運命だ。もしかしたら、私とあなたは前世、知り合いだったのかもしれない」
リリが家に住むのは人間の頃の記憶があったかららしい。
同じ運命を辿った相手。
それも前世知り合いかもしれない可能性が出てきて。
俺も嬉しくなった。
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−−−−−−
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*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
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