ドラゴンとスライムに生まれ変わった二人は世界支配を目指したい

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2-3 変身

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「支配のためには外に出ないといけない。でも、テバイは天使に見つかったらやばいからね」
 リリはそう言って、スライムかは人型となり、器用に作った手でよく分からない物体をこね始めた。
 その物体とは、青く、そして粉っぽい。
「それは?」
「スライムの粉」
「…………!?」
 スライムの粉!?
「この粉を使うとあら不思議。別の生物に変身できる。これを使えばドラゴン以外に偽ることができるよ」
「ちょっと待って。スライムの粉?スライムの粉ってスライムのどこから取ったの?」
「…………へ?」
 リリが目を丸くする。
「あ!違う違う!スライムの粉と言われてるだけで、別にスライムの体の一部じゃないからね!もう!」
「なんだ。良かった」
 俺は良かったと胸をなで下ろす。
 リリは怒ったように力強くスライムの粉をこねていく。
 少し水を加えて。
「変なこと想像しないでよね」
「うん。ごめんね」
 リリに謝る。
 リリは出来上がったらしいスライムの粉を二つに別けて、片方を丸くし俺に渡してくる。
「はい」
「はい?」
「たべて」
「食べるの?」
「うん。食べたら、しばらくの間変身できる。色んな種に変身できるからこれを活用していきましょ」
 リリはそうスライムの粉を説明した。そして俺が食べる前にリリは口に入れた。
 リリも変身に近いことは出来るが、あくまで形だけであり見た目を似せることは出来ない。どうしても水色になってしまう。
 そんなリリは食べた瞬間、体が光り出し、やがて体が少しずつ変わっていく。
 またたくまに、綺麗なエルフの姿になった。
 長い金髪。尖った耳。白く整った肌と顔。でるとこは出ている体。思わず俺は見惚れてしまう。
「うん。上出来。私、一度で良いからエルフに憧れてたんだ」
 服は着ていない。リリは一度身体を回転させる。
「さあ、テバイ。今度はテバイの番だよ」
「その前に服!」
 俺が言うも、リリは首をかしげるだけだった。
「だって、想像した身体だから。私自身のじゃないし。別に良いかなって」
「でも着て」
「テバイがそう言うなら」
 リリの身体が光ると、リリの身体に服ができる。
「さ、次はテバイだよ。飲み込んだら、想像して。想像した姿になることが出来るから」
 リリのアドバイスを聴きながら、俺は口に入れた。

 想像するのは、エルフの男。
 そして、体が青く輝き出す。

「立派なエルフになれたよ。テバイ」
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