9 / 14
10 カーテスと父
しおりを挟む
カーテスは今現在とても幸せだ、今までは幸せだったが今はその言葉の上にとてもやかなりが付く位には幸せだ。
「うーん」
「う?」
魔人の子供エクトとセレネがカーテスの膝の上で昼寝をしている、2人の頭を撫でながらカーテスはにこりと笑った。
「あー可愛い、僕ももう1人産みたいなー」
「ぶふぉっ」
「もーウォルくん汚いなあ」
「700歳以上離れた弟とかちょっと…」
「なら、ウォルくんが産む?」
「いつかはあるかもな」
居間にはカーテスとエクトとセレネとウォルゾガの他、現在黙ってゴーレム達の修復をしているタナトスとゴーレム造りをしているメートがいた。
グローリーはイザラとイデアと公園の新しい遊具造りをしに行っている、そんな昼下がり改めてカーテスは幸せを噛みしめていた…。
父たるゲーターダイルラフテスの原種であり偉大なる大地の覇者の一体から産まれたカーテスは、ゲーターダイルラフテスの2体目して亜種だった。
『お父様ごめんなさい』
『何故謝る?カーテス』
『だってお肉食べれない…』
『そんな事か…つまらん事を気にするな』
いつも、カーテスは自分が父と違う事を引け目に感じていた。
『ほら、これを食べなさい』
『はい』
『お前達も』
父は狩りが上手くいつも他の種族の亜種で分けありの子供達を引き取り、カーテスと共に育てていた。
皆父を尊敬し敬い憧れ、カーテスと共に健やかに育った。
『お前は私に似なくて良かった』
『父さん?』
『いいんだ…』
そうやって長い月日が経ちカーテスにも子供が産まれた、父に名付けてウォルゾガと名付けて貰った息子は父に似て肉食の元気な子だった。
狩りが下手なカーテスの代わりに父が狩りを行い、共に育って来た隣人たち皆でウォルゾガを育てた。
その間も父は3体しかいないゲーターダイルラフテスの長として、周囲をまとめ上げていた。
『息子の心を最優先にする』
ウォルゾガがある程度育つと、龍皇国から婚姻の打診が増えた。か、
温厚なカーテスをドラゴンの伴侶にと望む声が増えたが、父はカーテスの気持ちをいつも最優先にしてくれている。
『父さん、僕は父さんとウォルくんといつまでも一緒に暮らしたいです』
『カーテス、その願いを叶えてやりたいが。私と同じように子…ウォルゾガの気持ちと心を最優先にしてやれ、いつか旅立つ日が来たらウォルゾガの心を汲んでやると良い』
『はい…』
父はいつも真っ直ぐに正直に生きている、強く気高くカーテスには遠い存在だった…。
そんなある日ウォルゾガも1体で充分狩りが出来るようになり、他のカーテスの幼馴染みの隣人達にも獲物分けられるようになり父も喜んでいたそんなある日彼が来た…。
彼は強い剣を求め素材を探し此処まで遥々やって来た、父に素材になる鱗を欲しいと頼んでいた。
自分たちの鱗が剣になる…信じられない話しだ、父は何故必要なのか尋ねた。
剣になったとて戦に使われ多くの血が流れるのは不本意だ、彼は聖剣や魔剣からは怯えられ普通の剣を使えば撃ち合う前に砕ける、だから強い剣が必要だと。
父は了承しならばと自分の鱗、牙血肉を使い13振りの剣を打ち彼に選んで貰った。
2本は彼、1本は父、カーテスとウォルゾガも1本ずつ選び、残りは収納袋に入れてカーテスに託した。
そして2人の間にどんな話しがあったの分からないが、父は彼と共に行く事になった。
カーテスは行かないで欲しいと思ったが、父の気持ちを最優先にし笑顔で送り出した…。
しばらくして彼が剣星帝となり傍らに父の姿が在ると噂を耳にし、戻って来るかと期待したが帰って来る事はなかった。
そうしてウォルゾガが旅に出るようになり、家を開ける事が増え益々カーテスは寂しくなったが、ウォルゾガも言葉にはしないが父を探しているのだろう。
そんな日々が長く続いた在る日、家に龍皇国の使者が訪れウォルゾガが魔人の子供を育てる為龍皇国に住むという話しの書状を読み気が動転した。
会いに行ってみると飄々としたウォルゾガとグローリーと子供達がいて楽しそうにしている、ならば自分もと押し掛けた。
自分の気持ちを最優先にしてみた、ウォルゾガは困った顔をしていたがグローリー達は歓迎してくれた。
カーテスだって寂しいのだ、近所の友人達も気に掛けてくれるが家族だって恋しい。
「僕真ん中辺りがいいな」
「いいよ、コイツら寝相悪い」
「えー子供の時のウォルくんは寝ながら岩噛み砕いていたからへーきへーき」
「うん…」
「親父…」
寝る場所は子供達の側が良い可愛いから、それから子供がもっと増えるらしいカーテスは楽しみにしている。
「みんな、可愛い大好き」
「俺も好きだよ、カーテスパパ」
「俺も好き…」
「うん!」
「うー!」
「わあ、嬉しい」
「はいはい、寝るぞー」
ウォルゾガがうんざりした様子で電気を消して眠る、父に合ったら皆を会わせたいと思いカーテスは眠った。
「カーテス、ウォルゾガ…」
遠く離れた場所で1人夜空を見上げる、必ずいつか帰ると少年は暗緑のひとみに夜空を映した…。
「うーん」
「う?」
魔人の子供エクトとセレネがカーテスの膝の上で昼寝をしている、2人の頭を撫でながらカーテスはにこりと笑った。
「あー可愛い、僕ももう1人産みたいなー」
「ぶふぉっ」
「もーウォルくん汚いなあ」
「700歳以上離れた弟とかちょっと…」
「なら、ウォルくんが産む?」
「いつかはあるかもな」
居間にはカーテスとエクトとセレネとウォルゾガの他、現在黙ってゴーレム達の修復をしているタナトスとゴーレム造りをしているメートがいた。
グローリーはイザラとイデアと公園の新しい遊具造りをしに行っている、そんな昼下がり改めてカーテスは幸せを噛みしめていた…。
父たるゲーターダイルラフテスの原種であり偉大なる大地の覇者の一体から産まれたカーテスは、ゲーターダイルラフテスの2体目して亜種だった。
『お父様ごめんなさい』
『何故謝る?カーテス』
『だってお肉食べれない…』
『そんな事か…つまらん事を気にするな』
いつも、カーテスは自分が父と違う事を引け目に感じていた。
『ほら、これを食べなさい』
『はい』
『お前達も』
父は狩りが上手くいつも他の種族の亜種で分けありの子供達を引き取り、カーテスと共に育てていた。
皆父を尊敬し敬い憧れ、カーテスと共に健やかに育った。
『お前は私に似なくて良かった』
『父さん?』
『いいんだ…』
そうやって長い月日が経ちカーテスにも子供が産まれた、父に名付けてウォルゾガと名付けて貰った息子は父に似て肉食の元気な子だった。
狩りが下手なカーテスの代わりに父が狩りを行い、共に育って来た隣人たち皆でウォルゾガを育てた。
その間も父は3体しかいないゲーターダイルラフテスの長として、周囲をまとめ上げていた。
『息子の心を最優先にする』
ウォルゾガがある程度育つと、龍皇国から婚姻の打診が増えた。か、
温厚なカーテスをドラゴンの伴侶にと望む声が増えたが、父はカーテスの気持ちをいつも最優先にしてくれている。
『父さん、僕は父さんとウォルくんといつまでも一緒に暮らしたいです』
『カーテス、その願いを叶えてやりたいが。私と同じように子…ウォルゾガの気持ちと心を最優先にしてやれ、いつか旅立つ日が来たらウォルゾガの心を汲んでやると良い』
『はい…』
父はいつも真っ直ぐに正直に生きている、強く気高くカーテスには遠い存在だった…。
そんなある日ウォルゾガも1体で充分狩りが出来るようになり、他のカーテスの幼馴染みの隣人達にも獲物分けられるようになり父も喜んでいたそんなある日彼が来た…。
彼は強い剣を求め素材を探し此処まで遥々やって来た、父に素材になる鱗を欲しいと頼んでいた。
自分たちの鱗が剣になる…信じられない話しだ、父は何故必要なのか尋ねた。
剣になったとて戦に使われ多くの血が流れるのは不本意だ、彼は聖剣や魔剣からは怯えられ普通の剣を使えば撃ち合う前に砕ける、だから強い剣が必要だと。
父は了承しならばと自分の鱗、牙血肉を使い13振りの剣を打ち彼に選んで貰った。
2本は彼、1本は父、カーテスとウォルゾガも1本ずつ選び、残りは収納袋に入れてカーテスに託した。
そして2人の間にどんな話しがあったの分からないが、父は彼と共に行く事になった。
カーテスは行かないで欲しいと思ったが、父の気持ちを最優先にし笑顔で送り出した…。
しばらくして彼が剣星帝となり傍らに父の姿が在ると噂を耳にし、戻って来るかと期待したが帰って来る事はなかった。
そうしてウォルゾガが旅に出るようになり、家を開ける事が増え益々カーテスは寂しくなったが、ウォルゾガも言葉にはしないが父を探しているのだろう。
そんな日々が長く続いた在る日、家に龍皇国の使者が訪れウォルゾガが魔人の子供を育てる為龍皇国に住むという話しの書状を読み気が動転した。
会いに行ってみると飄々としたウォルゾガとグローリーと子供達がいて楽しそうにしている、ならば自分もと押し掛けた。
自分の気持ちを最優先にしてみた、ウォルゾガは困った顔をしていたがグローリー達は歓迎してくれた。
カーテスだって寂しいのだ、近所の友人達も気に掛けてくれるが家族だって恋しい。
「僕真ん中辺りがいいな」
「いいよ、コイツら寝相悪い」
「えー子供の時のウォルくんは寝ながら岩噛み砕いていたからへーきへーき」
「うん…」
「親父…」
寝る場所は子供達の側が良い可愛いから、それから子供がもっと増えるらしいカーテスは楽しみにしている。
「みんな、可愛い大好き」
「俺も好きだよ、カーテスパパ」
「俺も好き…」
「うん!」
「うー!」
「わあ、嬉しい」
「はいはい、寝るぞー」
ウォルゾガがうんざりした様子で電気を消して眠る、父に合ったら皆を会わせたいと思いカーテスは眠った。
「カーテス、ウォルゾガ…」
遠く離れた場所で1人夜空を見上げる、必ずいつか帰ると少年は暗緑のひとみに夜空を映した…。
10
あなたにおすすめの小説
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる