61 / 1,079
第3部 歩く路は笑顔で 余裕を持って進んでいこう
2 ようこそ
しおりを挟む
「ん、次の日本人が来るなら布団がいるな。ここに住む、来るは別にして…」
モグラ達と畑仕事をしている大河がふと思い付く、寝床は大事だと思うからこそ畑仕事もミニトマトやダイコンも植え一段落ついた所で、また村へ買い出しをかって出ることにした。
「ついでにトウモロコシみたいなヤツも買ってくるか、後商業ギルドに寄ってショルダーバッグがあれば…ドワーフの差し入れもするか」
「俺も行く…」
「ああ」
「大河さん、買い物に行ってくれるんですか?なら塩が…」
「買ってくる」
「お茶がない…」
「そうだな、場所はチグリスが分かるか」
「ん…」
「大河さん、蜂蜜もお願いします。詠斗さんジャムはどうします?」
「ああ、果物も見繕ってくる」
「そうだね、せっかくだからパンケーキに色どりがもっと欲しいよね。チグリスが沢山焼いてくれて、タワーみたいになってるし。果物もお願いします…それとお茶屋に行くならおばあさんにこれを…」
「上手く出来てるな、分かった渡しておく」
チグリスがパンケーキを焼くのに嵌ったらしく、ひたすら焼き続け塔のような迫力があるウェディングケーキが完成した。
詠斗から渡されたのはガラスのティーカップとソーサーの2客とティーポット、鉱物ダンジョンのドロップ品で作った物は見かけより頑丈で火にも強い芸術的一品だった、それを受け取り収納に入れ転移魔法で商業ギルドに向かった。
「どうも」
「大河さん、ズィーガー様は今所用で出ておりまして」
「今日はショルダーバッグを1つ売って欲しくて来た、在庫は…」
「そうでしたか!なら是非見て頂きたい物が…こちらへ」
商業ギルドで迎えてくれたのは少し目の下の隈が薄くなったゴーテンに案内され1階の奥の部屋に通されると、どうやら縫製をする部屋のようで広間のような一室に長い机に、老若男女問わず様々な人々が等間隔に座り手縫いで作業を行っていた。
「こちらで、エコバッグとショルダーバッグの制作を行っております。それでこちらがロゴが入った物です」
少し奥の方で作業を行っている3名の男女が真剣にカバンの縫製を行っていた、そこの台の上に置いてあった上質な皮で出来たショルダーバッグをゴーテンから受け取る。
「うん、皮の質感も良い。ロゴも控えめだが主張しているし、内側の布もしっかりしている。幾らだ?」
じっくり眺めこげ茶色の皮と見た目よりも重さを感じない質感、表右下のZuのロゴが自己主張しないデザインが良かった。
「こちらは試作ですのでどうぞ…」
「いや、今回は払わせて貰う」
「そうですか、25,000ログです。使えば使うほど味が出る頑丈に仕上げした」
「手を掛けたにしては安いな、もう少し高くしてもいいんじゃないか?後これは詠斗くんからの差し入れだから食べてみてくれ」
コインを出しゴーテンに手渡した後に収納袋から氷の塊を出す、果物を絡めたフルーツ水飴だった。
「こ、これは美しいですね…」
作業を行っていた人々の手も止まりその綺麗さに見入っていた、人数的には足りないので切った果物と水飴と棒は置いていく。
「大河食べたい」
「これは差し入れだから、果物な。数が少なかったから氷の穴に果物、棒、水飴を流して少し置いて固めて食べてみてくれ」
「ん」
「いいのですか?氷は貴重ですよ?」
「ああ、氷も使い終わったら適当に処分してくれ…後、蜂蜜飴も…口に入れて舐めて溶かしてみてくれ。これは数足りそうだな。また来る」
フルーツ水飴のの隣に葉に包んだ蜂蜜飴も置いて、次は布屋に向かった。
大河達が去ったあと群がったのは言うまでもないが、フルーツ水飴と蜂蜜飴の上手さに皆驚きその噂が広まり暫く《トタラナ》から水飴と蜂蜜が消えたのはまた別の話し…。
「よお、きてくれたのか!今日も店は忙しいぞ!」
「みたいだな、敷き布と掛け布を1組売って欲しい」
布屋の周りは針仕事をする老若男女が多く、皆椅子を持って来たり茣蓙を敷いて各々自由に巾着袋を作っていた。
「よければ1つ売って欲しい」
「なんだよ!水臭いな!ほら俺が作ったヤツ!」
布屋の主人から渡されたのは淡い水色の巾着袋だった、大河が金銭の代わりに蜂蜜飴を葉に包んだ物を1つ主人に渡した。
「詠斗くんからの差し入れだ」
「お、すまんな。ほら敷き布と掛け布だ。また来てくれよ!」
「ああ」
手を振って見送られる商売は順調のようだお茶屋に向かって歩き出す、キャサナがその後戻ってきて蜂蜜飴を食べた2人がその後蜂蜜屋に向かったのは言うまでもない。
「ここがお茶屋か?茶葉のいい匂いがするな」
「ん、大河お菓子」
「ほら、パン」
「おや、いらっしゃい。お茶飲んどっておくれ。そっちは少し前に来てくれたお客さんね。あの可愛い男の子と」
「ん…」
お茶を店前にお婆さんが運び木で出来た簡素な椅子に座り周辺を見渡す、木枠の中に種類毎並べられた茶葉と木の香りはとても心地良いものだった。
「お茶いくつか多めに見繕って欲しい、後これその男の子…から火にも強いし割れにくいので…」
「あらぁ、こんな綺麗な茶器見た事ないよ!」
ガラスの透明な茶器とティーカップにうっとりと見とれている、その眼差しは子供のようにキラキラしていた。
「こんなすごいもの貰っていいのかい!?」
「どうぞ、このお茶も美味いな」
「ん…菓子も美味い」
パンのような物に木の実を沢山入れて焼いた菓子をチグリスが頬張る、お婆さんはずっと色々な角度からティーポットやティーカップを眺めている、のどかな光景に大河は目を細めた。
「ここが…《不毛》の…」
「あ、もしかして…日本から召喚された方ですか?」
《神の庭》で見た大地は寒々としていたが目の前は畑や人がいて温かみがある雰囲気が伝わる、こちらに気づいた1人が駆け寄って笑顔で話しかけて来てくれた。
「俺は時永 詠斗って言います。神様達からここ《不毛の地》を貰って絶賛開拓中です!」
笑顔が可愛らしい目のぱっちりとしたアイドルみたいな外見の率と同年代位だろうか、笑顔の眩しい青年だった。
「僕は成澤 率といいます。さっき召喚されて神様達から説明受けてここに来ました、よろしくお願いいます」
「はい!よろしくお願いします。そうだ、今もう1人の日本人の人は買い出しに行ってるんですが。今ここで作業しているメンバー呼びますね。みんなー来て来て」
良い人そうで良かった…ほっとしていると呼ばれてこちらにやって来たのは、ゆっくりとした足取りのカメと3匹のモグラ(ダグ●リオ?)白い小さなウサギと詠斗と同じ位の深い藍色の髪と瞳にパーカージーンズという、違和感がありそうで無さそうなこちらも可愛らしい青年が華やかな笑顔で迎えてくれる、そして最後の1人が…息を思わず呑んでしまう美人だった(ジーンズにしゃちくのTシャツが軽く霞む)雪の様な白い肌、星が瞬く黒い瞳と夜色の髪、率と同じ位の身長だったが顔の小ささとスタイルの良さが圧倒的に違う、彼(?)は人ではないそれだけは率にも分かる。
「初めましてナイルと言います、ドラゴンです。よろしくお願いします」
「私は序列第2位千眼魔王…千眼と呼んで欲しい」
「こっちのカメがきゅう、ウサギはウィン、淡いピンクの紐を首に付けているのがお兄ちゃんのハル、蒼い紐えお付けているのが2番目お兄ちゃんのナツ、赤と黄色の紐を付けているのが末っ子のアキです」
魔王とドラゴン…ファンタジー確かに2人とも人外めいた容貌をしている…それともこの世界の人々が容姿が皆端麗たのだろうか…気になる…『もぐ!』『もぐぅ』『もぐっ』『ぴぃ』『きゅ!』とモグラ達もそれぞれ挨拶をしてくれているようで可愛い、癒される…色々な事は後々考えていこう。
「成澤 率と言います、率と呼んでください。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「よろしく…」
「じゃあ、お茶にしようか一息つきながら話をしましょう」
「私が淹れよう」
「千眼さんこのティーポットとカップ使って」
「ああ」
お茶会の準備を始める、嬉しそうに笑う詠斗とぎこちないが笑顔を浮かべる率の為にいつもより丁寧にお茶を淹れようと千眼は思った…。
「あら、いらっしゃい」
「塩と…変わった香辛料があればそれを…」
「分かったわ、お茶を出すから少し待っていて」
「大河…飴…」
「ほら」
お茶屋から出た後次に訪れた香辛料の店女性店主が笑顔で出迎えてくれる、ショルダーカバンに入れた飴をチグリスに渡す、所狭しと並ぶ香辛料の匂いは不快感はなくどれも互いに邪魔をせず品良く並んでいた。
「どうぞ、これとかどうかしら?酸っぱいけど料理の邪魔はしないし、お肉の料理に混ぜるといつもと違う味わいになるわ」
木のカップのお茶を渡され、黄色い皮と塩を混ぜて物と黄色い皮を擦り下ろしたものを小さい匙で試食させて貰うと、レモンのような酸味と柑橘系の香りがし美味しいかったので今ある在庫と、塩を多めに購入する。
「また来てね。あの男の子も連れて来てくれると嬉しいわ」
「どうも、この飴良ければ…その子が作った…口に入れて舐めて食べてみてくれ」
葉に包んだ蜂蜜飴を渡すと顔を綻ばせ笑顔で見送ってくれる、チグリスにも1つ渡すと目を細めて舐めている。
「こんにちは、大河さん!」
「どうも、また水飴と蜂蜜が欲しい」
「はい、ありますよー!詠斗さんと大河さんに教えてもらった水飴と蜂蜜飴のレシピを伝達魔石で教えたところすぐに作り始めているそうで10日後には蜂蜜飴をこちらに運んで貰えるそうで、うちで売る事ができます」
蜂蜜屋のクローダーがニコニコしている、伝達魔石は1つの魔石を2つに分け魔力を注ぐともう1つの石に声が届く代物だが、距離があればある程魔力を消費するという魔力が少ない者には扱い辛いがクローダーはその心配がないらしい。
「それは良かった」
「こちらに水飴と…蜂蜜はどのくらい要ります?」
「一番大きい容器で5個、水飴は2樽頼む」
「それでは、水飴1樽300,000を卸値なので250,000ログを2樽と蜂蜜は1瓶この大きさで200,000ログを5個で良いですか?」
「ああ」
琥珀色のとろりとした色の4Lサイズ程の瓶を収納に入れる、大河は隠すのが面倒になったのでそまま掌を品物の前に出して収納するが、特にクローダーは何も言わなかった。
「また来てください。次はもっと蜂蜜と水飴を持って来るように言ってので、変わった蜂蜜なども用意して待ってます」
「ああ、分かったまた寄らせて貰う」
「はい」
クローダーに見送られ次はドワーフに任せた店へ向かう、まだ半日も経っていないが差し入れ位はしてやろうという気持ちで向かった。
「お、兄ちゃんきたか!今日もパティ持ってってくれよ!」
「盛況だな、トウモロ…前に買った粒が沢山付いた野菜が沢山欲しい」
「お、それなら沢山あるぞ!裏に積んでるから好きなだけ持っていってくれ!金はいいから!」
昨日よりも列が長くなったナット達の店の裏手で、トウモロコシモドキ(仮)が店の壁と同じ位の高さに積まれていたのでそれを貰い、パティも20個程くれたので30,000ログを置いて店を後にする。
「大河…」
「ほら1つな」
チグリスにパティを1つ渡す揚げ立てだが、素手で掴み1口で放り込んで食べてしまった。
「おうう、兄ちゃん!さっきぶり」
店の前に1人ドワーフ(誰が誰か区別がつかない)が玄関を修繕している、他は中で作業をしているようでカンカンコンコン音が至る所から聞こえる。
「入るぞ…」
「きちょったか」
「作業早いな」
「ドワーフじゃもん、こんなもんじゃ」
一階はキッチンスペースが広がり、壁なども木と石と魔石で頑丈に仕上げている、キッチンスペースも掃除や水捌け良くするため平らな石造りにし、キッチン側の出入り口を大きくするように頼んだが正にその通りになっている。
「それよか、窓はこのままでよいんじゃが?」
「ああ、ガラスはこっちで用意する」
「そかそか、しかしおもしろいのー入口の隣にしょーけぇす?を作ってそこでも売るなんぞ」
「それは完成したら便利性がわかる。ほら差し入れだ庭で食っていいから、ほらビールも初日だからサービス」
『おおおぉおおおお!!!』
2階にいたドワーフ達もドスドス(階段壊れないのか?丈夫らしくびくともしない)降りてきてさっそく庭で鉄板(持って来てたのか)で火起こしをし差し入れた肉ダンジョンの肉の塊を手際よく切って差し入れたビール20本をさっそく水を飲む勢いで飲んでいる。
「俺達は行くから、明日も頼む」
「食ってかんのかい」
「用があるからな」
「そかそか、しっかり仕事するんぞ!」
「頼んだ、戻るか」
「ん…」
ドワーフ達がわいわいと楽しんでいるのを見て、BBQコーナーもいいなと思いながら人気のいない場所で転移魔法を使い畑に戻った。
モグラ達と畑仕事をしている大河がふと思い付く、寝床は大事だと思うからこそ畑仕事もミニトマトやダイコンも植え一段落ついた所で、また村へ買い出しをかって出ることにした。
「ついでにトウモロコシみたいなヤツも買ってくるか、後商業ギルドに寄ってショルダーバッグがあれば…ドワーフの差し入れもするか」
「俺も行く…」
「ああ」
「大河さん、買い物に行ってくれるんですか?なら塩が…」
「買ってくる」
「お茶がない…」
「そうだな、場所はチグリスが分かるか」
「ん…」
「大河さん、蜂蜜もお願いします。詠斗さんジャムはどうします?」
「ああ、果物も見繕ってくる」
「そうだね、せっかくだからパンケーキに色どりがもっと欲しいよね。チグリスが沢山焼いてくれて、タワーみたいになってるし。果物もお願いします…それとお茶屋に行くならおばあさんにこれを…」
「上手く出来てるな、分かった渡しておく」
チグリスがパンケーキを焼くのに嵌ったらしく、ひたすら焼き続け塔のような迫力があるウェディングケーキが完成した。
詠斗から渡されたのはガラスのティーカップとソーサーの2客とティーポット、鉱物ダンジョンのドロップ品で作った物は見かけより頑丈で火にも強い芸術的一品だった、それを受け取り収納に入れ転移魔法で商業ギルドに向かった。
「どうも」
「大河さん、ズィーガー様は今所用で出ておりまして」
「今日はショルダーバッグを1つ売って欲しくて来た、在庫は…」
「そうでしたか!なら是非見て頂きたい物が…こちらへ」
商業ギルドで迎えてくれたのは少し目の下の隈が薄くなったゴーテンに案内され1階の奥の部屋に通されると、どうやら縫製をする部屋のようで広間のような一室に長い机に、老若男女問わず様々な人々が等間隔に座り手縫いで作業を行っていた。
「こちらで、エコバッグとショルダーバッグの制作を行っております。それでこちらがロゴが入った物です」
少し奥の方で作業を行っている3名の男女が真剣にカバンの縫製を行っていた、そこの台の上に置いてあった上質な皮で出来たショルダーバッグをゴーテンから受け取る。
「うん、皮の質感も良い。ロゴも控えめだが主張しているし、内側の布もしっかりしている。幾らだ?」
じっくり眺めこげ茶色の皮と見た目よりも重さを感じない質感、表右下のZuのロゴが自己主張しないデザインが良かった。
「こちらは試作ですのでどうぞ…」
「いや、今回は払わせて貰う」
「そうですか、25,000ログです。使えば使うほど味が出る頑丈に仕上げした」
「手を掛けたにしては安いな、もう少し高くしてもいいんじゃないか?後これは詠斗くんからの差し入れだから食べてみてくれ」
コインを出しゴーテンに手渡した後に収納袋から氷の塊を出す、果物を絡めたフルーツ水飴だった。
「こ、これは美しいですね…」
作業を行っていた人々の手も止まりその綺麗さに見入っていた、人数的には足りないので切った果物と水飴と棒は置いていく。
「大河食べたい」
「これは差し入れだから、果物な。数が少なかったから氷の穴に果物、棒、水飴を流して少し置いて固めて食べてみてくれ」
「ん」
「いいのですか?氷は貴重ですよ?」
「ああ、氷も使い終わったら適当に処分してくれ…後、蜂蜜飴も…口に入れて舐めて溶かしてみてくれ。これは数足りそうだな。また来る」
フルーツ水飴のの隣に葉に包んだ蜂蜜飴も置いて、次は布屋に向かった。
大河達が去ったあと群がったのは言うまでもないが、フルーツ水飴と蜂蜜飴の上手さに皆驚きその噂が広まり暫く《トタラナ》から水飴と蜂蜜が消えたのはまた別の話し…。
「よお、きてくれたのか!今日も店は忙しいぞ!」
「みたいだな、敷き布と掛け布を1組売って欲しい」
布屋の周りは針仕事をする老若男女が多く、皆椅子を持って来たり茣蓙を敷いて各々自由に巾着袋を作っていた。
「よければ1つ売って欲しい」
「なんだよ!水臭いな!ほら俺が作ったヤツ!」
布屋の主人から渡されたのは淡い水色の巾着袋だった、大河が金銭の代わりに蜂蜜飴を葉に包んだ物を1つ主人に渡した。
「詠斗くんからの差し入れだ」
「お、すまんな。ほら敷き布と掛け布だ。また来てくれよ!」
「ああ」
手を振って見送られる商売は順調のようだお茶屋に向かって歩き出す、キャサナがその後戻ってきて蜂蜜飴を食べた2人がその後蜂蜜屋に向かったのは言うまでもない。
「ここがお茶屋か?茶葉のいい匂いがするな」
「ん、大河お菓子」
「ほら、パン」
「おや、いらっしゃい。お茶飲んどっておくれ。そっちは少し前に来てくれたお客さんね。あの可愛い男の子と」
「ん…」
お茶を店前にお婆さんが運び木で出来た簡素な椅子に座り周辺を見渡す、木枠の中に種類毎並べられた茶葉と木の香りはとても心地良いものだった。
「お茶いくつか多めに見繕って欲しい、後これその男の子…から火にも強いし割れにくいので…」
「あらぁ、こんな綺麗な茶器見た事ないよ!」
ガラスの透明な茶器とティーカップにうっとりと見とれている、その眼差しは子供のようにキラキラしていた。
「こんなすごいもの貰っていいのかい!?」
「どうぞ、このお茶も美味いな」
「ん…菓子も美味い」
パンのような物に木の実を沢山入れて焼いた菓子をチグリスが頬張る、お婆さんはずっと色々な角度からティーポットやティーカップを眺めている、のどかな光景に大河は目を細めた。
「ここが…《不毛》の…」
「あ、もしかして…日本から召喚された方ですか?」
《神の庭》で見た大地は寒々としていたが目の前は畑や人がいて温かみがある雰囲気が伝わる、こちらに気づいた1人が駆け寄って笑顔で話しかけて来てくれた。
「俺は時永 詠斗って言います。神様達からここ《不毛の地》を貰って絶賛開拓中です!」
笑顔が可愛らしい目のぱっちりとしたアイドルみたいな外見の率と同年代位だろうか、笑顔の眩しい青年だった。
「僕は成澤 率といいます。さっき召喚されて神様達から説明受けてここに来ました、よろしくお願いいます」
「はい!よろしくお願いします。そうだ、今もう1人の日本人の人は買い出しに行ってるんですが。今ここで作業しているメンバー呼びますね。みんなー来て来て」
良い人そうで良かった…ほっとしていると呼ばれてこちらにやって来たのは、ゆっくりとした足取りのカメと3匹のモグラ(ダグ●リオ?)白い小さなウサギと詠斗と同じ位の深い藍色の髪と瞳にパーカージーンズという、違和感がありそうで無さそうなこちらも可愛らしい青年が華やかな笑顔で迎えてくれる、そして最後の1人が…息を思わず呑んでしまう美人だった(ジーンズにしゃちくのTシャツが軽く霞む)雪の様な白い肌、星が瞬く黒い瞳と夜色の髪、率と同じ位の身長だったが顔の小ささとスタイルの良さが圧倒的に違う、彼(?)は人ではないそれだけは率にも分かる。
「初めましてナイルと言います、ドラゴンです。よろしくお願いします」
「私は序列第2位千眼魔王…千眼と呼んで欲しい」
「こっちのカメがきゅう、ウサギはウィン、淡いピンクの紐を首に付けているのがお兄ちゃんのハル、蒼い紐えお付けているのが2番目お兄ちゃんのナツ、赤と黄色の紐を付けているのが末っ子のアキです」
魔王とドラゴン…ファンタジー確かに2人とも人外めいた容貌をしている…それともこの世界の人々が容姿が皆端麗たのだろうか…気になる…『もぐ!』『もぐぅ』『もぐっ』『ぴぃ』『きゅ!』とモグラ達もそれぞれ挨拶をしてくれているようで可愛い、癒される…色々な事は後々考えていこう。
「成澤 率と言います、率と呼んでください。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「よろしく…」
「じゃあ、お茶にしようか一息つきながら話をしましょう」
「私が淹れよう」
「千眼さんこのティーポットとカップ使って」
「ああ」
お茶会の準備を始める、嬉しそうに笑う詠斗とぎこちないが笑顔を浮かべる率の為にいつもより丁寧にお茶を淹れようと千眼は思った…。
「あら、いらっしゃい」
「塩と…変わった香辛料があればそれを…」
「分かったわ、お茶を出すから少し待っていて」
「大河…飴…」
「ほら」
お茶屋から出た後次に訪れた香辛料の店女性店主が笑顔で出迎えてくれる、ショルダーカバンに入れた飴をチグリスに渡す、所狭しと並ぶ香辛料の匂いは不快感はなくどれも互いに邪魔をせず品良く並んでいた。
「どうぞ、これとかどうかしら?酸っぱいけど料理の邪魔はしないし、お肉の料理に混ぜるといつもと違う味わいになるわ」
木のカップのお茶を渡され、黄色い皮と塩を混ぜて物と黄色い皮を擦り下ろしたものを小さい匙で試食させて貰うと、レモンのような酸味と柑橘系の香りがし美味しいかったので今ある在庫と、塩を多めに購入する。
「また来てね。あの男の子も連れて来てくれると嬉しいわ」
「どうも、この飴良ければ…その子が作った…口に入れて舐めて食べてみてくれ」
葉に包んだ蜂蜜飴を渡すと顔を綻ばせ笑顔で見送ってくれる、チグリスにも1つ渡すと目を細めて舐めている。
「こんにちは、大河さん!」
「どうも、また水飴と蜂蜜が欲しい」
「はい、ありますよー!詠斗さんと大河さんに教えてもらった水飴と蜂蜜飴のレシピを伝達魔石で教えたところすぐに作り始めているそうで10日後には蜂蜜飴をこちらに運んで貰えるそうで、うちで売る事ができます」
蜂蜜屋のクローダーがニコニコしている、伝達魔石は1つの魔石を2つに分け魔力を注ぐともう1つの石に声が届く代物だが、距離があればある程魔力を消費するという魔力が少ない者には扱い辛いがクローダーはその心配がないらしい。
「それは良かった」
「こちらに水飴と…蜂蜜はどのくらい要ります?」
「一番大きい容器で5個、水飴は2樽頼む」
「それでは、水飴1樽300,000を卸値なので250,000ログを2樽と蜂蜜は1瓶この大きさで200,000ログを5個で良いですか?」
「ああ」
琥珀色のとろりとした色の4Lサイズ程の瓶を収納に入れる、大河は隠すのが面倒になったのでそまま掌を品物の前に出して収納するが、特にクローダーは何も言わなかった。
「また来てください。次はもっと蜂蜜と水飴を持って来るように言ってので、変わった蜂蜜なども用意して待ってます」
「ああ、分かったまた寄らせて貰う」
「はい」
クローダーに見送られ次はドワーフに任せた店へ向かう、まだ半日も経っていないが差し入れ位はしてやろうという気持ちで向かった。
「お、兄ちゃんきたか!今日もパティ持ってってくれよ!」
「盛況だな、トウモロ…前に買った粒が沢山付いた野菜が沢山欲しい」
「お、それなら沢山あるぞ!裏に積んでるから好きなだけ持っていってくれ!金はいいから!」
昨日よりも列が長くなったナット達の店の裏手で、トウモロコシモドキ(仮)が店の壁と同じ位の高さに積まれていたのでそれを貰い、パティも20個程くれたので30,000ログを置いて店を後にする。
「大河…」
「ほら1つな」
チグリスにパティを1つ渡す揚げ立てだが、素手で掴み1口で放り込んで食べてしまった。
「おうう、兄ちゃん!さっきぶり」
店の前に1人ドワーフ(誰が誰か区別がつかない)が玄関を修繕している、他は中で作業をしているようでカンカンコンコン音が至る所から聞こえる。
「入るぞ…」
「きちょったか」
「作業早いな」
「ドワーフじゃもん、こんなもんじゃ」
一階はキッチンスペースが広がり、壁なども木と石と魔石で頑丈に仕上げている、キッチンスペースも掃除や水捌け良くするため平らな石造りにし、キッチン側の出入り口を大きくするように頼んだが正にその通りになっている。
「それよか、窓はこのままでよいんじゃが?」
「ああ、ガラスはこっちで用意する」
「そかそか、しかしおもしろいのー入口の隣にしょーけぇす?を作ってそこでも売るなんぞ」
「それは完成したら便利性がわかる。ほら差し入れだ庭で食っていいから、ほらビールも初日だからサービス」
『おおおぉおおおお!!!』
2階にいたドワーフ達もドスドス(階段壊れないのか?丈夫らしくびくともしない)降りてきてさっそく庭で鉄板(持って来てたのか)で火起こしをし差し入れた肉ダンジョンの肉の塊を手際よく切って差し入れたビール20本をさっそく水を飲む勢いで飲んでいる。
「俺達は行くから、明日も頼む」
「食ってかんのかい」
「用があるからな」
「そかそか、しっかり仕事するんぞ!」
「頼んだ、戻るか」
「ん…」
ドワーフ達がわいわいと楽しんでいるのを見て、BBQコーナーもいいなと思いながら人気のいない場所で転移魔法を使い畑に戻った。
110
あなたにおすすめの小説
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜
九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます!
って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。
ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。
転移初日からゴブリンの群れが襲来する。
和也はどうやって生き残るのだろうか。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる