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第5部 ここで生きていく 晴れた日は海を見て編
12 無垢なる内通者
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『情報を流したのは孤児院の子供』
メッセージに出た名前に大河は嘆息する、恐らくお菓子やちょっとした小遣いで潜伏している領主かデダノの手の者に何の悪意もなくお兄ちゃんが治ったと嬉しそうに教えたのだろう。
これだけ人のいる場所だ一々子供達の居場所も把握出来ないだろう…少しの間いなくなっても誰も気にしない、それにこの環境だいつも腹を空かせているに違いないだろう、お菓子を貰えれば話してしまう事位容易に想像がつく。
だが危ない、間違いなく危険だ。
今後綴が教室を始めればその辺りも教えていくだろう手…それにしても長い1日だった、風呂に入り寝てしまいたいがまだやる事は残っている。
「建物を移動させよう」
転移魔法で孤児院の建物の前に出る、千眼たちがかなり頑張ったようで3階建の建物へと生まれ変わっていた。
「すごい!」
「すごいな」
「素敵!」
「こんな短時間で…」
「こんな建物みた事ないな」
皆感嘆と建物を見上げる、木材と鉱物で造り上げた一見する木造の建物だが惜しげもなく鉱物を使った建物は世界広しといえどこの1つしかないだろう。
「主達…」
「千眼さんありがとうございました」
「いや…終わったようで何より…」
「問題は山積みですけど…お風呂に入って休みたいですね」
「同感だ、転移で店に持っていくか」
中で作業しているカル、タッセル、ラドゥ、アゲイル、カークとエンフ達に声を掛けて《トタラナ》の店の裏に転移した。
「みんな、助かった。戻って飯にしよう」
「もうじき終わるから先やっててくれー」
「なら飯持ってくるよー」
「おー」
ドラゴンとは凝り性らしい、皆夢中で作業に没頭している。
詠斗はテントでバルタル達から食事を貰い、丸太のテーブルや椅子を用意して食事を広げていく。
ダンジョン肉の香草焼き、串焼き、ステーキのフルーツソース掛け、キノコとトウモロコシモドキの炒め物、蒸し野菜と野菜たっぷりスープに小麦粉と卵と塩を混ぜた物にチーズを練り込んで薄く焼いた物にナイルの焼いたクッキーと、よく冷えた果物と盛り沢山、丸太のテーブル3つにギリギリ乗り切る量だった。
『いただきまーす』
「やーっぱダンジョン肉最高!俺他の群れの奴らにも教えたら毎日くるぞ」
「最近お前達、肉ダンジョンの最終階層に住み着いて肉の焼き方とか教えているんだって?」
「そーそー詠斗達に教えて貰って、塩とかさ香辛料とか使って…そういや教えてくれた礼にってこれ貰った。食う?」
肉を食いながらエンフがごそごそと収納袋から、瑞々しい大粒ブドウが1房詠斗に渡された。
『ブドウ!?』
「そんな名前なのか?俺やカークは肉派だし、美味いとは思うけど…」
「わあー大粒…」
「こんなの日本だったら…」
「カークさん、エンフさんこの果物はどこで採れるんですか?」
「ん?ああ、明日肉ダンジョンに行ったら聞いとく。塩とか香辛料とかと交換でなんかくれたりするぞ。緑色のとか」
『マスカット!?』
「これは俺も始めて見た、1粒食わせて…うまいな!」
「なら、追加!塩とか香辛料!」
「チーズもあげます!肉と食べると最高です!」
「おう、聞いとく」
皆で分けあって食べたブドウはとても美味しくて、他の食事も美味しかった…。
「ふう、やっと風呂か…」
「長い1日でしたね」
「アルケールさん達が孤児院の隣にお風呂を造ってくれるそうですよ」
「あと、洗濯機とか…明日も店のあとは孤児院の中の改修だー」
「明日、俺も店で働いてもいい?」
カル達と別れ、風呂に詠斗、大河、率、綴、晴海、ジラ、チグリス、千眼でのんびりと入っていた。
「構わないよ、疲れてない?」
「うん、平気」
「なら、給料と口座も作るか?後で100万渡す」
「うん…え、ひゃく!?い、いらないよ、そんなに」
「率くんと綴さんにも渡している、自由に使え」
「自由…」
「貯金すればいいよ!」
「う…分かった…」
晴海が躊躇いがちに頷く、いきなり大金を貰い慌てるが貯金しておけはいいと貰う事にした。
「明日はまず女の子2人を親の元へそれは俺と綴さんで、詠斗くん達は店を頼む、後で合流してその後…孤児院の改修と俺はドワーフの所へ酒を渡しに行く…その位か」
「明日は夜はのんびりしたいですね」
「バーベキューとかしようよ!」
『さんせーい』
風呂上がりに冷えた牛乳や果実水を飲み喉を潤し、畑のテントでナイルと合流した。
「詠斗さん達おかえりなさい、彼が卵から産まれたバレットストーンズバードですよ、綺麗な鳥ですよね」
ナイルに会うと肩に乗った翡翠色の尾の長い綺麗な小鳥が小さな宝石を嘴で砕いて食べている。
「無事産まれて良かった!」
「明日、カルから鉱物を貰いますね」
「明日連れてくるよ!よろしくね」
『ぴぴ』
きゅう達ともうまくやっているようで卵の件もクリアし、少しずつ問題が片付いていく。
「今日はカタンもベルンも向こうで父様達と寝るようで、今日は私のもこっちで皆さんと」
「任せて布団沢山買ってきました!」
「ん…」
みんなで手分けして布団を敷き、小鳥も千眼の図書スペースのソファに敷いたタオルの上ですぐに眠りについた。
詠斗達もあっという間に静かに眠りが訪れる、思ったよりも疲労していたらしい…。
メッセージに出た名前に大河は嘆息する、恐らくお菓子やちょっとした小遣いで潜伏している領主かデダノの手の者に何の悪意もなくお兄ちゃんが治ったと嬉しそうに教えたのだろう。
これだけ人のいる場所だ一々子供達の居場所も把握出来ないだろう…少しの間いなくなっても誰も気にしない、それにこの環境だいつも腹を空かせているに違いないだろう、お菓子を貰えれば話してしまう事位容易に想像がつく。
だが危ない、間違いなく危険だ。
今後綴が教室を始めればその辺りも教えていくだろう手…それにしても長い1日だった、風呂に入り寝てしまいたいがまだやる事は残っている。
「建物を移動させよう」
転移魔法で孤児院の建物の前に出る、千眼たちがかなり頑張ったようで3階建の建物へと生まれ変わっていた。
「すごい!」
「すごいな」
「素敵!」
「こんな短時間で…」
「こんな建物みた事ないな」
皆感嘆と建物を見上げる、木材と鉱物で造り上げた一見する木造の建物だが惜しげもなく鉱物を使った建物は世界広しといえどこの1つしかないだろう。
「主達…」
「千眼さんありがとうございました」
「いや…終わったようで何より…」
「問題は山積みですけど…お風呂に入って休みたいですね」
「同感だ、転移で店に持っていくか」
中で作業しているカル、タッセル、ラドゥ、アゲイル、カークとエンフ達に声を掛けて《トタラナ》の店の裏に転移した。
「みんな、助かった。戻って飯にしよう」
「もうじき終わるから先やっててくれー」
「なら飯持ってくるよー」
「おー」
ドラゴンとは凝り性らしい、皆夢中で作業に没頭している。
詠斗はテントでバルタル達から食事を貰い、丸太のテーブルや椅子を用意して食事を広げていく。
ダンジョン肉の香草焼き、串焼き、ステーキのフルーツソース掛け、キノコとトウモロコシモドキの炒め物、蒸し野菜と野菜たっぷりスープに小麦粉と卵と塩を混ぜた物にチーズを練り込んで薄く焼いた物にナイルの焼いたクッキーと、よく冷えた果物と盛り沢山、丸太のテーブル3つにギリギリ乗り切る量だった。
『いただきまーす』
「やーっぱダンジョン肉最高!俺他の群れの奴らにも教えたら毎日くるぞ」
「最近お前達、肉ダンジョンの最終階層に住み着いて肉の焼き方とか教えているんだって?」
「そーそー詠斗達に教えて貰って、塩とかさ香辛料とか使って…そういや教えてくれた礼にってこれ貰った。食う?」
肉を食いながらエンフがごそごそと収納袋から、瑞々しい大粒ブドウが1房詠斗に渡された。
『ブドウ!?』
「そんな名前なのか?俺やカークは肉派だし、美味いとは思うけど…」
「わあー大粒…」
「こんなの日本だったら…」
「カークさん、エンフさんこの果物はどこで採れるんですか?」
「ん?ああ、明日肉ダンジョンに行ったら聞いとく。塩とか香辛料とかと交換でなんかくれたりするぞ。緑色のとか」
『マスカット!?』
「これは俺も始めて見た、1粒食わせて…うまいな!」
「なら、追加!塩とか香辛料!」
「チーズもあげます!肉と食べると最高です!」
「おう、聞いとく」
皆で分けあって食べたブドウはとても美味しくて、他の食事も美味しかった…。
「ふう、やっと風呂か…」
「長い1日でしたね」
「アルケールさん達が孤児院の隣にお風呂を造ってくれるそうですよ」
「あと、洗濯機とか…明日も店のあとは孤児院の中の改修だー」
「明日、俺も店で働いてもいい?」
カル達と別れ、風呂に詠斗、大河、率、綴、晴海、ジラ、チグリス、千眼でのんびりと入っていた。
「構わないよ、疲れてない?」
「うん、平気」
「なら、給料と口座も作るか?後で100万渡す」
「うん…え、ひゃく!?い、いらないよ、そんなに」
「率くんと綴さんにも渡している、自由に使え」
「自由…」
「貯金すればいいよ!」
「う…分かった…」
晴海が躊躇いがちに頷く、いきなり大金を貰い慌てるが貯金しておけはいいと貰う事にした。
「明日はまず女の子2人を親の元へそれは俺と綴さんで、詠斗くん達は店を頼む、後で合流してその後…孤児院の改修と俺はドワーフの所へ酒を渡しに行く…その位か」
「明日は夜はのんびりしたいですね」
「バーベキューとかしようよ!」
『さんせーい』
風呂上がりに冷えた牛乳や果実水を飲み喉を潤し、畑のテントでナイルと合流した。
「詠斗さん達おかえりなさい、彼が卵から産まれたバレットストーンズバードですよ、綺麗な鳥ですよね」
ナイルに会うと肩に乗った翡翠色の尾の長い綺麗な小鳥が小さな宝石を嘴で砕いて食べている。
「無事産まれて良かった!」
「明日、カルから鉱物を貰いますね」
「明日連れてくるよ!よろしくね」
『ぴぴ』
きゅう達ともうまくやっているようで卵の件もクリアし、少しずつ問題が片付いていく。
「今日はカタンもベルンも向こうで父様達と寝るようで、今日は私のもこっちで皆さんと」
「任せて布団沢山買ってきました!」
「ん…」
みんなで手分けして布団を敷き、小鳥も千眼の図書スペースのソファに敷いたタオルの上ですぐに眠りについた。
詠斗達もあっという間に静かに眠りが訪れる、思ったよりも疲労していたらしい…。
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