あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
182 / 1,079
第7部 異世界帰りの魔王様はチートで無双したりしなかったり~サラリーマンの1から始める異世界ビジネスプラン~

8 北と南

しおりを挟む
「おはよー」
「…おはよう」
「おはようございます、みなさん」
「おはよ、今日の朝飯は炊き込みご飯と味噌汁にダンジョン肉の冷しゃぶサラダ、色々野菜の浅漬け」
「わ、炊き込みご飯!」
「いただきまーす!」
「美味しいです!」
「日本にいた時よりも食生活が大分豊かになりましたね」
今朝も懐記、ナイル、千眼、ラウラスが準備してくれた朝食を、詠斗、率、綴、晴海、ラジカ、ジラのいつもの面々が食べ始め、大河、チグリス、千歳はまだ寝ている。 
「今日も千歳さんチグリスさんの布団に入ってますね」
「やっぱりひんやりしてるからいいらしいよ、チグリス動かないし」
「俺も今度一緒にねてみよー」
率が仲良く3人で寝ている方を見る、炊き込みご飯のお代わりをしなが言えば晴海が面白そうにしている。
「今日は皆を仕事場に送った後は、大河さんと俺は貴族屋敷見てくるよ、後は《ガルディア》で過ごす?」
「そうですね、移動販売と畑に炊き出しとお客様のお迎えがありますから」
「私と千眼さんは《トイタナ》のお昼とお菓子作りと」
「移動販売車の追加…」
「助かる!取りに来るから!」
「はい」
今日の確認をし《ガルディア》に移動する、ナイルはカルやテトラに食事を運びに千眼はカジノのメダルゲーム等の遊技造りをしているとようやく3人が起き出す。
「…おはよう」
『おはよう』

「貴族屋敷はほぼ完成だな、2階も」
「ドワーフの皆さん面白い方達だったね」
「また増えてたよ」
明日には仕上げをして引き渡しとなる、本格的に料理や魔法の授業も始まる、千歳が空間を繋げて晴海が造った会員証やカードに紐付け個人で行き来出来るようにしていこうかという話しも出ている。
詠斗と大河、ドワーフに会ってみたいという千歳とチグリスの4人で向かい宴会に突入したのを振り切り《ガルディア》へと移動した。
「晴海くん、ポップコーンの移動販売大丈夫だった?」
「うん、大丈夫だったよ!あとね」
「何かあったのか?」
「水も売って欲しいというお客さんが結構いて一杯100ログで売りました」
「喉かわくもんねー」
やって来た詠斗達を晴海が出迎え綴が今日の移動販売の話をする、千歳が何かを考え込み閃く。
「よし、ビジネスエリアの会議室にはウォーターサーバーを置いてプロジェクターも作って会議が円滑に進むようにしようか。値段は1時間1000ログ、うん、掴めて来た」
懐から手帳と万年筆を出して書き始める、付箋やブックマーカーなどでパンパンな黒革の手帳に書き出してまた懐にしまった。
「それ、便利ですね」
「カッコいい!」
「その手帳も万年筆もブランド物ですよね」
「ああ、そうだね。スマホもPCも便利だけれど、こういう思いつきはこうして書き込んでる事の方が多いね。大河くんの雑誌を見て後で千眼さんと作ってみようかな。手帳と万年筆使うかい?」
『つかう』
「レンタルオフィスや会議室には良くありますよね」
「あ、レンタルオフィスね。いいね、それ」
「おーい、きたぞー」
手帳と万年筆を皆受け取り綴がレンタルオフィスと言うと、千歳がそれに乗っかる、ランダから5家のうちのサマルク家とクォータル家が馬車で壁の前にいると来た。
「では、歓迎しますか」
「テーブルと椅子用意しまーす」
「開けて通して下さい」
「おー」
内側からランダが壁にカードを充てれば壁が消失する、馬車の御者は驚くが馬ひは冷静だ。
「お、あちらさん本気か」
「そのようですね、前の馬車に彫られたコインの中に宝石と鳥の意匠は北のサマルク家の当主のみが使えるものです。その後ろの馬車に彫られたグラスに酒が注がれ、果物が周りを囲む意匠に鳥がいるものが南のクォータル家の当主のみが使える意匠です」
「そうか、遣いではなく本人達のお出ましか」
馬車を見たジラがまず馬車の意匠に面白がる、ラジカと大河も頷き馬車をランダの指示で壁に沿う形で停車させた。
「では、迎えようか」
御者がそれぞれ踏み台を用意しドア開けたのはそれぞれの執事に、次に出てきたのは剣を腰に下げ革鎧を身に付けたごつい護衛、執事がてを差し出せばその手を取り降りて来る身なりの良い男達。
「初めまして、席を儲けさせて頂きました。こちらへどうぞ」
「前触れなく訪ねたにも関わらず席を儲けて頂き感謝する」
「……」
赤茶色の髪を丁寧に梳かし宝石が付いた髪留めで結び、服には淡く輝く細工が施されたブローチを着け右手中指には印章を刻印した指輪を嵌め堂々とした佇まいの青年とそんな青年とは対照的などんよりとした陰気な雰囲気を纏う年齢不詳な男、痩せこけた身体にいまいちサイズの合っていない服、目の下のどれだけ寝なければそんな隈になるのかと思う程酷い隈をしていた。
千歳はビジネススマイルを向けテーブルに案内する、長方形のテーブルにサマルク家の当主とクォータル家の当主が座りその後ろに執事と護衛達が控えた。
反対側の席に大河、綴、懐記、千歳、ラジカが座り他の面子は後ろに控える事にし、話しが始まった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜

九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます! って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。 ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。 転移初日からゴブリンの群れが襲来する。 和也はどうやって生き残るのだろうか。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...