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第09部 魔王たちの産声 歪
第4幕 第11蒐 戦の残り
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「じゃ、行くぞー」
5人全員タイミングを合わせて核に魔力を込めた武器を振りかざす、デカいだけで暴れるだけの的など彼らは簡単に仕留められる。
「まずい、爆発か、千歳さん皆さんを収納へいれて下さい。嵌められましたね」
「分かった」
核を同時に破壊された瞬間に核が赤く輝いたのを確認した蒐集家が声を上げる、千歳がその場にいた兵士達含む全員と自分を収納に入れようとした所、蒐集家だけ収納出来なかった。
「なっ!?」
「あー別に良いですよ、平気ですし。どうぞ」
冷えた眼で蒐集家が千歳を見つめ、千歳もその場に留まった。
「破壊魔法発動」
「塵に還れ」
判断に迷いも無いがない2人が同時に言葉を紡ぐ、核を破壊されたゴーレムは足元が砂になり崩れていき、4つの異形の顔とゴーレムの顔が破裂し跡形もなくゴーレムが消え去った。
「それは異界の魔法だね?いや魔法なのかな」
「ノーコメントです」
「秘密主義だね、そしてこの世界の生物でもない」
「ノーコメントで、出したらどうです?」
「僕としてはもっと話したい所だけれど?」
「話す事はないです」
「そう、残念。皆終わったよ」
「千歳ちゃん、大丈夫?爆発って聞いて驚いたんだから」
「大丈夫ですよ、蒐集家さんのお陰でご覧の通り」
「蒐集家ちゃんも無事そうだね」
「ええ」
「んだよ、最期はこんなもんかよ。なあ、おっさん達は回復魔法使えんの?」
「使えはしないが札はある、ケガ人がいるのか?」
「いる、大勢な死体に変わってなけりゃこっちの陣営にいるぜ、大勢」
「急ぐ…」
「状態が酷いようなら《島船》に行こう」
千歳の収納空間から出て来た舵が2人に駆け寄る、魔人の少年が跡形も無くなったゴーレムを睨み舌打ちしてこの先を指す、グローリーが転移魔法で皆を運んだ。
「おい、チビ」
「んだよ、おっさん」
「この戦はどの国とやっているんだ?大将は?」
少年の陣営…旗1つのみ、怪我人や命からがらゴーレムから逃げた兵士達数十名が地面に転がっている最早陣営ととも拠点とも言えない場所だった。
「なんだ此処は」
「《コオン》て国、こっちは反乱軍。向こうの敵は俺が落とした、こっちの大将はゴーレムに喰われた。先に逃げて戻った奴らがケガ人見捨てて逃げたな」
「へえ、お前すごいじゃん」
「うるせー」
ジラが少年の頭を撫でてやると煩わしそうに頭を振るう、ラジカと舵と千歳が大河が懐記や崇幸達に連絡を取り《島船》に運ぶ事にする。
「なあ、親父。《コオン》落としてよ」
「……?悪い国?」
「こいつら、《コオン》の奴隷とか農民とかでクソ国王のやり方が気に入らないから反乱起こしたんだ。悪い国かどうか知らねー」
「《コオン》は奴隷制度と人身売買等を大腕振って行っている国です、国王が推奨しています」
「あの国とその周辺の国は身分制度がはっきりとした国なので、農民や奴隷が死のうがどうでも良いんです。税が納められなければ即奴隷落ち、他国から罪人も買い取り戦わせたり魔物に喰わせたりもする愉快な国ですよ」
「なんだコイツ、性格わりぃな」
「よく言われます」
少年がグローリーに頼めばグローリーが首を傾げる、ラジカと蒐集家が補足するが蒐集家の言い方に少年が嫌そうな顔をし蒐集家かは愉し気に口元を歪ませ嗤った。
「滅ぼしたら嬉しい?」
「嬉しくねーけど、国王は気持ち悪い。あの国の闘技会に出たらあの国の国王に気に入られたって理由で寝所に呼ばれた。気持ち悪いから行かなかったら、追われてそのまま反乱軍に入っただけ」
「……………」
「あ、グローリーさん行くなら城の案内しますよ?国王の顔も分かります、最短で潰しにいきませんか?」
「行く…教えて」
「父さんコイツヤバいから、俺も行く」
「止めたらダメだよ…?」
「はい」
「やれやれ困ったね、グリ君怒っているねー。」
「グリ、止めないが俺も行く。1つ約束しろ、やるなら国王とそいつに味方するやつだけにしろ」
「分かった…《島船》でご飯食べてお風呂入って待っていて…ウォルとカーテスパパと子供達といてね」
「ん…」
少年の台詞にざわりと言い知れない何かがグローリーに這うように上がってくる、よく分からないが蒐集家の言葉にそのざわりが反応したのでその言葉に従い少年の気分を害した国王を屠りに、イザラと蒐集家と大河を連れて《コオン》に向かう為に転移魔法を発動させた。
「行かせて良かったのか?まあ、大河がいるから国王とその周辺で甘い蜜に集っていた虫共だけ消えるだろうが」
「蒐集家…厄介な存在だね。でも手元に置いて置くしかない、あれは…この世界から外れている」
「千歳…」
「さ、急ごうか。大丈夫大河君がいるしイザラ君がいる、グリ君は絶対自分の子を傷つけないから」
「そうですね、流石に《コオン》が気の毒ですね、魔神皇に目を付けられた」
「仕方ない、いけない事をしたのはあちらだから罰を受ける、それだけさ」
ジラの心配に千歳の表情は暗いそんな千歳の側にラジカが沿う、千歳が笑い千歳が周辺の怪我人達を全て《島船》へと運んだ。
……《コオン》……蛮族の王が支配する、身分と差別と貧富の国…だった。
「造った人形が壊れた…」
「魔神がいたなら仕方ない~あ~壊されたしお腹空いたし帰んない~?」
《コオン》国の王城謁見の間で8歳程の深緑の髪とサファイアの様な瞳に、自分と同じ身長程の継ぎはぎだらけのぬいぐるみを抱えた子供と深緑の波打つ髪に屍の様な肌と濃い目の下の隈の痩せた小柄な男がガランとした謁見の間でケタケタ笑っていた。
「壊れた…」
「仕方ないじゃん~あははは~お兄ちゃんが不細工なゴーレム造るから~」
「不細工じゃない」
「この国の王さまで造ったゴーレムなんか不細工じゃん」
「材料がわるい…」
「ねぇ~もう帰ろうよ~、魔神来ちゃうし」
「むぅ…分かった」
どう見てもお兄ちゃんと言った方が兄にしか見えないが、男が子供を抱えて渦巻く闇色の空間を出現させて消えていく。
シン…とした伽藍洞の主のいない城になり、静寂だけが残された…。
5人全員タイミングを合わせて核に魔力を込めた武器を振りかざす、デカいだけで暴れるだけの的など彼らは簡単に仕留められる。
「まずい、爆発か、千歳さん皆さんを収納へいれて下さい。嵌められましたね」
「分かった」
核を同時に破壊された瞬間に核が赤く輝いたのを確認した蒐集家が声を上げる、千歳がその場にいた兵士達含む全員と自分を収納に入れようとした所、蒐集家だけ収納出来なかった。
「なっ!?」
「あー別に良いですよ、平気ですし。どうぞ」
冷えた眼で蒐集家が千歳を見つめ、千歳もその場に留まった。
「破壊魔法発動」
「塵に還れ」
判断に迷いも無いがない2人が同時に言葉を紡ぐ、核を破壊されたゴーレムは足元が砂になり崩れていき、4つの異形の顔とゴーレムの顔が破裂し跡形もなくゴーレムが消え去った。
「それは異界の魔法だね?いや魔法なのかな」
「ノーコメントです」
「秘密主義だね、そしてこの世界の生物でもない」
「ノーコメントで、出したらどうです?」
「僕としてはもっと話したい所だけれど?」
「話す事はないです」
「そう、残念。皆終わったよ」
「千歳ちゃん、大丈夫?爆発って聞いて驚いたんだから」
「大丈夫ですよ、蒐集家さんのお陰でご覧の通り」
「蒐集家ちゃんも無事そうだね」
「ええ」
「んだよ、最期はこんなもんかよ。なあ、おっさん達は回復魔法使えんの?」
「使えはしないが札はある、ケガ人がいるのか?」
「いる、大勢な死体に変わってなけりゃこっちの陣営にいるぜ、大勢」
「急ぐ…」
「状態が酷いようなら《島船》に行こう」
千歳の収納空間から出て来た舵が2人に駆け寄る、魔人の少年が跡形も無くなったゴーレムを睨み舌打ちしてこの先を指す、グローリーが転移魔法で皆を運んだ。
「おい、チビ」
「んだよ、おっさん」
「この戦はどの国とやっているんだ?大将は?」
少年の陣営…旗1つのみ、怪我人や命からがらゴーレムから逃げた兵士達数十名が地面に転がっている最早陣営ととも拠点とも言えない場所だった。
「なんだ此処は」
「《コオン》て国、こっちは反乱軍。向こうの敵は俺が落とした、こっちの大将はゴーレムに喰われた。先に逃げて戻った奴らがケガ人見捨てて逃げたな」
「へえ、お前すごいじゃん」
「うるせー」
ジラが少年の頭を撫でてやると煩わしそうに頭を振るう、ラジカと舵と千歳が大河が懐記や崇幸達に連絡を取り《島船》に運ぶ事にする。
「なあ、親父。《コオン》落としてよ」
「……?悪い国?」
「こいつら、《コオン》の奴隷とか農民とかでクソ国王のやり方が気に入らないから反乱起こしたんだ。悪い国かどうか知らねー」
「《コオン》は奴隷制度と人身売買等を大腕振って行っている国です、国王が推奨しています」
「あの国とその周辺の国は身分制度がはっきりとした国なので、農民や奴隷が死のうがどうでも良いんです。税が納められなければ即奴隷落ち、他国から罪人も買い取り戦わせたり魔物に喰わせたりもする愉快な国ですよ」
「なんだコイツ、性格わりぃな」
「よく言われます」
少年がグローリーに頼めばグローリーが首を傾げる、ラジカと蒐集家が補足するが蒐集家の言い方に少年が嫌そうな顔をし蒐集家かは愉し気に口元を歪ませ嗤った。
「滅ぼしたら嬉しい?」
「嬉しくねーけど、国王は気持ち悪い。あの国の闘技会に出たらあの国の国王に気に入られたって理由で寝所に呼ばれた。気持ち悪いから行かなかったら、追われてそのまま反乱軍に入っただけ」
「……………」
「あ、グローリーさん行くなら城の案内しますよ?国王の顔も分かります、最短で潰しにいきませんか?」
「行く…教えて」
「父さんコイツヤバいから、俺も行く」
「止めたらダメだよ…?」
「はい」
「やれやれ困ったね、グリ君怒っているねー。」
「グリ、止めないが俺も行く。1つ約束しろ、やるなら国王とそいつに味方するやつだけにしろ」
「分かった…《島船》でご飯食べてお風呂入って待っていて…ウォルとカーテスパパと子供達といてね」
「ん…」
少年の台詞にざわりと言い知れない何かがグローリーに這うように上がってくる、よく分からないが蒐集家の言葉にそのざわりが反応したのでその言葉に従い少年の気分を害した国王を屠りに、イザラと蒐集家と大河を連れて《コオン》に向かう為に転移魔法を発動させた。
「行かせて良かったのか?まあ、大河がいるから国王とその周辺で甘い蜜に集っていた虫共だけ消えるだろうが」
「蒐集家…厄介な存在だね。でも手元に置いて置くしかない、あれは…この世界から外れている」
「千歳…」
「さ、急ごうか。大丈夫大河君がいるしイザラ君がいる、グリ君は絶対自分の子を傷つけないから」
「そうですね、流石に《コオン》が気の毒ですね、魔神皇に目を付けられた」
「仕方ない、いけない事をしたのはあちらだから罰を受ける、それだけさ」
ジラの心配に千歳の表情は暗いそんな千歳の側にラジカが沿う、千歳が笑い千歳が周辺の怪我人達を全て《島船》へと運んだ。
……《コオン》……蛮族の王が支配する、身分と差別と貧富の国…だった。
「造った人形が壊れた…」
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「材料がわるい…」
「ねぇ~もう帰ろうよ~、魔神来ちゃうし」
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