あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第011部 イレギュラー過ぎる召喚は神々も知らない内に/500年の孤独と独夜と独りと到達に至る導 回顧録

第032話 一緒に住も?

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「わあ、可愛い服ですね!」
「縫製も丁寧だーすごい細かい」
「綺麗ですー」
「カッコいいぞー」
「かわいいですぅ」
「わ、このぬいぐるみ可愛い!」
「えーこの服とか小物とか靴、ドラゴンのお兄さん達が作ったのすごーい」
率がテトラやネス達を呼びお互いに着ている服や小物を褒め合いすっかり意気投合し、ゴシック調の服を着たニーシャとナテフはテトラの家の世話になる事になった。
「かわいい、ぼくのおうちに住もう?来て…」
チャスが上目遣いに率の服の裾を引く、率はその可愛さに抱き締めた。
「チャスちゃん可愛い!!おうち良いの?」
「うん…みんな好き…住もう?」
「んーチャスちゃんと住むのは良いけど、パパが……」
「いや…一緒に住も」
「もぅかわいい!」
「なら、一度見に来てん。チャスの家すごいからー」
エツィアもグローリーが悲しむだろうと二の足を踏むがチャスが可愛いので率と一緒に抱き締める、背後からオネエさん口調の長身の男2名が訪れる、チャスは家にこだわりが強いらしい。
「みんな家出るの……」
『う…』
そっとグローリーが背後からそっと現れしょんぼりしている姿に、エツィアやカヌイ、キート、テスカがう…と声を揃えた。
「パパ…おうち住も。僕のおうち…」
チャスは魔人ではないがグローリーをパパと呼び抱き着く、グローリーが抱き締め返した。
「チャスっちゃんは家のこだわりが強くてねぇ」
「なら、空間を繋ごうか?グリ君の言えと僕たちの所とカジノタワーにしようか?」
千歳が提案を出してくれる、率達がはしゃぐのでこの後チャスのお宅拝見となった…。

「外神…」
「…ストフスさん…」
「本…」
「はい…ユピカさんの図書館に住みますか?」
「読んだ…ほか…」
「………」
「本がお好きですか?魔人ですよね?私はヴィッセと申します」
「ストフス…」
「お、ならうち来るか?ヴィッセとテーデがブックカフェ造るから、ユピカの図書館と空間繋いで貰ったしブックカフェとも繋がってる!」
「静かな部屋だし、異界の大河達の本があるけど」
「……行く」
「んじゃ俺も良い?俺はシヴァだよ」
「……静かな奴ではない」
物静かさが気に入ったテーデの一声でストフスが頷く、すかさずシヴァという青年も俺もと続くがストフスが首を横に振る、テーデは子供達の煩さを知っている、大人の煩さいのは平気だ、ヴィッセとヤハネも了解し外神も特に気にせずにストフスとシヴァを送り出した。

「外神ぃー」
「…喧嘩ですね」
「そーそー」
「………………わかりました、今日はカレーです。代わって下さい」
「お、いいねー」
カレーの仕込みを行う外神達の元に困った顔をして駆け寄る男と察した外神が代わり、外神が騒がしい方へと向かった。

「なんでいつもお前はそうなんだよ!」
「うっせーな、どこに住もうが俺の勝手だろ!」
「勝手じゃない!」
「ふたりともー落ち着いてくださーい」
「ほっといてこっちも家出そうよ」
「俺は船!」
「おれはあの塔!」
「別々はダメなのか」
口喧嘩を行う2人の少年と間に入る金髪に耳が尖った少年と、呆れている褐色の肌に銀髪の耳の尖った少年と崇幸と大河がいた。
「シドさん、カナンさん、これからはこちらでお世話になります…喧嘩して何かを壊したりすればこちらの皆さん迷惑が掛かります。別々に暮らしますか?」
「お前が妥協しろカナン」
「はぁ!嫌だ!シドお前が合わせろ」
「……ミースさんナーヴェさんはどちらにしますか?」
「僕達はニスムさん達の隣に家を出して住みます」
「ま、たまに他に泊まり行く」
「そうですか、夕食はカレーだそうです。果物をすりおろすお手伝いをお願いします」
『はーい』
外神が伝え少年達、金髪のミースと銀髪のナーヴェが懐記達の元へと向かう。
「……風早さんにカジノタワーの部屋と船の部屋の空間を繋いでいいか確認します。どうですか?」
「まあ、いいけど」
「んーいいよ」
「わかりました、今回のボーナスはそれで終わりです」
『なっ!』
「……以上です…皆さんに迷惑を掛けないように…」
「……はい」
「……わかりました」
「夕食のお手伝いをお願いします」
『はい』
がっかり互いを睨むシドとカナン、渋々外神に従い懐記達の方へと向かう。
「ボーナスがあるんだな」
「しっかりとした会社だな」
「……………正直回を増すごとに皆さんの要求が高くなり……お金なら良いですが…」
「経営者ならではの悩みか」
「俺も手伝うから、落ち着いたら教えてくれ」
「ありがとうございます…」
後日崇幸はこのボーナスに関して気安く手伝うと言った事を少し後悔する事になり、外神は負担が減って喜び、千歳が困るのをまだ知らない…。

「これで外神くんの商会のメンバーは全員か?」
「いえ、任務中の方や他の孤児院の様子を見に行っている方がいます」
「そうか、任務に手を貸すが」
「いえ…もう終わりです、昨日状況の確認を行いました。孤児院にいる方達も1度こちらに来ると明日会議室でお話しします」
「ああ、頼む」
「はい…」
「疲れていないか?外神君」
「いえ…」
「無茶を言ったからな」 
「いえ…」
大河と崇幸がここに来て色々無茶をさせただろう外神に尋ねれば淡々と返す、虚ろげで儚げで希薄…500年も《アタラクシア》にいた様には見えない色々話しを聞きたいが、会ったばかりだ少しずつ歩み寄ろうと言うのが詠斗達の意見だ。
メシュレラが言うには目を離せば何処に行ってしまう、何を考えているのか解らない得体の知れない奴であり、他者も自分も好きではないとの事だ。
「外神君は好きな事はないのか?趣味とか」
「解体全般です…」
「好きなダンジョンとかはあるのか?」
「はい」
「お、どんなダンジョンだ?」
「《静寂なるダンジョン》《気狂いダンジョン》もう行けませんが《解き掛けダンジョン》です」
「面白そうだな、羅針盤が鍵のダンジョンも攻略しているのか、良ければ今度連れて行ってくれ」
「………はい」
良いのか悪いのか無表情な顔は人形めいている、ナビに呼ばれたので1度家に戻ると言い転移して姿を消した。
「きっと今回の燈火君の件が無ければ俺達に会いには来なかっただろうな」
「そうだな、きっと彼には今の現状は重荷なのかもな」
大河と崇幸が彼の心情を理解する、孤独を好み誰とも関わらない人間も一定数いるのだ。
だが外神が得た縁は周囲が大事にしている、だからこそ離れないで欲しいと思っている…。
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