あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
468 / 1,079
第011部 イレギュラー過ぎる召喚は神々も知らない内に/500年の孤独と独夜と独りと到達に至る導 回顧録

第034話 会議…揃わず

しおりを挟む
カレーパーティは大盛り上がり、酒も肉も色々な物が驚異的な早さで消費されていき、裏ギルドの面々や《ゼロ商会》とのメンバー達とすっかり意気投合し、皆こちらでの活動に納得したようで和気あいあいと過ごした……その翌日…。

「…おはようございます…では話しを進めていきますね」
「外神君…それはいいが人数はこれしか集まっていないけど良いのか?」
「はい…いつもこんな感じです…一応皆さんに渡した端末から見れますが皆さん見ませんし、任せるとの事です」
「そうか…」
「はい」
「気にするな崇幸、いつもの事だ」
朝、会議をすると呼ばれたのは《アウトランダーズ商会》の主要メンバー達と…外神側からはメシュレラとギーギス……ニーチェとゴーレム体のナビとゲーテだけだった。
「裏ギルドと《ゼロ商会》の方々は現在任務中の方と孤児院にいる方達以外はいます…《ゼロ商会》の店舗は《ティオイン》という国…にあり店は無人販売で商品の加工と生産はアンスロポモーフィク達が行っています、そこを拠点に距離はありますが孤児院が現在4つあります」
「みんなに会いたい…」
「もちろんだ、弟よ。2つの個人は問題なく移動可能だ距離があるがな。残り2つは難しい」
「……だめ?」
「物理的に難しいです、僕の残りのポイントを支払っても空間を繋げる事が2つの孤児院からこちらまで転移は出来ません」
「それで1つ提案がある、神様達にも相談したんだそれならなんとか出来そうだと、千歳君」
「はい、此処からは僕が説明するよ。昨日神々と確認したのは転移をスムーズに行える中継場所を作るという事なんだ。そして2つの孤児院の子供達を迎えにも行ける…空…飛行船を使って空の旅はどうかな?」
「……なるほど、中継地点はいくつあれば良いですか?」
外神の説明にグローリーが他の孤児院にいる魔人の子供達や魔人に会いたいと言えばメシュレラが頷く、崇幸と千歳の案に外神が乗ってくれるので話は先へと進んだ。
【ファイブとスリーの孤児院への中継場所はここからですと計8拠点必要です。大陸を幾つか超えますから…】
「急ぐ旅じゃないからゆっくり会いにいきましょう、グローリーさん」
「はい…」
「メシュレラ様の弟様は本当に可愛らしい方ですね」
「……ああ」
ナビが事前に用意したデータを伝え綴がグローリーに優しく言葉を掛け頷く、それを見ていた擬人化人形だというニーチェがクスクスと人らしい笑みを零しメシュレラが少し考え同意した。
「飛行船は俺が千眼さんと造るよ、《アタラクシア号》も飛ばして豪華な空の旅にしよう」
「飛行船の内部ならこっちと空間が繋げられると神々が頑張ったからね、本当に外神君には申し訳無い事をしたと」
「……いえ…船はお任せします、僕は一度店と孤児院の状況などの確認を行いますから…」
「で、夜とかは戻って来るっしょ?外神っち?外神っちだけなら超長距離転移し放題でしょ?今日は焼き肉パーティだし」
「……はい、戻ります」
千歳が少し困った顔で外神に微笑みかける、外神は無表情で1度此処を離れる旨を伝えれば懐記に釘を刺され戻って来ると伝えた。
「よし、俺は早速飛行船を造るよ」
「お願いします、僕とラジカと綴さんは《ゼロ商会》の店や業務の引継ぎを引き続き行うよ」
「外神っち塩とか売っているんだっけ、どっから仕入れてんの?」
「……僕の収納に塩の雪山を空間毎収納しているのでそこから出しています」
『………』
「スケールが違う…」
「塩の雪山って…」
「なるほど、莫大な資産はそこから出ているんですね」
「はい…ナビさん中継地点が決まったら教えて下さい。塩はメシュレラさんにも預けているので、夜には戻ります…」
【はい】
「外神っち、弁当ね」
「…ありがとうございます」
懐記が外神に弁当箱と水筒を渡す、外神は無表情に礼を言って受け取った。
「街とかで、無人販売とか土地が買えそうな所にして俺達も異国でお金稼ぎしちゃう?」
『賛成』
詠斗や率とポカンとしている晴海、塩は何処でも高価な値段で取引が行われているのだ、仕入れが無料なら利益が膨大だ。
外神が収納から銃を出し超長距離転移を行い、他の孤児院へと向かう。
他の面々も各々の場所に戻る、グローリーとメシュレラはと共に教室へと向か昼が終わればたまごダンジョンに行く事になっている。
晴海はイザラ達が待つ公園へ懐記から弁当を貰い転移する、率は部屋や店の話し合いにとチャスの家に戻り、千歳はそのままニーチェを交え綴、ラジカとナビやゲーテと共に仕事を勧めていく。
舵は今日は店の手伝いで欠席、懐記は焼き肉パーティの準備、燈火も孤児院で子供達の世話や教室の手伝いをする為に欠席とし、後で情報を共有する事になっている、皆忙しく働いている。

「はあ…」
「溜息すると幸せが逃げます…日本の書物に書いてありますよ」
「溜息も出したくなるだろう…」
「ふむ……流石に気落ちするだろう」
「一体彼はこの500年何をしていたんでしょうか…」
「我々とあまり関わり合いたく無さそうなのです…」
「無口…無表情…静か…」
「討伐解除……何があったかは聞いても教えてはくれないでしょう…」
「ですが我々と同じ存在にはならないでしょう…討伐解除に幾らでも待つと…」
「異界の天屍に龍に魔族に収納には異界の魔王や生物を封印…もはや神でもない」
「500年…《アタラクシア》の意思と意図が絡まなければ出来ない業だ」
「彼だけ何かあった飛ばしたのだと思いますが…魔王の転生体でもありませんし地球にいた異界人でもありません」
「そしてその異界人が稼いだ8億ポイント…文字通り血を吐き様々な喪失を経て…現在あの場所に立っている…」
『………』
《神の庭》にて落ち込む神々、外神に関してはさっぱり分からない、討伐対象の解除に励む事しか出来ない、他にも何かしたいが外神自身は何も求めていない。魔人の子供達に逢いたいというグローリーに構わないという外神、手段を出来る限り用意した神々…本当なら希望を叶えたいが難しい…。
「1度しっかり話しをしたいですが…」
「彼ら経由で聞いてみますか…?」
「ふむ……これからは位置も把握できる良き所で話するとしよう」
『異議なし』

【マスター、神々が申し訳ない気持ちで滅入っていますよ】
「………気にするなと伝えても……」
【なら、何か贈ります!?】
「…………任せます」
【はい!!お任せください!】
超長距離転移で《ゼロ商会》の店に入れば、ナビとゲーテから話がくるので2名に任せる事にした。
神々が悪い訳ではないのだ、それを外神は理解している、恨む筋合いはない、今まで通りしてくれればいい…それだけだ。
申し訳ないという気持ちも何かをしたいという気持ちもいい、頼んだ事をしてくれさえすればいいのだ。
ナビとゲーテにそちらは任せアンスロポモーフィク達から在庫の報告などが入り、収納から在庫や塩の塊を出す、後は適当に頼み次の孤児院へと移動した。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜

九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます! って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。 ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。 転移初日からゴブリンの群れが襲来する。 和也はどうやって生き残るのだろうか。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...