あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ

問題発症解決編04幕 蒐集家×第018話 警告/第18話 異界 《アユズラーグ》編 4幕 食べまくり  

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問題発症解決編04幕 蒐集家
「よし、殺人事件と行方不明事件の本部を設置したぞ」
「なるほどこれは全くの別の事件ですね」
「蒐集家さん何か分った?」
「そうですね、行方不明の方はありがちな人攫いです。帝国は奴隷を認可していますが正式な売買契約が無ければ違法です。行方不明の人々の年齢容姿の内、共通点があるこの3人の子ども達がはその手の趣向がある貴族屋敷を調べてみて下さい。この3人は最近攫われたようですから生きている可能性は高い」
テント内に置いた懐記の空き家に集まった、崇幸、詠斗、燈火と蒐集家、カイトニーとトーナウは蒐集家の話しに耳を傾ける、トーナウが用意した地図に事件があった場所を書き込み資料を貼り蒐集家はそれを眺めている。
現在チグリスや《ゼロ商会》のいハインとワグナー、ストフスとシヴァとヴィッセとカイムとヤハネにゴーレム達も手分けして情報や犠牲者達の周囲から話しを聞いている。
「……貴族の屋敷となると……書類が…」
「そう簡単には入れませんよ、行方不明の子どもがいるかどうかも分からないのに許可は…」
「分かりました!勝手に侵入しましょう!」
「そうしよう!子ども達の命最優先だよ!」
カイトニーとトーナウにはその手の趣向を持つ貴族には心当たりがあるが、貴族屋敷等そう簡単に皇帝の勅令でもなければ足を踏み入る事は出来ない、もし犯人でもない貴族の屋敷に足を踏み入れたとなれば謝罪で済む話しではないが…。
「いた…子ども3人…屋敷の地下だ…探すのに手間取った不味い…連れて行く」
「どこ!?千眼さん」
「ここだ…」
「カイトニーさんとトーナウさんは表から来てくれ!俺と千眼さんとチグリス君!来てくれ!」
「分かった…」
此方には千眼魔王がいる、彼の眼は見事に蒐集家の話しを切り口に探し当て、スマートフォンで外にいるチグリスを呼び、千眼が地図を指しすぐにカイトニーとトーナウが向かい、屋敷の地下へと崇幸達が向かった。
「この行方不明は本質を隠そうとしているようですね、貴族を攫ったのも事件の攪乱でしょう。目的は……行方不明の貴族を捜し出してみてからもう1度考えてみましょう」
蒐集家が地図から目を逸らさず面白そうに嗤う、行方不明も人攫いも殺しも日常茶飯事だ、何故皇帝がわざわざこの事件をこちらに押し付けて来たのかと考え、燈火と詠斗は地図を見て互いに顔を見合わせた。

「ナイデル先生たちの授業面白かったです」
「おもしろい」
「そうか、それは良かった。おやつにすると良い」
ヴァスキンの私室で壁を画面代わりに《トイタナ》の教室と繋ぎ、ヴァスキンとヴァーガンは子ども達と一緒に叙業を受け楽しかったと言ってくれる、大河もそれは良かったと厨房に渡した食材とレシピで作られたおやつが運ばれてくるので3名で食べる事にした。
「フルカリス様がくれたお菓子…とても綺麗でした…食べるのがもったいなくて…」
「菓子は食う物だ、今度は君達が作ればいい」
「ぼ、僕でも出来ますか?」
「菓子は分量が大事だ、それを守って忠実に作ればそう失敗はしないだろう」
並べられたのは子ども達も食べているドーナツと野菜チップス、果実水を食べながらヴァスキンがもじもじと話すので大河は早く食べる様に言い、作れるなら作りたいと嬉しそうにしている隣でヴァーガンは言葉少なくおやつを食べ、更にヴァスキンのおやつに手を伸ばすので大河がそれを止めた。
「まだ食べたいなら俺のをやる、夕食が入らないぞ」
「ごはんすくない」
「…今日は沢山あるから」
大河がドーナツを半分ヴァスキンに渡せば奪い取る様に食べ、食事の量が少ないと痩せた身体で訴える。
大河は眉根を寄せて、夕食も沢山用意するからと伝えるがまだ食べたいと言うヴァーガンにヴァスキンが自分の分のドーナツを少し渡す、大河はヴァスキンに飴を2つヴァーガンに飴を1つ渡した…。

第018話 警告
「千歳殿」
「ヴリトゥユさん、どうかしました?」
「ラウンジに食事をしに、それと後程話しが行くと思うが難民200名の受け入れを行なった。《療養街》での受け入れを」
「はい、分かりました。良ければご一緒しても?」
「……構わない、《ヨレーファ国》の王と会ったか?」
「ええ、優し気な綺麗な方でしたね」
「……気を付けろ」
「犬さんと同じ事を言いますね、僕にはそうは見えないんですが…」
「犬…?真かそれは?自ら名乗ったのか?」
「ええ、今は帝国のダンジョン調査協力してくれていますよ。そうだ、砂蟲食べませんか?美味しいんですよ」
「…ああ」
《アタラクシア号》に戻った千歳とラジカとコーカスを偶然出迎えたのはラウンジに食事へ向かおうとする、ヴリトゥユと会い夕食を一緒にと千歳が誘い共に向かう。
今夜は魚の気分だ、それと夕食後は大河と崇幸達に連絡をと考えていれば隣のヴリトゥユが口を開く、儚げなメバヴルズを思い出しそれと同時に新しいダンジョンに興味を持った犬の言葉も思い出し、ヴリトゥユに言えば足を止め僅かに驚いた様な顔をした。
「よぉ、犬って言ったか今?」
丁度ラウンジの前だったので食事をしていたグステナが手を振る、折角だからと同じテーブルに着いた。
「グステナ陛下は明日はダンジョンへ?」
「話し逸らす気かよ?支配人、まあ良いぜ乗ってやる。だからこれから戻って仕事片付けて行く感じだぜぇ、皇帝アンタも来るか?」
「行かせて貰おう、宝物庫の補充も行う。ダンジョンに行けば答えが出る」
「だよなー金色も来るって言うしな」
「帝国で各国の王を集めて……良いんでしょうか?」
ゴーレム達が運んで来る魚料理とスープとサラダにライスが並び、蒸し砂蟲も用意される、グステナはニヤリと砂蟲の殻を割り笑いながら、ヴリトゥユを誘いヴリトゥユも頷きグステナ砂蟲を食す、コーカスが苦笑いを浮かべた。
「大陸が違うしな、別に帝国にちょっかい掛けるつもりもないぜー金稼ぎに行くだけだ。新ダンジョンのドロップ品は価値が高いからな」
「そういう事だ、ボスのドロップ品で聖剣か魔剣でも出れば良い」
ヴリトゥユがソテーされた臭みの無い香草とバターの風味豊か魚を口に運ぶ、犬と名乗る青年に色々と思う所はある、後で調べてみようかと思いながら料理を味わった。

第18話 異界 《アユズラーグ》編 4幕 食べまくり
「これは?」
「卵焼き、これは出汁巻きこっちは砂糖で味付けしたの」
「同じ食材で調味料1つでこうも味が変わる…こちらは?」
「ステーキね、俺のおススメのガーリックソース」
「こっちも食えよ、これはハンバーグ。」
「肉なのに風味と味わいが違う」
《異空鳥》の中先ずはイフタークの歓迎会という事で、収納から料理を出し懐記も卵焼きやスープを用意していく、イフタークは料理1つ1つを確認し全て平らげて行く、空腹感も満腹感も無い上に体内で吸収されて終わりの様でずっと食べている、ある程度の所で料理は止めるつもりだが食いっぷりが良いので、フェシェスタやフォンが自分の好きな物を勧めた。
「よく食べるなー」
「初めて歯を使う…こうして色々な物が噛めるのが……面白い?」
「まあ、食べるのって人生の最大の楽しみの1つだよな、俺はそれに酒があればもっと豊かになれる」
「ジラのいう事は最もだな、私は食事、酒、剣があればもっと豊かだ。どうだ?ジラこの後」
「遠慮願うぞー俺はこの後異界探検」
「残念な事だふられてしまったな」
ギーギスが驚きつつ追加のジュースを注ぎ、今迄1度も何も食べた事のないイフタークの食いっぷりにジラの酒も進みマユラも隣で肉を食いジラを誘うがあっさり断られてしまうも、本気では無かったようでシュリに追加の酒を注いで貰い一気に煽った。
「はい、チャーハンね。これで飯は一旦お終いね、夜は少し遅めにすき焼きにする?」
「あ、俺うどん打つよー締めに食べよう」
「手伝う…」
懐記が山盛りのチャーハンをイフタークの前に置き、一旦これで食事を終わりにし夕食を遅めにすると言うとイフタークは少し悲しそうな顔をする、チェカとノイズがうどんを打つというの探索チームと料理チームに分かれる事にした。
「イフ、すき焼きすごい美味いから!」
『締めのうどんもまた美味』
ナチェとウズラが力強く頷く、イフタークは圧に圧されつつチャーハンをレンゲで食べてお茶を飲み、少し休んで案内する事にした。

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