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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編03幕 情報収集×第017話 濁った瞳/第17話 異界 《アユズラーグ》編 3幕 イフターク=アユズラーグ
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問題発症解決編03幕 情報収集
「陛下からの命令により街の案内及び皆様の補佐をさせて頂きます、カイトニーと申します」
「同じく、トーナウと申します」
翌日の朝も早い時間、崇幸達の元に遣わされた2名の使者、冒険者風の革の鎧と剣を携えた2名は存在感が薄い、わざとそうしているのか深く丁寧に頭を下げたので崇幸と詠斗と燈火は快く彼らを向かい入れ、裏路の空いている場所に置いたテントの中へ案内し、カイトニーとトーナウは目の前の光景に目を見開いた。
「テントの中…ですか…」
「これはすごい」
テントの中には崇幸が造ったアパートや懐記の空き家を並べ、貧しい人々が寝床や清潔な衣服、温かい食事に涙や笑顔を浮べていた。
「カイトニー君もトーナウ君もどうぞ」
「まずは朝飯食ってから、教えてよ」
「そうだな、先ずは飯を食うといい」
燈火が食事を運んでくれ、詠斗が空いているテーブルに座る様に促す、崇幸はチグリスに呼ばれてその場を離れカイトニーとトーナウは互いに顔を見合わせながら食事を摂る事にした。
「新ダンジョンの調査に加わる帝国のA級冒険者のクオーグ・アボットだ。よろしく頼む」
「同じくA級冒険者のアマディー・ドッドだ……尽力を尽くす」
「カトゥーシュカだ…」
「フィズだ、よろしく」
「アガニータと申します」
「トラング」
厨房から大河が渡した食材をふんだんに使い、料理人達が存分に本領を発揮し用意された朝食を食べ、大河と蒐集家は皇子達の元へグステナは《ヴワムス王国》へ戻りカトゥーシュカ達は皇帝が用意した冒険者達と合流した。
新しく出現したダンジョンには転移石を用いて向かう事にし、《ツヴァルキア城》に集まった帝国でもその名を轟かせる2名の冒険者達と、新しいダンジョンという事でやって来たフィズと合流したアガ二ータ、トラングとカトゥーシュカと自己紹介をしないメンルェトで最初のダンジョンのアタックを行う事になった。
「食料や装備品は必要ないと聞いたのだが、本当に全てそちらに任せても構わないのか?」
「ああ、問題ない。食料も寝床も準備は整っている」
「保証しますよ、ダンジョンの中とは思えないもてなしを」
「分かった、今回の攻略は階層とボスと広さや分岐等を細かに記していく」
「ナビーゲーテーやってくれる?」
『もちろんです』
『やりますよー』
「ゴーレムか?話すのか?」
「これは…すごい」
トラングがナビとゲーテを呼べば空間からゴーレム姿の2体が準備万端だと張り切っている。
「そろそろ行こうか、楽しみだ」
フィズは楽しそうにしているので、面子も準備も滞りなく整っているのでカトゥーシュカが転移札で全員を新ダンジョン迄移動を行なった。
「殺人は…女性……を7人ですか…」
「夜の仕事の女性達か…」
「ええ、これが彼女達の素性を纏めた物と事件の詳細です」
「………酷いな…」
崇幸とチグリスも戻りテントの中で朝食の焼き立てパンと腸詰と卵焼きに魚のスープに果物、食後のお茶を飲みながら朝から物騒な話しをさっそく進めていく、トーナウ達の話しに燈火は眉を寄せ崇幸は書類に目を通していく。
詠斗も殺され方やどう言った身の上の女性達なのか読み、凄惨さに額を押さえた。
『皆様、此方の資料を蒐集家に渡しても構いませんか?』
「ええ、どうぞ。助力を惜しむなとの命ですから」
「はい、事件の早い解決をとの事です。行方不明事件の資料も此方に」
「こっちは、男女性別問わずか」
「一番古い行方不明で3年前から最近で3日前ですね」
「関連性は定かではありませんが、此方が把握している限りの事件はこれだけです」
「じゃ、他にも行方不明があるかもって事」
次にカイトニーが出したのは行方不明事件の詳細の資料、こちらも収集家に資料を風早が送るように頼む。
「千眼さん、この街や周辺に潜伏できそうな場所を調べて欲しい、カイトニー君、トーナウ君。この街の詳細な地図を用意してくれ。次の犠牲者も出るかもしれない2つの事件を同時に調べて行こう」
「地図に事件のあった場所や日時を描き込んでいきます、何か繋がりや次に起こる場所などが見えてくるかもしれないです」
「ボードを用意しようか、ストフスさんやジヴァさんにヴィッセさん達の力も借りよう。俺、話しを聞きに行くよ」
崇幸が地図を頼み燈火が地図に事件を書き込む事にし、詠斗は他の面子も呼び聞き込みに向かおうと風早に手が空いている面子を呼び出して貰う事にした。
第017話 濁った瞳
「ようこそ、《ヨレーファ国》へ。初めまして、メバヴルス・ダニドム・ヨレーファと申します」
朝、朝食を食べコーヒーを飲んで《ヨレーファ国》の王宮を訪れた千歳、ラジカ、コーカスの3名、2名の侍従に案内されたのは謁見の間では無く、広大な庭園の白い東屋、そこで座って待っていたのは騎士3名と《アタラクシア》で散々度を越えた美形達を見て来た千歳も僅かに息を呑む美しさを持った……性別が不明な国王メバヴルズ・ダニドム・ヨレーファだった。
「どうぞお掛け下さい」
そういうメバヴルズの目は水晶体が濁り視点はあらぬ方を見ている、千歳達は促され着席しすぐさま茶と茶菓子が用意された。
「よければどうぞ、私の好きな果物の砂糖漬けを練り込んで焼いた菓子と茶です」
「頂きます、僕は穂高 千歳と申します」
「千歳様ですね、《アタラクシア》を救って頂きありがとうございます」
「千歳と呼んで下さい、メバヴルズ様」
「救世主な上に魔王殿はお優しいのですね、畏れ多い事。私の方こそどうぞメバヴルズと」
手を宙で少し彷徨わせカップの茶を口に入れて柔らかく微笑むメバヴルズに千歳も笑みを浮べる、サラサラと流れる白に金を混ぜた髪には花を飾り、透けてしまいそうな肌に細く折れそうな肢体は今にでも散ってしまう花を思わせた。
「龍皇国からの書状もありがとうございます、ご覧の通りのこの眼ですから…護りを固め兵を増やし、口に入る全ての物を徹底的に選別し鑑定を掛けています。今の所はこの国にそういった者が入った様子もないそうですが…」
と微かに吐息を吐き不安げな姿は庇護欲を擽る、こうしてみれば実の兄から呪いを受けているようには見えないが千歳は様子を探る、何処までも計算され尽くした所作は完璧だった。
「さぞ不安でしょう、僕からゴーレムを贈りたいのですが如何でしょうか?メバヴルズさんの介添えや危険を知らせる事も出来ます。友好の証として」
「あぁ、そんな…魔王殿自ら私の様な者にゴーレムを?そんな事が許されるのでしょうか?」
「ええ、もちろんです」
「とても嬉しいです、それとささやかですが。街に店を構えたいとの事なので土地を幾つかこちらで用意しました。好みの物があれば良いのですが……それで中継器も城に置いては如何でしょうか?ニジェルガ様からの書状では中継器使用できる者は限られているとの事で私は歓迎します」
「それは…」
メバヴルズが袖の中から巻いた書状を幾つか差し出す、千歳は都合の良い方に向かい過ぎているなと思いながらもゴーレムを側に置けるなら一先ずメバヴルズの身辺は安全だろう。
気になる事はあるが手土産として、鉱石や魔石に酒を贈り、ラジカが商業エリアやカジノの説明をして1度引き上げる事にした…。
第17話 異界 《アユズラーグ》編 3幕 イフターク=アユズラーグ
「お前達が異界人か?私はイフターク=アユズラーグだ」
「そ、俺は懐記ね。よろ」
「僕は外神と申します」
《アユズラーグ》の神に示された場所、緑に覆われた城内にも緑が侵食した謁見の間で懐記と外神と同じ位の年齢の青年が待っていた。
「コイツ連れて行けばいいのかよ」
「父上の命だ私は従うだけの事」
一通り挨拶を交わしフォンがこれから旅を共にするのかと聞けば無表情な顔で返す、イフタークと名乗る青年は神の身体を下界で活動できる様に調整を掛けた存在、真珠色の髪の前髪は所々赤みを含み瞳は赤と緑と青が混ざりあっている端整な容姿の青年だった。
「ま、歓迎会は今夜するし。イフっち好きな食べ物は?」
「食事など摂った事はない」
「ええ~つまんないじゃんそれ~」
『人生の大半を損しているな』
「今夜は沢山ご飯用意する…」
「父上、私は食事が出来るのですか?」
『嗜好として摂る事が出来る、楽しむと良い』
「そっちの神様にも用意するわ」
『ほほ…楽しみじゃ』
懐記が好物を尋ねると食事は必要ないと返ってくる、フェシェスタとウズラが深刻そうな顔を浮べ、イフタークが少し考え天井に向かってアユズラーグに尋ねれば食べる事は可能だと教えられ、懐記は神々にもお供えもすると言い笑みを含んだ声が消えていった。
「父上から《アユズラーグ》の人が築いた物はお前達に渡す様に言われている、この城には宝物庫があるそこへ連れて行く」
「人は?滅ぼしたって言うけど死体は?」
「全て大地に返した」
「ふうん」
ジラが先程から周囲を見渡し疑問をイフタークに問えばあっさりと答えを返す、この世界の人類を滅亡させた神の遣いは淡々と任務に徹しているようだった。
「その前に軽くお茶でもど?」
『さんせーい』
何も口にしていないイフタークの為に、懐記が軽食を提案し皆賛成しイフタークは首を傾げた…。
「陛下からの命令により街の案内及び皆様の補佐をさせて頂きます、カイトニーと申します」
「同じく、トーナウと申します」
翌日の朝も早い時間、崇幸達の元に遣わされた2名の使者、冒険者風の革の鎧と剣を携えた2名は存在感が薄い、わざとそうしているのか深く丁寧に頭を下げたので崇幸と詠斗と燈火は快く彼らを向かい入れ、裏路の空いている場所に置いたテントの中へ案内し、カイトニーとトーナウは目の前の光景に目を見開いた。
「テントの中…ですか…」
「これはすごい」
テントの中には崇幸が造ったアパートや懐記の空き家を並べ、貧しい人々が寝床や清潔な衣服、温かい食事に涙や笑顔を浮べていた。
「カイトニー君もトーナウ君もどうぞ」
「まずは朝飯食ってから、教えてよ」
「そうだな、先ずは飯を食うといい」
燈火が食事を運んでくれ、詠斗が空いているテーブルに座る様に促す、崇幸はチグリスに呼ばれてその場を離れカイトニーとトーナウは互いに顔を見合わせながら食事を摂る事にした。
「新ダンジョンの調査に加わる帝国のA級冒険者のクオーグ・アボットだ。よろしく頼む」
「同じくA級冒険者のアマディー・ドッドだ……尽力を尽くす」
「カトゥーシュカだ…」
「フィズだ、よろしく」
「アガニータと申します」
「トラング」
厨房から大河が渡した食材をふんだんに使い、料理人達が存分に本領を発揮し用意された朝食を食べ、大河と蒐集家は皇子達の元へグステナは《ヴワムス王国》へ戻りカトゥーシュカ達は皇帝が用意した冒険者達と合流した。
新しく出現したダンジョンには転移石を用いて向かう事にし、《ツヴァルキア城》に集まった帝国でもその名を轟かせる2名の冒険者達と、新しいダンジョンという事でやって来たフィズと合流したアガ二ータ、トラングとカトゥーシュカと自己紹介をしないメンルェトで最初のダンジョンのアタックを行う事になった。
「食料や装備品は必要ないと聞いたのだが、本当に全てそちらに任せても構わないのか?」
「ああ、問題ない。食料も寝床も準備は整っている」
「保証しますよ、ダンジョンの中とは思えないもてなしを」
「分かった、今回の攻略は階層とボスと広さや分岐等を細かに記していく」
「ナビーゲーテーやってくれる?」
『もちろんです』
『やりますよー』
「ゴーレムか?話すのか?」
「これは…すごい」
トラングがナビとゲーテを呼べば空間からゴーレム姿の2体が準備万端だと張り切っている。
「そろそろ行こうか、楽しみだ」
フィズは楽しそうにしているので、面子も準備も滞りなく整っているのでカトゥーシュカが転移札で全員を新ダンジョン迄移動を行なった。
「殺人は…女性……を7人ですか…」
「夜の仕事の女性達か…」
「ええ、これが彼女達の素性を纏めた物と事件の詳細です」
「………酷いな…」
崇幸とチグリスも戻りテントの中で朝食の焼き立てパンと腸詰と卵焼きに魚のスープに果物、食後のお茶を飲みながら朝から物騒な話しをさっそく進めていく、トーナウ達の話しに燈火は眉を寄せ崇幸は書類に目を通していく。
詠斗も殺され方やどう言った身の上の女性達なのか読み、凄惨さに額を押さえた。
『皆様、此方の資料を蒐集家に渡しても構いませんか?』
「ええ、どうぞ。助力を惜しむなとの命ですから」
「はい、事件の早い解決をとの事です。行方不明事件の資料も此方に」
「こっちは、男女性別問わずか」
「一番古い行方不明で3年前から最近で3日前ですね」
「関連性は定かではありませんが、此方が把握している限りの事件はこれだけです」
「じゃ、他にも行方不明があるかもって事」
次にカイトニーが出したのは行方不明事件の詳細の資料、こちらも収集家に資料を風早が送るように頼む。
「千眼さん、この街や周辺に潜伏できそうな場所を調べて欲しい、カイトニー君、トーナウ君。この街の詳細な地図を用意してくれ。次の犠牲者も出るかもしれない2つの事件を同時に調べて行こう」
「地図に事件のあった場所や日時を描き込んでいきます、何か繋がりや次に起こる場所などが見えてくるかもしれないです」
「ボードを用意しようか、ストフスさんやジヴァさんにヴィッセさん達の力も借りよう。俺、話しを聞きに行くよ」
崇幸が地図を頼み燈火が地図に事件を書き込む事にし、詠斗は他の面子も呼び聞き込みに向かおうと風早に手が空いている面子を呼び出して貰う事にした。
第017話 濁った瞳
「ようこそ、《ヨレーファ国》へ。初めまして、メバヴルス・ダニドム・ヨレーファと申します」
朝、朝食を食べコーヒーを飲んで《ヨレーファ国》の王宮を訪れた千歳、ラジカ、コーカスの3名、2名の侍従に案内されたのは謁見の間では無く、広大な庭園の白い東屋、そこで座って待っていたのは騎士3名と《アタラクシア》で散々度を越えた美形達を見て来た千歳も僅かに息を呑む美しさを持った……性別が不明な国王メバヴルズ・ダニドム・ヨレーファだった。
「どうぞお掛け下さい」
そういうメバヴルズの目は水晶体が濁り視点はあらぬ方を見ている、千歳達は促され着席しすぐさま茶と茶菓子が用意された。
「よければどうぞ、私の好きな果物の砂糖漬けを練り込んで焼いた菓子と茶です」
「頂きます、僕は穂高 千歳と申します」
「千歳様ですね、《アタラクシア》を救って頂きありがとうございます」
「千歳と呼んで下さい、メバヴルズ様」
「救世主な上に魔王殿はお優しいのですね、畏れ多い事。私の方こそどうぞメバヴルズと」
手を宙で少し彷徨わせカップの茶を口に入れて柔らかく微笑むメバヴルズに千歳も笑みを浮べる、サラサラと流れる白に金を混ぜた髪には花を飾り、透けてしまいそうな肌に細く折れそうな肢体は今にでも散ってしまう花を思わせた。
「龍皇国からの書状もありがとうございます、ご覧の通りのこの眼ですから…護りを固め兵を増やし、口に入る全ての物を徹底的に選別し鑑定を掛けています。今の所はこの国にそういった者が入った様子もないそうですが…」
と微かに吐息を吐き不安げな姿は庇護欲を擽る、こうしてみれば実の兄から呪いを受けているようには見えないが千歳は様子を探る、何処までも計算され尽くした所作は完璧だった。
「さぞ不安でしょう、僕からゴーレムを贈りたいのですが如何でしょうか?メバヴルズさんの介添えや危険を知らせる事も出来ます。友好の証として」
「あぁ、そんな…魔王殿自ら私の様な者にゴーレムを?そんな事が許されるのでしょうか?」
「ええ、もちろんです」
「とても嬉しいです、それとささやかですが。街に店を構えたいとの事なので土地を幾つかこちらで用意しました。好みの物があれば良いのですが……それで中継器も城に置いては如何でしょうか?ニジェルガ様からの書状では中継器使用できる者は限られているとの事で私は歓迎します」
「それは…」
メバヴルズが袖の中から巻いた書状を幾つか差し出す、千歳は都合の良い方に向かい過ぎているなと思いながらもゴーレムを側に置けるなら一先ずメバヴルズの身辺は安全だろう。
気になる事はあるが手土産として、鉱石や魔石に酒を贈り、ラジカが商業エリアやカジノの説明をして1度引き上げる事にした…。
第17話 異界 《アユズラーグ》編 3幕 イフターク=アユズラーグ
「お前達が異界人か?私はイフターク=アユズラーグだ」
「そ、俺は懐記ね。よろ」
「僕は外神と申します」
《アユズラーグ》の神に示された場所、緑に覆われた城内にも緑が侵食した謁見の間で懐記と外神と同じ位の年齢の青年が待っていた。
「コイツ連れて行けばいいのかよ」
「父上の命だ私は従うだけの事」
一通り挨拶を交わしフォンがこれから旅を共にするのかと聞けば無表情な顔で返す、イフタークと名乗る青年は神の身体を下界で活動できる様に調整を掛けた存在、真珠色の髪の前髪は所々赤みを含み瞳は赤と緑と青が混ざりあっている端整な容姿の青年だった。
「ま、歓迎会は今夜するし。イフっち好きな食べ物は?」
「食事など摂った事はない」
「ええ~つまんないじゃんそれ~」
『人生の大半を損しているな』
「今夜は沢山ご飯用意する…」
「父上、私は食事が出来るのですか?」
『嗜好として摂る事が出来る、楽しむと良い』
「そっちの神様にも用意するわ」
『ほほ…楽しみじゃ』
懐記が好物を尋ねると食事は必要ないと返ってくる、フェシェスタとウズラが深刻そうな顔を浮べ、イフタークが少し考え天井に向かってアユズラーグに尋ねれば食べる事は可能だと教えられ、懐記は神々にもお供えもすると言い笑みを含んだ声が消えていった。
「父上から《アユズラーグ》の人が築いた物はお前達に渡す様に言われている、この城には宝物庫があるそこへ連れて行く」
「人は?滅ぼしたって言うけど死体は?」
「全て大地に返した」
「ふうん」
ジラが先程から周囲を見渡し疑問をイフタークに問えばあっさりと答えを返す、この世界の人類を滅亡させた神の遣いは淡々と任務に徹しているようだった。
「その前に軽くお茶でもど?」
『さんせーい』
何も口にしていないイフタークの為に、懐記が軽食を提案し皆賛成しイフタークは首を傾げた…。
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