あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

《クナアンジ二ツ国》偏 no.46 放り込む/《アーケディア》 偏 dress:104 精密さ  

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《クナアンジ二ツ国》偏 no.46 放り込む
「さ、米は炊けたな」
「具材も完璧だ」
「唐揚げも美味いぞ」
「後は握るだけですね…頑張ります…」
準備は万端、アコミアとキッフが満足げに笑いオジガトは揚げたての山のような唐揚げを味見し頷く、と母おにぎりを握ろうとテオハリドも意気込む。
そしてボウルに張った水、塩、具材に炊き立ての飯を全員で握っていった。

「このさんかくって形?難しいんだけど」
「別に形にこだわらなくても纏まっていればいいよ」
「そうだな、後は慣れ。エスティア達は上手に出来るぞ」
ヤドがおにぎりを握りながら上手く三角に出来ないと口を尖らせる、アコミアとキッフは笑って瞬く間に綺麗な三角のおにぎりをにぎりメンルェトに出して貰ったノリを巻いていく、テオハリドはキッフの手元を見つめ熱心に握りオジガトは最初から丸いおにぎりにしている。
「私も丸いので良いです」
「まとまっていれば良いでしょう」
メンルェトとタナトスは握って形を整えおにぎりの形を保っている、蒐集家はどういう魔法を使っているのか魔法で米、具材、塩、海苔を動かし完璧なおにぎりを作っていた。
『それ、できんだったら全部やれよ』
「そういう貴方は何もしないんですか?」
『あーこの手だからなぁ、さすがに握れねぇな』
「貴方は人化スキル獲得しているでしょう、人の姿になれば握れますよ」
『…てめ…いやーあれ大変で面倒だからむりだぞー』
「そうですか、そういえばこの間隕石を手に入れたんですけどね」
『なに!隕石!』
「手伝うなら、あげますよ」
『うぐ…』
「お前、人に成れるのかよ。だったら早く手伝え」
シャムは宙に浮かんで皆の姿を眺め蒐集家のずる?に異議を唱えれば蒐集家から反撃を喰らい、挙句に所持しているスキルを1つ暴露され、エサで釣られた上にヤドから責められる。
隕石という単語に口から涎が溢れるが蒐集家は嗤う、シャムは隕石と人化を天秤に掛ける。
『ほ、本当に隕石くれるのか!』
「たくさんありますからね」
蒐集家はそういう隣でメンルェトとタナトスもイリスの隕石魔法で落とされた隕石を所持しているが黙っておにぎりを握り続ける、シャムは悩んでそして人化すると決めた。
「これでいいな!」
「お、美形だな」
「手を洗って髪を纏めてエプロンしろよ」
「魔王ってやっぱ美形なんだなー」
シャムの身体が一瞬歪み人化すれば十代後半の長い黒髪に黒い瞳、白い肌の整った容姿の全身黒の衣装姿の少年の姿に変わりキッフがエプロンと紐を渡しヤドは褒める、シャムは口を尖らせながらもエプロンをひったくりおにぎりを握り始めた。

「よし!じゃ行こう」
それから山盛りのおにぎりを完成させ、アコミアがやり遂げた表情を浮かべていた。
『あーくそ、隕石よこせ』
「ここから出た後に渡しますよ」
「元にもどらないのか?」
「…そのうち戻る…」
「蒐集家、外へ出て食べ物を眼に投げて下さい」
「分かりました」
完成した料理をは全て蒐集家の空間に収め、外に出て強大な眼の瞳孔に放り込むという作戦をタナトスが立てる、シャムはヤドの質問に不機嫌に返し蒐集家が外に出て宙に浮かび収納空間から眼の瞳孔に向けておにぎりと唐揚げを次々投げていった…。

《アーケディア》 偏 dress:104 精密さ
「良い感じ」
「もう終わりですわね」
「……」
「外神っち?」
グローリーを見守る面々、佳月も結羅も成功を喜んだ。
外神は無表情に画面を眺め懐記が呼ぶが反応は無い、グローリーの手元に外神は集中しているようだった。
「…グローリーさんは魔神皇としての力が未熟ですね、足りない物が多すぎます」
「俺達はグローリーが魔神皇でいいんだ、優しいからな。あの子は俺達に必要な存在だ」
「そうだな、これからだよ。いいんだ、俺達はグリに完璧を求めてなんかないさ」
外神の辛辣な言葉に魔人であるギーギスもナチェも笑う、グローリーのはグローリーで在って欲しいと言うのが2名の想いだった。
「そうそう、グリっちは今のグリっちで良い」
「なら、君たちはグリ君に成長を求めない?」
「んーグローリーが成長をしたいと願うなら」
「グローリー次第だな」
佳月の質問にギーギスとナチェはグローリー次第だと答える、外神は話しを聞きながら画面越しに全ての花を凍らせたグローリーを見つめていた…。




あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~怪異異端蒐集忌憚~
12醜 夕食
「狩りの前に食べておけ」
「うん」
大虫を凍らせた後露店で買って置いた干し肉と乾燥させた豆を食べる、固くて塩辛い干し肉は噛み辛く一生懸命万桜は齧っている。
間も無く寝非ず時、準備は整えている今夜は少し大物だと穀雨は古い地図を背中から出して眺める。
今夜は地下に行く、戻れるのは朝だろうと思いながら上手くもない干し肉を齧り味のない豆を噛み砕く。
万桜が食べ終わるのを待つ、明日はもう少しましな物を食べようと決め立ち上がる。
「終わったら飯屋で美味い飯を食わせてやる」
「いいよ、いつもので」
「……」
穀雨が言えば万桜は首を振って手を繋ぐ、我儘の言わないてのかからな……いや少し掛かる相棒を横目で眺め外へと出た…。

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