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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
《クナアンジ二ツ国》偏 no.47 もう…いっぱい/《アーケディア》 偏 dress:105 大河のイラつき
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《クナアンジ二ツ国》偏 no.47 もう…
「おにぎり持つかなー」
「どうかなー他にも作るか?ドーナツとクッキーがあるけど」
「もう決着が着くぞ」
「へえ」
バスの中から外の様子を伺うアコミアとキッフ、シャムがミルクを飲み魔石を噛み砕きながらつまらなさそうに眺めている。
「ドーナツ食べる」
「クッキーを」
「はいはい」
ヴァルキアとヴリトゥユがおやつを所望しキッフが収納ショルダーバッグから出して並べる、タナトスもメンルェト仕事をしオジガトはテオハリドとお茶を飲み穏やかに過ごしていた。
「呑気な物ですよ、戦うと結構面倒なボスだったんですがね」
暗い外で蒐集家は嗤いながらおにぎりと唐揚げを放り込む、眼は瞬きを繰り返し呑み込み続け……そして眼はぷるぷると震えだし眼を閉じそして小さくなり風船のような真ん丸の黒い目玉へと変わりバスの中へふよふよと向かっていく。
「出口ですか、さ、次は花摘みをしましょうか」
蒐集家は黒い扉が現れ開かれれば城の外の景色を確認し嗤う、バスの中に転移した。
「真ん丸だなー」
「終わりだな」
「……《魔王録》写本…私達の手にはやはり過ぎた物でした…タナトス様…どうか貴方の手に」
「…いいでしょう、島で買われた商品の所在は少々気になりましたが…これでは分かりませんし、ここにあるよりかはいいでしょう」
バスの中で真ん丸の目玉がシャムの腕の中に留まる、シャムは特に何も言わずそれを抱えアコミアが撫でる。
終わったこれで此処から出られるという安堵で息を吐いたテオハリドはタナトスの方を向き頭を下げて《魔王録》の写本を託す、タナトスも此処に来た目的は果たせなかったがこのダンジョンの使い道はあるだろうと思う、蒐集家が戻りバスが出口の扉へと進んで行った…。
《アーケディア》 偏 dress:105 大河のイラつき
『……』
「大河っちそんな苛ついてもしかたないっしょ」
『ああ…すまない、現在城の中の様子も分からないしな』
「そんな時は飯っしょ」
『懐記君の言う通りだな、よし飯を食べよう。千歳君、詠斗君グリ君飯にしよう』
『…そうですね』
画面越しの大河が怒りを抑え込んでいるのを懐記が感じ、崇幸も懐記に同意し千歳達を呼んで食事を摂る事にした。
「その隠れ家は空間にも手を加えられていて良い場所です、中継器を置いた方が良いですね」
『そうみたいだね、僕にもこれは難しいかな。そのクツイツという魔人は空間を歪ませるスキルも持っていたようだね』
『そうだ。カイムはクツイツって魔人知ってる、カイムによろしくって。カイムの事知っていたようだよ』
『ん?クツイツ?しらねーな、偽名かもな。空間干渉出来る魔人の知り合いは俺にはいねーぞ』
外神が画面越しの隠れ家を良く視て言い千歳も同意する、詠斗がカイムに尋ねても知らないと言われクツイツに関しての情報は此処で途絶えてしまう。
『また会えると良いけど…』
『みんなーアイツ戻って来たわよー』
『タナトス様達が城から脱出しました、すぐにこちらに向かうように伝えたので転移で来ます』
話しをしていると識と風早の連絡に全員ほっとする、大河も肩の力を抜いて此処に到着するのを待った。
「へえ、序列4位の魔王じゃん」
「あ、みんなー」
「識と風早から聞いたぞ、そっちも大変だったな」
『………』
転移で来た目玉だらけの真っ黒なバスにぎょっとし、出てきたシャムが千歳を指さしアコミアとキッフ達も出て来る。
『わ、みんなってなにこのバス!』
『蒐集家……助けて』
『構いませんよ』
『俺も手伝うー』
詠斗達が駆け付けバスの異相さに驚き、グローリーが蒐集家の手を取りダエーカの元に連れて行きルンカも手伝うと嬉しそうに着いて行く、大河は蒐集家に何か言いたげだったがグローリーを優先させる事にした。
『興味深い場所だ』
『寄生花…取り除くを見物して戻るか』
ヴァルキアとヴリトゥユも興味深く周囲と風早から聞いていた寄生花が取り除くのを見てから帰るかと、用意された椅子に勝手に座り興味を持った子供達に囲まれている。
「みんな無事で良かったじゃん」
「そうですね、《魔王録》後で蒐集家さんとタナトスさんから詳しい話しを聞きます」
「良かったですわね」
「……」
懐記達も無事に安心し、佳月だけが画面越しの蒐集家を無感情に眺めていた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~怪異異端蒐集忌憚~
13醜 地下での
寝非ず時、町外れの薄暗い雑な坑道から2名は地下へと降りる、ひんやりとした暗い坑道内万桜の収納からランタンと木箱に入れたマッチを擦って火を灯す。
まっすぐ進み、そして奥の岩で作られた階段を下る、万桜は足を滑らせると面倒なので肩に担ぐ。
下に降りれば冷気が漂い寒いと感じるが構わず進み開けた場所に辿り着き万桜を降ろし、懐から本をだしてページを数枚裂き万桜に渡して収納空間から出した刀2振りを受け取り下がらせた。
『邪神、邪神』
『ジャシン、コロス、コロス』
『クラウクラウ』
「貴様を片付ければこの町から出る、根を張り気配を殺し続けた臆病者、ずっとこの土の下で俺に怯えながらも殺気を出して居場所を知らせて、俺の手間を省いた事は褒めてやる」
地中から出て来たのは頭が3体付いた巨大な赤黒い蛇、ぬらぬらと光る鱗と白い眼、赤い長く先が割れた舌、異形の姿だが穀雨も万桜も平然としていた。
『おのれぇぇえ!』
『ワレワレノオンテキ!!』
『クイコロス!ワレラカイイノテンカヲ』
「そんな世は来ない永久に」
挑発に乗った怪異が暴れながら穀雨に向かって襲い掛かる、穀雨は頭を避け飛び頭に飛び乗り尾の方へ向かう。
「貴様の尾はよく喋るな」
『我々の世に邪神である貴様は邪魔だ』
尾には鳥の頭、否、鳥が頭で尾は3匹の蛇の頭の方だった。
明瞭に知的に理性的に話す鳥頭は尾を穀雨の背後から襲わせるが牙を剥けた口に刀を刺し、中央の頭の喉元にも刀を刺す。
『ギャアアあ』
『ウギャア』
『クソクソ』
「貴様は俺に傷1つ付けられん」
穀雨と怪異の実力の差は圧倒的、それでも怪異たちは現実に存在したい。
『人を食い、我々は永久にこの世に存在する!』
「そんな世は来ないと言っている」
3匹目の蛇の両眼を潰し、穀雨は冷静に暴れ狂う怪異に剣戟を入れ弱らせていった…。
「おにぎり持つかなー」
「どうかなー他にも作るか?ドーナツとクッキーがあるけど」
「もう決着が着くぞ」
「へえ」
バスの中から外の様子を伺うアコミアとキッフ、シャムがミルクを飲み魔石を噛み砕きながらつまらなさそうに眺めている。
「ドーナツ食べる」
「クッキーを」
「はいはい」
ヴァルキアとヴリトゥユがおやつを所望しキッフが収納ショルダーバッグから出して並べる、タナトスもメンルェト仕事をしオジガトはテオハリドとお茶を飲み穏やかに過ごしていた。
「呑気な物ですよ、戦うと結構面倒なボスだったんですがね」
暗い外で蒐集家は嗤いながらおにぎりと唐揚げを放り込む、眼は瞬きを繰り返し呑み込み続け……そして眼はぷるぷると震えだし眼を閉じそして小さくなり風船のような真ん丸の黒い目玉へと変わりバスの中へふよふよと向かっていく。
「出口ですか、さ、次は花摘みをしましょうか」
蒐集家は黒い扉が現れ開かれれば城の外の景色を確認し嗤う、バスの中に転移した。
「真ん丸だなー」
「終わりだな」
「……《魔王録》写本…私達の手にはやはり過ぎた物でした…タナトス様…どうか貴方の手に」
「…いいでしょう、島で買われた商品の所在は少々気になりましたが…これでは分かりませんし、ここにあるよりかはいいでしょう」
バスの中で真ん丸の目玉がシャムの腕の中に留まる、シャムは特に何も言わずそれを抱えアコミアが撫でる。
終わったこれで此処から出られるという安堵で息を吐いたテオハリドはタナトスの方を向き頭を下げて《魔王録》の写本を託す、タナトスも此処に来た目的は果たせなかったがこのダンジョンの使い道はあるだろうと思う、蒐集家が戻りバスが出口の扉へと進んで行った…。
《アーケディア》 偏 dress:105 大河のイラつき
『……』
「大河っちそんな苛ついてもしかたないっしょ」
『ああ…すまない、現在城の中の様子も分からないしな』
「そんな時は飯っしょ」
『懐記君の言う通りだな、よし飯を食べよう。千歳君、詠斗君グリ君飯にしよう』
『…そうですね』
画面越しの大河が怒りを抑え込んでいるのを懐記が感じ、崇幸も懐記に同意し千歳達を呼んで食事を摂る事にした。
「その隠れ家は空間にも手を加えられていて良い場所です、中継器を置いた方が良いですね」
『そうみたいだね、僕にもこれは難しいかな。そのクツイツという魔人は空間を歪ませるスキルも持っていたようだね』
『そうだ。カイムはクツイツって魔人知ってる、カイムによろしくって。カイムの事知っていたようだよ』
『ん?クツイツ?しらねーな、偽名かもな。空間干渉出来る魔人の知り合いは俺にはいねーぞ』
外神が画面越しの隠れ家を良く視て言い千歳も同意する、詠斗がカイムに尋ねても知らないと言われクツイツに関しての情報は此処で途絶えてしまう。
『また会えると良いけど…』
『みんなーアイツ戻って来たわよー』
『タナトス様達が城から脱出しました、すぐにこちらに向かうように伝えたので転移で来ます』
話しをしていると識と風早の連絡に全員ほっとする、大河も肩の力を抜いて此処に到着するのを待った。
「へえ、序列4位の魔王じゃん」
「あ、みんなー」
「識と風早から聞いたぞ、そっちも大変だったな」
『………』
転移で来た目玉だらけの真っ黒なバスにぎょっとし、出てきたシャムが千歳を指さしアコミアとキッフ達も出て来る。
『わ、みんなってなにこのバス!』
『蒐集家……助けて』
『構いませんよ』
『俺も手伝うー』
詠斗達が駆け付けバスの異相さに驚き、グローリーが蒐集家の手を取りダエーカの元に連れて行きルンカも手伝うと嬉しそうに着いて行く、大河は蒐集家に何か言いたげだったがグローリーを優先させる事にした。
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『寄生花…取り除くを見物して戻るか』
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「みんな無事で良かったじゃん」
「そうですね、《魔王録》後で蒐集家さんとタナトスさんから詳しい話しを聞きます」
「良かったですわね」
「……」
懐記達も無事に安心し、佳月だけが画面越しの蒐集家を無感情に眺めていた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~怪異異端蒐集忌憚~
13醜 地下での
寝非ず時、町外れの薄暗い雑な坑道から2名は地下へと降りる、ひんやりとした暗い坑道内万桜の収納からランタンと木箱に入れたマッチを擦って火を灯す。
まっすぐ進み、そして奥の岩で作られた階段を下る、万桜は足を滑らせると面倒なので肩に担ぐ。
下に降りれば冷気が漂い寒いと感じるが構わず進み開けた場所に辿り着き万桜を降ろし、懐から本をだしてページを数枚裂き万桜に渡して収納空間から出した刀2振りを受け取り下がらせた。
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『ジャシン、コロス、コロス』
『クラウクラウ』
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地中から出て来たのは頭が3体付いた巨大な赤黒い蛇、ぬらぬらと光る鱗と白い眼、赤い長く先が割れた舌、異形の姿だが穀雨も万桜も平然としていた。
『おのれぇぇえ!』
『ワレワレノオンテキ!!』
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「そんな世は来ない永久に」
挑発に乗った怪異が暴れながら穀雨に向かって襲い掛かる、穀雨は頭を避け飛び頭に飛び乗り尾の方へ向かう。
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『ウギャア』
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「貴様は俺に傷1つ付けられん」
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『人を食い、我々は永久にこの世に存在する!』
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